衝撃の未成年犯罪事件簿
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社会 2022年12月10日 19時00分
推理小説マニアの犯罪!つくば万博爆破未遂事件【衝撃の未成年犯罪事件簿】
大手食品会社を標的にし、社長の誘拐や毒入り菓子を店内に放置するなどの犯罪で話題になった通称「グリコ・森永事件」。犯行前に脅迫状を送り、警察を煙に巻くような行動は「劇場型犯罪」と呼ばれた。 なお、グリコ・森永事件が発生した1984年~1985年にかけて、全国では事件を模した犯罪が全国で発生。犯人グループの名義である「かい人21面相」を名乗る模倣犯が多数登場した。 >>中3の2人組「借金返済の目処が立たない」先輩の身体を切り刻む【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< そんな時期に発生したのが、中学3年生による国際科学技術博覧会(つくば万博)爆破予告事件だ。 1985年3月、開催中のつくば万博の会場に「かい人21面相」を名乗る人物から電話で「会場を爆破する」という内容の脅迫電話があった。最初は質の悪いイタズラかと思ったが、しばらくして雑誌の切り抜きから作った脅迫状が新聞社へ届いた。その内容は「3月21日16時、科学万博10か所で爆発が起こる。科学で阻止してみろ」というもので、事態を重く見た関係者は警察に通報した。 また、時期を同じくして、東京・新宿の紀伊国屋書店、横浜駅西口のデパート、雪印乳業(現:雪印メグミルク株式会社)や三菱鉛筆などの大手メーカー、国鉄(現:JR)の重役などにも脅迫状が届き、その数は計8か所、48通の脅迫状が確認された。 約1か月後に犯人が捕まったのだが、犯人は横浜市緑区に住む中学3年生の少年ということがわかった。少年は大の推理小説マニアであり、前年に発生したグリコ・森永事件に触発され、「世間を騒がしたい」と考えるようになり、多くの推理小説をヒントに脅迫状をあらゆる企業に送り付けていたという。 「グリコ・森永事件」は1985年8月に犯人グループからの終息宣言があり、世間を騒がすことも無くなり、次第に模倣犯も消えていった。
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社会 2022年12月03日 19時00分
中3の2人組「借金返済の目処が立たない」先輩の身体を切り刻む【衝撃の未成年犯罪事件簿】
子どもの頃ならば、誰しもが仲間内のゲームなどに熱中し、時には先生や親から怒られた経験があるかと思う。だが、時に熱中しすぎると取り返しのつかない事態になる事もある。 1988年、大阪府大阪市某区の安アパートで、一人暮らしをしていた15歳の無職の少年が首を絞められ、手足や胴体を刃物のようなものでめった刺しにして殺されているのが発見された。 この少年は高校受験に失敗した後は、地元の工場に勤めた後に退職。数日後には新聞配達員として働くことが決まっていた最中での事件であった。 >>卒業式直後に友人を撲殺!動機は受験失敗?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 少年は他人から恨みを買うような人物では無かったが、近隣住民の話によると、最近彼の部屋には多くの友人らしき人物が毎日のように遊びに来ていたという。 しばらくして、少年を殺害したと思わしき人物が捕まった。それは少年の後輩に当たる中学3年生の二人組であった。彼らが先輩を殺した理由は「借金返済の目途が立たなかったため」であった。3人は毎日のようにトランプを使った賭博をして遊んでいたという。しかも、中学生にも関わらず賭ける金額は高額で、一日数千円をかける事も少なくなかったという。 だが、そんな無茶な賭け事が続くはずもなく、先輩に負け続けていた中学3年生二人の借金はドンドン増え、気が付いたら40万円、10万円と高額になっていた。 当然、一括で払う事は不可能なため、彼らは先輩に対し月数万円の分割で払う事を提案。だが、最近では少額を払う事も難しくなったため、彼らは先輩を殺すことを決意。テレビゲームに熱中している間にネクタイで首を絞め、気を失った所をナイフで刺して殺したという。 楽しいはずの友人たちとのトランプ遊びが、いつの間にか彼らの関係を壊してしまったのだ。
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社会 2022年11月26日 19時00分
卒業式直後に友人を撲殺!動機は受験失敗?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
1987年(昭和62年)3月、大阪府のある市で高校を卒業したばかりの18歳(当時は未成年)の少年が、同い年の友人をハンマーで殴り殺す事件が発生した。 加害者であるAと被害者であるB君は互いに友人同士であり、高校卒業するまではごく普通の関係であり、恐ろしい殺人事件に発展するような関係性ではなかった。 >>「母を殺された恨み」16歳の少女がハイジャック犯に【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 悲劇は事件発生の数か月前に遡る。Aはそこそこ勉強が出来た生徒で、第一志望は某国立大学に設定していた。しかし試験の結果、Aは第一志望の大学に落ちてしまう。だがAは周囲に「○○大学を受験する」と豪語しており、失敗した事を友人に話したくなかった。そのため、高校卒業までAは周囲に「○○大学に合格した」と嘘をつき続けていたのだ。 しかし、当然Aの嘘を見抜く友人もおり、そのうちの一人が後に被害者となるB君であった。 B君はAが普段の学力がそこまで高くない事、第一志望校に合格したはずなのに様子がおかしい事などから、B君は周囲に他の友人がいる前で「こいつは嘘つきや。国立大学に受かるはずないやないか」と指摘した。 図星を突かれたAは慌てて否定したが、恥をかかされたAは卒業式が終わった後、B君の家に電話をかけ、「卒業記念に深夜の学校に忍び込んでみないか?」と誘った。 AとB君は一緒に誰もいない深夜の母校に忍び込み、Aは誰もいない隙を見計らって、隠し持っていたハンマーでB君の頭を滅多打ちにして殺害してしまったのだ。 Aは当時の法律では未成年であり、罪に問えるかどうかは「責任能力があるか」が焦点となり、Aは受験疲れでややノイローゼ気味ではあったが、平成に入り「刑事責任は問える心神耗弱状態だった」として、懲役6年(求刑懲役10年)の実刑判決となった。
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社会 2022年11月19日 19時00分
「母を殺された恨み」16歳の少女がハイジャック犯に【衝撃の未成年犯罪事件簿】
今回は海外で発生した、10代少女によるハイジャック事件を紹介したい。 1978年12月21日、アメリカ・ミズーリ州を飛行中の航空機が、ダイナマイトのようなものを持った16歳の少女によってジャックされるという事件が発生した。 この少女は、航空機に乗っていた乗客と乗務員87人を人質に取り、同じくアメリカのイリノイ州の空港へ着陸するよう求めた。 >>父母祖母を殺害の中学生!友人たちに相談した「犯罪計画」とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 少女は小柄で見た目も可憐だったが、その迫力は大人顔負けであり、武器はダイナマイト以外の所持は無さそうだが、3本連なったダイナマイトの束を肩から下げて「機体を爆破するぞ!」と威嚇しており、危険な事からイリノイ州のマリオン空港へ向かった。 だが、彼女が脅しに使っていたダイナマイトは列車保線用の発煙筒を使った偽物であり、単独犯という事もあり、着陸後のマリオン空港で逮捕となった。乗客および乗務員に怪我はなかったという。いったい何故、16歳の少女は恐ろしいハイジャック犯となったのか。 実は、彼女はこの年の5月に逮捕された過激派ハイジャックグループの女性メンバーの娘であるという。このハイジャックグループはヘリコプターの乗っ取りには成功したが、途中で一味の女性が操縦士からの反撃に遭い機内で組み伏せられ、機内の中で射殺されてしまい計画は失敗していた。 少女はハイジャック失敗で死亡した母の仇と果たせなかった目的を叶えるため、単身で航空機内に乗り込む計画を立てたという。 だが、殺された母親の仇という目的および動機しか持ち合わせなかった彼女の計画はあまりに無謀であり、その許されざるハイジャック計画はすぐに叩き潰されたという訳だ。
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社会 2022年11月12日 19時00分
父母祖母を殺害の中学生!友人たちに相談した「犯罪計画」とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
昭和が終わりに近づいた1988年(昭和63年)、東京都のある家庭で中学2年生の少年が、自身の両親と祖母を金属バットや包丁を使って自宅で殺害。その場から逃走するという事件があった。 朝4時ごろ、少年は金属バットを握りしめ父母の寝ている寝室へと向かい、母親の頭を思いきり殴った。母親が悲鳴を上げ、その声を聞いて起きた父親が「何をしているんだ!」と金属バットを取り上げた。 >>撃った弾は100発以上!サバイバルゲームのターゲットは「電車」【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 少年は一旦自室に戻ると、あらかじめ用意していた包丁を持ち出し、追いかけてきた父親を廊下で刺し殺し、警察に電話しようとしていた母親も殺害した。さらに、騒ぎを聞きつけて起きてきた祖母も刺し殺し、自宅から逃走したという。 少年は幼い頃から両親から厳しく躾けられており、事件発生の前夜も成績が下がったこと、部活動を休んだことに対し、強く叱られておりノイローゼ気味だったようだ。 この事件が異質なのは、少年は自身が通う中学校の同級生に「殺人の協力」を依頼していたことである。 少年による殺人の計画は以前から考えられていたようで、友人二人に「親を殺そうと思う」「親を殺して金を奪うので協力して欲しい」と誘っていたという。最初は友人も冗談と思っていたが、事件の前の晩に「朝4時にやる(殺す)から来い」と電話があり、呼び出していたのだ。 「計画はどうやら本気らしい」と悟った友人たちは「そんな事よせよ」と止めに入ったが聞かず、少年たちは3人そろって裏口から自宅へ入っていったという。 怖くなってしまった友人たちは途中で逃げ出し、その後に少年による肉親殺害の悲劇が発生した。 なお友人たちは事件後、少年と近くの駐車場で会い、「両親と祖母を殺した」と告白され、死体もその目で見たという。友人たちは学校の教師に伝えるか昼休みまで迷ったが、最終的に少年が警察に発見され逮捕となったという。 肉親を次々に殺害するという一見、衝動的にも見える犯行だが、犯罪の計画を友人と相談するなど、昭和の終わり際の事件という事もあり、青少年犯罪の今後を考えさせる事件であった。
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社会 2022年11月05日 19時00分
撃った弾は100発以上!サバイバルゲームのターゲットは「電車」【衝撃の未成年犯罪事件簿】
昭和時代の子どもの遊びに「戦争ごっこ」というものがあった。子どもが竹やりや、石などを武器に兵隊のまねをし、陣取り合戦をするのが戦前の兵隊ごっこだった。だが戦後になると子どもが使用する武器も増え、1980年代にはプラスチック弾を使ったライフル銃などが登場。戦争ごっこはライフル銃の撃ち合いなどが中心となっていった。 1986(昭和61)年8月、北海道某市で中学生5人が電車を標的に弾を100発以上も撃ち、軽犯罪法違反の疑いで補導されるという珍事件があった。 >>厳しすぎた高校の「生活指導」から爆弾魔に?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 生徒5人は近所に住む遊び仲間で、彼らはおもちゃのライフル銃を使ったサバイバルゲームに夢中だった。 近所のおもちゃ店で迷彩服とライフル銃、ピストルを購入した彼らはお互いに弾を撃って遊んでいたが、射撃の腕が上がると今度は「動く的」を撃ちたくなってきた。 目ぼしい動物が近くにいなかったことから、彼らは絶えずに行き来している電車に目をつけた。 電車にプラスチック製の弾が当たると金属音が鳴る。スリリングな気分を味わおうと、彼らは15メートル離れた野原から電車を狙い撃ちしていた。 だがこの時、ターゲットにされた電車内では乗客がパニックになっていた。 この時期は夏ということで電車の窓は常に開いており、窓から数発のプラスチック弾が入り込んだのだ。 幸いけがをした乗客はいなかったが、どこからともなくプラスチック弾が飛んできたため、乗客はすぐに駅員へ連絡。しばらくして、近くで遊んでいた子どもたちの仕業と分かり、彼らはきつく絞られたという。 当時は子どもの間で、このようなサバイバルゲームが大ブームになっていた。全国でプラスチック弾にまつわる事故やけがが報告されている。
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社会 2022年10月29日 19時00分
厳しすぎた高校の「生活指導」から爆弾魔に?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
授業以外で、生徒の生活態度や生活方法などを指導していく「生活指導」。生活指導にはクラブ活動や生徒会の指導なども含まれ、子どもたちが大人になるために必要なあらゆる事を教える活動だ。だが、この「生活指導」が厳しすぎて、暴走状態に陥ってしまった生徒もいた。 1985年(昭和60年)、長野県某市の高校に勤める生活指導担当の教師の自宅に不審な電話がかかってきた。その内容は「お前の通っている○○高校を爆破する」という物騒なものであった。驚いた教師はすぐに警察へ電話し、長野県警捜査一課が捜査することになった。 >>凶悪少年窃盗団のターゲットは……まさかの「ウーパールーパー」?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 実は、不審電話の前後には教師の身の回りでおかしな事が相次いでいた。数日前には、生活指導相談室入り口のドアに「3日以内にこの部屋から出ていかないと破壊する」という英文タイプで書かれた警告文が貼り出されていたのだ。 ワープロで打ってあったため、犯人はわからず仕舞いであったが、「悪質なイタズラ」として朝礼で全校生徒に注意があったほどであった。 そして、事件は不審電話の数日後に発生した。深夜の生活指導相談室に何者かが侵入。部屋内に備えつけてあったプロパンガスの栓を開き、タイマーを使ったお手製の発火装置をセットし、ガス爆発を図った人物が逮捕されたのである。 捕まったのは、この高校に通う17歳の少年2名で、彼らは「あまりに厳しすぎる」生活指導教師を逆恨みにし、「先生を困らせてやろう」と指導教室の爆破計画を考えたという。 だが、高校生の作った発火装置は非常にお粗末な出来であり、爆破はせず多少のガス漏れだけで済んだが、2人は非現住建造物等放火未遂、ガス漏出などの疑いで逮捕されることになった。
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社会 2022年10月22日 19時00分
凶悪少年窃盗団のターゲットは……まさかの「ウーパールーパー」?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
10月16日、東京・池袋の「サンシャイン60」で準暴力団のメンバー約100人が乱闘騒ぎを起こして話題になった。 報道によると、今年8月に刑務所を出たメンバーの出所祝いを行っていたところ乱闘騒ぎが起き、警察が駆け付けた時には、現場に数人しか残っていなかったという。 乱闘のきっかけは内輪もめではなく、他のグループの襲撃もあったのではとみて警察が調べているそうだ。 >>赤面症の少年が恐怖のダイナマイト強盗?その驚くべき動機とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< さて、池袋は昭和の時代から不良少年たちのたまり場となっていることが多く、様々な少年犯罪が発生している。 変わったものでは1986(昭和61)年に池袋・サンシャインシティ内のサンシャイン水族館で、当時大人気だった動物・ウーパールーパーが不良少年たちによって盗まれる事件が発生した。 実行犯は16~19歳の21人。彼らは警備が手薄な深夜、サンシャイン水族館に非常階段を伝って侵入。水槽に飼育されていたウーパールーパー約500匹のうち8匹を盗み出し、そのまま持ち帰ってしまったというのだ。 ウーパールーパーは当時の日本では貴重な両生類で、1体2万円程度。8匹ならば時価16万円は下らなかった。 逮捕された実行犯の少年(当時16歳)によると、ウーパールーパーを盗んだのはお金目的ではなかった。「動物が好きなので自分で飼ってみたかった」と話していたが、当然ウーパールーパーの飼い方は分からず、全部死なせてしまったようだ。 これだけ聞くとイタズラ少年が動物欲しさに、水族館へ忍び込んだだけと思われるかもしれない。ただ、この少年を中心としたグループはウーパールーパー以外にも売店の水族館グッズやぬいぐるみなどを盗んでいた。また水族館以外にも、パチンコの景品交換所、ゲームセンターなどに侵入し、150件以上の盗みを働いていた。被害総額は1000万円を下らないため「筋金入り」の少年窃盗団であることが分かっている。
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社会 2022年10月15日 19時00分
赤面症の少年が恐怖のダイナマイト強盗?その驚くべき動機とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
思春期の少年が起こしたやるせない事件がある。 1989年(平成元年)3月、茨城県のとある村の郵便局に怪しい男が侵入し、ダイナマイトを片手に現金300万円を要求するという事件があった。 >>万引きを疑われた中学生が残虐非道な犯行?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 犯人の男性は、ダイナマイトに点火用の100円ライターしか持っておらず、しかも唯一の武器であるダイナマイトは単一電池をビニールで簡単に巻いただけの偽物。すぐに警察に逮捕されてしまった。 しかも犯人はまだ14歳の少年で、地元の中学校の卒業を数日後に控えている、という状態であった。 何故、14歳の少年が強盗を働く必要があったのか。それは彼の「コンプレックス」が原因であった。 少年は中学校に入学する前後から、人前に出ると顔が赤くなる症状に悩まされていたという。生来のあがり症ゆえなのか別の病気が原因なのかは分からないが、身体が成長しても赤ら顔の症状はひどくなる一方であった。 赤ら顔が原因かは分からないが、少年は私立高校、陸上自衛隊の受験に続けて失敗。春からは地元の石材店で働くことに決めていたが「入社する前に症状を改善させたい」と考えた少年は水戸市内にある病院に相談した。病院の検査の結果、少年は顔の毛細血管の異常で顔が赤くなっていることが分かった。 この病気は簡単には治せないらしく、定期的に通う必要があるという。 中学校を出て春から新入社員になる少年には、病院に定期的に通う大金は用意できず、さらに悩んでしまったというわけだ。 やがてノイローゼになった少年は金を手に入れるため銀行強盗をすることを思いつき、準備を進めていた。 だが、強盗を決意してもしょせんは中学生の浅知恵。結果的に銀行よりも警備が手薄な郵便局をターゲットにしたり、電池を改造したダイナマイトや100円ライターを凶器にしたりと、詰めの甘さもあった。本事件はけが人も出ず早期解決となった。
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社会 2022年10月08日 19時00分
万引きを疑われた中学生が残虐非道な犯行?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
果たして少年だけが悪かったのだろうか……? 1985(昭和60)年に北海道札幌市で、中学2年生の男子(当時13歳)による強盗殺人事件が発生した。 この中学生は札幌市内の雑貨店の店主(同71歳)を暴行し、電気コードで首を絞めて殺害。レジの中の数千円を盗んだとして、殺人および強盗罪で警察に逮捕された。 >>女子高校生が「妹」のように可愛がっていた中学生を殺害!【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 中学生は当初、犯行を否認していたが証言にあいまいな点があった。また店内から彼の指紋が検出されたことから即日逮捕となった。だが、この中学生にはやや短気な面があったものの、普段は心優しくとても殺人を犯すような人物ではなかった。警察が動機を調べていたところ、意外な事実が判明した。 実はこの雑貨店の店主は、近所の人なら誰もが知っている大の「子ども嫌い」であったという。 この雑貨店は以前から少年たちから万引き被害を受けていたといい、店主は以前から「中学生の入店お断り」「万引き犯に告ぐ!犯人は分かってるんだぞ!」といった紙を店内の至るところに張っていたようだ。 逮捕された中学生の供述によると、この日彼は家族からこの雑貨店で買い物を頼まれたという。 店主は中学生が入店するやいなや店主が奥の方から出てきて「何をやっているんだ!」「貴様が万引き犯だろう!」とイチャモンをつけられたという。 中学生は「俺は万引き犯ではない」と訴えたが店主は聞く耳を持たず、やがて口論となってしまったようだ。 そして、口論の末に中学生は店主を突き飛ばし、けがをさせてしまい「このままでは警察を呼ばれてしまう」と恐れ、電気コードで首を絞めて殺害し逃走したのだという。 万引きの濡れ衣から殺人事件に発展した本事件。中学生の罪が軽くなったのかどうかは明らかになっていない。
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