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「Tシャツ欲しい!」“JUST TAP OUT”ザック with TAKA、内藤に続き飯伏も撃破【新日本】

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TAKAみちのく

『ニュージャパンカップ2018』
新日本プロレス
▽15日 後楽園ホール 観衆1,718人(札止め)
▼ニュージャパンカップ2018 2回戦(時間無制限1本勝負)
●飯伏幸太(21分02秒 レフェリーストップ)ザック・セイバーJr.○
※ジム・ブレイクス・アームバー
※ザックが準決勝進出

 「『ニュージャパンカップ2018』、みなさんが予想する優勝者は誰ですか? 2回戦、ザック・セイバーJr. 対 飯伏幸太、勝つのは誰ですか? 優勝するのはいつなんどき、どんな体勢でも関節技、サブミッションホールドを決められるこの男。無限のサブミッションホールドを持つ、この男。そして、1回戦で内藤哲也に勝ったこの男! He is Submission master, He is ZSJ, He is Zack Sabre Jr.! ザックの前に立ちはだかるヤツはみな、ジャストタップアウト! ギブアップあるのみ! それでは2回戦、始めましょうか。飯伏幸太、カモン! オーバーヒア!」

 1回戦と同じくザック・セイバーJr.のマネージャーとしてセコンドに付いたTAKAみちのくが、入場するなりリングアナウンサーからマイクを奪うと、このようにまくし立てて、対戦相手の飯伏幸太を呼び込んだ。TAKAが着ているTシャツには“JUST TAP OUT!”の文字が…。わかりやすいTAKAのマイクパフォーマンスが皮肉なことにファンに浸透してきているのだろう。TAKAの言葉に合わせて一緒に叫ぶファンの声が内藤戦の時よりも明らかに大きくなっていた。

 しかし、飯伏の姿が現れると、当日券も完売した札止めの後楽園ホールから、ザックやTAKAの色が一気に消えて、飯伏に対するファンの期待値が爆発してしまうのだから不思議だ。新日本のメインを任された飯伏は自信溢れる表情を見せながら、勢いづくザックとTAKAの前に仁王立ち。やはり今年の飯伏はひと味もふた味も違う貫禄がある。

 そんな飯伏に、序盤から中盤にかけてパワーで押され気味だったザックだが、かなり研究してきたのだろう。致命傷になる技は徹底的に回避し続けていた。飯伏が逆さ押さえ込みの要領でザックを1回転させると、腕を取ってカミゴェへ。しかし、かわしたザックは腕をつかまれたまま、飯伏の股の間を抜けて後方へ。そして、逆に腕を取り返す。そんなザックを飯伏は強引に股の間から引きずり出し、腕をつかんだままジャーマン。これを返されると、飯伏は腕を離さずにカミゴェの体勢に。ザックはこれを寸前でかわして卍固めから両腕を捕獲。足で飯伏の後頭部を攻めてグラウンドに持ち込み、ジム・ブレイクス・アームバーで締め上げる。場内は大飯伏コールも、さらに、ザックがクラッチを腕から足に変えながら締め上げていくと、飯伏が動かなくなり、レッドシューズ海野レフェリーが試合を止めて、ザックが内藤に続いて飯伏からも勝利を収め、準決勝進出を決めた。

 試合後は、TAKAが準決勝の対戦相手となるSANADAを「お前もジャストタップアウトだ」と挑発。試合後の「He is Submission master, He is ZSJ, He is Zack Sabre Jr.!」は、会場にいた多くのファンが一緒に叫ぶ事態となり、ファンの間からは「JUST TAP OUT! Tシャツが発売されたら買っちゃうよね」という声も漏れ伝わってきた。

 敗れた飯伏はギブアップはしていないとしながらも、ザックの強さを認め、マネージャーのTAKAについては「気になりますね。邪魔ですね。邪魔。あれはかなり(ザックにとって)プラスになってますよね。ただ、試合自体は本当に1対1で別に介入とかはないんで。気持ちの問題ですけどね。気持ちがあがるかあがらないか、守られるか守られないかみたいな部分だけだと思いますけどね」と語り、ザックにとってのTAKAの存在について分析していた。

 ザックとSANADAとの準決勝は18日のアクトシティ浜松大会で行われる。ここでもザックが勝つようなことがあれば“春男”への道がグッと近くなるが、SANADAも好調をキープしているだけに、面白い試合になりそうだ。

取材・文 / どら増田
写真 / 萩原孝弘

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