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撃った弾は100発以上!サバイバルゲームのターゲットは「電車」【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 昭和時代の子どもの遊びに「戦争ごっこ」というものがあった。子どもが竹やりや、石などを武器に兵隊のまねをし、陣取り合戦をするのが戦前の兵隊ごっこだった。だが戦後になると子どもが使用する武器も増え、1980年代にはプラスチック弾を使ったライフル銃などが登場。戦争ごっこはライフル銃の撃ち合いなどが中心となっていった。

 1986(昭和61)年8月、北海道某市で中学生5人が電車を標的に弾を100発以上も撃ち、軽犯罪法違反の疑いで補導されるという珍事件があった。

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 生徒5人は近所に住む遊び仲間で、彼らはおもちゃのライフル銃を使ったサバイバルゲームに夢中だった。
 
 近所のおもちゃ店で迷彩服とライフル銃、ピストルを購入した彼らはお互いに弾を撃って遊んでいたが、射撃の腕が上がると今度は「動く的」を撃ちたくなってきた。

 目ぼしい動物が近くにいなかったことから、彼らは絶えずに行き来している電車に目をつけた。
 電車にプラスチック製の弾が当たると金属音が鳴る。スリリングな気分を味わおうと、彼らは15メートル離れた野原から電車を狙い撃ちしていた。

 だがこの時、ターゲットにされた電車内では乗客がパニックになっていた。
 この時期は夏ということで電車の窓は常に開いており、窓から数発のプラスチック弾が入り込んだのだ。

 幸いけがをした乗客はいなかったが、どこからともなくプラスチック弾が飛んできたため、乗客はすぐに駅員へ連絡。しばらくして、近くで遊んでいた子どもたちの仕業と分かり、彼らはきつく絞られたという。

 当時は子どもの間で、このようなサバイバルゲームが大ブームになっていた。全国でプラスチック弾にまつわる事故やけがが報告されている。

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