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芸能ネタ 2018年10月28日 12時20分
オードリー若林、エッセイストとしての活躍のルーツは“人見知り”時代?
18日に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の人気企画「人見知り芸人」にお笑いコンビ、オードリーの若林正恭が「元人見知り芸人」として出演。自身の克服方法やそのきっかけを語った。 若林は、5年ほど前からテレビの番組MCやロケの進行を務めることが多くなったが「(若林の)人見知りのせいでぜんぜん撮れ高がない」ことに気付き、一念発起して人見知りを克服しようと思い立ったという。その一環としてガールズバーに通い、人見知りを克服したのだそうだ。現在の若林は芸人だけではなく、エッセイストとしても独自の感性を活かしている。しかし、若手時代には、むしろそれが邪魔をしていたようだ。 2000年、若林は同じ中高一貫校の同級生・春日俊彰とお笑いコンビ・オードリー(当時はナイスミドル)を結成。08年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝を果たして一躍脚光を浴び、春日は風呂なしアパートでの暮らしを披露する“節約”エピソードで話題に。その後、若林もバラエティ番組の司会を務めるなど飛躍を見せた。すると今度は春日が「フィンスイミングワールドカップマスターズ大会」の日本チーム代表となり銀メダルを獲得するなど相乗効果でスターの階段を駆け上がっている。 とはいえ、売れない時代からブレイク直後の若林は“自意識のこじらせ”による失敗が多かった。売れない時代につづっていた若林のブログには「さあ、このメビウスの輪からドロップするには何をすればいい?」「自己嫌悪も使いすぎてボロ雑巾のようになって来て、もはや価値がねぇ!」「やれやれ資本主義 使用済みの縦社会」など、まるで思春期のように葛藤を感じさせる文章が多かった。2007〜2009年にかけて出演していたネット配信番組では、このブログが読み上げられ辱めを受けた過去もある。 春日がブレイクしていた頃、「じゃない方芸人」と呼ばれ、その陰に隠れていた若林。だが、意外なところで才能が開花する。月刊誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)で、日常の中で気になったことをテーマに綴ったエッセイの連載(2010年8月号から開始)は、まとめられて『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(KADOKAWA)というエッセイ集として発売された。その第2弾、『ナナメの夕暮れ』(文藝春秋)も今年8月に発売されて好調な売れ行きをみせている。同年5月には、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)で斎藤茂太賞に選ばれ、若林はエッセイストとして大きく評価された。 若手時代につづっていたブログを振り返り「スカイダイビングよりきつい」と自嘲し、“自意識が高い”がゆえに人見知り芸人だった若林。当時の“黒歴史”こそが、現在の若林を作ったと言えるだろう。記事内の引用について若林正恭の公式ブログ「どろだんご日記」より(※現在は閉鎖)
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芸能ネタ 2018年10月27日 12時30分
麒麟・川島、ガリットチュウ・福島に続け…インスタにネタを投稿する若手芸人が急増中!
芸能人のInstagramといえば、プライベートな一面や仕事での裏側が垣間見えるとあって新たなファンを獲得するコンテンツにもなっている。そんな中、少し違った使い方をして人気を博している芸人が増え始めているという。 麒麟・川島明は、プライベートな投稿をTwitterにし、インスタでは芸人の表情をアップで撮影。ハッシュタグでいろいろなものに例える“写真で一言”形式が「面白い」と話題になり番組化もされた。実際にブレークに繋がったのはガリットチュウ・福島善成だ。彼は、以前から行っていたモノマネをインスタにアップし続けて、バラエティー番組にも呼ばれるように。いまや人気タレントだ。 そうした先輩の成功例を見たからなのか、インスタを利用し、自身の考えたネタを写真や動画を使って表現する若手芸人が増え始めている。『M-1グランプリ2017』王者のとろサーモンのツッコミ・村田秀亮は“哀愁一コマ芝居”と題して、田舎にいそうな地元の先輩を写真で演じている。今年の9月頃から始めているのだが、それまでの普段の投稿よりも“いいね!”の数が増加した。 ほかにも、“キレイだ”でおなじみのレインボー・池田直人は、普段のネタでも女性役をすることも多く、キャラを演じ分けることがあるため、周りにいそうな様々な人が登場する“人間図鑑”専用のアカウントを開設。フォロワーも5万人となった。また、まだ知名度は低いものの『おもしろ荘』(日本テレビ)などにも出演したLOVE・たつろうは、“うるせーやつら”として、“前置きごちゃごちゃ言うやつ”・“語尾が小さくなる小学生”などの動画をアップ。こちらもフォロワー5万人を突破している。 「若手芸人の日常を見せることは、ファンは喜ぶかもしれませんが、それ以上の広がりはありません。しかし、自身のポテンシャルを生かす“ネタ要素”を入れることで、確実に見る人はいる。インスタは簡単に検索もできますから、興味がなくても目に付くことが多いんです」(エンタメライター) こうしたインスタに芸人が“面白い”とされるネタ動画を挙げることで、今まで劇場に来なかった人たちがファンになり、集客効果にも繋がっているという。 「インスタは指1つで観られますし、1分少々で完結するので手軽。通勤・通学などでの暇つぶしにクスッと笑えるので、フォロワーにとってもちょうどいい暇つぶしになるのでしょう。それで興味を持って劇場に足を運ぶ人がいるのだから、芸人にとってもメリットは大きいです」(同上) 群雄割拠のお笑い界で、あの手この手を使って売れようとする芸人は多い。まだ見ぬ若手を青田買いしたいなら、芸人のインスタを検索してみることをおすすめする。
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その他 2018年10月22日 15時00分
本好きリビドー(224)
快楽の1冊『粋な男たち』 玉袋筋太郎 角川新書 880円(本体価格)★粋な男との出会い、エピソードの数々 この期に及んで改めて、今さら嫌味で書くわけではないが、昔は“お笑い”なんぞ、わざわざ授業料を払って学校で習うものじゃあなかった。まして芸人を進路に選ぶことに両親が双手を挙げて賛成してくれた上、笑顔で背中を押すなどもってのほか。 漫才の甲子園、と称するイベントをのぞいて見れば今やプロはだしどころか即戦力で通用しそうな技術を備えた高校生がうようよ。とてもじゃないが偉そうに、彼らを素人と見下す気になどなれない。『M-1』や『キングオブコント』の影響下、なにかしら一斉に競技化され、メソッドも一層確立されて下手をすると妙なアスリート感さえ漂うほどだ。 だが学校ではどうあがいても教えてくれない、否教えられないものがやはりあって、それは演者としての「匂い」であり「たたずまい」だと思う。「艶」や「色気」と言い換えてもいいだろう。 芸人(特に東京の、かな?)何を言われたら一番辛いかって、実は「面白くない」だの「つまんない」だのではない。そんな程度、そこらのキャバクラ嬢あたりから散々浴びせられている台詞にすぎないが、「分かってない奴」「野暮な野郎」(そういや“野暮だぜ大野暮、大野暮春彦”この駄洒落もすっかり通じなくなり寂しい)扱いされるほうが、ボディーブローよりはるかにコタえるというもの。 浅草キッドの御両人は、筆者にとって永らく最高の漫才師であると同時に痺れるロックスターだった。無論その想いは現在も変わらぬが、本書を読めばより“ロック”な部分を、著者が全身で担っているように見えてならない。 同じく玉袋氏の隠れた名著『絶滅危惧種見聞録』と併せて、強くお薦めの1冊だ。(居島一平/芸人)【昇天の1冊】 気づけばプロ野球もクライマックスシリーズ間近。その後は日本シリーズと続き、次は個人タイトルが話題となる時期だ。中でも、投手部門で最大の栄誉とされているのが「沢村賞」である。 ベースボールマガジン社が発売した『沢村賞物語』(定価1030円)は、1947〜2018年までの歴代受賞者の詳細な解説に加え、そもそも沢村栄治とはどんなピッチャーだったのか、さらに今年の受賞者予想から、スポーツライターによる沢村賞選定の提言まで盛りだくさんで、沢村賞の歴史がバッチリ分かる。 特に「沢村賞10の物語」と題された、受賞者へのインタビューが面白い。最初に登場するのは巨人の西本聖(1981年受賞)。この年、20勝をあげた江川卓が大本命とみられていたが、「品格に欠ける」という理由で栄冠は西本へと渡り、世間とマスコミを巻き込んだ大騒動へと発展した。 では、当の西本は自らの受賞をどう捉えていたのか、本人が赤裸々な心情を語っている。 また野茂英雄(近鉄・1990年受賞)は、それまでセリーグの投手だけが対象だった沢村賞を、パリーグ投手として初めて受賞。しかも、ルーキー・イヤーでだ。野茂は沢村賞においても、ある意味“パイオニア”だったのである。そんな野茂が語る沢村賞とは…。 その他、斎藤雅樹、上原浩治(ともに巨人)、斉藤和巳(ダイエー)、田中将大(楽天)ら、名投手の名がズラリと並ぶ。読み応えありの1冊である。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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芸能ネタ 2018年10月22日 12時50分
お笑い界の勢力図が変わる? ワタナベ所属芸人が続々賞レース勝利で大手も焦りか
芸歴2年目のお笑いコンビ・Gパンパンダが、21日、東京・NHKみんなの広場 ふれあいホールにて開催された『平成30年度 NHK新人お笑い大賞』本選に出場。予選参加者322組の中から勝ち上がったミキやネルソンズら実力者を下し、大賞を受賞した。 今年7月に開催された『ABCお笑いグランプリ』ではファイヤーサンダーが、今年9月に開催された『キングオブコント2018』ではハナコがそれぞれ優勝しているが、Gパンパンダを含めてこの3組は、ホンジャマカやネプチューンが在籍している“ワタナベエンターテインメント”所属の芸人である。 ひと昔前の賞レースといえば、よしもと所属の芸人が優勝するのが当たり前だった。しかし、他事務所の台頭もあり、よしもとが築き上げた王国が崩壊しかけているともいわれている。 それもそのはず、お笑いの養成所といえば、よしもとの“NSC”だけだったが、現在はほとんどの事務所が開設し、後進の育成にも励んでいる。特に、ワタナベの“ワタナベコメディスクール”では、イモトアヤコやブルゾンちえみ、平野ノラなどの一世風靡したスターを輩出するだけでなく、四千頭身などの実力派も在籍するなど、バラエティーに富んだ芸人が続々と世に羽ばたいている。ハナコやGパンパンダも“ナベコメ”出身であることから、これから入学を希望する者が増えることも容易に想像できるだろう。 また、大阪NSCに通っていたという芸人も多くいるのが特徴だ。現在、所属でいえば、超新塾のイーグル溝神・タイガー福田・サンキュー安富・ブー藤原、フォーリンラブ・ハジメ、片平なぎさのモノマネでプチブレーク中の加藤誉子、さらに前出のファイヤーサンダーなども大阪NSC出身で、よしもとに所属していた過去を持つ。 「どれだけ大阪で活躍していても、やはり実力が伴っていないとワタナベに所属することは難しいです。しかも、いつまでも在籍できるわけではなく、“マネージャーに気に入られなければクビ”なんてウワサもあるほど。現在ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA NEET Project)所属のバイきんぐ(ちなみにこのコンビもNSC出身)も契約解除になった過去があります」(エンタメライター) 事務所ライブはもちろん、『AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦』などを立ち上げ、事務所内でレベルアップを図ってきたワタナベエンターテインメント。今後の賞レースでも活躍する芸人が出てくることは間違いない。年末に開催される『M-1グランプリ2018』はワタナベ勢にも注目だ。
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芸能ネタ 2018年10月20日 21時30分
ブラマヨ小杉の巨大化が話題 いまぽっちゃりで昔イケメン芸人といえば
ブラックマヨネーズの小杉竜一がさらに太ったと話題だ。10月17日に行われたイベントでは、用意されたたすきが体に入らず、切ってガムテーブで固定してその場をしのいだ。小杉は身長170センチに対して体重は約120キロ。明らかに太り過ぎなのは確かであろう。 小杉といえば、今ではすっかりデブキャラ芸人の一員であるが、もともとは痩せていた。彼らのブレークのきっかけとなった『M-1グランプリ2005』(テレビ朝日系)の優勝時の、今とは見違えるほどスリムな体型には驚いてしまう。こうした芸人は少なくない。ほかには誰がいるだろうか。 「昔は格好よかったのに太ってしまった芸人としては、TKOの木下隆行がよく知られていますね。身長183センチと長身であり、若手芸人時代は長髪でかなりイケメンだったようです。ただ、『カッコつけすぎたため』最初の東京進出に失敗しています。今は体重は100キロを越え、太った人間向けのファッションブランド『BUCCA 44』のディレクターを務めるなど、完全にデブキャラ芸人の位置が定着しています」(芸能ライター)ただ、芸人にとっては、太ってしまってもそれをネタにできる強みがある。 「ロバートの秋山竜次も、かつては痩せていました。しかし、その体型では、再ブレークのきっかけとなった梅宮辰夫をはじめとする『有名人の体ものまね』はできなかったでしょう。ある程度、ふくよかな体型だからこそできた芸当といえますね。お笑い芸人ではありませんが、バラエティもこなせる彦摩呂も、かつては細身のイケメンでした。今はさすがに太り過ぎといえますが、グルメルポにはガリガリよりもある程度の体型が求められるのではないでしょうか」(前出・同) デブもキャラクターになるのは確かだが、くれぐれも健康には気をつけてもらいたいものだ。
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芸能ネタ 2018年10月19日 12時50分
キンコン梶原、YouTuberとして好スタート! 業界裏話、長男の超常現象動画などが話題
キングコングの梶原雄太がYouTuber・カジサックとしてデビューして約2週間。2019年末までに公式YouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破しなければ「芸人を引退する」としているが、10月19日現在で19万人となり、わずか十数日で20万人を突破する勢いにまで達している。 「タレントがYouTubeに手を出して失敗するケースが多いが、梶原のチャンネルは、視聴数でいえば100万回突破している動画もあるので、スタートとしては成功している部類だと思います。人気YouTuberの動画をしっかり研究していてクオリティーも高いです。ただ、2か月、3か月経ったときに、今まで以上にユーザーが増えるような動画をアップできるのか……これからどう登録者数が伸びるのか注目ですね」(エンタメライター) 梶原は、NSC(よしもとの養成所)で同期だった南海キャンディーズの山里亮太や、同期扱いのNON STYLEの石田明とのM-1裏話や養成所時代の話などのトークを展開し、こちらも話題となっている。山里には自ら頭を下げて出演してもらったというのだから、彼の本気度がうかがえるだろう。 そんなカジサックの動画で、彼の先輩芸人・陣内智則が「これ凄いな。興味深い」と反応したのが、長男にまつわる奇妙な話を検証した動画。梶原は、長男が幼稚園の頃からこの世に存在しない「サカナミくん」という友だちがいることを不思議に思っていたという。存在自体は見えないものの長男とサカナミくんが話しているのを目撃したことのある長女にも話を聞き、最後には長男も出演。彼に直接真相を問いただすというもの。 動画のコメント欄には、YouTuberとしての本気度を絶賛する声がある中、「今まで毛嫌いしていたけどチャンネル登録した」「芸人だけあって喋りも上手いし面白い」との声が相次いでいる。今回の真相の続きが気になる人はもちろん、“芸人・梶原雄太”ではない別の一面を観たいという人は、チャンネル登録をしてみてはいかがだろうか。この記事の引用について陣内智則公式Twitterより https://twitter.com/jinnai_tomonori
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芸能ネタ 2018年10月14日 12時00分
相方・川谷の妻に怒られても、小堀はスタイルを変えない! 2丁拳銃、25年の集大成“100分ぶっ通し漫才ライブ”開催
2丁拳銃(川谷修士、小堀裕之)が、12月21日から東京、名古屋、大阪で『百式2018』を開催する。『百式』とは、彼らがライフワークにしている100分ぶっ通しで漫才をするライブのこと。当サイトでは、今年で結成25周年を迎えノリに乗っている彼らにインタビューを敢行した。 最近小堀は、日本テレビで放送中の『人生が変わる1分間の深イイ話』に登場し話題になっている。今回のインタビュー中も同番組による撮影があった。小堀は川谷の妻で放送作家の野々村友紀子氏から「(趣味の)音楽をやめろ」、「目から血出るくらいおもろいこと考えろ」などと罵られることもあるが、2丁拳銃の真骨頂はやはり漫才。話を聞くと2人のネタに対する想いがとにかくアツかった! ぜひ刮目していただきたい。−−『百式』を始めた経緯を教えていただけますか?川谷:それまでのライブだと、最初に漫才をやってコントを何本かして合間にVTRを入れて、最後に漫才をやって……というのが多かったんですけど、“漫才ライブをやりたい”ってなった時に、漫才をして、はけて(舞台から退場すること)、もう1回出て行って「どうも2丁拳銃です」みたいな。「これ何回見せんねん」と思った。もちろんそういう風にやる方もいらっしゃるので、いいんですけど、当時は(2人で)「それダルいな」って話になりまして。そこで「漫才を繋げてまえ」ということで生まれたのが『百式』なんです。ーー『百式』というタイトルは何から着想を得たのでしょうか?川谷:だいたい単独ライブって80〜90分くらいがいいとされているんですけど、その時間は中途半端。キリがいいということで100分にしたんです。僕らガンダム世代(アニメに「2丁拳銃」という名のモビルスーツが登場する)でもありますし、すぐに『百式』というタイトルが浮かびました。ーー『M-1グランプリ2003』で決勝進出する前の2002年からライブをスタートさせていますが、何かコンビ的に動きが欲しかったということなのでしょうか。小堀;9年目くらいやったかな。川谷:多分『M-1グランプリ』前で漫才に気合いを入れたい時やったんでしょうね。ーーいざやってみて、周囲の芸人さんの反応はいかがでしたか?川谷:「ようやりませんわ」とか言われたんですけど、みんなやろうと思えばできると思うんですけどね。「10分の漫才10本繋げたらいいじゃない」って返しますし、ぶっちゃけ覚えてなくても「行けるやろ」みたいな。漫才やから2人しかいないし、何とかなるというか。小堀:あと「先にやられたー」っていう子もいますね。同じ漫才ライブをやる言うても、みんな100分をそらして90分にしたり120分にしたりしますけど、長尺の時間としてはやっぱり100分がいいんですよね。ーーネタを羅列するスタイルですが、やはりお客さんを飽きさせない構成や工夫などは必要なのかなと素人ながらに思うのですが。川谷:バーッとネタ出しをして「ここ繋がりやすいな」とか。パズルみたいな感じですね。小堀:ボケ・ツッコミを変えたり、アホみたいな漫才コントを最後に長尺でやるという構成ですね。「イベントが1枚のアルバムや」と思っているので、変化球も必要かなと。川谷:音楽に例えるのやめよ? もうええやん!ーー(笑)。今年は名古屋や大阪でも開催しますが、会場の雰囲気や土地によってマイナーチェンジするのでしょうか?川谷:僕がクイズを出して、小堀がその問題に対して「ちょうどええ」答えを言うっていうネタがあるんですけど、これは土地のものを調べたりしてネタに入れたりはしますね。小堀:(交通ICカードの)スイカをイコカにするみたいなね。ーー「ちょうどええ」は、お2人の代表的なネタの1つですが、過去の『百式』で原型のようなものを披露されていました。やはり、ネタ番組や劇場で使えるようなネタもできるんですか?川谷:ここでやったネタを、劇場の出番におろすこともあります。小堀:シングルカットしていくみたいな。川谷:だから音楽で例えるのやめて! というか、それ逆じゃないの? シングルカットが先でその集大成がアルバムやろ。小堀:ファンからのリクエストの多いやつを“シングルカットしてみました”みたいなね。川谷:そんなアンケート取ってない!ーー『百式』スタートまであと2か月ほどですが、ネタの完成度はいかがですか?川谷:うちは遅いですよ。「たたき」は相方が書くので、そこができてからですからね。ーー小堀さんは作家さんとネタを作っているんですか?小堀:そうです。僕は喋り相手がいないと無理ですね。聞き手というか、なるべくイエスマンがいいです(笑)。自分で「こうこうこうで……」って話しながら「いや違うな」って思いたいんです。ただ、この喋り相手が相方やと違うんですよね。否定されずに「まずは言いたい」みたいな。ーー作家さんから提案もあるんですか?小堀:できるだけ“僕汁”というのを出したいんですけど、でも違う発想も欲しい。44歳にもなると、どんどん考えが固まっていくんですよ。それが嫌で、いろんな意見を聞いてやってみるっていうのもあります。でも「頑固」って言われますけどね。ーー川谷さんは一緒に作り出す時に何か気にしていることありますか?川谷:若い時は「これはこう」って捉えすぎていたな、って今になって思いますね。「じゃあやってみよか」が言えないというか……。もちろんそれが大事な時もあるんですけど、漫才は2人でやるものなので「もうちょっと自由にやらせて乗っかってみよか」という考えにはなりました。最近では、即興ライブに立たせてもらったり、中川家さんのコント番組に参加させてもらったり、お芝居をさせてもらったり。役者さんもまだ世に出ていないだけで面白い人がたくさんいるんですよ。そういうのを全部吸収していくうちに「2丁拳銃で楽しむのを忘れてた」って思いましたし「プライドとプライドでぶつかっている場合じゃないな」って、ここ2年でようやく考えるようになりました(笑)。ーー今年で結成25周年を迎えます。川谷さんは映画『火花』に出演したり、小堀さんは音楽もやったり、多方面でも活躍されています。振り返ってみていかがですか?川谷:この知識のまま10年くらい前に戻りたいって思います(笑)。小堀:僕もお芝居や音楽とか落語とか、いろんなことやっているんですね。結局それはそれで相方の奥さんに怒られたりしているんですけど、でもそのいろんなことが『百式』に返ってきたらええなと本当に思っていて……。特に今度の『百式』は、芸歴25年の集大成というか、なんやったら生まれて44年かかってできたネタをぶつけていこうとは思っています。川谷:もちろん小堀が、いろんなことをやっているのは知っているのですが、『百式』に返ってきた試しがないんですよ。“返ってきたらええ”と言うてるけど、「お前が一番やってないやんけ」っていう。ーー川谷さんの奥さんから怒られているシーンをよくテレビで見ますが、やっぱりスタンスを崩すつもりはないですか?小堀:……。川谷:いや、(ネタやライブに)返ってきたらええねんで?小堀:そうですね。やめる気はないですね。川谷:もう病気ですよ(笑)。小堀:「(音楽は)売れてからやれ!」って野々村さんは言うんですけど、“売れるためにやっているんだ”っていう想いがあったり……。川谷:いや、だから『百式』のためにやれよ!(インタビュー終わり)チケットは10月13日(土)から販売する予定。ちなみに、彼らの『百式』での足跡は、DVDでも確認できる。ライブに行く前に予習の意味でもチェックすることをおすすめする。(取材・文:浜瀬将樹)【イベント概要】公演名:百式2018日程:2018年12月21日(金)18:45開場 19:00開演会場:伏見JAMMIN’(愛知県)日程:2018年12月23日(日)18:30開場 19:00開演会場:HEP HALL(大阪府)日程:2018年12月28日(金)18:30開場 19:00開演会場:ルミネtheよしもと(東京都)
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芸能ネタ 2018年10月10日 06時00分
“ろくブル”森田まさのりさん、『M-1』2回戦も突破 決勝進出の可能性は?
『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』(ともに集英社)などの人気作品で知られる漫画家の森田まさのりさんが、同業者の長田悠幸さんと組んだコンビ「漫画家」が『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の予選2回戦を突破し、話題となっている。ネット上でも「これは是非勝ち進んでネタが見てみたい」「会場のウケはどうだったのか気になるな」といった声が聞こえてくる。この先にはどういった展開があるのだろうか。 「『M-1』の1回戦の通過率はおよそ30%といわれています。これでも狭き門といえますが、2回戦はさらに狭まり20%ほどになります。30%のうちの2割になりますので、エントリー総数の6%ほどに残ったことになります。これはアマチュアコンビとしては、かなりの快挙といえるのではないでしょうか。このあと3回戦、4回戦(準々決勝)があります。準決勝まで勝ち残れば敗者復活の対象にもなります。あと3回勝ち抜けば、決勝戦に進出となります」(放送作家) 果たして、森田さんの「漫画家」はどこまで勝ち進むのだろうか。3回戦以降の戦い方では何が必要だろうか。 「3回戦まで来ると、アマチュアは数えるほどとなり、テレビでコンスタントに活躍している芸人たちが増えてきます。どのタイミングでどのネタを出すかといったことも勝負となってきますね。同じネタで勝負を続けるのか、あるいは変化球を見せていくのか、それらがすべて審査の対象となります。芸人としての体力、持久力が試される領域だといえるでしょう」(前出・同) 森田さんと長田さんによる「漫画家」がどこまで躍進するのか、引き続き注目して行きたい。
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芸能ネタ 2018年10月08日 12時40分
キングオブコント優勝のハナコ、ナイナイ岡村、有吉など他事務所の人気芸人から絶賛されるワケ
コント日本一を決める大会『キングオブコント2018』で優勝したお笑い芸人トリオ、ハナコの菊田竜大、秋山寛貴、岡部大の3人。大会当日、審査員のダウンタウン・松本人志、さまぁ〜ず・大竹一樹、三村マサカズ、バナナマン・設楽統、日村勇紀から絶賛されたのは記憶に新しいところだが、11代目キングに決定した後もその声はやまないようだ。 大会終了後、設楽は自身のラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBS系)の中で「ハナコがもっと浸透していったら、あの菊田くんのイヤな感じが面白くなる可能性(も)ある」と、さらなる飛躍に期待。また、松本はレギュラー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、大会とは別のネタを披露したハナコに「まだ面白いネタがあるんだな」と感心しきりだった。 ハナコの事務所の先輩であるアンガールズ・田中卓志は、ラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)の中で「(ハナコは)ワタナベエンターテインメント初の賞レースチャンピオンなんですよ。これが会社的には大きい」と、お笑いの3大大会(『M-1グランプリ』『キングオブコント』『R-1ぐらんぷり』)で同事務所としては初となる栄冠をハナコが勝ち取った功績を称えた。 辛口コメントで知られるお笑いタレント・土田晃之も、ハナコを別の視点から称賛する先輩芸人の1人だ。ラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送系)の中で、芸人の視点では「センスがあるネタ、フレーズ」「シチュエーション」「設定」のうまさで面白さを評価しがちだが、ハナコは一般の人でも分かる「単純な面白さの中に、ポップさ」があると土田は指摘。その“タレント性”を評価していた。 また、ナインティナイン・岡村隆史は、ラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の中で「(ハナコは)ダウンタウンさん世代のコントの作り方とも、ちょっと違う。かと言うて、さまぁ〜ずさんとかともちょっと違う。ウンナンさんとももちろん違う」「これ、なに考えてこんなん作れたんやろう」と驚きを隠せない様子。「次の世代の人たちが来たんやな」と、岡村の世代とは違うハナコの新しいコントスタイルに感服していた。 お笑いタレント・有吉弘行は、今年の大会そのものが「健全だった」と評している。ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)の中で、「“苦節30年です”の人が優勝すんの、それも感動するしさ、みんなも応援するだろうから、ワーッとなるけど」と前置きした上で「やっぱりニュースターを探し出そうっていう大会でさ、4年目ぐらいの人がバッとなる方がいいね」と持論を述べた。 注目されている大会なだけに、毎年話題になることは確かだ。しかし、なぜハナコだけが事務所の垣根を越えて先輩芸人たちから称賛されているのだろうか。 「ハナコの作るコントはネタの切り口も斬新で、フレッシュさもあったことは間違いありません。しかし、注目すべきはアンガールズ・田中さんが話している通り、“今まで大きな賞レースに縁のなかったナベプロ”(ワタナベエンターテインメント)から優勝者が出たということでしょう。先輩や後輩、事務所の関係に気を遣う必要もないですから単純にほめやすかったのではないでしょうか」(芸能ライター) 結成4年目、年齢も30歳前後と大会のファイナリスト3組の中では最も若かったハナコ。今後はネタ番組以外での活躍にも期待したいところだ。
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芸能ネタ 2018年10月07日 18時20分
NHK朝の顔となった華丸のオジサン丸出しの夜の顔
博多華丸・大吉といえば、サンドウィッチマンと並んで好感度が高い漫才師。今年4月には、NHK朝の情報番組『あさイチ』のメインキャスターに就任。一方では、ピンとしても活躍中だ。 華丸は、13年にオンエアされたドラマ『めんたいぴりり』(テレビ西日本)で主役を射止めた。同作は、さまざまな賞を受賞。舞台化、映画化され、主演俳優としての才覚を見せつけた。対する大吉は、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の審査員を務めたほど、芸人仲間からの信頼は抜群。あのダウンタウン・松本人志でさえ、全幅の信頼を寄せている。 そんな2人は、地元・福岡県を拠点にしていたころは、名士や企業社長などと「ズブズブの関係」(本人いわく)だったという。九州男児らしく、酒はかなり強い。現在、それぞれがゲストと酒を飲むシンプルなレギュラー番組を抱えているのは、役得にして本質をとらえている。 大吉は、TOKIO・松岡昌宏と土曜深夜の『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』(テレビ東京系)。華丸は日曜深夜の『博多華丸のもらい酒みなと旅2』(同)。2人をバラバラにして、経費で飲ませようというあたりが、テレ東らしい。 しかし、飲み方が違う。松岡と安い飲み屋に赴いて、ゲストの女性タレントからゲスな本音を引きだそうというのが、大吉。対して華丸は、ゲストに丸投げ。“博多華丸が日本全国のウマイ飯とウマイ酒を求め相席旅へ”というコンセプトからはずれてはいないが、とにかく自由なのだ。 国民的美少女の女優・工藤綾乃が招かれた回は、華丸の後輩芸人であるしずるもゲスト。後輩がいるせいか、華丸の酔っ払いがいつもよりヒドい。それを象徴したのが、あるシーンのやり取りだ。 オーダーしたジャンボ餃子を待っているとき、華丸は、「携帯ある? 誰か……。ソフトバンクと西武ライオンズの(結果を知りたい)。今日、大事なんよ! なん対なに!?」と、現場にいる全員に向かって、調べるよう指示したのだ。しずる・池田一真は、「仕事中です。ダメですよ!」と律したが、華丸は「よかろうもん」と下がらない。仕方なく、しずる・村上純がポケットからスマホを取り出して、途中経過を知らせると、「ロケしとる場合やないばい!」と席を立った。結果、ゲスト3人が取り押さえ、華丸もダッシュするわかりやすいジェスチャーを見せたことで、ひと笑いが起こった。芸人としてオールOKの帰着点を見いだすあたりは、さすが熟練芸人の成せる業だ。 NHKの平日朝の顔も、日曜深夜はふつうのアラフィフ親父。酔っぱらい、親父ギャグをさく裂させても、月曜日の朝になると180°違うたたずまいでカメラの前に立つ。この高低差も、好感度芸人たらんとしている理由だろう。(伊藤雅奈子)
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スポーツ
カウント2.99 大連立VS戦極!? 日本総合格闘技界に二極化の波
2008年02月13日 15時00分
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芸能
オスカーがバラエティー部所属のお笑いタレントをお披露目
2008年01月30日 15時00分
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スポーツ
緊急会議カウント2.99 再び熱を帯び始めた格闘技界の2008年をぶった斬る
2008年01月10日 15時00分
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芸能
小池栄子・坂田亘“家庭内離婚”!?
2008年01月10日 15時00分
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スポーツ
大みそか 日本格闘界の大連立の今後は?
2008年01月04日 15時00分
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スポーツ
やれんのか!大晦日!2007 長谷川秀彦がダブルM-1制圧をぶち上げた
2007年12月15日 15時00分
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スポーツ
3・5「戦極」で吉田秀彦VSエメリヤーエンコ・ヒョードル実現!?
2007年12月11日 15時00分
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スポーツ
やれんのか!大晦日!2007 大連立の成立で夢カードが急浮上
2007年11月29日 15時00分
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スポーツ
やれんのか!大晦日!2007 “PRIDE”が大みそかにさいたまSAで“一夜限りの復活祭”を開催
2007年11月22日 15時00分
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スポーツ
エメリヤーエンコ・ヒョードル大みそか参戦発表から一転
2007年11月17日 15時00分
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芸能
オリラジ 「M-1」1回戦通過
2007年10月27日 15時00分
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スポーツ
カウント2.99 エメリヤーエンコ・ヒョードル移籍の真意、亀田一家が総合格闘技に転向
2007年10月24日 15時00分
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スポーツ
エメリヤーエンコ・ヒョードルが米国の新総合格闘技イベントと契約
2007年10月24日 15時00分
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芸能
AKB48、大仁田厚 映画「伝染歌」イベントに出席
2007年08月24日 15時00分
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芸能
麒麟・川島が窮地に
2007年07月18日 16時00分
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芸能
吉本興業とオロナミンCのコラボイベント開催
2007年06月18日 22時53分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分