小野田氏は「この画像はAIで作られたもので、実際の私ではありません。また、国会でこんな風に絶叫したこともありません」とポスト。続けて「こんな虚偽画像まで使い『闇』だのなんだのと不安や怒りを煽って再生数を稼ぐ動画は悪質だと思います」と警鐘を鳴らした。
ネット上では「生成AIであることを示すマークの全面表示を義務化する」「だまされる可能性や誹謗(ひぼう)中傷の温床になる可能性があり、なんとか規制する法整備が急務」「大げさなタイトル付けて耳目引きつけてのインプレ稼ぎが横行し過ぎですよね」といった声が上がっている。
ネットの声にもある通り、生成AIで作られたものが犯罪の濡れ衣として使われる可能性、また証拠として使われる可能性もある。法整備は急務だ。
小野田氏は災難だが、大臣がこの手の話題を問題にするのは悪いことではない。一般人がなかなか訴えても整備されないが、大臣クラスであれば話は進みやすいだろう。
生成AIされたものは、違和感があるものもあるが、ぱっと見ではフェイクと思えない。判別できるシステムがあればいいが、なかなか難しいだろう。「生成AI」と表記やマークをつけることが義務付けられると、フェイク画像かどうかは一目で分かる。フェイクにだまされる人間も、被害者も減らすことはできる。

