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NHK朝の顔となった華丸のオジサン丸出しの夜の顔

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博多華丸

 博多華丸・大吉といえば、サンドウィッチマンと並んで好感度が高い漫才師。今年4月には、NHK朝の情報番組『あさイチ』のメインキャスターに就任。一方では、ピンとしても活躍中だ。

 華丸は、13年にオンエアされたドラマ『めんたいぴりり』(テレビ西日本)で主役を射止めた。同作は、さまざまな賞を受賞。舞台化、映画化され、主演俳優としての才覚を見せつけた。対する大吉は、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の審査員を務めたほど、芸人仲間からの信頼は抜群。あのダウンタウン・松本人志でさえ、全幅の信頼を寄せている。

 そんな2人は、地元・福岡県を拠点にしていたころは、名士や企業社長などと「ズブズブの関係」(本人いわく)だったという。九州男児らしく、酒はかなり強い。現在、それぞれがゲストと酒を飲むシンプルなレギュラー番組を抱えているのは、役得にして本質をとらえている。

 大吉は、TOKIO・松岡昌宏と土曜深夜の『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』(テレビ東京系)。華丸は日曜深夜の『博多華丸のもらい酒みなと旅2』(同)。2人をバラバラにして、経費で飲ませようというあたりが、テレ東らしい。

 しかし、飲み方が違う。松岡と安い飲み屋に赴いて、ゲストの女性タレントからゲスな本音を引きだそうというのが、大吉。対して華丸は、ゲストに丸投げ。“博多華丸が日本全国のウマイ飯とウマイ酒を求め相席旅へ”というコンセプトからはずれてはいないが、とにかく自由なのだ。

 国民的美少女の女優・工藤綾乃が招かれた回は、華丸の後輩芸人であるしずるもゲスト。後輩がいるせいか、華丸の酔っ払いがいつもよりヒドい。それを象徴したのが、あるシーンのやり取りだ。

 オーダーしたジャンボ餃子を待っているとき、華丸は、「携帯ある? 誰か……。ソフトバンクと西武ライオンズの(結果を知りたい)。今日、大事なんよ! なん対なに!?」と、現場にいる全員に向かって、調べるよう指示したのだ。しずる・池田一真は、「仕事中です。ダメですよ!」と律したが、華丸は「よかろうもん」と下がらない。仕方なく、しずる・村上純がポケットからスマホを取り出して、途中経過を知らせると、「ロケしとる場合やないばい!」と席を立った。結果、ゲスト3人が取り押さえ、華丸もダッシュするわかりやすいジェスチャーを見せたことで、ひと笑いが起こった。芸人としてオールOKの帰着点を見いだすあたりは、さすが熟練芸人の成せる業だ。

 NHKの平日朝の顔も、日曜深夜はふつうのアラフィフ親父。酔っぱらい、親父ギャグをさく裂させても、月曜日の朝になると180°違うたたずまいでカメラの前に立つ。この高低差も、好感度芸人たらんとしている理由だろう。
(伊藤雅奈子)

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