第3試合の『NJC』1回戦は、本間朋晃vs鈴木みのるが実現。内藤哲也戦が実現せずうっ憤が溜まっているのか気合十分の本間は、序盤からみのる相手にバチバチのファイトを展開。みのるの厳しい打撃にも必死に食らいついていく。終盤にはターメリッククラッチであわやの場面を作り出すも、最後はみのるがゴッチ式パイルドライバーで粘る本間からカウント3。
3.13愛知・愛知県体育館大会の2回戦で、KENTAと鈴木みのるが対戦することが決定した。
インタビューブースで、みのるは「ああ、いいねえ。殴るとか殴られるとか、フハハハ!ただよ、指くわえてよ、平々凡々とこの『ニュージャパンカップ2021』に出てるわけじゃねぇんだよ。お前らが言ったんだ。優勝者にはIWGP、新設されたIWGP世界への挑戦権を与えると。オイ!挑戦権どころか、IWGPは俺のモンだ。そろそろ獲りに行くぞ」とコメント。みのるは全日本プロレスの三冠ヘビー級王座、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座を奪取しており、新設されたとは言え、IWGP世界ヘビー級王座も奪取すれば佐々木健介氏、高山善廣、武藤敬司に続く4人目の国内三大メジャータイトル制覇、グランドスラム達成となるだけに、最も思い入れがあるであろうIWGPは獲っておきたいところ。KENTAとの試合はバレットクラブの介入などもあるかもしれないが、場外戦はみのるも得意としているだけに、リング内でのスリリンな攻防を期待したい。
本間はガックリと座りながら、「負けたよ……負けたあーッ!俺は何やってんだよ、このチャンスによぉ……。肝心なところで勝てない自分自身がイヤになる、本当に。何やってんだ、俺……。でも、このままじゃ終わんねぇからな!絶対終わんねぇよ!絶対こっから這い上がってみせる。負けないよ、俺は!クソがッ!」と自分自身に苛立ちを見せていたが、本間にとってはそろそろチャンスを掴むためにも結果が求められるだけに、今回の敗退は痛い。本間が突破口を開くにはどうするべきか考える必要があるだろう。
◆新日本プロレス◆
『ニュージャパンカップ2021』
2021年3月6日
東京・大田区総合体育館
観衆 1410人
▼『ニュージャパンカップ2021』1回戦(時間無制限1本勝負)
●本間朋晃(14分54秒 体固め)鈴木みのる○
※ゴッチ式パイルドライバー
(どら増田)