小杉といえば、今ではすっかりデブキャラ芸人の一員であるが、もともとは痩せていた。彼らのブレークのきっかけとなった『M-1グランプリ2005』(テレビ朝日系)の優勝時の、今とは見違えるほどスリムな体型には驚いてしまう。こうした芸人は少なくない。ほかには誰がいるだろうか。
「昔は格好よかったのに太ってしまった芸人としては、TKOの木下隆行がよく知られていますね。身長183センチと長身であり、若手芸人時代は長髪でかなりイケメンだったようです。ただ、『カッコつけすぎたため』最初の東京進出に失敗しています。今は体重は100キロを越え、太った人間向けのファッションブランド『BUCCA 44』のディレクターを務めるなど、完全にデブキャラ芸人の位置が定着しています」(芸能ライター)
ただ、芸人にとっては、太ってしまってもそれをネタにできる強みがある。
「ロバートの秋山竜次も、かつては痩せていました。しかし、その体型では、再ブレークのきっかけとなった梅宮辰夫をはじめとする『有名人の体ものまね』はできなかったでしょう。ある程度、ふくよかな体型だからこそできた芸当といえますね。お笑い芸人ではありませんが、バラエティもこなせる彦摩呂も、かつては細身のイケメンでした。今はさすがに太り過ぎといえますが、グルメルポにはガリガリよりもある程度の体型が求められるのではないでしょうか」(前出・同)
デブもキャラクターになるのは確かだが、くれぐれも健康には気をつけてもらいたいものだ。