1978年12月21日、アメリカ・ミズーリ州を飛行中の航空機が、ダイナマイトのようなものを持った16歳の少女によってジャックされるという事件が発生した。
この少女は、航空機に乗っていた乗客と乗務員87人を人質に取り、同じくアメリカのイリノイ州の空港へ着陸するよう求めた。
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少女は小柄で見た目も可憐だったが、その迫力は大人顔負けであり、武器はダイナマイト以外の所持は無さそうだが、3本連なったダイナマイトの束を肩から下げて「機体を爆破するぞ!」と威嚇しており、危険な事からイリノイ州のマリオン空港へ向かった。
だが、彼女が脅しに使っていたダイナマイトは列車保線用の発煙筒を使った偽物であり、単独犯という事もあり、着陸後のマリオン空港で逮捕となった。乗客および乗務員に怪我はなかったという。
いったい何故、16歳の少女は恐ろしいハイジャック犯となったのか。
実は、彼女はこの年の5月に逮捕された過激派ハイジャックグループの女性メンバーの娘であるという。このハイジャックグループはヘリコプターの乗っ取りには成功したが、途中で一味の女性が操縦士からの反撃に遭い機内で組み伏せられ、機内の中で射殺されてしまい計画は失敗していた。
少女はハイジャック失敗で死亡した母の仇と果たせなかった目的を叶えるため、単身で航空機内に乗り込む計画を立てたという。
だが、殺された母親の仇という目的および動機しか持ち合わせなかった彼女の計画はあまりに無謀であり、その許されざるハイジャック計画はすぐに叩き潰されたという訳だ。