>>「かごめかごめ」の裏で少女を暴行!恐ろしいいじめの実態【衝撃の未成年犯罪事件簿】<<
ここまでなら、たまに聞く少年による肉親殺しだ。だがこの事件が異質なのは、刺し殺した少年の執拗なまでの攻撃性であった。
被害者は少年の父親、母親、祖母の3人。凶器は包丁で、父親は上半身に40カ所、母親は50カ所、祖母に至っては60カ所も刺され、顔が原形をとどめないほどだった。
それだけ恨みがあったということだが、なぜ肉親3人を計200回近く、刃物で切りつけたのかと警察は理解に苦しんだという。
この少年は幼い頃から、母親から厳しくしつけられていたといい、特に勉強に関しては母親はもとより、父親や祖母からも厳しく言われていたという。
特に事件の前日は1学期の期末テストということもあり、かなり厳しく当たっていたようだった。
少年は、事件を起こした当日のことはあまり覚えておらず、見つかった際には犯行に使った包丁と、両親の金庫から奪った現金20万円がバッグに入っていたという。
この20万円は逃亡資金として奪っていたらしく「この20万円を使い終わったら死ぬつもりだった」と警察に話していたという。
また少年はかなり緻密な計画を練っていたようで、襲っている最中に110番通報されないよう電話線を切り、自室にはバットのようなものも用意していたという。
本事件はその残酷さから当時、かなり話題になった事件だが、少年と家族の間に何があったのか、どうして執拗に包丁で刺したのかは不明だ。