報道によると、今年8月に刑務所を出たメンバーの出所祝いを行っていたところ乱闘騒ぎが起き、警察が駆け付けた時には、現場に数人しか残っていなかったという。
乱闘のきっかけは内輪もめではなく、他のグループの襲撃もあったのではとみて警察が調べているそうだ。
>>赤面症の少年が恐怖のダイナマイト強盗?その驚くべき動機とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<<
さて、池袋は昭和の時代から不良少年たちのたまり場となっていることが多く、様々な少年犯罪が発生している。
変わったものでは1986(昭和61)年に池袋・サンシャインシティ内のサンシャイン水族館で、当時大人気だった動物・ウーパールーパーが不良少年たちによって盗まれる事件が発生した。
実行犯は16~19歳の21人。彼らは警備が手薄な深夜、サンシャイン水族館に非常階段を伝って侵入。水槽に飼育されていたウーパールーパー約500匹のうち8匹を盗み出し、そのまま持ち帰ってしまったというのだ。
ウーパールーパーは当時の日本では貴重な両生類で、1体2万円程度。8匹ならば時価16万円は下らなかった。
逮捕された実行犯の少年(当時16歳)によると、ウーパールーパーを盗んだのはお金目的ではなかった。「動物が好きなので自分で飼ってみたかった」と話していたが、当然ウーパールーパーの飼い方は分からず、全部死なせてしまったようだ。
これだけ聞くとイタズラ少年が動物欲しさに、水族館へ忍び込んだだけと思われるかもしれない。ただ、この少年を中心としたグループはウーパールーパー以外にも売店の水族館グッズやぬいぐるみなどを盗んでいた。また水族館以外にも、パチンコの景品交換所、ゲームセンターなどに侵入し、150件以上の盗みを働いていた。被害総額は1000万円を下らないため「筋金入り」の少年窃盗団であることが分かっている。