オスプレイは「みなさん、こんにちは。まず初めにたくさんの質問があると思うが、その質問に答える必要はないと考えている。だから、今回はそういったものに一切答えず、俺がこのシリーズで何を成し遂げてきたか話そう。まず、初戦のテンザン(天山広吉)に勝ち、2回戦のザック・セイバーJr.戦では鼻を骨折しながらも勝ち抜き、準々決勝戦ではSANADAを倒し、準決勝戦ではデビッド・フィンレーのシンデレラストーリーを潰し、決勝戦では“ドラゴン”シンゴ・タカギ(鷹木信悟)を倒して、この『NJC』優勝というところまで到達した」とまずトーナメントを振り返った。
続けて、「しかし残念ながら、自分自身は世界一ベストではないと認めなければいけない。なぜならば、いま世界のトップというのは、“IWGP世界ヘビー級”のベルトを巻くべき男だからだと思っている。いま、2つのベルトを持つコータ・イブシが世界の頂点にいるのだとすれば、彼に勝ち、そして世界最高のベルトを獲得しなければいけない。しかし、自分とイブシにはたくさんの共通点がある。ジュニアヘビー級からヘビー級に転向し闘った、そういうところも含め、自分とイブシにはこの新日本プロレスという会社を背負うという運命を、もしかしたら持っていない。その中でも、その運命にあらがいながら闘い、その中で頂点を極めたというところも、自分とイブシは同じ運命を持っているように感じる。しかしながら、その似たような運命を背負いながら、ここで闘うということもまた運命に思う」と4.4両国大会で対戦する飯伏幸太との関係を「運命」と言い切り、「そして、ついに両国国技館という舞台で自分に大きなチャンスが訪れた。日本に来てからの5年間、この国技館という舞台でまだ一度しか負けていない。ここは大きなチャンス。そしてこのチャンスをどんなことをしても手にする。そして、IWGP世界ヘビー級チャンピオンになってみせる。なぜならば、俺はウィル・オスプレイだからだ。そして、俺はまた一つ違うレベルに存在する男だからだ」と自身が飛び抜けたレベルのレスラーであることを強調。『NJC』優勝はオスプレイにとって計り知れないほどの自信を与えたようだ。
(どら増田)