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決め手は油の臭い? 男子中学生、部活動がキツくて野球部の部室を燃やす【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 近年の日本の教育界では部活動・クラブ活動におけるコーチや先輩による過度な「しごき」や「暴力行為」がたびたび報じられている。

 それは昭和の時代も同様であり、なかには恨みを持つ部員たちによる「仕返し」もあったようだ。

 1980(昭和55)年4月某日の深夜1時頃、神奈川県横浜市の某中学校の運動部部室から火が出ているのを、通りかかったタクシー運転手が発見。警察へ通報するという騒ぎがあった。

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 警察と消防隊がすぐに駆け付け消火活動をしたが、発見が遅かったため火の手は部室練全体に回ってしまった。幸い部室練は校舎と離れていたため学校施設への延焼は免れたが、155平方メートルのうち39平方メートルあまりが焼けてしまう大きな火事となった。

 深夜ということもあり、警察は放火の疑いがあるとし、中学校の近くで怪しい人物が目撃されなかったか調べた。すると、交通検問を行っていた警察官のひとりが無灯火で自転車をこぐ少年を目撃。油のような臭いもかすかにしたことから、警察は少年を放火の疑いで補導した。

 補導されたのはこの中学校に通っていた2年生の男子で、この日の深夜にこっそり自宅を抜け出し深夜の中学校へと侵入。持参した灯油を自分の所属する野球部の部室にばらまき、火をつけて逃走したという。

 部室へ火をつけたことについて少年は「野球部の練習がキツく、学校や部活から抜け出すために火をつけた」と語っていた。この中学校は部活教育に特に力を入れている学校で、少年の所属する野球部は昨年の県大会で優秀な成績を収めていたという。

 なお、学校側は少年の所属する野球部で「しごきやいじめのような練習はなかった」とコメントしていたが、真相は闇の中である。

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