新日本
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スポーツ 2022年05月25日 11時30分
新日本スーパージュニア初参戦のリンダマンがデスペラードを倒す!「ベンチャー団体GLEATを背負ってる」
新日本プロレスは24日、東京・後楽園ホールで新日本プロレスジュニア最強戦士決定戦『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)を開催した。 メインイベントでは、エル・デスペラードと、GLEATの#STRONGHEARTSに所属しているG-REXチャンピオンのエル・リンダマンによる注目の初シングルが実現。今年の1.4東京ドーム大会で、デスペラードがリンダマンの名前を出したことから、リンダマンのBOSJ出場が実現したと言っても過言ではない。 試合はリンダマンがドロップキックで奇襲し、ノータッチのトペ・コンヒーロを披露。いきなり観客の心を鷲づかみにする。負けられないデスペラードはラフファイトで応戦すると、リンダマンの膝に狙いを定める。終盤、デスペラードはピンチェ・ロコを狙うも、リンダマンは何とかこれを切り抜けて、ドラゴン・スープレックスから、綺麗なタイガー・スープレックス・ホールドで固めてカウント3。初対決はリンダマンに軍配が上がった。 バックステージでG-REX王座のベルトを置いて座り込んだリンダマンは「よっしゃー!1月4日から声を上げ続けてくれたおかげで、リンダマン、この『BOSJ』参戦決まったぞ。今んところ、3勝1敗か。1回負けちまったけどなぁ、今日の試合見たら分かるだろう、『スーパーJr』の主役、この俺、エル・リンダマンだけ見ときゃいいんだよ」と強気な発言。 デスペラードについては「いや、とんでもない選手ですよ。ま、この『スーパーJr』に参戦してる選手はみんなとんでもない選手って分かってるけど、特別、ジュニアを熱くしようとか、新日本プロレスを盛り上げようという気持ちがね、言葉でも分かってたけど、戦いで一番伝わる選手かな。そりゃやっぱ、ジュニアを引っ張ってきただけありますよ。これから先、リンダマンがいなくてもデスペラードを中心にジュニアは面白く回っていくと思うし。だけどよぉ、俺がいた方が面白いことは確かだし、お客さんも分かってるよな」とデスペラードの実力を認めた上で、自身の存在感を示した。 最後に「まぁ、まだリーグ戦、折り返してもいないぐらいのところだから、大きいことは言えないっていうか。何も予想はできないっすよね、他の星取りに関しては。ただ俺が言った通り、G-REXのタイトルマッチで入江茂弘と戦ってから『全勝で行く』って言っちゃったんで。今までの、ちっぽけで弱気なリンダマンは終わりだよ。なぜなら、G-REX、新団体、ベンチャー団体GLEATを背負ってるからな」と語り、控室に引き揚げた。 敗れたデスペラードは、肩を担がれてインタビュースペースまで辿り着くと、前のめりに倒れ込み、手で顔を覆いながら「クソッ!クソーッ!悔しい……。悔しい……。(起き上がって)チクショー。刺激的だったよ」と持っていた氷のうを床に叩きつけて、控室へ。敗れはしたが、新日本ジュニアにさらなる刺激を求めていたデスペラードにとっては収穫のある試合だったのかもしれない。◆新日本プロレス◆『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』2022年5月24日東京・後楽園ホール観衆 1215人▼『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』Bブロック公式戦(30分1本勝負)●エル・デスペラード【6点】(15分08秒 タイガー・スープレックス・ホールド)エル・リンダマン【6点】○(どら増田)
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スポーツ 2022年05月25日 10時50分
ノア藤田和之がプロレス界全体に苦言!「もっと体を使って、しっかりと打つところ打ってほしい」
今年2月23日に行われた愛知・名古屋国際競技場大会で、中嶋勝彦が保持していたGHCヘビー級王座に挑戦して奪取し、プロレスリング・ノアの所属になることを表明した藤田和之は、4.30東京・両国国技館大会で潮崎豪との初防衛戦が決まっていたが、新型コロナウイルス感染により、同大会を欠場。タイトルも返上した。 21日の東京・大田区総合体育館大会での復帰を発表した藤田は「列の最後尾に並び直す」と第1試合からの出直しを宣言。ノアの有望株、岡田欣也とシングルで対戦。試合では、岡田の技を一通り受けると、エルボーの連発から強烈なボディスラムで叩き付けて、逆片エビ固めで絞り上げてギブアップ勝ち。藤田が新日本プロレスのヤングライオン(若手)時代にやっていたような試合で、完勝を収めている。 藤田は「まあ、点数は付けようがないです。今の自分に点数は付けようがないです。目標ですか?まだ目標とかそういうのはあれじゃないんで」とまだ再スタートを切ったばかりという表情を浮かべると、対戦した岡田について、「こういう機会じゃないと若い選手と戦う機会はないので。前向きに捉えて、今日は上がらせていただきました。もっと元気が欲しいですね。普段、上の人とやると気を遣うんでしょうね。別に俺なんか全然気を遣わなくていいんだけど。もっともっと打ってきて全然OKですから。 若い選手にはもっともっと打つところはしっかりと打ってね。そうやって見せないと。『プロレスでしょ?』じゃなくて、『プロレスなんだ』っていう風に見せられるような1個1個の技を磨いていってほしいですね。上にも責任あるかもしれないけど、という感じですかね」と先輩に対する遠慮が見えたと苦言を呈した。 また、「もっともっとしっかりと。今のプロレスはどうとか知らないけどさ、打つところしっかりやらないと、見るところ見えるから。気を遣うものじゃないですよ。体を使うものだから。もっと体を使って、しっかりと打つところ打ってほしい。もっともっと前に出て、気持ちを出してほしい。形ばかりじゃないから。そういうところをちょっと、ノアに限らず、何処の団体でも今そうなんじゃないかなって。まあ、こういう機会の場を与えていただいたから。こういう状況だったけど、もっとポジティブに考えて、プロレス界を変えていったらいいんじゃないかなと思うよ」とプロレス界全体に思うところがある様子。 藤田がこの後、どのような形で再びGHCヘビー級王座まで辿り着くのか注目だ。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月24日 10時50分
無期限メキシコ遠征のノア宮脇純太、5.30壮行試合の相手は背中を見続けて来た清宮海斗に決定!「スーパースターになるまで帰って来ない」
プロレスリング・ノア、生え抜き5年目のジュニア戦士、宮脇純太が無期限のメキシコ遠征を訴え、これを受けたノアは宮脇の考えを尊重し、メキシコ遠征を決定した。 21日に東京・大田区総合体育館で行われたビッグマッチ『Dream on 2022 FINAL』では、稲葉大樹と組んで、稲村愛輝&藤村加偉と対戦するも、稲村のショルダーアタックにフォール負けを喫しており、試合後には「クソ!クソ!クソ!クソ!!」と悔しさを爆発。「両国でも情けない試合して、横浜でもずっと勝ってきた岡田に勝てず、今日なんて稲村に完璧な3カウントを獲られちゃった。クソ!ノアには今、メキシコに行くルートがある。会社がどう言うかわからないけど、俺が決めた!俺はメキシコに行く!メキシコに行って、もっともっと強くなって、もっと大きくなって。会社もファンも先輩もみんなが認めてくれるまで、俺は無期限でメキシコに行きます!」と一方的に無期限のメキシコ遠征を宣言。 宮脇が話していたように、最近では後輩に敗れる場面も見られており、今年1月8日に神奈川・横浜アリーナで開催された新日本プロレスとの全面対抗戦『レッスルキングダム16 in 横浜アリーナ』や、プロレスリング・ノア、DDTプロレス、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスのサイバーファイト傘下の団体が集結する『サイバーファイトフェス』6.12埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会から名前が漏れていたのも事実。 ノアは4月13日、ドラゴンゲート最高顧問のウルティモ・ドラゴンがメキシコに持つ練習拠点「闘龍門CASA」をノア若手選手の海外武者修行先の一つになると発表した。宮脇が話していた「ルート」とは、この事を指していると思われる。ウルティモも「海外の経験してるしてないとでは今後のレスラー人生にすごい影響があると思うので。その中で海外で武者修行をさせたいという話があったので。たまたま合宿所が空いてるもので、そこを基地にして修行ができれば」と若い力の後押しをしていく意向だ。 武田有弘サイバーファイト取締役は「候補はいるんですが、これは選ばれた選手はチャンスだと思いますので。もう少し様子を見て考えたいと思います」と話していたが、第1号が宮脇になったということだろう。サブミッションを取り入れたファイトスタイルの宮脇にとって、メキシコ、ルチャ・リブレの“ジャベ”を勉強出来れば、試合の中に幅が広がるのは間違いない。 「スーパースターになるまで帰って来ない!」。覚悟を持って、海を渡る宮脇の壮行試合では、こちらも海外遠征を経て、GHCヘビー級チャンピオンを獲得する選手に成長した清宮海斗が、30日のノア特設アリーナ大会(神奈川・クラブチッタ川崎)で相手を務める。清宮の背中をずっと見て来た宮脇と、そんな宮脇を可愛がって来た清宮による壮行試合は注目だ。(どら増田 / 写真提供・NOAH)
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スポーツ 2022年05月23日 20時00分
6.12たまアリで「大切なご報告」をする武藤敬司に清宮海斗が「もっともっと俺は武藤さんを吸収していきたい」とエール!
プロレスリング・ノアは21日、ビッグマッチ『Dream on 2022 FINAL』を東京・大田区総合体育館で開催した。 メインイベントでは、潮崎豪&清宮海斗&田中将斗が、武藤敬司&丸藤正道&小島聡と激突。『サイバーファイトフェス』6.12埼玉・さいたまスーパーアリーナメインアリーナ大会のメインイベントで、潮崎が保持しているGHCヘビー級選手権試合に挑戦する新日本プロレスの小島にとっては、貴重な前哨戦。左股関節唇損傷で欠場を続けていた武藤にとっては、これが4か月ぶりの復帰戦となる。 試合は、潮崎と小島が激しくやり合う展開に。どちらも一歩も譲らず、熱のこもったアツイ攻撃を仕掛けていく。武藤もドラゴンスクリューを踏ん張った清宮にアキレス腱固めで切り返すなど、復帰前と変わらぬベテランらしい冷静な動きを見せて、観客を魅了。ここに田中と丸藤が加わっているのだから、面白くないわけがない。最後は、丸藤のトラースキック、武藤のシャイニング・ウィザードを切り抜けた潮崎が、小島に逆水平チョップからラリアット合戦を制すと、豪腕ラリアットで沈めた。 バックステージで武藤は現れるなり、「非常に悩んでいるなあ、本当にね」と復帰戦だというのに突然の告白。「正直さ、相手の技を受けるじゃなくて、自分の技を仕掛ける時に、それでもちょっと痛みが股関節に走ったりするからよ。やっぱり気持ちが落ちるよ。今、あんまり喋りたくないっていうか」と語り、どうやら股関節に違和感を抱いている様子。これは心配だ。 武藤は「近々に、近々、報告することがあります。以上」と話すと、会見を切り上げた。バックステージでは「ハイ!質問!」と報道陣に投げかけるのが恒例となっている武藤が、自ら会見を切り上げるのは珍しい。かなり深刻な状況である可能性も考えられる。 まだ、武藤越えを果たしていない清宮は「武藤さんともう一度このリング上で向かい合うことができて。やっぱりもっともっと俺は武藤さんを吸収していきたいです。武藤さんと続きを俺はやりたい。それをお客さんにも見てもらいたいので、自分で掴んでいきたいと思います」と新日本との対抗戦ではタッグを組んだが、シングルではまだ勝ち星がない武藤との“続き”を強く望んでいた。 ノアによると、6.12『サイバーファイトフェス』さいたまスーパーアリーナ大会に武藤が来場し、ファンとマスコミに向けて「大切なご報告」を行うという。◆プロレスリング・ノア◆『Dream on 2022 FINAL』2022年5月21日東京・大田区総合体育館観衆 924人▼6人タッグマッチ(60分1本勝負)○潮崎豪&清宮海斗&田中将斗(23分46秒 片エビ固め)武藤敬司&丸藤正道&小島聡●※豪腕ラリアット(どら増田)
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スポーツ 2022年05月19日 10時50分
新日本『BOSJ』黒星スタートのエル・リンダマンがGLEATで王座防衛! 19日から再びシリーズ合流
新日本プロレスジュニア最強戦士決定戦『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)のBブロック初戦、山形・酒田市国体記念体育館大会で、フリーのDOUKIに敗れたGLEATの#STORONGHEARTSに所属しているエル・リンダマンが18日、新日本のシリーズを一時離れて、GLEATの東京・後楽園ホール大会に出場。入江茂弘を挑戦者に迎えて、自身が保持しているG-REX選手権試合を行い、激戦の末、二度目の防衛に成功している。怪力の入江を相手に勝利を収めたリンダマンに、称賛の声が会場とSNSを通じて多数寄せられている。 エル・デスペラードに推薦されるような形で『BOSJ』初出場を決めたリンダマンだったが、デスペラードと同じ鈴木軍のDOUKIに初戦で敗戦したのは、精神的にもかなり痛いはずだ。試合後、「あぁ……チャンピオンとして、GLEATのチャンピオンとして挑んだ『BOSJ』、初戦でまず1敗だよ、クソッ……。全部の選手を見て、全部の対策を立ててきたつもりだったけど、今日のDOUKIは、いつものDOUKIじゃなかった。つまりは、今から当たるほかの選手も、今まで以上の力を持ってると。俺の計算違いだ、あぁチキショー」と悔しさを滲ませていた。 しかし、「だけどな、2つ言いたいことがある。DOUKIとは、ここで終わらせるつもりはないわ。あんだけ俺に突っかかて来て、俺があいつのことコケにしてやってんのに、俺が負けたまま引き下がるわけにはいかないからよ。あと、これ、負け惜しみじゃないけど、『スーパーJr.』、リーグ戦初戦で負けたヤツの優勝確率、知ってるか?90%以上だ。獣神サンダー・ライガーが全勝優勝した、その時以外は、リーグ戦初戦、みんな優勝者は負けてるんだ(ちなみにプリンス・デヴィットも全勝優勝を果たしている)。どういうことかわかるか? (フロアに置いていたベルトを手にして、ポンポンと軽く叩いて)DOUKIには可能性がなくなり、このリンダマンには優勝の可能性がまだ残ってるってことだ。信じるか信じないかは、あんた次第。東京に帰って、入江茂弘とのタイトルマッチ。GLEATの …そっちでもよかったら、見てくれよな……」と黒星スタートを喫してしまったが、逆にタイトルマッチに向けて気が引き締まったようだ。 リンダマンは19日には再び新日本に合流、青森・八戸市東体育館大会でティタンとBブロック公式戦第2戦を行う。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月18日 10時50分
全日本三冠王者、宮原健斗がハンセン氏の希望で5.29防衛失敗ならジャンボ鶴田さん23回忌追善興行メイン出場剥奪のピンチ!
全日本プロレスの三冠ヘビー級王者、宮原健斗が、初代三冠ヘビー級王者、故・ジャンボ鶴田さんの追善大会『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』5.31東京・後楽園ホール大会のメインイベント出場に思わぬところからストップがかかった。 『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』の実行委員会名誉会長のスタン・ハンセン氏より緊急コメントがアメリカから届いたのだ。ハンセン氏は「ジャンボ鶴田と三冠を争った私としては、5月31日の『歴代三冠ヘビー級チャンピオンプレミアム6人タッグマッチ』に現行のチャンピオンに出場して欲しい。今度の29日の三冠戦で宮原健斗が勝利をした場合は、予定通り出場。T-Hawkが勝利した場合は、変更を考えなくてはいけない。私は、来日の予定を早め、5月29日全日本プロレスの三冠戦の立会人として、この試合を見届けたいと思う。5月29日、全日本プロレス後楽園ホールに行きたいと思う。ユース!」と全日本5.29後楽園大会への来場と、当日のメインイベントで行われる宮原にGLEAT所属で#STORONGHEARTSのT-Hawkが挑戦する三冠ヘビー王座戦の立会人を務めると明言。結果次第では、宮原を『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』のメインイベントから外すことを示唆した。 ハンセン氏のコメントを受け、『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』実行委員会は、同大会のメインイベントで組まれている歴代三冠ヘビー級チャンピオンプレミアム6人タッグマッチのカードの変更を発表。歴代三冠へビー級チャンピオンプレミアム6人タッグマッチ、宮原健斗(第55,57,60,62,65代王者) vs T-Hawkの勝者&鈴木みのる(第35,42代王者)&秋山準(第44,53代王者) 対 ジェイク・リー(第64代王者)&大森隆男(第48代王者)&X、特別立会人はスタン・ハンセン氏としている。 当日、T-Hawkは、新日本プロレスの鷹木信悟と元ドラゴンゲートタッグを結成し、全日本の青柳優馬&青柳亮生の青柳兄弟との対戦が発表されているが、このカードも5.29後楽園大会の三冠ヘビー王座戦の結果によっては変更するとのこと。宮原は5.15 北海道・ホテルエミシア札幌大会で、青柳優馬の挑戦をシャットダウン・スープレックス・ホールドで退け、三度目の防衛に成功すると試合後、「ちょっと、オレの中で気になってるヤツがいるんだよ」とT-Hawkを逆指名。 これを受けて、全日本は両者の三冠ヘビー王座戦を5.29後楽園大会のメインイベントとして決定し、宮原とT-Hawkが17日、都内の事務所で会見を開いた。宮原は「いずれこのベルトを懸けて闘う日が来るんだろうな」と思っていたそうで、「今のプロレス界を表現する闘いになる」と気合十分。T-Hawkも「ようやく俺が求めてきた刺激が来た。僕自身もレスラー人生の中で大事な闘いになる」とこれからのプロレス界にとって、大きな影響を与える試合にしていく意向。 5.29、5.31と中1日を挟んだ後楽園2連戦は、プロレス界にとって注目を集める大会になりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月17日 10時50分
全日本世界ジュニア王者、佐藤光留から突然の指名に新日本タイガーマスクが受諾!「全然拒否する必要ない。やらせてもらいます」
事件は15日、全日本プロレス北海道・ホテルエミシア札幌大会のセミファイナルで行われた世界ジュニアヘビー級選手権試合、第61代王者の佐藤光留が、児玉裕輔の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した後に起こった。佐藤が次期挑戦者に新日本プロレスのタイガーマスクを指名したのだ。佐藤は「オメェのルーツ、俺と同じなんじゃないか?」とした上で、「パンクラス mission の自分から言うと、あなたのやりたいジュニアのプロレスは、全日本ジュニアにあるんじゃないか?」と指名した理由を明かした。 その声は、『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)開幕戦が行われた新日本プロレス愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会の第1試合の8人タッグマッチに出場したタイガーの元にも、マスコミを通じて届けられた。 タイガーは「(ルーツが)あるわけないでしょ!なんで俺が、新日本プロレスに所属してて全日本プロレスにやりたいことがある?そんなこと、あるわけないじゃないですか。あるわけがない。俺は、この新日本プロレスが一番だと思ってる。選手、ジュニアもヘビーも命懸けで闘って、どの団体よりも一番だと俺は思ってるんで。それはもう、どれに行ったって俺は負けない自負があります、これは。新日本が一番。ジュニアだろうがヘビーだろうが、新日本が一番。その佐藤選手が言ったルーツっていうのは……まぁ彼もパンクラス出身であって、僕もシューティング(修斗)出身であるという部分ではね、同じルーツっていうか、(この道に入る)一番最初はそういう格闘技っていうかね、そういう部分なのかもしれないけれどね、別に全日本プロレスでやりたいっていうか、そういうのはないです。俺は新日本プロレス所属の選手だし、新日本が一番だと思ってるから、全日本なんかに負けないです。それはどこの団体でもそう。ノアもそうだし、どこの団体にも負けない。新日本が一番。それはちょっと、言ってることは“お門違い”」と佐藤の発言を怒りを交えながら否定。 降って湧いたような世界ジュニアへの挑戦に関しては、「望むところですね、じゃあ。ちょっと今の佐藤選手の、ちょっとお門違いの言葉には、火がつくというか……。僕は別に、佐藤選手には何もないです。何もない。彼は、時々見させてもらいますけど、プロレスもできる、格闘技もできる、素晴らしい選手だと思ってます。佐山さんところ(リアルジャパン・プロレス、ストロングスタイルプロレス)にも出てるしね。素晴らしい選手だと思います。だけど、やるんだったらやりましょう、じゃあ。突然、今指名されて“エッ?”って思ったけど、ま、そういう風に言ってんだったら、じゃあやりましょうよ。新日本のリングに来てくれんのかな?わかんないですけど。わかんない、それはどこで……。挑戦者に指名されたので、じゃあ俺が(全日本に)行くのかわかんないけど……。やりましょう、じゃあ。いいんじゃないですか。受けて立ちますよ、新日本が一番だと思って、絶対譲らないし、負けることはない。やるんだったらやりましょう」と受諾。自身は『BOSJ』にエントリーしていないだけに、佐藤からの逆指名はIWGPジュニアタッグ王座戴冠に続いて、モチベーションが上がらないわけがない。 「面白い。俺もこんなキャリアになって、他団体といえどもシングルの(チャンピオンになる)チャンスがあるんだったら、全然拒否する必要ない。やらせてもらいます。頭を下げて、『じゃあやらせてください』と言いましょう。ただ、レベルは違いますよと……。いいですか? 以上です」と最後は自ら王座挑戦を表明していた。 両団体からの正式な発表が待たれるところだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月16日 10時50分
BOSJ初出場のGLEAT王者エル・リンダマン「新日本以外の価値、注目度が上がっていることを狙って、僕は戦って参ります」
新日本プロレス毎年恒例のジュニアヘビー級の祭典『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)に初出場する、GLEAT所属で初代G-REX王者であり、CIMA率いる#STRONGHEARTSのエル・リンダマンが、同じBブロックの出場選手を前に吠えた。 リンダマンは「どうも!GLEAT、#STRONGHEARTSのエル・リンダマンでございます!え~、この『BOSJ』、エントリーされたこと、非常にうれしく思ってます!それも!デスペラード選手が1.4東京ドームの試合の後から、ずっと声を上げてくれた。(デスペラードが投げキッスを送ると)本当に感謝してます(笑)」と声をかけてくれたエル・デスペラードに感謝すると、「新日本プロレスさんにも感謝。もちろん今、僕はGLEATという新団体のチャンピオンであるわけですけれども、ある程度のリスクを背負ってこの場に送り出してくれたGLEATという会社、新日本プロレス、エル・デスペラード、本当に感謝してます。ありがとうございます!」と新日本とGLEATにも感謝した。 「選ばれてあることの恍惚と不安、二つ共に我にあり。まさにそんな心境でございますが、160cm、70kg。運動神経ゼロ。体育赤点、偏差値30。そして!新日本プロレス練習生募集、書類審査落ち!コラッ!まさに選ばれざる者の典型であるこの私が、選ばれてここにいることに、何か意味があるんじゃないかと思っております」と新日本に書類審査で落ちたことを自虐ネタで披露。 続けて、「新日本プロレス以外で切磋琢磨してきた選手関係者、そして応援してくれた新日本プロレス以外のファンのみなさんの気持ちを!勝手に背負わせていただいて、この『BOSJ』、爪痕残していこうと思います。この新日本プロレスのリング上で『GLEATしようぜ!』と拳を突き上げる、それを目標にやっていこうと思ってます。団体を、チャンピオンを背負ってる以上、もちろんこの大会、全勝優勝が至上命令でありますが、そんなに甘くないことはさすがに僕でもわかっておりますんで。ただ!この大会が終わった後に、新日本以外の価値、注目度が上がっていることを狙って、僕は戦って参ります」と語り、今大会に出場することで、爪痕を残してGLEATに持ち帰りたい考えだ。 「そして最後に!新日本プロレスファン、そして新日本以外のファン、新日本以外の関係者、新日本プロレスの関係者!俺だけ見てりゃいいんだよ!オイ!準備はいいか?拳の準備はいいか?いくぞ!みんなで!GLEAT、しようぜ!!ありがとうございました!」と叫ぶと、これを見ていたデスペラードとエル・ファンタズモが拍手を送り、リンダマンがさらに拍手を煽ると、ティタンも手を叩いた。 今年の『BOSJ』は、15日の愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会で開幕し、Aブロック、Bブロックをそれぞれ勝ち上がった選手が、6.3東京・日本武道館大会で決勝を行う。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月12日 11時30分
新日本エル・デスペラードが葛西純に続いてBOSJで待望のエル・リンダマンと対戦!
新日本プロレス、鈴木軍のジュニア戦士、エル・デスペラードの“外交”が止まらない。 まず、『タカタイチマニア2.5』5.6東京・後楽園ホール大会では、DOUKIとのタッグで、本間朋晃&葛西純(FREEDOMS)の元大日本プロレスコンビと対戦。急遽、本間&葛西が得意としている反則OKのハードコアルールで行われることに。 試合は序盤からいろいろなアイテムが飛び交う荒れた展開になり、葛西の凶器攻撃に対し、デスペラード&DOUKIも普段は見せないようなハードコアスタイルで応戦。大日本時代はデスマッチファイターだった本間も本領発揮とばかりに葛西を好サポート。葛西との合体技、摩周を久々に出すと、会場は大いに沸いた。終盤、葛西のパールハーバースプラッシュこそカウント2で返したDOUKIだったが、最後は垂直落下式のリバースタイガードライバーを食らいカウント3。 試合後、死闘を制した葛西はデスペラードに、「今日も刺激をありがとう!俺っちはよぉ!もう単なる刺激じゃ満足しねぇ身体になっちまったようだ。オマエからの超刺激がほしい!」とシングルマッチを要求。これに対して、デスペラードは「今日いただいた刺激を持って、俺は『スーパージュニア』(BOSJ)優勝します!シングルマッチ、いつどこになるかわからないけど、必ずやりましょう」と受諾した。 その『BOSJ』では、デスペラードとGLEATのエル・リンダマンが注目の一騎打ちを5.24後楽園大会で果たす。今年の1.4東京ドーム大会にGLEATよりCIMAが参戦した当初から、興味がある相手としてリンダマンの名を出していたデスペラード。リンダマンもCIMAのセコンドに帯同しながら、シングル対決の機運が高まる中、『BOSJ』で実現することになった。IWGPジュニアヘビー級王座は石森太二に明け渡してしまったが、デスペラードは他団体の好敵手と対戦し続けることにより、存在感を高めていく。(どら増田)
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スポーツ 2022年05月12日 10時50分
サイバーファイトフェス参戦の小島聡、史上4人目のグランドスラム達成へ「GHCのチャンピオンになることは必然」
サイバーファイトが10日、都内のホテルで、傘下4団体(DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス)による合同興行「CyberFight Festival 2022」(CFF=6月12日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の記者会見を開いた。メインイベントではGHCヘビー級選手権試合、チャンピオンの潮崎豪に新日本プロレスの小島聡が挑戦する。 小島は同日に大阪・大阪城ホールで開催する新日本のビッグマッチを欠場して、今大会に参戦。新日本のIWGPヘビー級、全日本プロレスの三冠ヘビー級に続くノアのGHCヘビー級王座を戴冠することで、史上4人目となるグランドスラム達成をめざす。 調印を終えた小島は「さまざまな偶然が重なり、GHCヘビー級のチャンピオンに挑戦することになりました。ですが、GHCのチャンピオンになることは必然です」と語ると、潮崎は「CFF、メインで挑戦者の小島聡を倒して、GHCヘビー級のベルトを防衛します。そのことしか考えていないです」とノアの代表として新日本の小島に負けるわけにはいかない考えだ。 小島は「昨年でプロレスラー生活30周年を迎えました。31年目、またこのような舞台を与えてもらえてること、さまざまなことに感謝しながら、精いっぱい力の限り戦いたいと思います。とにかく元気よく明るく自分がやってきたプロレスを信じて、またベルトを獲りたい」と語ると、高山善廣、佐々木健介、武藤敬司に続くメジャー3大王座のグランドスラム達成について、「ベルトに対しての思い入れはもちろんあります。過去2度挑戦して獲れなかったGHCのベルトでもありますし、いろんな思いを持って今回チャンピオンシップに臨みたいと思ってます。必ずベルトを獲ります」と強い意欲を示している。 この試合は、DDTらグループ団体が集結するCFFのメインに選ばれたが、潮崎は「自分はCFFは初めての出場。こうやってGHCヘビー級のチャンピオンとして、CFFのメインを飾って、勝って締めくくりたい。そのために本気の小島聡を倒して、このベルトを防衛します」と語った。潮崎は、昨年2月には武藤敬司にGHC王座を明け渡し、グランドスラムを達成をされているだけに、今度は負けたくない気持ちが強いのだろう。(どら増田)
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スターダム、新日本マットでオスプレイにKOされたビー・プレストリー「私はジェンダーを気にしない」
2021年03月25日 11時30分
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スポーツ
新日本YOHが復帰!いきなりSHOとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座に挑戦
2021年03月24日 11時15分
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新日本NJC優勝のオスプレイが4.4両国でIWGP世界王者の飯伏幸太に挑戦「イブシと闘うのは運命」
2021年03月23日 11時30分