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娘が父親に除草剤を飲ませ殺害未遂!【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 昭和末期の1988(昭和63)年、栃木県で恐ろしい事件が発生した。

 なんと、当時16歳の少女が当時45歳の父親の就寝中、農薬を飲ませ殺害しようとしたのだという。
 娘が父に打ち明けた進路の話が、ことの発端であった。

 家族会議の際、娘のA子は高校卒業後に進学せず、実家から出て「住み込みで働きたい」と両親に告げた。A子はこの時、実の父に対し強い反抗意識を持っていたという。原因は父の家庭内暴力にあり、父は何かあるとすぐに自分の妻や子どもたちに暴力を振るっていた。

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 A子はそんな家庭に嫌気がさし、家を出ると打ち明けたのだが、父に反対され断念することになった。

 A子は泣きながら自室に戻ったのだが、あまりの悔しさに寝付けず、朝4時には起きてしまったという。

 その際、父の寝姿を見て再び腹を立てたA子は父を殺害することを決意する。
 数日前、この家では庭の手入れのため除草剤(パラコート)がまかれており、除草剤が身近にあった。A子は除草剤を手に、大きなイビキをかいている父の口の中に除草剤の原液を入れたという。

 起床後、父は体調不良を訴え自分で病院へ行き、意識はあるが非常に危険な状態と診断され、同時に体内から3~4ミリリットル程度の除草剤が検出されたのだ。

 除草剤は少量ならば吐き気や倦怠感がある程度で済むが、大量に摂取すると肝機能障害が進行し数時間以内に死亡することもある。病院に駆け込まなければ死に至る可能性もあったという。

 しばらくして、父の口の中に除草剤を入れたのはA子の犯行だと分かり、A子は殺人未遂の容疑で逮捕された。

 本事件は家庭内の不和が招いた恐怖の犯行として話題になった。

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