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芸能ネタ 2017年01月10日 11時50分
有名人マジギレ事件簿(7)〜オリエンタルラジオのマジ喧嘩を称賛した太田光〜
昨年、オリエンタルラジオ率いるダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHによる「PERFECT HUMAN」が大きな話題を呼んだ。同パフォーマンスがテレビのネタ番組で披露されると、その完成度の高さが口コミで広がり、年末には紅白へも出場。そんな「PERFECT HUMAN」は当初、「武勇伝」を進化させた新ネタを作ることを目的としていたという。しかし納得のいくものができなかった彼らは、音を足してアレンジするなどのテコ入れを開始。そして1年間、ライブなどで様々なパターンを披露し、試行錯誤を経て完成したものが「PERFECT HUMAN」だった。 しかし同ネタは最初から爆発的な人気を獲得したわけではない。オリラジは2015年末、『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭りスペシャル!』(テレビ朝日系)でテレビ初披露したものの、「世間的な反響が思っていたほどなくて、実は心が折れていた」と中田は当時を振り返っている。そのため、彼は新たなネタ作りに取り掛かろうとしていたのだが、それを止めたのが妻である福田萌であった。彼女は「あのネタは良い! 来年1年間はやり続けた方がいい」と落ち込んでいた中田を奮い立たせ、その言葉がキッカケとなり翌年の『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)で再び「PERFECT HUMAN」を披露。そして同番組を機に、武勇伝、チャラ男&インテリキャラに続く、オリラジ3度目の大ブレイクへと繋がっていく。 だがここまでの道のりは決して順風満帆なものではなかった。オリエンタルラジオは「史上最速でブレイクした芸人」と呼ばれ、NSC在学中にもかかわらず『M-1グランプリ2004』準決勝進出。翌年には武勇伝ネタで数々のテレビ番組に出演し、一気にブレイクした。最盛期にはレギュラー番組19本、うちゴールデンタイムのレギュラーは3本という異常な仕事量をこなしていたのである。しかしその多忙な日々がやがて彼らの精神を蝕んでいく。同期の芸人・ニッチェの江上敬子は当時のオリラジに関して「すっごい苦しそうにテレビ出てたんですよ。特にあっちゃん(中田)が、目の焦点が合ってないというか。ヤバそうな感じがすごい出てて」と語っている。 中田の精神状態は確実におかしくなっていた。当時、365日生放送をする番組『ヨシモト∞』にて、彼は急にカメラに向かって「何撮ってんだよ! お前ら365日、俺のこと見て何撮ってんだよ!」と、仕事で撮影している現場のカメラマンに突然の大激怒。そして中田は強引にカメラを奪い、大声をあげながら客席を映し出すという奇行に出た。彼らはブレイク時、睡眠時間もなく、次々と分不相応なゴールデン番組のMCを任されたことで、許容範囲を超え、平常心を消失。そして伝説とも言われるラジオ生放送での大喧嘩が起きてしまうのだった。 当時、番組ではリスナーから送られてきたアニメ『エヴァンゲリオン』に関するネタを紹介。藤森は同アニメに詳しくないためネタを理解できず、中田は「あ〜、全然わかってねぇな〜」「これの面白さわかんねぇかな〜」と不満をぶつけていた。それに対し藤森は「イメージはわかるけど」と返すも、中田はさらに「慎吾のこの顔腹立つんだよね。ネットにアップして欲しいわ。この顔。出番前に『慎吾、ヒゲ伸びてるよ』とか『鼻毛出てるよ』とかってイジったときに、すげぇ不機嫌になるんですよ」と噛みついたのである。それでも藤森は次のハガキを読むように誘導したのだが、中田が「あぁ!?」と声を荒げると、藤森は今までのトーンとは確実に違う声で「はよ読めや! なんだこの野郎! おい!」とマジギレ。そして両者の罵声が飛び交うと、摑み合いになるほどの喧嘩となり番組は中断された。 本人たちにとっては、多忙な仕事によるストレスや孤独が引き起こしたリアルな喧嘩だったが、それを特に面白がったのが爆笑問題の太田光である。彼は「オリラジのケンカの『なんだオラ!』『なんだテメェ、メガネコラ!』『テメェもメガネ掛けてんだろうが、コラ!』って言う、あのくだりがもう本当に好きで。最高に好きです。あれもわかるんですよ。芸人じゃないとわかんない、あのケンカ(笑)」と度々、テレビやラジオなどで絶賛。 これらの言葉に救われたのが、ほかでもない中田だった。彼は自身のブログで太田について「太田さんが、僕らのラジオを聞いて爆笑したと言ってくれたのは最高に嬉しかった」「たとえそれがケンカというハプニング的なことであろうと、とにかく太田さんが嬉しそうにほめてくれたことが、うれしかった」と綴っている。中田は高校時代から爆笑問題のラジオを聞いており、彼にとって太田は憧れの存在だった。そして「僕が爆笑問題さんを心から尊敬しているのは、あれだけのキャリアで、かつあれだけの忙しさの中、ずっとずっと漫才を続けていることだ。それは生半可なことではない。爆笑問題さんほどの地位を築いていて、さらにネタを作り続け舞台に立ち続けている人なんてそういない」と尊敬の気持ちと共に、「自分もどんな状況になっても人を笑わせ続けたい、誇り高い人生を生きたい」と本音を吐露した。それから何年も経ち、オリラジは自身のスタイルを模索し続けた結果、「PERFECT HUMAN」を完成させる。そして同ネタを初めてテレビで披露したのは爆笑問題の番組だった。 これまで芸能界の浮き沈みを味わった中田は「いくら評価されなくても、されても本物しか残らない世界なんですよ! このテレビって。なんであいつおんねんって人が何年もいれる世界じゃないってことが証明されたんだとしたら、じゃあ、俺がんばってもう1回やろうよって思えたんです!」と過去に出演した番組で熱く語っているように、オリラジはテレビで様々な実験を繰り返し、自分たちのスタイルに辿り着いた。そして今も、本物しか残らないテレビの世界で活躍し続けている。(柴田慕伊)【参考】・『AmebaFRESH! 鈴木おさむのノゾキミチャンネル#4』(2016年3月1日)・『アメトーーク! オリラジ同期芸人』(2016年2月4日)・『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』(2007年8月24日)・『爆笑問題カーボーイ』(2015年9月22日)・『オリエンタルラジオ中田敦彦のブログ』・『ブラマヨとゆかいな仲間たち』(2010年11月15日、22日)
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芸能ネタ 2016年12月27日 12時00分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol59 カミナリ)
『M-1グランプリ2016』の決勝戦に、まさかの初進出。年末には、露出が増えた。茨城県なまりで、どつきツッコミ。同郷で仲がいい。…らしいが、ホントはどんな人? (伊藤雅奈子) ――“M-1”効果はありましたか? 竹内「今までテレビで観てた先輩たちが、声をかけてくれて」 石田「僕たちのことを知ってくれてんだって、驚きが多いです、最近は。少し前だと、千原ジュニアさん。スタジオで向こうのほうから、『M-1、おもろかったで〜っ』と話してくださいまして」 竹内「会話も弾むようになりました」 石田「これまでの5年間は、コントをやってたんですけど、去年の“M-1”復活をきっかけに、漫才をはじめたんです。コントのころは、他事務所と交流がなくて、10人のお客さんの前でやってて(笑)。でも、今年は100人以上のお客さんの前で、その日のネタの統計もとれて、芸人さんとの交流も増えて。ネタのいいところ、悪いところが見えて、ちゃんと揉まれました」 ――地元の茨城弁を残しつつ、石田さんが竹内さんの頭をどつく漫才スタイルは、どのようにして完成したんですか? 石田「漫才中、まなぶくんがずっとアゴを出してて、僕が『そういえばアゴ出てんなぁ』と最後のほうにツッコんだら、ある番組のスタッフさんから、『“そういえば○○だなぁ”って遅れてツッコむって、発明だね』っていわれたんです」 竹内「あとで聞くと、その人も同じ茨城出身で」 石田「『革命』とまでいってくれたね(笑)」 竹内「そう。で、どつくというのは2014年、まだコントをやってたとき、地元でライブをやって、基本ウケてるんですけど、ホームのわりには、あれ!? っていうウケ方で。悔しくて、アドリブで頭をおもいっきりブッ叩かれたら、東京ドームが沸いたぐらいの歓声と笑いが起こって(笑)」 石田「そのあと漫才に切り替えて、叩いたあとに、『そういえば○○だなぁ』ってゆっくりツッコむスタイルになっていきました」 ――竹内さん、頭は痛くないんですか? 竹内「ウケると、ぜんぜん痛くない」 石田「スベったら、痛みを感じるんだよね(笑)」 竹内「叩かれ方、“M-1”決勝の2日前に見つけたんです。たくみくんのほうを向いていると、鈍い音なんですけど、僕がボケて、(左側頭部を)叩かれてから(石田のほうを)向くと、いい音が鳴る」 石田「鳴らない場所とか、鈍い音とか、いろいろ試したね。ただ、“M-1”が終わってからは、叩くネタと叩かないネタの両方を作っていこうと決めてました。漫才の幅を広げる意味で」 ――このコンビは、竹内さんがキーマンのような気がします。 石田「根っから優しいんですけど、普通に間違えることが多い。『小学校のとき賞状をもらって』っていう話をしているのに、最後まで聞いたら、賞状がまったく関係なかったとか(笑)。それが漫才につながったんで、まなぶくんが完ぺきな人間だったら、今のスタイルはできていない。学歴はあるのに、バカキャラですから。早稲田大学ですからね。それも、文系の全学部を受けて全部落ちて、2浪目で10個受かったという(笑)」 竹内「政治経済学部に入ったんですけど、経済って、学問的にいうと理数系らしく。数学はぜんぜん勉強してなかったんで、単位を取れなくて、バーベキューばっかりやってました。木曜に食材を決めて、日曜日に焼く(笑)。その結果、6年半通って、40単位しか取れなくて、去年中退。辞めた時期にたまたま漫才をはじめたんで、(事務所の先輩の)サンドウィッチマンさんは、“気合が入った”と捉えたようで」 石田「まなぶくんは、持ってる人なんです。学生時代はサッカー部で、へたくそで補欠だったんですけど、同点の試合で最後の5分で出されて、Vゴールを決める。それを3、4回も経験してる」 竹内「真ん中がない人生なんですね。今回も、漫才に変えて、いきなり“M-1”ですから」【プロフィール】竹内まなぶ(左) '88年9月生まれ。石田たくみ '88年7月生まれ、ともに茨城県出身。2011年コンビ結成。グレープカンパニー所属。(次回は17年1月最終週に更新)
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芸能ネタ 2016年12月22日 11時40分
銀シャリとライスのご飯対決が実現
今年のM-1王者の銀シャリと、キングオブコント王者のライスが、都内で行われたTBS系正月特番『笑いの王者が大集結!ドリーム東西ネタ合戦』の囲み取材に出席した。 来年1月1日に放送される同番組で2組は直接対決するとのことで、ライスの関町知弘は「お笑い界の米騒動です!」と話し笑いを誘う。一方銀シャリの橋本直は「どっちが勝っても米類、国産か輸入か」と語った。 また、ライスの田所仁は「この勝負の結果によって、2017年のお米の仕事がどっちに来るか(決まる)」と意気込んだ。しかし、同じく米に関するコンビ名ということで、「4人でお米のCMやってみたい」と団結する場面もあった。 漫才以外の仕事にも挑戦したいという銀シャリには、取材陣から「青ジャケット」を脱ぐタイミングについての質問が飛んだが、鰻和弘は「(徐々に)うっすら色が変わっていくと思う」と回答した。 会見には他に今年活躍した女性芸人コンビのおかずクラブとピン芸人の横澤夏子も参加。2017年の目標を横澤は「私もR-1ぐらんぷりで優勝したいなって思います」と話し、おかずクラブ2人も来年のキングオブコント向けて意気込みを見せた。(斎藤雅道)
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芸能ネタ 2016年12月08日 13時05分
「M-1」最終決戦 ダウンタウン松本&爆笑問題の太田が共に和牛を評価
6日深夜放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で爆笑問題の太田光が、4日に開催された「M-1グランプリ2016」ファイナルに出場したお笑いコンビ・和牛を大絶賛し、同大会で審査員を務めたダウンタウンの松本人志と同じ評価を下すことになった。 ファイナルに進んだのは9組。拮抗した戦いが繰り広げられたが、特に最終決戦はハイレベルな戦いとなり、どのコンビが優勝するかは僅差だった。最終的に12代目チャンピオンに輝いたのは銀シャリ。5人の審査員の内、オール巨人、博多華丸・大吉の博多大吉、上沼恵美子が投票し、中川家の礼二はスーパーマラドーナ、そしてダウンタウンの松本人志は和牛に投票した。決勝ファーストステージを終えた際、和牛に対して松本は「やっぱり優秀ですね。和牛はいろんなネタ見てますけど、全部面白いからね」と高く評価していた。 そして、「爆笑問題カーボーイ」で太田も和牛の漫才を絶賛。特にツッコミの川西賢志郎を高く評価した。最終決戦で、和牛は「お祭り」ネタを披露していた。 太田は「オレ、感心したよ、和牛ってヤツのツッコミの方が、オレだったらテンション上がっちゃってるから、あの冷静なツッコミを絶対保てないだろうなって」と高評価。 続けて、「オレなんか特にそうだけど、出て行った瞬間に客に飛び込んじゃったりして、ネタが崩れるじゃない。あの冷静な良いツッコミ良いじゃない、すごく。あれを保てるっていうのはね、並大抵じゃない。見事だよね」と大絶賛した。 また、ボケの水田信二も評価し、相方の田中裕二も和牛を絶賛していた。
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芸能ネタ 2016年12月07日 11時50分
お笑いコンテスト優勝芸人がバイト生活に転落
『M-1グランプリ2016』の覇者は、銀シャリに決定した。チャンピオンになって、100本の仕事が舞い込んだというから、“M-1”特需は越年しそうだ。 お笑い業界は、春がピン芸人の“R-1ぐらんぷり”、秋はコントの“キングオブコント”、年末は漫才の“M-1”が3本柱で、優勝芸人は売れる片道切符を手に入れたも同然だ。ところが、優勝した数年後、アルバイト生活に転落する者も稀にいる。『キングオブコント2013』王者・かもめんたるがそうだ。 岩崎う大、槙尾ユウスケの2人は、優勝直後の1か月は多忙を極めた。1か月間で15回もテレビに出たのは、生涯初だった。そのバブルは同年末まで続いたが、翌14年から徐々に仕事が減少。現在はお笑いライブを除くと、月1〜2本程度にまで落ちこんでいる。 すでに、中古ながらも一軒家を購入しており、3児のパパである岩崎は、副業を開始した。出版社で月収5〜7万円、ライター業で月に5万円、所属事務所・サンミュージックの演技指導講師で月に2万円ほど稼いでいる。一家の主として、身を粉にして働かざるを得ないのだ。 悲しいのは、相方の槙尾もバイトなしで生活できなくなっていることだ。彼は、同じ事務所の先輩・ヒロシが経営するカラオケパブで、ランチタイムにウエイター。月に2〜3万円ほど潤っている。2人の芸人月収は4万円程度。バイトはもう、1年以上続けている。 『R-1ぐらんぷり2014』で満票優勝したやまもとまさみの場合は、なんと、アプリ系企業に就職してしまった。彼のコントは折り紙つきだが、役者経験が長いため、フリートークが苦手。そのため、本来ならバブルを謳歌できるはずの優勝直後も、全国ネットのテレビ出演は5本だけ。その後も露出は減る一方で、最近は週末、ビンゴ大会の司会業が入る程度だ。 2児のパパで“R-1”優勝時は、電気製品の実演販売、大工、美白美容液の販売と3つのバイトを掛け持ちしており、月収40〜50万円はあった。役者中心の現在は、アプリ会社で開発、提案をして、バナー広告の売れ高で収入が決まる雇用形態で働いている。その部署のリーダー。「“R-1”でチャンピオンになった」という功績が称えられての、役職だ。 振り返れば、“R-1”は悲運のコンテスト。歴代覇者でも浅越ゴエ、なだぎ武、中山功太、佐久間一行、三浦マイルドなどは、全国的知名度が低い。バイトしている者もいるほどだ。 今は、銀シャリがこの二の舞にならないことを願うばかりだ…。
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芸能ネタ 2016年12月05日 21時00分
M-1王者 銀シャリがダウンタウン浜田にもひるまなかった過去
4日に放送された漫才師日本一を決定する「M-1グランプリ2016」(テレビ朝日系)の決勝で、お笑いコンビ、銀シャリが第12代王者に輝いた。 銀シャリは、大阪NSC25期生の鰻和弘と橋本直が2005年に結成。そのスタイルは、正統派しゃべくり漫才コンビと称されている。関東ではあまりなじみのないコンビであるが、実は彼ら、あのダウンタウンの浜田雅功にもひるまなかったエピソードを持っている。 ダウンタウン浜田雅功とロンドンブーツ1号2号の田村淳のロケ番組「ごぶごぶ」(毎日放送、レギュラー放送は終了)で、銀シャリが登場したことがある。銀シャリが初登場した回では、田村淳が交通事情で収録に間に合わず、月亭方正とほんこんが急遽出演。3人でNGK(なんばグランド花月)の楽屋を訪れると、銀シャリの2人がいた。 何も説明せずに、蹴りを入れて銀シャリを引き連れようとする浜田たち。そんな中、銀シャリの橋本は、「後輩にいきなり蹴りを入れるのおかしいでしょ」「僕ら何もわからない。情報が入っていない」と口で反撃。そのたびに、ほんこんが浜田に叩かれる。そんなほんこんは、銀シャリに、「ほんまお前ら口答え多いな」と一言。それでも銀シャリはひるまなかった。果敢に挑んでいく銀シャリに最後には浜田も、「うるさいなあ、お前はうるさい」と言いながらも、しっかりと「銀シャリの橋本」を認識するようになった。 お笑い界のドン、ダウンタウンの浜田雅功にもひるまなかった度胸が、今回、M-1という大舞台でもいかされたことは間違いない。
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芸能ネタ 2016年12月04日 16時30分
「M-1グランプリ2016」 大きく入れ替わった審査員がカギ
4日の18時30分から「M-1グランプリ2016」の決勝戦が始まり、その模様はテレビ朝日系列で生放送される。優勝賞金1000万円と第12代目チャンピオンの称号をかけて、若手芸人たちが熱いバトルを繰り広げる。 今回の注目は審査員だろう。昨年は中川家の礼二、ますだおかだの増田英彦、フットボールアワーの岩尾望、ブラックマヨネーズの吉田敬、チュートリアルの徳井義実、サンドウィッチマンの富澤たけし、NON STYLEの石田明、パンクブーブーの佐藤哲夫、笑い飯の哲夫の9名。このメンバーは同大会の歴代チャンピオンで、比較的年齢層が若いというのが特徴だった。 ただ今回、審査員が大きく入れ替わった。オール巨人、上沼恵美子、ダウンタウンの松本人志、中川家の礼二、博多華丸・大吉の博多大吉の5人。昨年から引き続き審査員を務めるのは礼二のみ。審査員の数は半数近く減り、また幅広い年齢層から選ばれた。この5人ではオール巨人、上沼がベテラン勢、松本が中堅、礼二と大吉が若手といったところで、非常にバランスのとれた審査員になった。 若手芸人の間では神格化されている松本が注目されがちだが、冷静な目を持ったベテラン勢の審査が大きなカギとなるだろう。
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芸能ネタ 2016年12月01日 11時47分
松本人志 天然連発で番組ネタバレを連発したジミー大西に「しんどい」と苦笑
11月30日、動画配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」でオリジナル番組『ドキュメンタル』が配信をスタートし、同日、都内で行われた完成披露イベントにお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が出席した。 同番組はお笑いタレント10人から参加費100万円ずつを集め、密室でお笑いバトルを繰り広げ、最後まで笑わず勝ち残った人が賞金1000万円を獲得するというもの。チェアマン的な役割で参加した松本は同番組の狙いについて「大喜利だったり漫才、一人喋りだったり、(番組は)そこと被ってないところで“密室芸”というか、今までなかった、ある意味、密室芸のM-1です」と語った。 今回参戦したのは、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、くっきー(野性爆弾)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、久保田和靖(とろサーモン)、斎藤司(トレンディエンジェル)、アントニー(マテンロウ)、川原克己(天竺鼠)、ジミー大西、大地洋輔(ダイノジ)の10人。マルチカメラが監視する密室の中で、笑ってしまった疑いのある芸人を発見すると、松本がサイレンを鳴らして制限時間カウントを一時ストップ。審議し、笑った芸人にレッドカードで即退場を言い渡すというルールになっている。 イベントに登壇したジミー大西は感想を語るなか、うっかりネタバレを連発。突然の発言に近くにいた宮川が「あかん!」と制止に入り、松本は「しんどい…」と笑いをこらえつつ、「(薬物更生施設の)ダルクから出てきたばかりなので、すみません」とブラックジョークを飛ばしたのだった。 若手芸人は参加料の確保に苦心したようで、久保田は「薬品の治験を受けてきました。右腕に薬を塗って、2日間タコ部屋に入って30万もらってきた」とコメント。アントニーは先輩芸人数人に借金をしたそうだが、企画の内容を明かすのはNGだったそうで「若手の中で『アントニーがとにかく今お金が必要らしい。あいつヤバいことやってるんじゃないか』って、変な噂が広がりました」と明かし笑いを誘った。 イベントには、Amazonコンテンツ事業本部長のジェームズ・ファレル氏も出席。その場で同番組の第2期製作の打診もあり、松本は「やります! 僕はやりますよ!」と返し、「誰出そうかな? ジミーちゃんまた出てくれる?」と早速出演交渉をしていた。(斎藤雅道)
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芸能ネタ 2016年11月30日 14時05分
リアル兄弟漫才師は第二の中川家になれるか
4日の日曜日、いよいよ『M-1グランプリ2016』が開催される。昨年は、同日午後に行われた敗者復活戦を制して決勝戦に勝ち進み、そのまま優勝したトレンディエンジェルがキングに輝いた。今年の大活躍は、いわずもがなだ。さかのぼれば、07年大会でも、当時はまったく無名だったサンドウィッチマンが敗者復活戦から優勝するという、初の快挙をなしとげている。 となれば、今年も当然、当日14時30分から生放送される敗者復活戦も注目せざるをえない。辞退した南海キャンディーズとアルコ&ピースを除き18組が残っているが、そのなかにはすでにテレビタレントとして活躍中の三四郎、メイプル超合金、ジャルジャルなども名を連ねている。そんななか、唯一の兄弟コンビがミキだ。大阪のよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する2人である。 ともに京都府出身で、兄の三木昴生がツッコミ、弟の亜生がボケ担当。結成5年目の今年はまさに当たり年で、『第1回上方漫才協会大賞』で新人賞を受賞、『第46回NHK上方漫才コンテスト』で優勝している。さらに、全国区の生放送初出演となったフジテレビ系“27時間テレビ”内の企画「笑わせたもん勝ちトーナメント KYO-ICHI」の初回大会で、まさかの優勝。地元・関西でも売れていない若手が、ミラクルを起こした。 そんな2人に待ったをかけたいのは、同じよしもと大阪に籍を置く、吉田たち。ミキより先輩で、兄弟コンビの上をいく双子というのが大きな武器だ。今年がデビュー10年目。ネクタイが青色なのが兄で、赤色が弟。2人そろって小学生から高校生までサッカー部だった。 他事務所で、関東を拠点にしている兄弟コンビでは、勝又が有名。こちらはモデル・女優を多く抱えるオスカープロモーションに所属。ani(勝又伸悟)と弟(誉文)という芸名に変えて、漫才よりコントを主としている。父は、現役時代の千代の富士貢の主治医。脱臼癖を克服した名医として有名だ。 プロダクション人力舎に所属する本田兄妹は、兄妹コンビ。ひでゆきは兄で、ツッコミ担当。女子のお色気プロレスであるキャットファイト組織・CPEの専属レフェリーも務めている。妹のあやのは、元引きこもり。そんな妹を外に出すきっかけで、“M-1”に挑戦。そのまま芸人の道に進んだ変わり種だ。 “M-1”覇者で兄弟コンビといえば、初代(01年)王者の中川家ただ1組。兄弟漫才師が多くはいないため、チャンピオンになる確率も当然低いが、ミキが今年、大きくリード。このなかから第二の中川家は現れるか!?
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芸能ネタ 2016年11月28日 12時00分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol58 ANZEN漫才)
東京都足立区出身の幼なじみコンビ。“第2のウド鈴木”といわれるみやぞんは、超おバカな愛されキャラ。あらぽんは怖い見かけと反して、話術が達者。すでにCM出演もはたし、人気番組に引っ張りダコの2人。その素顔とは。(伊藤雅奈子) −−最近はよくテレビで観ますが、生活は変わりましたか? あらぽん「僕、ラーメン屋でバイトしてるんですけど。そのラーメン屋の上に住んでて、もう16〜17年働いてるんですけど、お客さんから声かけられる率がすごく高くなりました」 みやぞん「忙しいというより、毎日必死です。実感がないんですね。気づいたら、1日が終わってる」 あらぽん「テレビが増えて、緊張する回数が増えて」 みやぞん「街で声かけられますね。“みやぞん”って、いいやすいんですって。あと、“イッテQ!”でクロワッサン作ったんで(※)、ちっちゃい子とかは、“あっ、クロワッサンだ!”って」 −−みやぞんさんは、つかみどころがありませんね。 あらぽん「エピソードは山ほどありますけど、僕ら今でも電車移動で、家が近いんで、現場に一緒に行って、一緒に帰るんですけど。一緒に行けないときがあって。ちょっと離れたとこだったんですけど、みやぞんはちゃんと1人で行けたんですよ。彼、感覚で覚えるんですけど、『どうやって行ったの?』って聞いたら、『青い電車は都内から離れる。緑の電車は都内に向かうから、青い電車に乗ってった』って。それで奇跡的に着くという(笑)」 みやぞん「ギャッハハ〜ッ(笑)。そういうの、ない?」 あらぽん「ねぇよっ!」 みやぞん「ないっか。最近知ったんだけど、青乗っても、新橋とかに行っちゃうのね。だから、あれには乗っちゃいけないんだよ。怖いよね〜。そこは勝負」 あらぽん「これが、ずっと続いてる人(笑)」 −−感覚人間なのか、天然なのか。もしかして天才なのか。 あらぽん「すごいバカですよ。天然で説明つかない」 みやぞん「そのさ〜あ、天然の意味がわかんないんだよ。飼い猫じゃないってこと? 養殖のブリとかあるし。あー、わかんない」 あらぽん「保育園の1歳からずっと一緒で、中学まで同じ学校で。みやぞんは中学を1日も休まなくて、マジメだったのに、テストの成績がすごい悪かったんですよ。ある日、答案用紙を見せてもらったら、質問に対して質問で答えてるんです、“『それは何ですか?』のそれってどういうことですか?”って(笑)」 みやぞん「だから、0点とか5点とか。数学はね、中学でがんばったとき、みんなが取れない75点を取ったけどね」 あらぽん「やればできる子なんです。小学生まで体が弱かったんで、克服するために、野球やったり筋トレやってたら、ケンカもしたことないのに、勝手に番長にされちゃった(笑)。その理由が、ちょうどヒップホップがはやってて、みんながズボンの腰ばきやってるなか、1人だけピッチピチのTシャツ着て、ズボンにインして、胸の真下まで上げてた。それで、筋肉ムキムキ。それを見たヤンキーたちが、“あいつにはスキがない。ヤバいやつだ”って(笑)」 みやぞん「そう、そう! だらしないのが嫌いなの。お母さんが、デカいの買っちゃうからさ。ハハ〜ッ」 −−ちなみにですが、賞レースをめざすタイプですか? みやぞん「『仙台お笑いコンテスト』! 僕らが真剣に獲りたいと思ったのは、それだけです」 あらぽん「毎年のように通ってたコンテストね。『M-1グランプリ』は、みやぞんが緊張しすぎて、ステージに出た瞬間にいきなりオチを言っちゃうとか、入り時間とはじまる時間を間違えるとかで、マジメに取り組めたことがないからね」 みやぞん「僕はね、順位を決めるのに興味がないんですよ。ドキドキしちゃうでしょ。楽しくやりたいから。1位とか、そういうのを決めるのは、マリオカートぐらいでいいよぉ」(※) 日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』の不定期企画“世界の果てまでイッタっきり”に出演中のみやぞん。アメリカで好物のクロワッサンを作ることとなった。【プロフィール】みやぞん(左) '85年4月生まれ。あらぽん '85年10生まれ、ともに東京都足立区出身。2009年コンビ結成。浅井企画所属。12月3日(土)に単独ライブ『じゆうちょう7ページ目』(開演19時)、12月4日(日)にスペシャルライブ『日曜な感じ』(1部/企画ライブ『らくがき』(開演17時)、2部/トークライブ『あの話Vol.2』(開演19時15分))。会場は、東京・新宿ハイジアV-1。チケットは予約前売1,800円、当日2,000円。問い合わせは浅井企画03-3443-5980まで。(次回は16年12月最終週に更新)
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カウント2.99 大連立VS戦極!? 日本総合格闘技界に二極化の波
2008年02月13日 15時00分
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オスカーがバラエティー部所属のお笑いタレントをお披露目
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緊急会議カウント2.99 再び熱を帯び始めた格闘技界の2008年をぶった斬る
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小池栄子・坂田亘“家庭内離婚”!?
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やれんのか!大晦日!2007 長谷川秀彦がダブルM-1制圧をぶち上げた
2007年12月15日 15時00分
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3・5「戦極」で吉田秀彦VSエメリヤーエンコ・ヒョードル実現!?
2007年12月11日 15時00分
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やれんのか!大晦日!2007 大連立の成立で夢カードが急浮上
2007年11月29日 15時00分
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やれんのか!大晦日!2007 “PRIDE”が大みそかにさいたまSAで“一夜限りの復活祭”を開催
2007年11月22日 15時00分
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エメリヤーエンコ・ヒョードル大みそか参戦発表から一転
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オリラジ 「M-1」1回戦通過
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麒麟・川島が窮地に
2007年07月18日 16時00分
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芸能
吉本興業とオロナミンCのコラボイベント開催
2007年06月18日 22時53分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分