“女帝”こと王者アスカが登場。世界最大のプロレスイベント「レッスルマニア37(WM)」のロウ女子王座戦で対戦するリア・リプリーとタッグを組み、シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックス(with レジナルド)と対戦したが、アスカは試合中に裏切られてリアの襲撃を受けると、シェイナのランニング・ニーを食らって敗戦となった。
試合は序盤、アスカがショルダータックルをシェイナに放って攻め込んだが、リアはアスカの交代を拒否してパートナーのアスカに心理戦を展開した。終盤にはリアが捕まってピンチに陥ったが、交代したアスカがヒップアタックを2人に決めて反撃。ハイキックからジャーマン・スープレックス、ランニング・ニーをシェイナに放って止めようとした。
しかし、ここでアスカはリアに裏切られてコーナーから落とされると、そのままリアに襲撃されて大ダメージを負った。続けてリングに放り込まれたアスカはシェイナのランニング・ニーを食らい敗戦した。
試合後、アスカを裏切った挑戦者リアは「私にはかなわないってもう一度言ってみろ」とツイッター経由で挑発。アスカはふざけたイラストや動画を付けながら「私にはかなわない」と投稿して挑発合戦を展開した。
また、WMではシェイナ&ナイアのWWE女子タッグ王座への挑戦権をかけたタッグチームターモイル戦とWWE女子タッグ王座戦が2日間にわたって行われることが決定。「レッスルマニア37」は同11、12日に世界配信され、アスカ対リアのロウ女子王座戦は同12日、タッグチームターモイル戦は同11日、WWE女子タッグ王座戦は同12日に行われる。
またタイタス・オニールがウォーリアー・アワードとして2021年の名誉殿堂「WWEホール・オブ・フェーム(HOF)」入りすることが発表された。モーリー・ホーリー、エリック・ビショフ、ケイン、ザ・グレート・カリ、ロブ・ヴァン・ダムに続き第6号となる。
ウォーリアー・アワードは2014年に設立。アルティメット・ウォリアーの不屈の精神を体現する勇気と思いやりを持って生きる個人に贈られる賞で、オニールはWWEの歴史の中で最も慈善的なスーパースターの1人。困っている家族や子どもたちに特別な瞬間、プログラム、リソースを提供するブラードファミリー財団を設立したほか、WWEアンバサダー、スーザンG.コーメン、ボーイズ&ガールズクラブ・オブ・アメリカ、スペシャルオリンピックスなどの非営利団体やWWEパートナーを通じて数千人を支援している。
なお、今年の「WWEホール・オブ・フェーム2021」は昨年殿堂入りしたバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、JBL、デイビーボーイ・スミス、ウィリアム・シャトナー、そして新日本プロレスを引退した獣神サンダー・ライガーを加えて同4月7日に世界配信する。2年ぶりとなるWMウィークは試合以外も盛りだくさんの内容になりそうだ。
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