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芸能ネタ 2018年09月29日 12時20分
キングオブコント、平均視聴率が前年上回った理由は? 優勝者が売れないジンクス覆せるか
22日、コント日本一を決める大会『キングオブコント2018』(TBS系)でお笑いトリオ、ハナコが優勝を果たした。平均視聴率は前年度を上回る11.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。3年ぶりに番組の視聴率が上昇した。 同番組のここ3年間の平均視聴率は、「2015年(第8回) 15.0%→2016年(第9回) 12.1%→2017年(第10回)9.7%」(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と右肩下がりだった。ところが今年は10%以上に持ち直している。これには何か理由があったのだろうか。 今回、番組側でも右肩下がりを食い止めるべく戦略を立てていたようだ。まず今年は、決勝に残ったファイナリストの芸人10組を大会当日まで明かさず、SNS上で的中させるクイズ形式を採用。ゲーム感覚で楽しめるシステムを取っていた。また、朝の連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合)で寄席を経営する女性を演じた女優・葵わかなを番組MCに起用し、お笑い好き以外の視聴者の獲得を図っていた。 また、バナナマン・日村勇紀の報道が注目されていた側面もあるだろう。番組放送の直前である今月20日、フライデーが日村の淫行疑惑を報じた。これを受けて、“ダウンタウンの2人にどうイジられるのか?”に注目が集まっていた。実際、番組序盤から松本人志は「今年は違う緊張感があるのは、もしかしたら日村さんがいるからかもしれません」と洗礼を浴びせ、浜田雅功からは日村が番組の審査員にもかかわらず「あの…(どなた)?」とトボけてスタジオの笑いを誘っていた。 3つ目に、結果的にファイナリスト10組の若手とベテランのバランスが絶妙となったことも要因だろう。若手芸人のやさしいズは同大会の準決勝に4年連続進出するなどあと一歩というところでチャンスを逃していたコンビだ。またハナコは今年、日本音楽事業者協会が主催する「お笑いハーベスト大賞」で優勝しており、もともと実力は折り紙付きだった。その他の芸人たちも、ほとんどが同大会の出場経験者であるか、M-1など知名度の高い大会で顔が知られている。いずれもコントの実力派として期待される芸人が残っていた。 放映された時間帯を見ると、裏番組に『池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル』(テレビ朝日系・18時56分から)、『世界一受けたい授業 今日から変われる2時間SP』(日本テレビ系・19時から)、『ブラタモリ』(NHK総合・19時半から)など教養バラエティ番組が重なったことも要因として考えられる。視聴者は、いつも放映されている特番ではなく、“お祭り”の方を取ったのだろう。 では実際の視聴者はどう番組を見ていたのだろうか。「ハナコは2本とも斬新だったよ! 林先生も言ってたけど、構成とか切り口が他とぜんぜん違った。舞台見に行きたいって思ったよ」「平均的にどの芸人も面白かったけどインパクトもなかったかなー」「去年はにゃんこスターに真剣勝負の緊張感みたいなのをジャマされたが、今年はジャマするヤツがいないから見やすかった」「さらば(青春の光)の東ブクロが大会のせいで弟の結婚式出れなかったとか、何かと話題が多くて面白い大会だった」などそれぞれに番組を楽しんだようだ。今回は賛否が真っ二つに分かれており、ネット上では大いに物議をかもした模様。それぞれのネタを含め、旬な話題や裏番組事情など、複合的な要素から視聴率が上昇したのだろう。 その一方で、今年は番組の視聴率こそ上がったが、「タレントとしては誰も売れなさそう」「キングオブコントで売れた芸人いないよね?」と指摘する厳しい声もあった。特にハナコは新しいコントの可能性を感じさせてくれたが、その活動の中心は舞台になっていくと予想しての意見だろう。 ネタの大会のため見過ごされがちだが、同番組の中で、ハナコの菊田竜大はネタを作らず、コント内での出番も少なく、それでいて優勝が決定した瞬間に号泣するというキャラクターが笑いを誘っていた。ハナコがテレビでブレイクするとすれば、菊田のキャラ立ちにかかってくるのかもしれない。
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芸能ネタ 2018年09月23日 12時20分
野性爆弾くっきー、雨上がり、劇団ひとり…意外と多い“長い下積み”を経験した芸人
『水曜日のダウンタウン』や『クイズ☆正解は一年後』などで演出を手掛けるTBSの藤井健太郎氏が16日、自身のTwitterにて、ハリウッドザコシショウのインタビュー記事を引用し「ザコシさんも(野性爆弾)くっきーさんも(レイザーラモン)RGさんも、約10年前のほぼデビュー作『キリウリ』に出ていただいてました。面白い人が曲げずにやり続けて、ちゃんと売れるお笑いの世界は素敵だと改めて思います。」とつぶやいていた。 昔からどれだけ売れていなくても「面白い芸人は必ず世に出る」と言われてきたが、前出の3人も紆余曲折あったものの、今では売れっ子の芸人となっている。ザコシショウは、コンビで活動していたG★MENS時代と変わらないハイテンション芸を貫き『R-1ぐらんぷり』優勝、くっきーは野性爆弾として、他に類を見ないコントをやり続けたし、RGは相方のHGのブレークをきっかけにRGに改名。それまでの地味だった雰囲気から“市川AB蔵”や“シルバーウルフ”などに扮したり、歌にのせて「あるある」を言うなど、独特なキャラを確立させていった。 このようにブレークするまでに時間がかかった芸人は多い。雨上がり決死隊は、後輩のナインティナインらと共に『天然素材』としてユニットを結成。人気は出たがすぐに終息。不遇の時代を過ごした経験を持つ。松本人志が若手時代の宮迫博之を見て「売れる」と発言したもののチャンスがなく、自殺まで考えるほどだったという。 そんな中、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で、彼らのメイン企画が放送。ダウンタウンの頭をはたくなど、大暴れした結果、視聴率20%を獲得し、ブレークのきっかけをつかんだ。 「カンニング竹山(当時はコンビ)、次長課長、劇団ひとり、ペナルティなどは『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の「笑わず嫌い王決定戦」に出場してブレークしましたが、彼らも10年以上不遇の時代を過ごしていました。ネタを披露し、大爆笑をかっさらった結果、ようやく世間の人に認知されたのです」(エンタメライター) 今でこそ、『M-1グランプリ』や『キングオブコント』などの賞レースがあるが、90年代に活動していた芸人は番組で結果を残すしか道はなかった。そんな中で、実力はあったもののコンビを解散し、お笑い界から足を洗った人もいる。芸能界に生き残るためには、実力はもちろん「辞めない才能」というのも必要なのかもしれない。記事内の引用について藤井健太郎Twitterより https://twitter.com/kentaro_fujii
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芸能ネタ 2018年09月22日 12時00分
「キングオブコント」、歴代王者の中の最大タブー芸人とは
22日、TBS系で生放送される『キングオブコント2018』(KOC)で、第11代王者が誕生する。今年は、決勝戦に進出した10組が生放送内で発表される大会史上初の試み。すでにシルエットが明かされているため、コアなファンのあいだでは予想合戦が繰り広げられているが、審査員を務めるダウンタウン・松本人志でさえ知らないというから、ドキドキを共有する格好だ。 同大会からはこれまでに10組のキングが誕生している。しかし、漫才日本一決定戦の『M-1グランプリ』と反して、歴代王者全員が大成したとは言いがたい。黒歴史も多い。その筆頭格は、事件沙汰になってしまった第3代王者のキングオブコメディ・高橋健一だろう。 高橋は15年12月、都内の高校に忍び込み、女子高生の制服などを盗んだとして建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕。およそ20年間にわたって、ゆがんだ性志向を隠していた事実も発覚している。 25歳の時に母親が自殺、父親が多額の借金を背負っていたため、高橋はKOCの優勝賞金も借金返済に充てていた。しかし、家庭環境が悪いことを理由に、50件以上にわたる犯行が許されるはずはない。同月末、コンビは解散。元相方・今野浩喜は現在、俳優として引っ張りだこだ。 優勝者コンビの逮捕劇は前代未聞だが、バイト生活に転落するコンビはいる。第6代王者のかもめんたるだ。 岩崎う大は中古の一軒家を購入しており、3児の父親。コントで家族5人を養うことなどできるはずがなく、出版社、ライター&脚本業、所属するサンミュージックの講師料などの副業にも精を出す。一方、相方で1児のパパである槙尾ユウスケは、ピン芸人・ヒロシが経営するカラオケパブのランチタイムでアルバイト。2人は『劇団かもめんたる』を率いているが、舞台は実入りが少ない仕事。金銭苦はまだまだ続きそうだ。「史上最多となる5回も決勝舞台を踏んでいる、さらば青春の光。12年の準優勝コンビですが、翌13年には、東ブクロさんが、同じくファイナリストの鬼ヶ島・和田貴志さんの妻と不倫関係にあったことがバレました。先輩芸人の美人妻を寝取ったとして、さらばは所属していた松竹芸能を退社。現在も、個人事務所です。和田さん夫妻はその後、離婚。東さんと和田さんは15年にバラエティ番組で直接対決したことで、騒動は幕を下ろしました」(テレビ誌のライター) 今年は、不祥事と無縁のキングが生まれてほしい。(伊藤由華)
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芸能ネタ 2018年09月09日 18時00分
ダウンタウン、ナイナイ、ロンブー…今や大物芸人のブレークしたキッカケ
俗にいう“お笑いブーム”が過ぎ去って約10年。ネタ番組や純粋に芸人が活躍するようなバラエティー番組が激減し、ニュースターが誕生するキッカケが少なくなっている。結果を残したくても残せる場所が少ないのが現状である。 それでもミキや和牛などが、『M-1グランプリ』決勝進出を機にブレークしかけているが、今や大御所と呼ばれるお笑い芸人は、どのようにして認知度向上のキッカケを掴んでいったのだろうか? 「1991年頃、当時すでに東京で売れる寸前だったダウンタウンは、日本テレビの番組対抗『4月は人気特番で クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』に出演。早押しクイズにて、自分たちに回答権が与えられず、浜田雅功が関口宏らがいるクイズ台に上がってメンチ切ったりと大暴れしました。当時はまだ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が東京ローカルで放送していた頃ですからね。相当なインパクトだったでしょう」(お笑いライター) また、ナインティナインは、とんねるずMCの『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ)芸能人大会に出場。岡村隆史の身長を生かしたネタで、石橋貴明らを笑わせるなど大活躍した。のちに、岡村は「それまで何もなかったのに、放送翌日にアメリカ村(大阪の繁華街)歩いたらめちゃくちゃ声をかけられた」と振り返っている。 ロンドンブーツ1号2号は、ウッチャンナンチャンの番組『UN FACTORY カボスケ』(フジテレビ)でブレークのキッカケをつかんだと言われている。同時期に放送されていた『急性吉本炎』(TBS)では、雨上がり決死隊の宮迫博之がやるはずだった「女性にビンタをする」という企画(2枚の札を引いて1枚には1万円、1枚にはビンタが書かれているというもの)を担当していたのだが、ロンブーの代名詞といわれる“素人いじり”の原型のような企画でもあったため、これが大ハマリ。翌年には冠番組を持つまでになった。 たくさん芸人がいる中でも、番組でしっかり爪痕を残して売れていった芸人は多い。90年代、若手芸人の登竜門的番組になった『ボキャブラ天国』(フジテレビ)では、ネプチューン、爆笑問題、くりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)が、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ)では、宮川大輔、星田英利(当時はほっしゃん。)、千原兄弟・千原ジュニアが、自分たちの話術やポテンシャルを最大限に発揮してブレークに至った。 ちなみに、2007年に『すべらない話』に初出演した小籔千豊は、約1年後に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)内の企画「笑わず嫌い王」にも出演。全国の認知度はさらに向上している。 最近では、SNSで人気を博してからテレビに出演する芸人も増え始めたが、上述したように、テレビ番組で何かしら爪痕を残し続けないと「ブレーク→安定期」の道のりは遠い。今後どんなスターが出て来るのか? そして、どんな芸人が「安定感」を得ていくのか? 期待して見届けたい。
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芸能ネタ 2018年09月09日 12時40分
大御所中堅の意外な顔も! 『にちようチャップリン』を見ないともったいない
ピン芸人の『R-1ぐらんぷり』。コントの『キングオブコント』。漫才の『M-1グランプリ』。若手芸人は、3大メジャーと呼ばれるこのどこかで引っかかるために、ネタを作る。3つのうち、予選1回戦から決勝戦までが長く、およそ4か月にわたって展開されるのは『M-1』。ブラックマヨネーズやチュートリアル、フットボールアワーやNON STYLE、サンドウィッチマンほか、覇者が飛躍した高実績がある。 ところが、『M-1』よりさらに長く、1年にわたって繰り広げられるのが『にちようチャップリン』(テレビ東京系)だ。年末開催の“グランドチャンピオン大会”への出場権をかけて、1年ぶっ通しで展開されるネタバトル。審査するのは、特別審査員のスピードワゴン・井戸田潤とアンガールズ・田中卓志、そして観覧客の46人だ。リアルタイムでジャッジしていき、暫定方式で得点を発表。上位2組が“月間チャンピオン大会”に進出し、月間チャンピオンが決定し、月間チャンピオン同士で戦ってグランドチャンピオンが決定する。 エントリーの制限は、ない。総勢168組の参加芸人の内訳は、あらゆる賞レースで勝ち抜いた覇者やファイナリスト、一発屋芸人として一世を風靡した者、ライブ人気が抜群のド新人、無名の苦労芸人ほか。芸人全人類が一緒くたにされている。 ステージ進行は千鳥。バックステージリポーターはハリセンボン。見届け人は、ウッチャンナンチャン・内村光良と土田晃之。現在のバラエティ界で、スケジュールを抑えることが困難な人気者たちを、日曜ゴールデンにギュッと集めた。これだけの個性がそろっているにもかかわらず、コンセンサスがしっかり取れているのが特徴だ。 千鳥とハリセンは、自身のおもしろさを封印。観る者がステージ芸人に集中できる環境を整え、進行に徹する。田中にはキモさがなく、ネタを起承転結や秒・分単位で分析する。井戸田は、さながら情報番組のコメンテーターの口調で斬りこむ。そんななか変わらないのは、同番組が立ち上がるきっかけとなった内村。菩薩か、仏か。後輩芸人を見守る目は、いつだって優しい。 「若手芸人が出る場を作りたい」。内村の切なる願いではじまった“チャップリン”シリーズは、深夜枠、単発、特番、ロケなどの試行錯誤を重ねて、今は純粋なネタ番組となった。ネタでは数字が取れないといわれる今のご時世では、大きな博打といえる。昨年は芸歴5年のマルセイユが優勝。今年8月には、アインシュタインが満点の100点を叩き出している。 中途半端な知名度でも、おもしろければそれでイイのだ。テレ東は、至極真摯に芸人と向き合っている。(伊藤雅奈子)
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芸能ネタ 2018年09月09日 06時00分
ローラ、山口達也氏、千鳥ノブ…有名人ローン事情 あのM-1芸人は支払い危機?
先日、タレントでモデルのローラが、アメリカ・ロサンゼルスに購入したばかりの豪邸を売りに出していると一部週刊誌で報じられた。 「ハリウッド進出をもくろんだローラは去年、3億円とも言われる豪邸を購入。ところが予想に反してハリウッドからの仕事のオファーはまるでありませんでした。月々の返済だけでも300万円以上かかるそう。やはりローラでも支払いが難しかったそうです」(芸能ライター) 人生の波がモロに影響してしまうローン事情。それは、今年最大のスキャンダルに見舞われたアノ人にも……。 「元TOKIOの山口達也氏は以前、東京の高級住宅街に、総額約3億円のローンを組んで豪邸を造成。妻や子どもと暮らすための御殿でした。しかし周知の通り、夫婦は離婚。さらに山口氏も引退に追い込まれ、住み続けることができなくなった。山口氏はこの豪邸の売却を急いでいるといいます」(同) ちなみに山口氏の豪邸の売却価格は強気の5億円だとか。入院費などがかさみ、かなりの大金が必要になっているのか。 ローンを組むときの「悲哀」と言えば、あの芸人がよく話題になる。 「ビートたけしは漫才ブームの頃、マイホームを買おうと業者を訪ねると、『あなたの時代はせいぜい3年』と言われて断られたそうです。実際、漫才ブームは3年で終わりましたが、コンビを実質的に解消した後にブレイク。再び借り入れることができたそうです」(同) 2010年の『M-1グランプリ』 で準優勝し、ブレイクしたのはスリムクラブ。内間政成はその勢いで世田谷の中古物件を30年ローンで購入したという。だが不安定な仕事柄からか、金利3%の住宅ローンしか組めず、物件価格の6000万円に利子が付き、総額9000万円ものローンを抱えているそう。 「しかもこの中古物件、断熱材が入っていないなど欠陥だらけ。この物件は、明石家さんまの番組の企画で購入したそうですが、さんまに『マンション買って!』と泣きついていました」(同) また、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの千鳥にもローン関連で苦労が……。 「ノブはかつて大阪市内に3900万円の新築マンションを購入。その時、芸人にとっては最高の栄誉のひとつ『THE MANNZAI』(フジテレビ系)で上位に食い込んだことを力説しても取り合ってくれなかったため、東京のレギュラー番組だった『ピカルの定理』(同系)を実績として紹介すると審査に通ったそうです。ただその半年後に番組は終わってしまった、と自虐していました」(同) やはりローン審査に必要なのは「継続的な仕事」のようだ。
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芸能ネタ 2018年09月08日 19時00分
『キングオブコント2018』今年は激戦の準決勝! レベルの高い大会でキラリと光る注目芸人
プロ・アマ問わず全国の挑戦者たちが“コント”で日本一を決める大会『キングオブコント2018』。その準決勝が、今月6日、7日と2日間にわたって行われた。いよいよエントリー総数2490組から選出された32組のお笑い戦士たちが10組に絞られる。 準決勝は1日目と2日目で計2ネタを披露し、総合評価によって選ばれる。見事勝ち抜いたコンビ、トリオが9月22日の決勝戦に姿を現す。今年は例年と異なり、決勝戦当日にファイナリスト上位10組が発表されることになった。 現在、準決勝に残っているラインナップは、相席スタート、阿佐ヶ谷姉妹、うしろシティ、うるとらブギーズ、かが屋、かもめんたる、空気階段、Groovy Rubbish、クロスバー直撃、高校ズ、ザ・ギース、さらば青春の光、GAG、しずる、ジャルジャル、ジャングルポケット、ゾフィー、大自然、滝音、だーりんず、チョコレートプラネット、ななまがり、ななめ45°、ニッポンの社長、ネルソンズ、ハナコ、マヂカルラブリー、モダンタイムス、やさしいズ、や団、ロビンフット、わらふぢなるおの32組。 若手、中堅と言われる芸歴の長さを問わず、いずれもキャラクターの強い顔ぶれが揃っている。2日目の準決勝当日、会場は異様な緊張感が漂っていた。たくさんのお笑いファンでひしめいており、今最も面白い芸人を一目見ようと熱い視線が注がれていた。 小道具を活かしたネタ、王道の設定ながらワードセンスの光るネタ、コントでしかあり得ない特異なシチュエーションの中で展開されるネタなど、どの組も工夫が施されておりクオリティが高い。その中でも、大きな笑いを取っていたのがネルソンズだった。メガネに坊主の小太り、舌足らずな口調という和田まんじゅうのキャラクターを活かしつつ、緊張感のある複数の状況をうまく1つのネタに収めるスタイルに磨きがかかっている。2016年に『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のコーナー「おもしろ荘へいらっしゃい!」で優勝した実力は伊達ではない。詳細は差し控えるが、芸歴9年目を感じさせる見応えのあるネタだった。 昨年、漫才師の日本一を決定する大会『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で、審査員の上沼恵美子に激怒されたことも記憶に新しいマヂカルラブリーも会場を沸かせた。漫才と同様に好みは分かれるところだろうが、ツボに入ると笑いが止まらない中毒性のあるネタは健在だ。大会ファイナリストの常連であるさらば青春の光も、緊迫する設定の中に新鮮な視点を加えた秀逸なコントで爆笑を起こした。コント中の“ココ”というポイントで確実に笑いを取るスタイルは、もはや職人を感じさせるものがあった。 その他、観ている者をハッとさせる展開のネタ、癒しさえ感じる幸せなネタなど、どの組も個性豊かなコントで笑いを巻き起こしていた。2008年に行われた第1回目の大会では、シチュエーションを重んじる関東とキャラクターを作り込む関西でスタイルの違いを感じさせるネタが多かった。しかし、今年の準決勝では、それぞれの良さを取り込んだ手法でコントの質を高めている印象を受けた。大会のスタート当初と現在では、芸人たちのネタの作り方も変わって来ているのかもしれない。 ともあれ、今年もすべての芸人たちがベストを尽くし、選出された精鋭たちがついに決勝戦で激突する。果たしてどの組が優勝するのか、番組の本番当日を楽しみに待とう。決勝戦の模様は9月22日18時55分からTBS系で生放送される(※一部地域は19時から放送)。
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芸能ネタ 2018年09月02日 12時40分
山里と品川、アルピーとダイアン…深夜ラジオでガチ喧嘩に発展した芸人
お笑い芸人の評価基準のひとつに、ラジオ番組のレギュラーメインパーソナリティーを務めたことがあるか否か、がある。すでに還暦を過ぎている明石家さんま、笑福亭鶴瓶でさえ、ラジオは辞めない。“芸人アンテナ”がさびないよう努めている証拠なのだろうか。 番組はほぼ、生放送。ゆえに、アクシデントも多い。思わぬ“ポロリ”で、予期せぬ遺恨が生まれることも少なくない。ここ数年で、芸人がもっともザワついたのは、南海キャンディーズ・山里亮太VS品川庄司・品川祐だろう。 発端は、2011年2月9日オンエアのTBSラジオ『水曜JUNK山里亮太の不毛な議論』。節分の時期にちなんで、山里が恵方巻きをくわえながら、嫌いな人の名前をいう企画だ。そのとき山里が口にしていた名は、明らかに「シナガワ」だった。 山里が“品川アレルギー”を発症したのは、『M-1グランプリ2004』で決勝に進出し、躍進したころ。『リンカーン』(TBS系)に出演した際に品川から「いいですね。笑われる人ってラクですよね」などと嫌味を言われたのだ。 のちに、“JUNK”の生放送中に、品川が突如乱入。闘いは一気に熱を帯びたが、後輩の山里が謝罪。事態は、リスナーが証言者として立ち合う形で終息した。 同じく、ラジオで不穏なムードとなり、やがて解決に至ったのはアルコ&ピースとダイアンの2組だ。先手を仕掛けたのは、ダイアン・津田篤宏。「アルコ&ピースのデカいやつ(平子祐希)。あいさつが雑やったけど、後輩なんか?」と、自身がメインパーソナリティーのラジオで怒りをあらわにした。さらに、「あいつ、後輩やったらどついたるねん」とケンカを売った。 アルピーといえば、『THE MANZAI 2012』のファイナリストになって以降、仕事は順調。特に平子は、漫才、コント、トーク、司会、ひな壇のすべてに対応するオールラウンダーだ。コンビ結成は06年だが、それぞれが別のコンビで活動していた期間が長く、平子のキャリアは21年に達する。ウッチャンナンチャンや出川哲朗、バカリズムや古坂大魔王(ピコ太郎)ほか、多くの芸人を輩出している日本映画学校の卒業生とあって、笑いのロジックもしっかりしている。 そんな平子に対して、後輩の津田は「自分の方が芸歴は上だ」と勘違いしたのだ。それでも平子は、“西の強風”に恐れをなして、長文のメールを送信した。対して、津田は短文で返信。最終的には、うやむやだった年功序列は明確になった。ベルリンならぬ“東西の壁”は崩壊。仲直りに至ったのだ。 深夜ラジオと言えば、有名人の忌憚のない発言がダダ漏れになるとあって、マスコミ関係者にとっては必聴のもの。芸人も“ホーム感”を漂わせ、暴走することも多い。ギャラは安いが、一流タレントの証のひとつだ。この文化は廃らないだろう。(伊藤由華)
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芸能ネタ 2018年09月02日 12時00分
「普通の漫才と違う」ナイツ塙の『M-1論』が話題に 紳助、さんま、ダイノジ大谷…それぞれの考え方
集英社新書プラスのインタビュー記事『関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?』にナイツ・塙宣之が登場。彼の独自の見解がネット上で話題となっている。 過去に『M-1グランプリ』で優勝した芸人は、関西圏が多く関西以外は少ない(3例)。この結果のもと筆者は、同大会で3度決勝に立ち、漫才協会の副会長も務める塙にインタビューを行っている。彼は、そもそも『M-1』は、吉本興業が制作している大会だと言及。他事務所の芸人が、決勝に上がれるだけでもありがたいのだと言う。また、『M-1』は普通の漫才とは違うこと、大阪をサッカーにおけるブラジルに例え、東京芸人が優勝するための必勝法を説いた。このコメントに、SNSでは「核心をついている」「ぐうの音もでない」「納得がいく」と絶賛されている。 過去にも、塙のように『M-1』に勝ち上がるための必勝法を披露した人物がいる。何を隠そう、それが同大会の発起人である島田紳助さんである。漫才は、いかに“つかみを取るかが大事である”といわれているが、紳助さんは当時「(M-1は)ラスト30秒が勝負」だと伝えている。また、ダイノジ・大谷ノブ彦は、過去同大会の決勝進出メンバーに素人参加者が加わった際に、「あくまでTVショーだ」と言及。暗に人選に演出の側面があるのではないかと語った。 こうして若手や中堅でも『M-1』に魅了され、『M-1』に翻弄されている芸人は多い。ゆにばーす・川瀬名人は『M-1』で優勝することだけを目標とし、優勝したら芸人を「引退する」とまで宣言。テレビタレントとして生き残ろうとはしていないようで、『ゴッドタン』(テレビ東京系)などの有名番組に出演する際も、嫌そうなそぶりも見せている。 「明石家さんまのように、“お笑いを競争するのが大っ嫌い”と堂々と語る人もいます。一括りに芸人といっても、それぞれ考え方があるのです。今や年末の風物詩となる番組ですが、今年も様々な芸人が『M-1』について語ることでしょう」(お笑いライター) いずれにせよ、12月に決勝が行われる『M-1』で新たなスターが誕生するのは事実。それぞれどんなネタを見せてくれるのか? 今から楽しみである。ちなみに、塙のインタビュー後編は8月31日に公開予定とのこと。前編と合わせてチェックしておこう。記事内の引用についてナイツ塙宣之・公式ブログよりhttps://ameblo.jp/knights-hanawa/
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芸能ネタ 2018年09月01日 06時20分
漫画家の森田まさのりさんのコンビが「M-1」一回戦通過、どこまで勝ち抜くか?
『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』といった人気作品を手がける漫画家の森田まさのりさんが、日本一面白い漫才の喋り手を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の1回戦を通過し注目を集めた。 『M-1グランプリ』は規定のエントリー料を支払い、条件を満たせば誰でも参加可能である。森田さんはお笑い好きとして知られ、お笑い芸人目指す若者を描いた漫画『べしゃり暮らし』も手がけている。森田さんは同じくお笑いフリークの漫画家仲間である長田悠幸さんと、コンビ「漫画家」を結成した。 これを受け、ネット上では「『漫画家ならではのネタ』が披露されたみたいだけど、どんなのか見てみたいな」「漫才じゃないけど、フリップネタやったら最強じゃね?」といった声が聞こえてくる。硬派な漫画の書き手といったイメージの強い森田さんの意外な一面にファンも驚いているようだった。 『M-1グランプリ』の1回戦の通過率はおよそ25%程度といわれる。プロの芸人であっても落ちることのある厳しい世界だ。アマチュアが通過するためには、現在の漫才に対する傾向と対策はもちろんのこと、なおかつコンビならではの個性を出す必要もある。お笑いファンが持つ知識や感覚を生かすことも可能だろう。 気になるのは、この先どこまで進むかという点である。『M-1グランプリ』は2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と続く。準決勝の出場者からファイナリスト9組と敗者復活1組が選ばれる。ネット上では「できるだけ大きな舞台で見てみたいわ」「(アマチュアコンビの)『変ホ長調』の例もあるから決勝も期待できるな」といった声が聞かれる。はたして森田さんと長田さんによる「漫画家」はどこまで勝ち抜くのか要注目である。
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カウント2.99 大連立VS戦極!? 日本総合格闘技界に二極化の波
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緊急会議カウント2.99 再び熱を帯び始めた格闘技界の2008年をぶった斬る
2008年01月10日 15時00分
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エメリヤーエンコ・ヒョードル大みそか参戦発表から一転
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分