新日本
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スポーツ 2009年07月21日 15時00分
新日本プロレス 後藤“モヤモヤ病”払拭
いよいよ8・7広島大会から開幕する真夏の最強戦士決定戦「G1クライマックス」を前に“夏男”たちが本領発揮だ。 6・20大阪大会でプロレスリング・ノア杉浦貴に敗れたことで結果的にIWGP王座挑戦権を謙譲してしまい、ここのところ調子を落としていた昨年度覇者の後藤洋央紀はこの日、長州力&蝶野正洋&獣神サンダーライガー組との6人タッグ戦で復活勝利。ライガーから必殺の昇龍結界でタップを奪い、シリーズ前に患っていた“モヤモヤ病”から復活し「必ずこここからはい上がって2連覇する」とG1連覇をアピールした。 また、過去3度の優勝を誇る“猛牛”天山広吉も怨敵・飯塚高史と3度目の遺恨精算マッチを制し、夏本番に向けて弾みをつけた。今年は目の手術などで1・4から欠場するなど、なかなか本調子ではなかったが、この日のチェーンデスマッチでは、飯塚の噛み付きやアイアンフィンガーフロムヘルなどを耐え抜き、最後はチェーン絞首刑で逆転KO勝ち。昨年のG1は飯塚の試合介入で苦戦を強いられたが、今年はG1前に厄介者に蹴りをつけ、猛牛が真夏の祭典に挑むことになった。◎タイガーV2「時代変わった」 IWGPジュニアヘビー級王者タイガーマスクがスーパージュニア覇者の金本浩二を退けた。 ジュニアのカリスマに再三に渡ってアンクルホールドで捕らえられて苦戦を強いられるも、最後はデストロイスープレックスで難敵を撃破。V2達成後は「これでライガー、金本を倒した。いままで新日ジュニアはこの2人が壁だったけど、これで時代は変わった」と悦に入った。 なお、ジュニアヘビー級タッグでも王者組が防衛に成功。王者の田口隆祐&プリンス・デヴィットがミラノコレクションAT&タイチを破り、初防衛に成功した。
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スポーツ 2009年07月16日 15時00分
新日本プロレス 蝶野“掟破り”
新日本プロレス“黒い総帥”蝶野正洋がまたまた暗躍している。15日には都内で自身が主人公の携帯ゲームの記者発表に出席。今秋のデビュー25周年興行に向け、マット界きっての策士が“黒いビジネス”を活発化させている。 黒い実業家に変身を企む蝶野はこの日、携帯ゲームのソフト配信大手「G-MODE」から配信された新作携帯ゲーム「蝶野のケンカキック!コレだけ遊んでりゃいいんだ、オラ!」(今年10月14日まで、ドコモ、au、ソフトバンクのテトリス&Getプチアプリ内からアクセス)の発表会見に登場した。 会見では代名詞のケンカキックで悪者を撃退する同アクションゲームを実践。その腕前はいまひとつで「自分の携帯じゃないからうまくいかない」と1面すらクリアできずに言い訳していたが、それでも蝶野は「やっぱりゲームは簡単な方が面白い。このゲームなら長州さんの世代でもできる。長州さんも控え室でやってるかもしれない」とうそぶき、きっちりPRしていた。 今回、黒い総帥が日本最大となる150万人の会員数を誇る携帯ゲームサイトと“タッグ”を組んだのには思惑が見え隠れする。「こういう携帯ゲームを通じて若い人にもプロレスや俺のことを知ってもらえれば」と、表向きには若年層のファン拡大にうってつけであることを強調するが、真の狙いは今秋に開催するデビュー25周年のプロデュース興行だ。 1万人クラスのビッグマッチに向けてプロレス界屈指のビジネス才覚を持つ黒い総帥は「秋も(G-MODEに)応援していただければ」とバックアップを取り付け、携帯ゲーム会社を懐柔する気なのだ。 ただ、新日プロといえば、親会社がゲーム業界の大手の「ユークス」。よりにもよって違うゲーム会社から自身のゲームを出すとは、問題を起こしそうだが、新日プロによれば、今回は携帯ゲームであり、報告もあったことから問題はないとのことだが、これまで幾多のビジネスを仕掛けてきた黒い総帥は、両ゲーム会社を両天秤にかけ、ビジネス戦略を練っていることに違いない。
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スポーツ 2009年07月13日 15時00分
猪木と流星仮面が20年ぶりに再会
“流星仮面”として一時代を築いた往年の名レスラー、マスクド・スーパースターがこのほど16年ぶりに来日した。現在は米国ジョージア州で青少年更正施設でカウンセラーを務めるスーパースター。今回はその青少年保護施設の寄金を募るため、日本でチャリティー活動を行い、その傍ら、かつての戦友アントニオ猪木とも約20年ぶりに再会を果たした。61歳になった流星仮面はいま何を思うのか。レジェンド・マスクマンを直撃した。 −−16年ぶりに来日した目的を教えて下さい。 マスクド・スーパースター(以下=S) いま私はジョージア州のインナーハーバースクールという青少年の更正施設で先生をしているんですが、その少年保護施設の運営資金と寄付金を募るため、日本で試合(4日に新木場1stリングで行われた仮面フェスタ)をしたり、新日本プロレスの大会を通じて日本のみなさんに寄付を呼びかけました。来日する前はさすがにもう日本では忘れられているかと思っていましたが、みなさん温かく迎えてくれて感謝しています。 −−レスラーから更正施設の職員になったきっかけは。 S WWF(現WWE)と契約が終わった後、ある私の知り合いがいまの施設の先生を探していて、たまたま私がジョージア州の教職免許を持っていたので、そのオファーをもらって2000年からいままで9年間この仕事をやっています。なかなか更正施設の先生というのは成り手がいないんですよ。でも、更正施設の方がよっぽど公立のハイスクールなんかより安全。武器やガンを持ってる生徒がいないから。 −−元トップレスラーが先生をやることに支障はないか。 S あんまり関係ない。先生のときはもちろんマスクも被ってないからね。主に私は泥棒や恐喝、性犯罪や覚せい剤など、いろんな罪で収容された8歳から18歳の少年を看ていて、最初は彼らみんなを更正させたいと思っていたけど、最近になってそれが難しいことが分かった。18歳になると70%は少年院からそのまま刑務所に入ってしまう。まあそういう嘆かわしい現実もあるんだけど、いま私は少しでも彼らの社会復帰に貢献できればと思ってやっているよ。 −−いまは「レスラー兼教師」としての“顔”だが、現役時代もマスクド・スーパースター以外にもいろんな“顔”を持っていた。 S 確かにいろんなものをやったね。ボロ・モンゴルから日本ではマスクド・スーパースター、アックスにビリー・クラッシャー…。でもその中でも私はこのマスクド・スーパースターが一番好き。何より自分の性格にも合ってる気がするんだ。こうしてスーパースターでいるときが、気分的にも一番素に近いというかね。今回は昔の友人にも会えて本当に良かったよ。 −−アントニオ猪木とも再会を果たした。 S 最高の再会だった。彼からは当時いろんな影響を受けたからね。あのときのミスター猪木は卓越したレスリングテクニックとスピードを持ち合わせ、そして何より不屈の闘魂で闘っていたカリスマ。いろんなところをケガしながらも、一切それを表に出さない彼のあの不屈の闘志には感銘を受けた。だからこそ私もそういう精神でリングに上がっていたし、猪木との試合では絶対に彼からギブアップしなかった。 −−久しぶりに猪木と再会してどうだった? S 本当に少しの時間だったんだけど、ファーストクラスの扱いで迎え入れてくれて本当に良い時間になった。61歳なんて全然若いって言われたんだけど、彼も元気そうで昔と全然変わってなかったよ。いまミスター猪木はIGFというイベントをやっているそうなので、是非とも私のいるジョージア州にも来てくれたらうれしい。私の住んでいるところでもミスター猪木は大スターだから。今後そういう機会があったら喜んで協力したいと思う。 −−今後について。 S 6、7月が施設が夏休みになるので、また来年のこの時期に日本に来れたら。日本でまだ再会したい人もたくさんいますし。あと今回会えなかった藤波とも会いたい。彼とは現役時代に何度もタイトル戦をやったから。彼もいまドラディションっていうイベントをやっているそうなので、何か再会するチャンスがあればと思う。 −−最後に日本のファン、内外読者にメッセージをお願いします。 S ナイガイタイムスも60歳で健在のようですが、私も61歳でまだまだ健在です。このさき日本のファンのみなさまとどこかでまたどこか再会できることを楽しみにしています。 ○マスクド・スーパースターは自らがカウンセラーを務める青少年更正施設への寄付金を呼びかけている。寄付はインターネットのウェブサイト上からも可能。詳細は公式HP http://www.maskedsuperstar.com/index.htmからアクセスとのこと。<プロフィール> マスクド・スーパースター。1947年12月27日生まれ。米ペンシルバニア州出身。身長192センチ、132キロ。タイトル歴WWFタッグ、NWAジョージアヘビー、NWAナショナルヘビー。得意技はジャンピングネックブリーカードロップ。 ○高校の歴史教師からレスラー転向を果たし、1973年にプロレスデビューする。デビュー当時はボロ・モンゴルとしてIWAやNWFで活躍。翌74年4月に新日本プロレスに初参戦し、77年3月からマスクド・スーパースターとして同マットに登場した。各タイトル戦やMSGタッグリーグなどに出場。 85年にはアンドレ・ザ・ジャイアント扮するジャイアント・マシーンとともにスーパー・マシーンとしてマシン軍団の一員となり、WWFに逆輸入の形で進出する。 90年には東京ドームで開催された日米レスリングサミットでジャイアント馬場&アンドレ組と対戦。その後は新日プロで闘魂三銃士の蝶野正洋や武藤敬司ともシングルマッチを行い、90年代後半からは米インディ団体の試合などにスポット参戦を続けている。
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スポーツ 2009年07月11日 15時00分
伊藤旭彦 天下獲ってみせます
プロレスリング・ノア期待の若手レスラー伊藤旭彦。今年に入りGHCジュニアタッグ王座にも初挑戦。5・6日本武道館大会で行われた新日本プロレスとの対抗戦では師匠である“鉄人”小橋建太のパートナーに抜てきされるなど、メキメキと力をつけてきている。次期シリーズ「Summer Navig09」で開催される「ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」(12日、東京・後楽園ホールで開幕)を控え、新生ノアのジュニアの未来を担う期待のホープに迫った。 −−菊地毅と組んでジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦に参加するが。 「菊地さんと組んだことがないんです。まずそこをどうしていくかってのを話し合ってから、連携も作っていかないと。強豪がそろってますからね。でも、菊地さんは新日本に出て(ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝者の)金本(浩二)さんに勝ったり。いま勢いがありますからね」 −−意識するチームは。 「僕らに関しては全部ですね。でも、即席チームが何個かあるんで、そこにどうにか勝つチャンスがあると思う。あとは、今のGHCジュニアタッグチャンピオンチーム(金丸義信&鈴木鼓太郎組)ですね」 −−出場するからには優勝を狙いたい? 「気持ちはそう思っているんですけど、まずは一試合一試合を一生懸命やれば、結果はついてくると思うんで」 −−今年に入ってGHCジュニアタッグ王座にも初挑戦。着実に力はつけてきている。 「丸藤(正道)さんと青木篤志と3人で組んでから、穴から光がちょっと見えてきました。ジュニアタッグに挑戦してからもイマイチ勢いに乗れてなかったんで。全然結果も出なかった。結果が欲しいッスね。結果を出さないと次に進めない。このまま終わっちゃいますよ。それくらいの覚悟です」 −−同期の青木の存在は気になるか。 「同じ日(2005年12月24日)にデビューして、運動神経はずば抜けてましたからね。それに感情表現がうまい。だからお客さんもついてくる。僕はそういうところが苦手だったんで、そこを意識してますね」 −−同じユニットのリーダーでもある丸藤の印象は。 「すごすぎるというだけです。本当に天才ですよ。試合中はとっさにパッと(技を)出しちゃうから、相手もそれについてこられない」 −−それでも、いつかは越えなきゃいけない壁だと思うか。 「丸藤、KENTA、金丸、鈴木と、いつまでもそこが(ジュニアの)トップじゃダメなんですよ。下からの突き上げがないと。僕たちがやらないと。ジュニアの歴史をひっくり返すぐらいの力をつけたい」 −−そのためにはどんなレスラーを目指しきたいか。 「記録より記憶に残る(レスラー)じゃないですかね。潮崎(豪)さんのチョップとか、KENTAさんのキックとか、そういう部分が僕には無いんで。今そこを探している。印象に残らないとやっていけない」 −−ところで、亡くなった三沢さんについては。 「とにかく頑張るだけです」 −−最後に今後の抱負を。 「前に小橋さんに『弾けきれていない』って言われたんですよ。次のタッグリーグ戦では弾けますんで。肝に銘じておきます」。◎好きなことには一直線 高校時代はレスリングで国体出場の実績もある逸材。そんな伊藤がプロレスへと導かれた原点はテレビゲームだった。 当時中学3年生の伊藤少年は、攻略本を購入してまでプロレスゲームに熱中。対戦では“無敗伝説”を誇るほどのやり込みようで、その当時は佐々木健介が好きだったという。 そんな伊藤がレスリングと出会ったのは、高校1年生の体育の授業。初挑戦のレスリングで「ブリッジがすごい」と監督の目に留まり、高校2年生の時に門を叩くと、瞬く間に実力をつけ、76キロ級で国体に出場した。 その後は国士舘大学に進むも「やりたいことをやりたい。プロレスラーになれるんじゃないか」と一念発起し、レスラーを目指した。 ノアのスタッフから「ひとつのことに熱中したら、周りが見えなくなる」と評されるように、好きなことに打ち込める並々ならぬ集中力が、プロレスラー伊藤を生み出した。<プロフィール> 伊藤旭彦(いとうあきひこ)本名同じ。1983年1月10日生まれ。26歳。三重県桑名市出身。桑名工高校時代にはレスリングで国体に出場。身長177センチ、体重91キロ。B型。家族は父、母、兄、妹。2005年12月24日のディファ有明で行われたノア・クリスマス興行、力皇猛&ムシキング・テリー戦でデビュー(パートナーは潮崎豪)。08年6月にはメキシコ修行も経験。同年11月ツアーの「第2回モーリシャス杯」で優勝した。今年1月には橋誠の白GHC王座に挑戦。4月には青木と組んでGHCジュニアタッグ王座にも初挑戦した。好きな女性のタイプは「アヒルみたいなポッチャリした子」「美保純みたいに顔がふっくらしている人」。好きな言葉は「常に一日一日を頑張る」。
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スポーツ 2009年07月11日 15時00分
新日本プロレス 蝶野 王者・棚橋へ黒い秘策
新日本プロレスの“黒いカリスマ”蝶野正洋が10日、千葉・ポートアリーナ大会に登場した。20日の札幌大会でプロレスリング・ノア杉浦貴を迎え撃つIWGPヘビー級王者の棚橋弘至に太鼓判。至宝死守のため“黒い防衛秘策”を提言した。 今シリーズ最終戦で外敵退治に臨むチャンピオンに、ノア撃退術のススメ。 実に1カ月半ぶりの新日マットとなる蝶野はこの日メーンの6人タッグ戦で棚橋と激突した。2人のマッチアップでは、リングインするなり大「チョーノ」コールに押され、まずは人気面でチャンピオンを圧倒。ロックアップ後のレスリングでもパワーでこそねじ伏せられたが、インサイドワークで勝り、王者を封じてみせた。 直接決着こそなかったが、対棚橋ではケンカキックをブチ込むなど、黒いカリスマは現IWGP王者を完封。試合後は棚橋に「会場の声援で俺と比べるとまだまだ」としながらも、チャンピオンシップについては「こういう時期だから向こうは三沢さんの思いとかいろんな背負ってるものをぶつけてくるだろうけど、棚橋は全部受けきれるだけの器がある」「パワーやレスリング技術でも杉浦選手より上回ってるから自信を持っていい」と太鼓判を押す。 かつてノアとの対抗戦では先頭に立ち、大舞台の酸いも甘いもかみ分けた“黒いご意見番”。それだけに「ただ、力があっても対抗戦ムードの中で防衛できるかどうかは別。ホームでチャンピオンなんだから歓声に後押しされるのは当然だが、きょうみたいに杉浦選手の方がベビーフェースになるかもしれない」とナルシシスト王者を危惧する部分もある。 それでも黒いカリスマは「そういうときは逆に会場のブーイングを力に代えなきゃいけないし、相手の嫌がる事や突拍子もないことができなきゃ。例えばいきなり相手にマングリ返しして、札幌で大恥かかせてやるとか…。対抗戦に必要なのはそういうひらめき。まあいまの棚橋なら大丈夫」と杉浦退治に全幅の信頼を置いている。 一方、黒い助言を受けた棚橋は試合こそ蝶野に押されたが、最後はきっちり井上亘から必殺ハイフライフローで3カウントを奪って好調をアピール。この日はG1クライマックスで、前シリーズ最終戦で襲撃されたZERO1田中将斗と同ブロックに入ることも決まり「ついつい熱くなっちまった。みんな俺を狙ってるんだな。俺も札幌、G1に向けてヨーイドンだ」と気合を入れなおしていた。
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スポーツ 2009年07月09日 15時00分
WWE 黒豹20年ぶり現る!!
世界最高のエンターテインメントプロレス「WWE」日本公演2日目が8日、東京・日本武道館で行われ、日本のファンにも馴染み深い56歳の“南海の黒豹”リッキー・スティムボートが、約20年ぶりに日本マットに登場。クリス・ジェリコに“オヤジ狩り”される結末に終わったが、老かいなファイトで健在ぶりをアピールした。 初日に続きこの日も観客動員は超満員には程遠い6011人止まりの低調な興行に終わったWWEだが、試合では日本に凱旋したレスラーたちがファンを盛り上げた。新日本プロレス1990年10月の馳浩戦となるスティムボートがセミファイナルに登場。同じく日本育ちのWWE戦士ジェリコと対戦した。 ゴング前に「俺は日本が嫌いだ。座ってみてろ」とマイクパフォーマンスして大ブーイングを浴びたジェリコに対し、大歓声を背に闘った黒豹。 カンフーチョップ、ジェリコの必殺サブミッションを首固めで切り返して逆襲するなど、一矢報いる場面もあったが、最後は16分21秒に2回目のウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲されてたまらずタップアウト負けに倒れた。 それでも往年の輝きを垣間見せたスティムボートには、この日一番の拍手喝采が送られていた。
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スポーツ 2009年07月07日 15時00分
田沢がメジャーで成功すると日本球界はパニックに
米大リーグ、レッドソックス傘下のマイナー、2Aポートランドで英才教育を受けている田沢純一投手(新日本石油ENEOS)のメジャー昇格が時間の問題になった。史上初、ドラフト1位候補だったのに背を向け、いきなりメジャー挑戦した田沢が成功すれば、早大・斎藤佑樹、亜大・東浜巨といったアマ球界の逸材が「俺も」と後に続くのは必至。そうなると日本球界はパニックに陥ることになる。 「田沢は評判通りの活躍をしている。素晴らしい投手だ。近いうちにテストの意味でメジャーへ上がるのは間違いない」。地元のメディアはそう伝えている。 レッドソックスとパイプのある日本球界関係者もこう断言する。 「2Aからスタートさせたのは、田沢をジックリと大きく育てるのが目的だった。その狙い通りになっている。近々に昇格するかどうかはわからないが、遅くとも9月にはメジャーに上げて先発で使えるかどうか、テストするのは既定路線になっている。レッドソックス関係者からそう聞いている」と。 メジャー昇格Xデーは正式に決定していないが、時間の問題になっており、いよいよ夢の実現に胸を躍らせているだろう。巨人からFA移籍したオリオールズ・上原浩治が、大体大から巨人入りを決断する前に、一時期エンゼルス入りへ大きく傾きながら最終的に断念した、アマ球界からのいきなりのメジャー入り第1号はその内に必ず出てくるだろうと思われていたが、10年後に現実のものになった。 田沢がパイオニアとして道を開き、成功すれば、後に続く選手が出てくるのは当然の帰結だろう。日本のプロ野球に入れば、ポスティングかFAでしかメジャー入りする方法はない。そんな回り道をしなくても、若いうちに挑戦できるのだから、アマ球界の逸材たちは田沢のメジャー昇格、その結果を注目しているだろう。逆に12球団首脳は戦々恐々としている。 来年のドラフトの超目玉になる早大・斎藤は「将来的にメジャーでやってみたい気持ちはある」と、実際にメジャー志向を口にしている。田沢がメジャーでいきなり実力を発揮すれば、日本球界を経ずにメジャー入りの可能性は十分にある。 メジャー球団側も何十億円もの大金を投資して日本球界のスター選手を獲得するよりも数億円単位の格安で獲得できるアマ球界の逸材に目が向くのは自然だろう。 「間違いなく、今年の高校球界ナンバーワン投手だ」と各球団のスカウトが高く評価、昨年のドラフト1位候補だったのに、プロ入りに背を向け、亜大入りしていきなり大活躍の東浜なども、卒業時にはメジャー球団のターゲットになってくるだろう。 日本球界側は期限付き出戻り禁止令、いわゆる田沢ルールを大急ぎで新設している。 「日本のプロ野球を経ずに他国のプロ野球に入団した選手は、辞めた後、高校出身は3年間、大学・社会人出は2年間、日本のプロ野球には入れない」という対抗措置だが、効果のほどは疑問だ。いきなりメジャーで活躍するルートが出来れば、日本球界の復帰など考える選手はいないだろうからだ。 さて、田沢がメジャー昇格後にどんなピッチングを披露するのか。日本球界をパニックに陥れるような快刀乱麻のデビューとなるのか。アマ球界の逸材たち、12球団首脳が、それぞれの立場で固唾をのんで見守る。田沢のメジャー昇格、デビュー登板Xデーは、日本球界の運命を決める日になる。
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スポーツ 2009年07月06日 15時00分
新日本 田中が棚橋を襲撃
新日本プロレス7月シリーズが5日、東京・後楽園ホールで開幕した。真夏の最強戦士決定戦「G1クライマックス」に他団体からの参戦選手としてノア杉浦貴と大森隆男(フリー)の初出場が決定。さらにはIWGPヘビー級王者の棚橋弘至がZERO1田中将斗に襲撃され、夏本番に向けセルリアンブルーのマットは外敵からの侵略危機にさらされた。 田中の乱入劇はセミファイナル終了後だった。ジュニア王者タイガーマスクとの王者タッグで、金本浩二&井上亘と対戦した棚橋。必殺ハイフライフローで井上から3カウントを奪い、20日の札幌大会で行われる杉浦貴との初防衛戦に向けて好発進したのだが、試合後によもやの事態に見舞われた。 リング上で邪道&外道から「オマエを3ミニッツで倒せるって言ってるヤツがいるぜ」と絡まれた挙げ句、どこからともなく乱入してきた田中に背後から襲撃されて悶絶。続けざまにスライディングDもブチ込まれ「こんなヘボチャンピオン、1ミニッツで十分だ」と吐き捨てられた。 真夏の祭典を前に新日プロが外敵戦士からその覇権を脅かされる情勢となった。 またWGPジュニアタッグ選手権では挑戦者チームの“apollo55”田口隆祐&プリンス・デヴィットが、現王者で米TNAのクリス・セイビン&アレックス・シェリーを破り、至宝奪還を果たした。
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スポーツ 2009年07月06日 15時00分
新日本 “流星仮面”が宿敵・坂口征二とがっちり握手
“流星仮面”で新日本プロレスに一時代を築いたマスクド・スーパースターが5日、後楽園ホールを訪れ、新日プロの熱戦を観戦し、大きな歓声を受けた。 スーパースターは、坂口征二相談役とリング上で揃い踏みをするなど、満面笑みで全盛時代を懐かしんでいた。
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スポーツ 2009年07月04日 15時00分
新日本プロレス 後藤“心の病”
新日本プロレスの“荒武者”後藤洋央紀が心の病におかされた。ノアとの対抗戦で痛恨の黒星を喫してしまい、新日内部では戦犯扱いされ「モヤモヤが取れない」ことを吐露。次期シリーズ初戦(5日、後楽園ホール)では岡田かずちかとの一騎打ちが組まれているが、開幕目前の3日もなお、敗戦ショックを拭えないでいる。 6・20大阪大会でノア杉浦貴を迎え撃つも、五輪予選スラムに沈んでしまった後藤。結果的にはあの敗戦によって、外敵の杉浦に20日の札幌大会で行われる王者・棚橋弘至とのIWGPヘビー級タイトル挑戦権を与えてしまった。 「大阪の試合後はみんなと一緒に巡業バスで帰れませんでした。絶対に負けちゃいけない場面でしたから、あの敗戦後は正直ひとりで新幹線に乗って帰りました」。無念の3カウントを献上し、失意のドン底に突き落とされ、試合後は「みんなに後ろめたい気持ちがあって言葉が出なくなった」ほどだ。 大失態の代償は大きかった。「俺が試合後に控え室に戻ると『オマエは大阪から走って帰れ』っていう雰囲気だったし、最近は会社の人からの冷ややかな眼差しも感じて事務所にもいけない。あれから事務所に経費精算にも行けてないし、いまだにモヤモヤが取れません」。新日の看板を背負って立った大阪の大舞台でノア戦士にお株を奪われ、醜態をさらしたことにより、いまなお敗戦を引きずったままという。 まさに勝てば官軍、負ければ賊軍。荒々しさを失った荒武者ならぬ落武者は、次期シリーズ開幕戦で同じ6・20大阪大会でノアとの対抗戦に敗れたヤングライオン岡田との一騎打ちに臨むが「こういうカードが組まれたこと自体が、ボクに対する会社からの評価なんでしょう」と落胆しきりだ。 「どう会社に償いをすればいいのか。このカードは自分への戒めだと思ってボクはここからやり直すしかないのでしょうか…」。昨年は真夏の祭典「G1クライマックス」で初出場初優勝を成し遂げた後藤だが、夏本番を前にいま荒武者にあの勢いはない。
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