新日本
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スポーツ 2018年03月16日 18時45分
「Tシャツ欲しい!」“JUST TAP OUT”ザック with TAKA、内藤に続き飯伏も撃破【新日本】
『ニュージャパンカップ2018』新日本プロレス▽15日 後楽園ホール 観衆1,718人(札止め)▼ニュージャパンカップ2018 2回戦(時間無制限1本勝負)●飯伏幸太(21分02秒 レフェリーストップ)ザック・セイバーJr.○※ジム・ブレイクス・アームバー※ザックが準決勝進出 「『ニュージャパンカップ2018』、みなさんが予想する優勝者は誰ですか? 2回戦、ザック・セイバーJr. 対 飯伏幸太、勝つのは誰ですか? 優勝するのはいつなんどき、どんな体勢でも関節技、サブミッションホールドを決められるこの男。無限のサブミッションホールドを持つ、この男。そして、1回戦で内藤哲也に勝ったこの男! He is Submission master, He is ZSJ, He is Zack Sabre Jr.! ザックの前に立ちはだかるヤツはみな、ジャストタップアウト! ギブアップあるのみ! それでは2回戦、始めましょうか。飯伏幸太、カモン! オーバーヒア!」 1回戦と同じくザック・セイバーJr.のマネージャーとしてセコンドに付いたTAKAみちのくが、入場するなりリングアナウンサーからマイクを奪うと、このようにまくし立てて、対戦相手の飯伏幸太を呼び込んだ。TAKAが着ているTシャツには“JUST TAP OUT!”の文字が…。わかりやすいTAKAのマイクパフォーマンスが皮肉なことにファンに浸透してきているのだろう。TAKAの言葉に合わせて一緒に叫ぶファンの声が内藤戦の時よりも明らかに大きくなっていた。 しかし、飯伏の姿が現れると、当日券も完売した札止めの後楽園ホールから、ザックやTAKAの色が一気に消えて、飯伏に対するファンの期待値が爆発してしまうのだから不思議だ。新日本のメインを任された飯伏は自信溢れる表情を見せながら、勢いづくザックとTAKAの前に仁王立ち。やはり今年の飯伏はひと味もふた味も違う貫禄がある。 そんな飯伏に、序盤から中盤にかけてパワーで押され気味だったザックだが、かなり研究してきたのだろう。致命傷になる技は徹底的に回避し続けていた。飯伏が逆さ押さえ込みの要領でザックを1回転させると、腕を取ってカミゴェへ。しかし、かわしたザックは腕をつかまれたまま、飯伏の股の間を抜けて後方へ。そして、逆に腕を取り返す。そんなザックを飯伏は強引に股の間から引きずり出し、腕をつかんだままジャーマン。これを返されると、飯伏は腕を離さずにカミゴェの体勢に。ザックはこれを寸前でかわして卍固めから両腕を捕獲。足で飯伏の後頭部を攻めてグラウンドに持ち込み、ジム・ブレイクス・アームバーで締め上げる。場内は大飯伏コールも、さらに、ザックがクラッチを腕から足に変えながら締め上げていくと、飯伏が動かなくなり、レッドシューズ海野レフェリーが試合を止めて、ザックが内藤に続いて飯伏からも勝利を収め、準決勝進出を決めた。 試合後は、TAKAが準決勝の対戦相手となるSANADAを「お前もジャストタップアウトだ」と挑発。試合後の「He is Submission master, He is ZSJ, He is Zack Sabre Jr.!」は、会場にいた多くのファンが一緒に叫ぶ事態となり、ファンの間からは「JUST TAP OUT! Tシャツが発売されたら買っちゃうよね」という声も漏れ伝わってきた。 敗れた飯伏はギブアップはしていないとしながらも、ザックの強さを認め、マネージャーのTAKAについては「気になりますね。邪魔ですね。邪魔。あれはかなり(ザックにとって)プラスになってますよね。ただ、試合自体は本当に1対1で別に介入とかはないんで。気持ちの問題ですけどね。気持ちがあがるかあがらないか、守られるか守られないかみたいな部分だけだと思いますけどね」と語り、ザックにとってのTAKAの存在について分析していた。 ザックとSANADAとの準決勝は18日のアクトシティ浜松大会で行われる。ここでもザックが勝つようなことがあれば“春男”への道がグッと近くなるが、SANADAも好調をキープしているだけに、面白い試合になりそうだ。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月16日 06時45分
プロレスファンが鯉党に?内藤哲也の入場曲が広島東洋カープの新応援歌に採用される
新日本プロレスでカリスマ的人気を博すトップレスラーであり、プロ野球・広島東洋カープの熱烈なファンとしても知られる内藤哲也。そんな彼の入場曲が、今シーズンから新応援歌として本拠地マツダスタジアムに響き渡ることになった。 内藤が自身のツイッターアカウントでツイートした情報によると、今月12日にカープの私設応援団が2018年シーズンに向けた新応援歌を公開。「攻めろ!」と名付けられたこの応援歌に、内藤の入場曲「STARDUST」が原曲として採用されたという。また、新応援歌は開幕戦から使用が始まり、チャンス時に限らず、球場の雰囲気を変えたいときに演奏されるという旨の内容も記載されている。 自身がこよなく愛するチームの応援歌に自らの入場曲が採用されたという今回の出来事だが、これまでにも内藤は様々な形でカープとの“タイアップ”を果たしている。昨年だけに限っても、マツダスタジアムで流れる『それ行けカープ』のリレーVTRへの出演が3月に発表されたのを皮切りに、4月には球団とのコラボグッズを発売。その後8月には本拠地での始球式に登場し、11月には優勝パレードへゲスト参加を果たしている。 中でも8月27日に行われたマツダスタジアムでの始球式は、内藤にとって非常に大きなものであったらしく、「この時、プロレスのデビュー戦(2006年5月27日)の時と全く同じことを思った。『気持ちいい場所だなぁ。もっとこの場所にいたいなぁ』」という初心に帰るような思いを抱いたということを自身のオフィシャルブログ「STARDUST−ALK」に綴っている。 今回の一件を受けて、ネット上ではプロレスファンやカープファンから「内藤良かったね」「開幕戦が待ち遠しい」「これを機にカープの試合を観てみようかな」といった声が寄せられている。今年のマツダスタジアムでは、内藤が率いるユニット“Los Ingobernables de Japón(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)”のグッズを身にまとう人々を目にする機会が増えるかもしれない。
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スポーツ 2018年03月15日 17時45分
世界最高峰の闘いへ!AJスタイルズと中邑真輔がついに対峙【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間14日、インディアナ州インディアナポリスで、主力ブランド『スマックダウン』を開催した。 PPV『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で王座戦に挑むアスカが登場。中邑真輔はWWE王者AJスタイルズと対峙した。 AJスタイルの登場でスマックダウンが始まると、「ファストレーンで防衛して、これでレッスルマニアに行ける。対戦相手はWWE史上最も偉大な日本人スーパースター、中邑真輔だ」と来たる大一番に触れると、そこへ中邑真輔が現れた。 AJと対峙した中邑は「レッスルマニアで夢が実現する。俺の夢はお前にヒザを叩き込み、チャンピオンになることだ」と王座戴冠への意気込みを語った。ドリームマッチの実現に会場が盛り上がりを見せる中、それをさえぎるようにルセフとエイデン・イングリッシュが登場するとAJとのシングル戦に展開した。 しかし、試合はスタイルズがペレキック、牛殺しの連続攻撃でルセフにダメージを与え、さらにルセフにカーフ・クラッシャーを決めると、たまらずイングリッシュが介入して試合は反則裁定となってしまう。試合が終わっても攻撃を緩めないルセフとイングリッシュだったが、それを見かねた中邑がリングに上がると2人を蹴散らしてAJを助けた。 お互いをリスペクトする中邑とAJ。日本のファンにとっても誇りと言えるカードだ。プロレス界世界最高峰の舞台で実現するこのカードが、世界にどのような衝撃を与えるのか、非常に楽しみだ。◆中邑対AJシングル対戦データ2016年1月4日新日本プロレス『レッスルキングダム10』東京ドーム大会 観衆25,204人ダブルメインイベント第1試合▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)<王者>◯中邑真輔(28分18秒 エビ固め)AJスタイルズ●<挑戦者>※ボマイェ(現在の技名はキンシャサ)※第12代王者の中邑が2度目の防衛に成功 シングル初対決となった新日本プロレス東京ドーム大会での一戦は、予想をはるかに超える大激戦に。このあと、両選手がWWEに移籍することになるとは、誰もが想像していなかった。しかし試合後に2人は、当時所属していたユニットの壁を越えて拳を突き合わせ、中邑は「次やるときはアイツの持ってる力を手に入れたい」と話していた。2人の闘いの続きは、日本から海を越えて実現することになる。取材・文 / どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月12日 21時45分
TAKAみちのくをマネージャーにザックが内藤を撃破!NJC2回戦は飯伏と対戦【新日本】
新日本プロレスは春の最強決定トーナメント『ニュージャパンカップ2018』(NJC)を9日、後楽園ホールで開幕した。16選手参加の今回のトーナメント。11日現在、1回戦8試合中6試合を終えたが、11日の兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)大会で、優勝候補の内藤哲也が鈴木軍のザック・セイバーJr.に敗れる大波乱が起こった。 「内藤哲也!『ニュージャパンカップ』(NJC)1回戦、内藤哲也対ザック・セイバーJr.。ひとつだけ忠告しといてやるよ。いつ何時、どんな体勢でも、関節技、サブミッションホールドが取れるザック・セイバーJr.の技に、気をつけて下さい。ユー・ジャスト・タップアウト!」 6日の『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、内藤とのシングル対決に敗れたタイチのセコンドに付いていたTAKAみちのくが、リングに上がりマイクを掴むと、内藤をこのように挑発。これに対して、内藤は「今年、新日本プロレスに1回も来てない人間が『ニュージャパンカップ』にエントリーできるの? そんなレベルの低いトーナメントなの?」とザックが今年来日していたことに気づかない様子。「今年来日してますよ」と報道陣に指摘されると、「えっ? ザック来てる? ホントに? あー、ごめんなさい。俺、知らなかったわ。これだけ新日本プロレスのモバイルサイトをチェックしてる俺でも気付かないぐらい、ザック・セイバーJr.は存在感ないんじゃないの? 大丈夫? もうみんな知らないんじゃないの? ヒマなら、今から日本に来いよ。何かリアクション起こしてみろよ。何せ相手は、今プロレス界で最も輝いてる、そして、最もオイシイ内藤哲也だぜ。何かインパクトを残してくれよ」と内藤節で間違えをごまかしつつ、ザックに注文をつけた。 9日の後楽園大会、10日の愛知県体育館大会でそれぞれ行われたタッグによる前哨戦(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン 対 鈴木軍)は1勝1敗のイーブンだったが、TAKAみちのくがザックのマネージャー役として機能しはじめており、これには内藤も「邪魔なヤツがいるなぁ。外道? ロッキー・ロメロ? そのモノマネですか? TAKAみちのく選手。でも、彼のアシストがあれば、もしかしたらザック・セイバーJr.、俺に勝てるんじゃないの?」と認めていた。しかし、その嫌な予感が翌日に的中するとは、内藤自身も想定外だったのではないだろうか。 昨年は、鈴木みのるの力を借りて柴田勝頼を破り、鈴木軍入りをすると棚橋弘至も追い詰めたザックだが、TAKAという頭脳派マネージャーを得たことで、アドバイスや存在が効いているのだろう。内藤の攻撃を読んで先を行くザックに対して、内藤から“焦り”の表情が伺えた。最後もデスティーノを読んだ上で、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスをガッチリ極めて、TAKAの予告どおり内藤から「タップアウト(ギブアップ)」を奪って見せた。最後の流れはお見事の一言に尽きる。それぐらいのインパクトがあった。内藤も「彼のテクニックは十分に堪能した」とザックの実力を認めている。 ザックはこの日、前の試合でYOSHI-HASHIを破った飯伏幸太と15日の後楽園大会の2回戦で対戦する。TAKAと飯伏は昨年9月、TAKAのデビュー25周年記念大会でタッグを結成し、オカダ・カズチカ&外道と対戦している。飯伏を昔から知り尽くしているTAKAが、ザックにどのようなアドバイスを送りサポートするのか。ザックと飯伏は昨年夏に『G1クライマックス』で対戦しているが、TAKAがザックのマネージャーに付いたことで、飯伏にとっては内藤以上に厄介な相手と言ってもいいだろう。 負けたら終わりのトーナメントならではの波乱が起こるのが、NJCの醍醐味の一つでもあるので、誰が決勝に進出し、誰がどのベルトに挑戦するのか? 今年のNJCも最後の最後まで楽しめそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月12日 17時40分
AJスタイルズWWE王座防衛で、レッスルマニアの中邑真輔戦が決定!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間12日、オハイオ州コロンバスで開催された主力ブランド、スマックダウンのPPV『ファストレーン』で中邑真輔がルセフとのシングル戦に挑み、キンシャサを決めて勝利。さらにメインイベントでWWE王者のAJスタイルズはシックスパック・チャレンジで王座防衛に成功し、『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で中邑とWWE王座を懸けて戦うことが決まった。 「“ナカムラデイ”になるだろう」と予告した中邑はPPV『ファストレーン』のオープニングマッチでルセフとのシングル戦に挑んだ。「ナーカームーラー・ルーセフデイ」の大コールの中、試合は白熱の攻防が繰り広げられた。 中邑はスピンキックを決めてキンシャサを狙うと、ルセフのカウンタースーパーキックが中邑の顔面をクリーンヒット。しかし、中邑は辛うじてカウント2.5で逃れると、ここからルセフの後頭部にキンシャサを決めて形勢逆転。最後はとどめのキンシャサを豪快に決めるとルセフから3カウントを奪って勝利した。ルセフを下した中邑はレッスルマニアの王座戦に向けて弾みをつけた。 メインイベントでは、スマックダウンのシェイン・マクマホンコミッショナーが観戦。ロウにもスマックダウンにも属さないジョン・シナの割り込みなどがあり、6人のスーパースターによるシックスパック・チャレンジWWE王座戦が行われた。 最初にシェインのエントランステーマがヒットし、最後にチャンピオンのAJが登場。場内は「AJスターイルーズ」の大合唱。コミッショナーが試合を見守る中、試合が始まるとジョン・シナがいきなりアティテュード・アジャストメントの先制攻撃で幕を開ける。 “ベストフレンド”だったケビン・オーエンズとサミ・ゼインはリング上でだまし合い、さらにゼインがリングサイドのシェーンに因縁をつけると、ゼインを狙ったオーエンズのスーパーキックがシェインに誤爆。するとシェインはオーエンズとゼイン、それぞれのフォールを妨害して報復した。 その後も試合は目まぐるしく攻防が入れ替わるも、最後はオーエンズがシナにポップアップ・パワーボムを繰り出した隙に、実況席へのテーブルに落下し場外でダウンしていたはずのAJが蘇生し、オーエンズをフェノメナル・フォアアームで沈めて3カウント。AJが王座を防衛した。 シェインの思惑が定かではないところが不気味ではあるが、AJの勝利には拍手を送っており、タイタンビジョン(場内スクリーン)にも、『レッスルマニア34』AJスタイルズ対中邑真輔の文字が映し出された。新日本プロレス2016年1.4東京ドーム大会以来、2年3カ月ぶりの2人のシングル対決が、『レッスルマニア34』でWWE王座戦として行われることが最終決定した。 次なる注目点は試合順ということになってくるだろう。レッスルマニアでメインイベントに出場した日本人スーパースターはこれまで1人もいないのだ。今のナカムラ人気を考えればメインイベントも決して夢ではない。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月09日 21時45分
RIZIN年間日程を発表!堀口恭司、浅倉カンナら、5.6福岡大会のカードも続々決定【RIZIN】
総合格闘技イベントRIZINは、2018年の年間スケジュールと5.6マリンメッセ福岡大会の決定カードを発表した。◆RIZIN 2018 年間スケジュール5月6日(日)RIZIN.10マリンメッセ福岡7月29日(日)RIZIN.11さいたまスーパーアリーナ8月12日(日)RIZIN.12愛知県体育館9月30日(日)RIZIN.13さいたまスーパーアリーナ12月31日(月)RIZIN.14さいたまスーパーアリーナ「あまり大会を打ちすぎると、皆さんも飽きてくると思うし、僕らも常に大会に追われてしまうので」今年の初回大会が5月になった理由について、榊原信行実行委員長は、昨年大晦日の総括会見でこのように語っていたが、7月から9月までは3か月連続で大会が組まれた。今年は年末大会を29日と大晦日の2大会から、大晦日1大会に短縮したものの、年間5大会は昨年と同じ開催数となっている。また、5.6福岡大会の『RIZIN.10』より、PRIDE時代のようにタイトルがナンバリングシリーズとなった。RIZIN旗揚げとなった2015年末の2大会はエピソード.0的な意味合いからノーカウントにするとのこと。なお、福岡大会はフジテレビ系列のテレビ西日本が共催。今年もフジテレビが地上波中継などでバックアップしていく。注目の福岡大会のカードも続々と決まってきている。◎5.6福岡大会決定カード▼スペシャルワンマッチ 61.0kg RIZIN MMA 特別ルール堀口恭司 対 イアン・マッコール▼スペシャルワンマッチ 49.0kg RIZIN 女子 MMAルール(肘あり)浅倉カンナ 対 メリッサ・カラジャニス▼スペシャルワンマッチ 70.0kg RIZIN MMA 特別ルールディエゴ・ヌネス 対 矢地祐介▼スペシャルワンマッチ 59.0kg RIZIN MMA 特別ルールマネル・ケイプ 対 朝倉海▼スペシャルワンマッチ 120.0kg以下 RIZIN MMA 特別ルールアンテ・デリア 対 リカルド・プラセル▼スペシャルワンマッチ 53.0kg RIZIN MMA 特別ルールウェイリー・ジャン 対 村田夏南子▼スペシャルワンマッチ 51.5kg キックボクシングルール石井一成 対 栄井大進▼スペシャルワンマッチ 63.0kg キックボクシングルール北井智大 対 TBA 昨年末、バンタム級グランプリで圧倒的な強さを見せつけて優勝を果たした堀口恭司は、イアン・マッコールとのワンマッチをメインイベントで行う。また、同じく昨年末に、RENAを絞め落とし、女子スーパーアトム級トーナメント優勝を果たした浅倉カンナは、メリッサ・カラジャニスと肘ありルールがマッチメイクされた。昨年の大晦日に格闘技界を熱狂させた2人の闘いに期待が高まる。 福岡大会では、2月にスアキム・シットソートーテーウとの死闘を制した“神童”那須川天心の参戦も決定。キックルールでの参戦が有力視されているが、対戦相手の発表が待たれるところだ。今大会は昨年の10月に開催した福岡大会が、日帰りができないロング興行になってしまったことから、試合開始を14時30分に前倒し、終了予定時刻を20時30分に設定し、試合数も全12試合(予定)にするなど、ゴールデンウィーク期間中ということもあり、遠征したいファンへの配慮もなされている。 ゴールデンウィークは5月3日、4日と新日本プロレスが福岡国際センターで『レスリングどんたく』2DAYSを開催することも発表されているだけに、格闘技とプロレスの両方が好きな博多っ子やファンにとっては、たまらない期間になりそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月09日 20時40分
新日本の会場に響いたまさかの「レッツゴー!タイチ」大合唱【新日本】
ヘビー級転向を一方的に表明していた鈴木軍のタイチが、6日に開催された新日本プロレス『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、新日本で今最も人気があるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也とシングルで対戦した。 両者は1月23日後楽園ホールの『タカタイチマニア』でもシングル対決し、内藤が勝利している。タイチはこの試合を機にヘビー級転向を口に出すようになり、今回の一戦がヘビー級選手タイチとしての初陣となった。 ヘビー級に転向してもタイチはタイチ。いつものようにディーバのあべみほを引き連れて登場し、いつものように入場テーマ曲を“口パク”で歌い、精神的ヒールの極みを披露する。しかしその後、内藤が入場すると、タイチがスタンドマイク攻撃で急襲。そのまま場外戦へ突入し、タイチがパワーボムの体勢に入る。これを内藤が抵抗するも、タイチが顔面にステップキックを浴びせて、赤コーナーの特設花道で投げっぱなしのパワーボムを炸裂。これが花道(セットとして組まれている)の角の辺りにドスンと突き刺さり、タイチの思わぬパワー殺法にさすがの内藤も苦悶の表情を浮かべていた。 この攻撃からタイチの“覚悟”が会場のファンに伝わったのか、場内からは「レッツゴー!タイチ」の大合唱。序盤はそれに対抗した内藤ファンが内藤コールを送っていたが、試合が進み内藤ペースになると、内藤コールが消されてしまうぐらい「レッツゴー!タイチ」のチャントが会場に響き渡った。鈴木軍に入ってからはずっと「タイチは帰れ!」と連呼されていたことを考えると、まさかの光景である。 しかし終盤、タイチはマイクをリング内に持ち込み、内藤を狙うがこれをかわされ延髄斬りを喰らってしまう。内藤はマイクを持つと、注意した浅見レフェリーを突き飛ばして、介入してきた鈴木軍のTAKAみちのくと激突させ、レフェリーはダウン。その直後、タイチがジャンピングハイキックで反撃に出るが、内藤はすぐさま急所攻撃。そして、マイクでタイチの頭を殴ると、さらに、マイクスタンドをへし折り、最後はデスティーノでとどめを刺した。 フィニッシュまでの流れが強烈だったため、最後は内藤に大歓声が送られたが、タイチにとっては何かを掴んだような意義ある試合だったように思う。 試合後に内藤は「覚悟というか『何か変わるチャンスなんだ』と、『変わらなくちゃいけないんだ』って気持ちはね、チラッとは感じましたよ。会場のお客様も感じたんじゃないですか、でも、ただ単に体重を増やせばいいとか、そういう問題じゃないんだよ。そういうのを俺は見たかったんじゃないんだ。お客様もそうでしょう?そういうタイチを見たいがために、今日、大田区総合体育館に来たわけじゃないんだよ。何かちょっと勘違いしてるのかな。せっかくのチャンスなのにねぇ。このままじゃ『ニュージャパンカップ』、復帰明けの棚橋選手に負けて、そのまま存在感なくなって、今まで通りの生活を歩むことになるんじゃないんですか。せっかくのチャンスなんだ、何かもっと思い切ったことを、彼にはしてほしかったっすね。まぁ、最初にも言ったけど、心意気は伝わってきたよ。ダメージもありますよ。でも、その程度じゃ、今の俺には勝てないぜ。そして、今の新日本プロレスには、何のインパクトも残らないぜ。『ニュージャパンカップ』開幕まで、まだちょっと時間があるからね。復帰明けの棚橋ですから、相手は。こんな相手にコロッと負けるようじゃ、もうタイチは注目度、一気に下がるんじゃないんですか? そのへん、大丈夫? 覚悟はできてる? そのへん、俺は、愛知県体育館で、控室のモニターで、しっかり見ときますよ」と、タイチの覚悟は認めながらも、苦言を呈することも忘れなかった。しかし、かつて一緒にメキシコ遠征をしたこともあるタイチへのエールと受け取れる言葉も忘れなかった。 一方でタイチは「内藤、テメェに負けたんじゃねぇ!テメェが持ってきた、あの鋼鉄のマイクにやられただけだ!強烈だなぁ、我がの武器ながら。テメェに負けたんじゃねぇよ、内藤、我がの武器に負けただけだよ」と強がっていたが、「だがよ、内藤、これで分かったよ、これで分かった。響いたよ。闘い、教えてくれてありがとうよ」と内藤へ感謝の気持ちを述べると高笑いしながら、痛めた頭を抱えて、あべみほとバックステージに消えていった。 内藤も話しているように、9日から開幕する春の最強決定トーナメント「ニュージャパンカップ」では1回戦で、復帰戦となる棚橋弘至と対戦(10日 愛知県体育館)する。棚橋は「俺は内藤ほど優しくないんで、けっこうバッサリ行くかもしれない。付き合うつもりはない」と復帰会見で厳しい口調で話しているだけに、タイチにとっては試練の2連戦になるだろう。しかし、ファンがタイチを後押しする流れになってきたことで、結果がついてくればヘビー級のトップ戦線に食い込める可能性は十分にある。内藤はタイチよりも酷い環境から、闘いや言動を通じて今やカリスマ的な存在にまで上り詰めたのだ。 全日本プロレスに入団し、川田利明の付き人を務め、デビューしてから今年で16年。新日本に所属してからは9年目を迎える。鈴木みのるの子分から、“プレイヤー”タイチとして再び始動するキッカケとなった内藤戦。今はまだ高い壁かもしれないが、時代の流れは早い。タイチが内藤に勝った時、新日本の勢力図は大きく変わるだろう。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月08日 21時35分
WWE王者AJスタイルズ「オレは中邑真輔と闘いたい」ヒデオ&戸澤のタッグが始動!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、米国現地時間3月6日ウィスコンシン州グリーンベイで開催された主力ブランド、スマックダウンにてWWE王者のAJスタイルズがドルフ・ジグラーとのシングル戦に挑み、『レッスルマニア34』(日本時間4月9日ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で同王座への挑戦が決まっている日本人スーパースター中邑真輔は、日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催される次回PPV『ファストレーン』でルセフとの対戦が決定した。 バックステージで中邑がインタビューを受けていると、そこに突如先週対戦したエイデン・イングリッシュとルセフが現れた。 「お前何したかわかってるのか?喉へのヒザ攻撃でもうイングリッシュがルセフデイを歌えないかもしれない」と中邑の攻撃で声が出なくなったイングリッシュの代わりに、ルセフが息巻いた。さらに、ルセフが「ファストレーンで俺と対戦しろ。お前をイングリッシュのようにしてやる」と対戦要求すると、中邑はこれを承諾。「ファストレーンは“ナカムラデイ〜”になるだろう」と中邑は“ルセフデイ”をもじってイングリッシュのような美声を披露し、ルセフを挑発した。『レッスルマニア』でのタイトル挑戦が決まっているとはいえ、ルセフに負けることは許されない。中邑はしっかりとした形で白星をあげたいところだ。 次回PPV『ファストレーン』で6選手が参加するシックスパック・チャレンジ王座防衛戦を闘う、WWE王者AJスタイルズがリングに登場すると、「俺はレッスルマニアのメイン戦でベストな相手、中邑真輔と対戦したい」と王者であるAJ自身も、2016年1月4日に新日本プロレスの東京ドーム大会で対戦しファンを熱狂させた中邑とのシングル戦を熱望した。 その後、ドルフ・ジグラーと対戦したAJだったが、試合途中に突然ケビン・オーエンズ&サミ・ゼインが乱入。試合がノーコンテストになると、コミッショナーのシェイン・マクマホン(ビンス・マクマホン代表の息子)が現れて、『ファストレーン』の前哨戦としてバロン・コービンも入れたフェイタル5ウェイ戦をその場で行うと決定した。 しかし、この試合で“ベストフレンド”オーエンズ&ゼインの関係に波乱が起きる。試合前のバックステージではオーエンズを王者にするため、ゼインは自ら犠牲になりオーエンズのフォールを受けると言っていたが、なんと、試合終盤にゼインがオーエンズの隙を突いてへルヴァキックを叩き込んでしまう。ゼインはこの裏切り攻撃でオーエンズからカウントを奪って勝利すると、「俺がWWEでベストだ。俺はもっとも過小評価されている」と不満をぶつけて会場を後にした。 中邑との2年ぶりのシングルマッチを、プロレス界世界最高の舞台『レッスルマニア』で、WWE王座を賭けて闘いたいAJにとって、『ファストレーン』で行われる過酷な防衛戦は、最後の壁と言ってもいいだろう。内容よりも結果が問われる試合になりそうだ。 また、WWEの軽量級ブランド205 Liveでは、日本人スーパースター、ヒデオ・イタミと戸澤陽がタッグを組んで、ネメス・アレクサンダー&スコット・ジェームス組と対戦した。 ドレイク・マーベリックGMは「2人は205 Liveでベストなスーパースターだ。ヒデオは世界のレジェンドで、戸澤は前クルーザー王者」とこのタッグチームを絶賛。2人は格下の対戦相手を終始圧倒し、ヒデオがダイビングクローズライン、さらに、2人で連携した串刺しドロップキックをジェームスに炸裂させると、最後は戸澤がトップロープからダイビングセントーンを決めて3カウント。ヒデオ&戸澤がタッグを勝利で飾り、GMの目に狂いがないことを証明した。 マーベリックGMのプッシュに2人が応え続けていけば、チャンスが巡って来るのは間違いないだけに、クルーザー級のタッグ戦線にオリエンタル旋風を巻き起こしてもらいたい。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月07日 21時45分
「オカダ・カズチカに任せなさい!」新日本旗揚げ記念日で感じたIWGP王者の品格【新日本】
『旗揚げ記念日』新日本プロレス▽6日 大田区総合体育館 観衆 3,864人(札止め)▼『旗揚げ記念日』スペシャルシングルマッチ(30分1本勝負)○オカダ・カズチカ(25分25秒 エビ固め)ウィル・オスプレイ●※レインメーカー「新日本プロレス、46周年を迎えることができました。明日から47周年目が始まる。棚橋?違うな。内藤?違うな。ケニー・オメガ?違うな。オカダ・カズチカに任せなさい!」 昨年に続いて、IWGPヘビー級王者として『旗揚げ記念日』のメインイベントで勝利を収めた“レインメーカー”オカダ・カズチカは、1.4東京ドーム大会に続いて「任せなさい」という言葉を声高らかに叫んだ。 アントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、橋本真也、武藤敬司といった新日本プロレスの黄金期を支えて来た歴代IWGPヘビー級王者は、新日本の看板から、選手、スタッフ、そして、その家族とファンの思いを背負いながら、チャンピオンとしての任務を遂行してきた。近年では棚橋弘至がその役割を果たしていたが、今のオカダには「任せなさい」という言葉には王者の品格を感じる。 昨年の『旗揚げ記念日』はタイガーマスクWとのドリームマッチを実現させたオカダだが、今年は同じCHAOSのメンバーで、2年前にオカダがイギリスでスカウトをして連れて来たIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイとのチャンピオン対決を提唱し、実現させた。 大田区総合体育館は、2年前の3月3日にオカダがCHAOSの新メンバーとして、場内のスクリーンを指差し、映像を使ってオスプレイを紹介した2人にとって思い入れのある会場。あれから2年が経ち、オスプレイはリコシェとの名勝負をはじめ、新日本ジュニア戦線を大いに盛り上げる存在となり、IWGPジュニア王者にまで上り詰めた。オカダの見る目は間違ってなかったのだ。この日の試合では、オスプレイの成長の全てをしっかりとかみしめるように受け止めていた。 オカダはオスプレイとの闘いを通じて、「プロレスへの愛情というのも、すごく伝わりましたし、オカダに対しての愛情も感じた」という。最後はレインメーカー1発で仕留めたが、「次の挑戦者はオスプレイでもよかったんじゃないかなと思いますしね。そのぐらい、今日のオスプレイは勢いがありました」とオスプレイの実力を改めて評価。2年前ファンに紹介した会場で対戦できたことに関しては、「連れてきた甲斐があったなという感じですね。もちろん、連れてきて『ハイ、おしまい』じゃないですし、大成功してほしいという思いもありましたんで、その中でIWGPジュニアのチャンピオンになっただけでもうれしいですし、またこういう舞台で、二度とない舞台なわけじゃないですか、46周年っていうのは。そういう大会の中で、2人で闘えたっていうのは…いい思い出ですね」とかなり感慨深いものがあったようだ。 IWGPヘビー級王者としては、順当に行けば次回の防衛戦は4.1両国国技館大会で、『ニュージャパンカップ2018』の優勝者がIWGPヘビー級王座への挑戦を選択すれば、防衛戦を行うことになるが、「余裕で待っていてやろうかなと思います。もう、待ちくたびれてるんですよね、こっちは。もう誰もこのベルトを獲ることができない状態が続いてる中で、ホントに長い間やってますんで、待ってます」と棚橋が持っている最多防衛記録11回に王手をかけているオカダは、出場選手を挑発した。 「新日本プロレスは、オスプレイ×オカダでカネの雨が降りますね。お金ですよ。オスプレイ×オカダ=お金。そのぐらいの2人が揃ってる、今の新日本プロレス、47周年も、もっともっと、先を見ていきましょうよ。ホント、新日本プロレスのレスラーでいられることを誇りに、プロレスラーだということを誇りに思えるように、新日本プロレスというか、プロレス界を、盛り上げていきたいと思います」 試合後にインタビュースペースに現れたオカダは「きょうはマスコミの皆さん多いですね」と笑顔を見せていたが、それも“オカダ新日本”に対するメディアの期待の表れ。オカダが発している「任せなさい」という言葉はファンだけではなく、我々メディアに対しても向けられたもの。レインメーカーは激闘を繰り広げながら、今後も長期的なビジョンを持って新日本プロレスやプロレス界の全てを潤してくれるはずだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月07日 21時30分
「必ず行くぞ!」IWGPヘビー級王座狙いの鈴木みのる、ドロップキックで真壁を粉砕【新日本】
『旗揚げ記念日』新日本プロレス▽6日 大田区総合体育館 観衆 3,864人(札止め)▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)<王者>○鈴木みのる(19分04秒 体固め)真壁刀義●※ゴッチ式パイルドライバー※みのるが初防衛に成功 「オイ、大田区に集まったクソども。まだ、何か俺に文句あるのか? オマエらの意見など、ハナから聞いてない。さあ、いるだろ、俺の頭、踏んづけてるヤツ。テメーのところ、必ずいくぞ! 首洗って待っとけ。(ファンの「誰?」という声に)誰だろうって、お前、プロレス知らないだろ?(場内笑)。ハハハ。うるせぇよ、いちいち騒ぐんじゃねえよ。はしゃぐんじゃねぇよ!オマエたちにな、わざわざ応援してもらおうなんて、これっぽちも思ってねえよ。うるせぇよ。お前ら全員、車にでもひかれちまえ!それとも何か、全員まとめてかかってくるか?リングに上がってこい、全員!全員ぶっ殺してやる、コノヤロー。来ねえんだな?わかったわかったわかった。そう、オマエたちに教えといてやる、俺たち鈴木軍、イチバーン!」 真壁刀義の挑戦を退け、IWGPインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した“世界一性格の悪い男”鈴木みのるは、ファンに悪態をつきながら、みのるの次の試合…つまり、メインイベントに出場するIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカを意識する発言をした。みのるは昨年1月5日に新日本マットへ乱入し、復帰をした際、オカダをゴッチ式パイルドライバーでKOし、「新日本プロレスの宝のすべてを手に入れる」と挑発。その後、オカダのIWGPヘビー級王座に挑戦したが、奪還に失敗。しかし、4月に後藤洋央紀からNEVER無差別級王座を(今年の1.4東京ドーム大会で後藤に敗れ陥落)、今年の2月に棚橋弘至からIWGPインターコンチ王座をそれぞれ奪取しており、新日本シングル3大王座でまだ手に入れていないのは、IWGPヘビー級王座だけとなった。 本人は全く意識していないだろうが、みのるのプロレスキャリアは、新日本プロレスから始まっている。アントニオ猪木に可愛がられ、ヤングライオン時代にシングルマッチも行っているのだ。その後、第2次UWFに移籍し、藤原組、パンクラスと格闘色を究めていったのだが、獣神サンダーライガーとパンクラスのリングで試合をしたことが、本人の心を動かし、新日本マットへ里帰りを果たしたのを皮切りに、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTなどいろんな団体を渡り歩いた。現在は自らボスを務めているユニット鈴木軍での活動を最優先に、新日本マットの制圧に全力を注いでいるが、みのるがIWGPヘビー級王座をまだ獲得したことがないというのは、意外と思うファンも多いのではないだろうか。 この日の試合は、真壁の気合が凄まじかった。しかし、それを上回るスタミナとスピードから、みのるのコンディションの良さが伺える。特に終盤に放ったドロップキックは、的確に真壁のアゴを捕らえたため、脳しんとうのような状況になってしまったのだろう。真壁の動きが目にわかるように鈍くなった。しかし、気力でゴッチ式パイルドライバーを切り返し、橋本真也を彷彿とさせるケサ斬りチョップを連発したが、猪木を彷彿とさせる強烈な張り手の連打にグラつき、スリーパーに捕獲され万事休す。46年前に大田区体育館での『旗揚げ戦』で猪木と闘い、勝利を収めたカール・ゴッチの名前が付けられた、ゴッチ式パイルドライバーで完璧に仕留めた。 「さぁ、まだいるだろ?そう、貴様じゃなくてもいいんだ。お前じゃなくてもいいんだ。貴方様でもなくていいんだ。そう、俺の上にいるであろう、誰かであれば。そう、それはこれ(IWGPインターコンチネンタル王座のベルト)じゃない何かを持ってるヤツだ。必ず、ブチのめしてやる。(それはIWGPヘビー級王座?)すべてと言ったらすべてだ。そう、この世のすべてだ。お前らが自分のモノだと勘違いしてる富も名声も、力もすべてだ。それは未来の話なんかじゃない。もうすぐそこまで。ハハハ。このあと、楽しくお祭りでもやってろ」 優勝すれば、IWGPヘビー級王座などシングル3大王座いずれかへの挑戦権が得られる「ニュージャパンカップ2018」にIWGPインターコンチ王者のみのるはエントリーされていない。みのるがオカダ(というよりIWGPヘビー級王座)に挑戦するには、5月の福岡国際センター、6月の大阪城ホールまでに、チャンピオンに抗争を仕掛けるか、夏の『G1クライマックス』で優勝するしかない。『ニュージャパンカップ』では、鈴木軍から、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、ザック・セイバーJr.、タイチがエントリーしているので、彼らの試合に介入して来ることも十分に考えられる。 どの団体でも欲しいものは全てを手に入れてきただけに、日本プロレス界ナンバーワンのIWGPヘビー級王座は、何としてでも欲しいはず。あのドロップキックが打てる限り、チャンスも転がって来るのではないだろうか。ドロップキックといえばオカダやSANADAに目が行きがちだが、鈴木みのるのドロップキックは不意をつくタイミングで出すので、捕らえ方がエグい形になるのがポイント。みのるのIWGP獲りの行方とともに、ドロップキックにも注目してもらえたらと思う。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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