新日本
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スポーツ 2018年02月21日 19時33分
【新日本】EVILが左眼窩底骨折で欠場へ
新日本プロレスは20日、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーで、IWGPタッグ王者であるEVIL(イービル)が、左眼窩底骨折の診断を受けたため、3月1日から4日まで開催される『旗揚げ記念シリーズ』と6日の『旗揚げ記念日』(大田区総合体育館)を欠場すると発表した。 3.6大田区大会ではSANADA組んで保持しているIWGPタッグ王座の防衛戦(対後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)がラインナップされていたが、カードが変更され、SANADAはYOSHI-HASHIとシングルマッチを、後藤は前半の6人タッグに回ることになった。現時点でタイトルの返上は発表されていない。 EVILは先シリーズNEVER無差別級王者の後藤と連日抗争を繰り広げ、2.10エディオンアリーナ大阪大会で行われたNEVER王座戦は激闘で敗れはしたものの、EVILの成長と可能性を見せつけるような試合だっただけに、早期の復帰が待たれるところだ。◆“キング・オブ・ダークネス”EVIL178cm106kg 得意技はEVIL、ダークネスフォールズ2015年10.12両国国技館大会に内藤哲也が連れてきた“パレハ”(仲間)として初登場。同年、内藤とのタッグで『ワールドタッグリーグ2015』で準優勝。2016年11月には柴田勝頼からNEVER無差別級王座を奪取。2017年1.4東京ドーム大会ではSANADA、BUSHIとのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王座も獲得し、田口隆祐率いるタグチ・ジャパンと長きに渡る抗争を繰り広げた。2017年は『G1クライマックス』でオカダ・カズチカからシングルで完勝するなど、シングルプレイヤーとしての底力を発揮している。今年の1.4東京ドーム大会では、SANADAとのタッグで、鈴木軍のK.E.S(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.)が保持するIWGPタッグ王座に挑戦し勝利を収め第79代王者となった。文・どら増田カメラマン・広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年02月21日 17時45分
【WWE】“ダブルJ”ジェフ・ジャレットが殿堂入り
世界最大のプロレスWWEは、日本時間2月20日、ジェフ・ジャレットの2018年度のWWE殿堂入りを発表した。2018年度の殿堂者としてはゴールドバーグ、ダッドリー・ボーイズ、アイボリーに続き4人目となる。 今回殿堂入りが発表されたジェフ・ジャレットは、プロレスのプロモーターの父の元、スポーツエンターテインメント界の申し子として誕生。18歳でリングデビュー後、WWEには1993年に初登場。レイザー・ラモンとの抗争を行うなか、3度のIC王座に輝く功績を残した。そして、WCWへ活躍の場を移し、フォー・ホースメンのメンバーとして活躍。ディーン・マレンコからUS王座を奪取した。 その後もWWE、WCWを渡り歩き、リック・フレアー、ブッカーT、スティングとライバル関係を築き上げ、世界タッグチーム王座、シングルでヨーロピアン王座、IC王座、WCW世界王座等を獲得。また、ジャレットは自身がリングで活躍をする一方で、プロモーターとしても活躍。2002年には新団体TNAを設立し、WWEに続くアメリカ第2の団体に躍進させ、日本の団体とも積極的に交流し、来日もしている。メキシコのAAAなどを転戦後、2013年末にTNAを退団。 2014年8月には新日本プロレス西武ドーム大会に自身が新たに設立した新団体GFWとの提携を発表するために来日。棚橋弘至対AJスタイルズ戦の試合後に乱入し、棚橋にギターショットを見舞い、バレットクラブ入りを表明。2015年1月の東京ドーム大会をアメリカへ中継することに尽力した。現WWEスーパースターであるAJスタイルズをはじめ、ボビー・ルード、エリック・ヤング等若手の育成に努めた功績も今回讃えられている。 “ダブルJ”のニックネームで呼ばれているジャレットとWWE(ビンス・マクマホン代表)は退団した際の経緯から、絶縁状態が続いていただけに、今回の殿堂入りはWWEユニバース(ファン)に驚きを与えた。 『WWE殿堂(WWEホール・オブ・フェーム)』はWWEを含め、スポーツエンターテインメント業界で顕著な活躍をした人物を表彰する制度。選手だけでなくマネージャーやプロモーターなどの関係者、さらに、WWEに登場したタレントや著名人なども表彰されている。日本人ではアントニオ猪木と、藤波辰爾が殿堂入りを果たしている。 殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2018』は、米国現地時間4月6日にルイジアナ州ニューオリンズのスムージー・キング・センターで行われ、その模様は日本時間4月7日にWWEネットワークで全世界に生配信される。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年02月19日 16時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「秋山準」“王道復活”の鍵を握る男
昭和プロレス史を形作ってきた全日本プロレス。2000年のノア勢大量離脱以降は経営不安からの離合集散を繰り返してきたが、ここに来て上昇傾向に転じている。 “王道復活”のキーマンとなるのが秋山準だ。 「全日本プロレスといえばジャイアント馬場」とのイメージを持つ人は今も多いだろうが、実際のところはどうなっているのか。 紆余曲折あって、社名は『オールジャパン・プロレスリング株式会社』と横文字に変わっているが、れっきとした全日の正統後継団体であり、その社長を務めているのが秋山である。 1992年、専修大学卒業前に全日への入団を決めた秋山。一般企業に就職する予定でいたが、馬場直々の誘いを受けたことがプロレス入りへの後押しになったという。 輪島などの転向組を除く純粋な新人としては、全日においてジャンボ鶴田以来となる入団会見が開かれ、秋山への期待の高さをファンや関係者に印象付けた。 「馬場としてはライバルの新日本プロレスが、'91年に発足させたレスリング部門『闘魂クラブ』を意識した部分も大きかったでしょう。同部門にはバルセロナ五輪出場を決めていた中西学をはじめ、全日本選手権優勝の永田裕志、石沢常光(のちのケンドー・カシン)らがいて、アマチュア実績で比べると学生選手権準優勝が最高の秋山では分が悪い。しかし、専大レスリング部で主将を務めた人間性や精悍なルックスから、将来性では新日のアマレスエリートたちに劣らないと判断し、売り出しを図ったのでしょう」(スポーツ紙記者) それもあって秋山は、入団初年から暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦に出場するなど異例の抜擢を受け(病気療養で欠場した鶴田の代役でパートナーは田上明)、'95年には同期入団の大森隆男とのコンビで、伝統あるアジアタッグ選手権も獲得する。 田上、三沢光晴、川田利明、小橋建太(当時・健太)の“四天王”に次ぐ存在として、マスコミやファンからは“五強”と目されるまでになっていった。 ただ、この頃の秋山自身は、四天王との実力差、経験不足を如実に感じていたという。 「御大・馬場社長の後押しもあり早くからスター街道を歩んだものの、周囲の評判と実感との乖離が大きく、その影響か'97年あたりにはパニック障害を発症していたと、のちに本人が語っています」(同) 周囲と自身の評価の差は、その後も秋山に付きまとうことになる。全日から分かれてノアを立ち上げた、その旗揚げ2連戦。 初日、小橋と組んで三沢&田上組と対戦した秋山は、三沢をフロント・ネックロックで秒殺すると、2本目もエクスプロイダーで田上をピンフォール。 さらに2日目は、小橋とのシングル戦でメインイベントに出場すると、やはりフロント・ネックロックで勝利を収めた。 旗揚げ2連戦で四天王のうち、全日に残った川田以外の3人すべてを下したわけで、すなわち「新団体のエースは秋山になる」ものと思われたが、そうはいかなかった。 「旗揚げに際して三沢は社長業に忙しく、小橋は長年の膝の故障を抱えて不調にあった。そこで、秋山としてはあくまでもこの時期だけ、自分が前に出ようと考えたようです」(同) また一方で、この頃はPRIDEにおいて、新日の永田や石澤が苦杯を喫していたことから、同じレスリングがバックボーンの秋山に対し、リベンジを期待するファンの声も多かった。そんなところにフロント・ネックロックという格闘技系の技を披露したことで、総合進出を噂されることにもなった。 だが、レスリングの実績でいえば、同じノアには五輪3度出場の本田多聞や、当時は新弟子だった全日本覇者の杉浦貴もいる。にもかかわらず総合といわれても、前向きになれるはずがない。 秋山としてはノアの成功が第一であったが、エースの座や総合参戦など当人の思惑とは異なる期待を懸けられたことで、結果的には何か宙ぶらりんの状態となってしまった。 若手とともに結成したスターネスを率いて団体内抗争を仕掛けても、ファンの中には「そんなことをやっている場合か」と見る向きは少なからずあった。 そんな秋山が一皮むけるきっかけとなったのは、新日への参戦だった。中でも同世代の永田との対戦は、四天王越え、闘魂三銃士越えを目指すという、共に似た境遇だったこともあり、自らベストバウトに挙げるほどの好勝負となった。 だが、そこからも順風満帆とはいかず、自身の故障や尊敬する三沢の死、小橋の引退などの影響もあってノアを離れ、古巣である全日への復帰を果たしたのが'13年のことだった。 ノア勢の離脱以降は、経営をめぐって常にゴタついていた印象もあった全日だが、'14年に秋山が社長になってからは落ち着きを取り戻しつつある。王道復活にかける秋山の手腕にファンからの期待は大きく、それは秋山自身も期するところであろう。 入団から26年目、48歳にしてようやく、秋山とファンの思惑は一致することになったのだった。秋山準(あきやま・じゅん)1969年10月9日生まれ、大阪府出身。身長188㎝、体重110㎏。得意技/エクスプロイダー、スターネスダストα。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年02月15日 19時38分
【KNOCK OUT】「王者になってやることが決まった」不可思、本能で赤いベルト獲りへ
「オレってこんなキャラだったのかなと思いました」 試合後の会見後に、ボソッと漏らしたこのひと言が偽りのない本音だろう。 昨年、KNOCK OUTという新興イベントのスタイルを根づかせることに貢献した『KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント』。不可思は自身の階級を変えながらも“ある選手”との対戦を胸に秘めて出場。6月に行われた勝次との1回戦は、ファンや関係者のみならず、現役のファイターたちの魂を揺さぶるほどの大激戦だったが、不可思は勝次の前に敗れてしまう。 そして今年、今度は不可思の階級である『KNOCK OUTスーパーライト級王座決定トーナメント』が開催されることになった。不可思は当然“大本命”とされていたが、1回戦の相手である“プロフェッショナルシスト”健太に、計量の時点からペースを握られ、試合は最終ラウンドを除いて、ほぼ健太のペースに引き込まれてしまった。「最終からやり難いなと思っていた」不可思本人も試合終了のゴングが鳴ると同時に「あーやっちまった」と敗北が頭をよぎったという。しかし、僅差の判定差ながら不可思が勝利を収めた。 「最近、自分の中でも悩んでいることなんですけど、試合は勝たなきゃいけないという中で、お客さんも楽しませなきゃいけない。昔はガッツリ倒したり、倒されたりという試合が多かったんですけど、トーナメントは絶対に勝たなきゃいけないじゃないですか。100%本能で闘いたいという気持ちと、健太選手に勝たなきゃいけないという葛藤が凄くありました」 不可思はもともと「身内しか喜ばない勝ち方はしたくない」という思考を持った選手だが、昨年のトーナメントで勝次に敗れたことにより、本来持ち合わせているテクニックも数多く取り入れるファイトスタイルに切り替えた。昨年12月に両国国技館で行われた金原正徳戦は判定勝ちだったが、勝次戦を見た金原が「あのギラつきは昔の自分を見ているようで、素晴らしいと思う。ぜひ試合をしてみたい」とリクエストしたことから実現したカードということもあって、不可思らしさが引き出された好勝負だった。 「きょう100%本能で闘ったら、1Rでガツンと勝てたかもしれないし、前の試合の水落(洋祐)選手みたいに激戦の末負けてしまったかもしれない。でも、僕がお客さんを納得させられるのは本能で闘うことだと思いました」 こう話す不可思の瞳からは魅力であるギラつきが取り戻されていた。年明けには新日本プロレスの1.4東京ドーム大会を観戦。「同じ赤いコスチュームの内藤哲也選手や、世界的なスーパースターのクリス・ジェリコ選手からは刺激を受けましたし、入場とか勉強になる部分も多かったので、また見たいですね」とプロレス初観戦の感想を話していたが、自身のカラーを赤に決めてから、不可思の色気はさらに増したように見える。スーパーライト級のベルトも赤いベルトが作られた。 「今回勝てたことで、本当にあの赤いベルトはオレが巻かなきゃいけないなと思いました」 この発言を聞いて、他のトーナメント出場選手も黙っていないだろうが、試合後に微妙な判定で敗れた健太が「これからは不可思選手を応援する」とSNSでエールを送ったことも不可思の胸には重く響いており、「チャンピオンになって最初にやることが決まりましたね」と決意を新たに改めて初代王者になることを誓った。 もう大人になった不可思は見たくない。大人気ない生意気な不可思で頂点に立ってもらいたい。 トーナメント2回戦は6月8日に後楽園ホールで、4月14日にカルッツ川崎大会で行われる鈴木博昭 対 大石俊介の勝者と行う。『KNOCK OUT FIRST IMPACT』▽12日 大田区総合体育館 観衆 4,000人(札止め)▼KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント1回戦 64.0kg契約 3分5R○不可思(判定2-0)健太●※50-49、49-49、50-49取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年02月15日 18時31分
【WWE】中邑真輔の相手は5WAY戦で決定へ/ヒデオに続いて戸澤も1回戦敗退!
世界最大のプロレス団体WWEは米国現地時間2月13日、主要ブランドスマックダウンをカリフォルニア州ベーカーズフィールドで開催。ケビン・オーエンズとサミ・ゼインはWWE王座挑戦権を狙うバロン・コービン、ドルフ・ジグラーとそれぞれ対戦した。 ケビン・オーエンズとサミ・ゼインの横行が止まらない。この日のスマックダウンではPPV『ファストレーン』のWWE王座挑戦権を賭けてバロン・コービン対ドルフ・ジグラー戦が予定されていた。しかし、すでに挑戦権を獲得しているオーエンズ&ゼインは試合前にコービンとジグラーを襲撃。この行為に業を煮やしたシェイン・マクマホンコミッショナーは新たな対戦カードとして、オーエンズ対コービン戦、ゼイン対ジグラー戦を決定。さらに、ジグラーとコービンが勝利すればファストレーンでのWWE王座戦挑戦権を獲得できると電撃裁定。 オーエンズ対コービンの一戦では、ポップアップ・パワーボムを回避したコービンがエンド・オブ・デイズをオーエンズに炸裂させて勝利。さらに、ゼイン対ジグラー戦では、ヘルヴァキックを狙ったゼインにスーパーキックを決めたジグラーが接戦をものにした。この結果により『ファストレーン』でのWWE王座戦は5WAY戦へ。王者AJスタイルズがオーエンズ、ゼイン、コービン、ジグラーの4人を迎え撃つ。『レッスルマニア』(米国現地時間4月8日ニューオーリンズ、メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で王座に挑戦する中邑真輔の対戦相手を決めるこの闘い。果たしてスタイルズはこの4人を相手に王座防衛できるのか。中邑の対戦相手は誰になるのか。日本のファンの大半はAJが防衛し、新日本プロレスでの名勝負を超える中邑との試合を見たいだろう。 PPV『ファストレーン』は日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催され全世界に生配信される。 また、軽量級ブランド205 Liveでは16名で競うクルーザー級王座決定トーナメント1回戦に、元ドラゴンゲートの日本人スーパースターで、優勝候補の戸澤陽が出場。UK王座トーナメントのセミファイナリスト、マーク・アンドリューズと対戦した。「レッスルマニアに行く俺を誰も止められない」と意気込んだ戸澤はシャイニング・ウィザードからトペ・スイシーダを叩き込むなど再三チャンスを掴んだが、アンドリューズの巧みな攻撃に苦しむと、最後はシューティングスターを回避した戸澤がキックを決めて丸め込むも、逆にアンドリューズに抑え込まれてカウント3。戸澤は先週のヒデオ・イタミに続いてまさかの一回戦敗退となってしまった。文・どら増田写真提供・(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年02月14日 20時40分
【新日本】飯伏幸太「今年は新日本で何か起こす!」ゴールデン☆ラヴァーズ再結成
新日本プロレスは今月23日、24日に後楽園ホール大会2連戦で行われるROHと新日本プロレスの合同興行『HONOR RISING:JAPAN 2018』の全カードを発表した。 アメリカのROHの選手が多数参加する中、今大会の注目は、1.28札幌・北海きたえーる大会で、ジェイ・ホワイトにまさかの敗北を許し、IWGP USヘビー級王座を明け渡してしまったケニー・オメガに、同門であるバレットクラブのCodyが襲撃。ケニーはCodyだけではなく、ザ・エリートとしてずっと行動をともにして来たヤングバックスにも手を出してしまったため、バレットクラブに亀裂が入ったが、飯伏幸太がケニーを救出。リング上で熱い抱擁を交わし、かつてDDT、新日本のタッグ戦線を沸かせたゴールデン☆ラヴァーズの再結成をファンに印象づけた。その頃、バックステージでは、Codyがバレットクラブのニューリーダーに名乗りを上げたものの、バッドラック・ファレやタマ・トンガといったバレットクラブのオリジナルメンバーと言っても過言ではないサモア勢は態度を明らかにしていない。 1.28札幌大会を最後に、飯伏もバレットクラブもシリーズに帯同しなかったため、今回のROHとの合同興行で久々に顔を合わせることになる。まず、23日には飯伏&ケニーに、バレットクラブのチェーズ・オーエンズを加えたトリオと、Cody&ハングマン・ペイジ&マーティー・スカルとの6人タッグがマッチメイクされた。かつて、アメリカのメジャー団体WCW(のちにWWEに買収される)から世界的なムーブメントを起こしたユニットnWoも、赤と黒の2派に分かれたことがあったが、ケニーはあくまでもバレットクラブを継続させて、そこに飯伏が入る形になるのか?バレットクラブ内の勢力図がハッキリとする試合になる可能性が高い。 そして、翌24日のメインで、ゴールデン☆ラヴァーズがCody&スカルを相手に、2014年10月のDDT後楽園大会以来、3年4か月ぶりの復活を果たす。前回結成した時はジュニアヘビー級だったので、ヘビー級転向を経て飯伏もケニーもあの頃より大きくなっているだけに、2人にしか生み出せない阿吽の呼吸に重さがプラスアルファされれば最強タッグとしてIWGPタッグのベルトも十分に狙えるだろう。 今回のカード発表により、バレットクラブの内輪揉めに飯伏が加わることが確実となった。バレットクラブは2派に分かれて、果てしなき抗争に突入するのか?それとも新たな展開が待っているのか?上半期の新日本マットを占う意味で、この後楽園2連戦が大きな鍵を握るのは間違いない。 「2018年は何か起きますよ。ここで! 新日本プロレスで何か起きますよ。何か起こします」 ケニーに呼び掛け合同練習も行い、ケニーの提案で新合体技も完成した。1.4東京ドーム大会でCodyを破ったあと、バックステージで予告した飯伏の言葉が現実味を帯びてきた。取材・文 / どら増田カメラマン / 舩橋諄
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スポーツ 2018年02月14日 18時10分
【新日本】「とにかくエモい!」プ女子人気爆発!SHO&YOHがセクシーショット解禁
新日本プロレスは、IWGPタッグ王者、ロッポンギ 3K(SHO&YOH)が凱旋帰国から僅か半年という異例のスピードで、新日本プロレス SHO&YOHフォトブック『3K』を発売すると発表した。 昨年10月の両国国技館大会で行われた凱旋試合で、いきなりIWGPタッグ王座を奪取したことから、ファンから注目を集め女性ファンの人気が急騰中の“ロッポンギ 3K”こと、SHO&YOH。ヤングライオン(若手)時代から甘いルックスと卓越したプロレスセンスで人気があった2人だが、海外遠征を経て新日本でのユニットCHAOSを選択したこともあり、身体能力を活かした試合内容に加えて、ビジュアル的にも垢抜けたのも人気が出ている要因だろう。■SHOコメントこのたび、ロッポンギ3Kの2人でフォトブックをリリースすることになりました。撮影もとても楽しかったので、その楽しさを写真から感じてもらえたらと思います。リング上にはない姿もたくさんあるので、プロレスファンの人、そうでない人にもぜひ見ていただいて、シビれてほしいです!■YOHコメントまず、今回このような貴重な経験をさせてもらって無限大感謝です。そして僕はこう語ります。『このフォトブックは、めちゃくちゃエモい!』って。撮影は最初、照れもあったけど、終始楽しく出来たし、僕たちの素というか、僕たち自身もまだ出会ったことがない、いろんな引き出しを開けてもらって新鮮でした。『あれ?これホントに自分?』みたいな(笑)。仕上がりはとにかくエモいので、ぜひ、これを見て、今の僕たちを感じてください。そして、僕たち以上にロッポンギ 3Kのことを好きになってほしいなーと思ってます!みんな見てねー!よろしく哀愁☆今回のフォトブックは、プロレスモノとしては珍しく、六本木でのロケや、ルームシェア企画、ホテルでロケをしたSEXYショット、直筆50問50答、ロング対談など、ほぼオフショットで構成されており、プ女子必見の内容になりそうだ。また、メイキングDVDも封入されるとのこと。新日本プロレス SHO & YOHフォトブック「3K」は4月23日に発売される。ヤングライオン時代は若手が2人だけの時代が長かっただけに、2人の絆は強い。今後もリング内外の活躍に期待したい。◆プロフィールSHO 173cm 93kg1989年8月27日生まれ。愛媛県宇和島市出身。2012年2月、新日本プロレスに入門し、同年11月に渡辺高章戦でデビュー。2016年1月に同期の小松洋平(YOH)と無期限海外遠征に旅立ち、メキシコ、アメリカを転戦し2017年10月の両国大会にサプライズ凱旋を果たし、いきなりIWGPジュニアタッグ王座を奪取した。得意技はロコモーション式ジャーマン。第54代、56代IWGPジュニアタッグ王者。YOH 171.5cm 85kg1988年6月25日生まれ。宮城県栗原市出身。2012年2月、新日本プロレスの入門テストに合格し、同年11月に渡辺高章戦でデビュー。2016年1月に同期の田中翔(SHO)と無期限海外遠征に旅立ち、メキシコ、アメリカを転戦し2017年10月の両国大会にサプライズ凱旋を果たし、いきなりIWGPジュニアタッグ王座を奪取した。得意技はカウンターで相手を片エビ固めに捕らえるROLL of K。第54代、56代IWGPジュニアタッグ王者。文・どら増田写真提供・(C)東京ニュース通信社
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スポーツ 2018年02月09日 18時10分
【WWE】WM直前ランキングにワイドナショーでも話題の中邑、アスカがランクイン!
世界最大のプロレス団体WWEは、米国時間4月8日にニューオーリンズのメルセデス・ベンツ・スーパードームで開催される年間最大イベント『レッスルマニア34』を控えて、「この重要なシーズンに誰に勢いがあるのか?」というWWE.comが選ぶWWEパワーランキング(動画)を発表した。 ランキングでは数ある王者を抑えて日本人スーパースター中邑真輔、アスカが上位としてそれぞれ3位、2位にランキングイン。男子、女子ロイヤルランブルでの日本人ダブル優勝、そして、優勝者に与えられるレッスルマニアでの王座戦が全世界の注目を集めているという情報を、今月4日放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)において、お笑い芸人でプロレスラーのハチミツ二郎が解説した。ロイヤルランブルの映像を流しながら、中邑やアスカの歴史的な快挙の模様が取り上げられ、これを見たコメンテーターで社会学者の古市憲寿が「プロレスって本気の戦いなんですか?」とネガティブキャラを爆発させたトゥーマッチなコメントをしたことで、大いに話題を呼んだ。 ハチミツは古市に対して「本気に決まってんだろ!」と一蹴すると、中邑を「レッスルマニアで勝てばアメリカでいちばん有名な日本人になる。イチローを超える」と紹介。「年俸は5億円ぐらい」とも語ったことで、WWEがプロレス界にとって、メジャーリーグ的な存在であることをわかりやすく解説。ハチミツが「レッスルマニアで勝ったら中邑をスタジオに連れて来ます」と約束したこともあり、新日本時代に中邑の試合を観戦している松本人志も興奮。オンエア後、SNSでは中邑の話題が飛び交っていた。日本国内での知名度をさらに高めた中邑とアスカが、プロレス界世界一の舞台で勝負に挑む。◆WWEパワーランキング1位:ブロック・レスナー【ユニバーサル王者)2位:アスカ3位:中邑真輔4位:AJスタイルズ(WWE王者)5位:ザ・ミズ(IC王者)6位:ウーソズ(SMACKDOWNタッグチーム王者)7位:ブラウン・ストローマン8位:セザーロ&シェイマス(RAWタッグチーム王者)9位:ボビー・ルード(US王者)10位:ロマン・レインズ中邑はレッスルマニアでの王座戦相手として、新日本プロレスでも激闘を繰り広げたWWE王者AJスタイルズを指名。一方、アスカはUFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーも現れる中、いまだ対戦相手について言及していない。果たして「レッスルマニア34」でもロイヤルランブルに続き、日本人による男女ダブル王座獲得という偉業は達成されるのだろうか。PPV『レッスルマニア34』は日本時間4月9日に世界生配信される。文・どら増田写真提供・(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年02月08日 21時55分
【新日本】オカダV10なるか?2.10大阪でCHAOSとロスインゴがシングル5番勝負
新日本プロレスは2月10日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で、ビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催する。目玉はCHAOSとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)による5対5のシングル5番勝負だ。▼スペシャルシングルマッチ外道 対 BUSHI▼スペシャルシングルマッチYOSHI-HASHI 対 内藤哲也▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合<王者>ウィル・オスプレイ 対 高橋ヒロム<挑戦者>※初防衛戦▼NEVER無差別級選手権試合<王者>後藤洋央紀 対 EVIL<挑戦者>※初防衛戦▼IWGPヘビー級選手権試合<王者>オカダ・カズチカ 対 SANADA<挑戦者>※10度目の防衛戦 1.4東京ドーム大会では、メインイベントで、オカダと内藤の両ユニット大将対決がIWGPヘビー級選手権で実現。前哨戦や会場の雰囲気から、内藤優位の声が多く聞こえる中、オカダが大激戦を制し同王座9度目の防衛に成功した。 しかし、翌5日の後楽園ホール大会でオカダ&後藤&YOSHI-HASHI&オスプレイ&外道 対 内藤&SANADA&EVIL&ヒロム&BUSHIのCHAOS vs ロスインゴの10人タッグマッチが組まれ、試合は内藤がYOSHI-HASHIをデスティーノで仕留めるも、試合後にSANADAがオカダをSkull Endで絞め落とし挑戦表明。EVILは後藤に、ヒロムはオスプレイに挑戦表明し、内藤に敗れたYOSHI-HASHIはシングル戦を要求した。結局、この日の10人タッグに出場したメンバーによるシングル5番勝負が、大阪大会で実現する運びとなった。 前哨戦では一昨年から続いているロスインゴの勢いがCHAOSを優っているが、オカダがSANADAの挑戦を受ける条件として提示した後藤とのタッグでSANADA&EVILが保持するIWGPタッグ王座への挑戦が6日の後楽園大会で実現。IWGP2冠獲りを狙ったオカダだったが、オカダはSANADAに掟破りのレインメーカーを、後藤がEVILの必殺技EVILをそれぞれ喰らってしまい、王座奪還ならず。さらに、ロスインゴの勢いをつけさせてしまった。オカダはSANADAがあまりコメントを出さないことに対して不快感をあらわにしていたが、今シリーズは試合を重ねるにつれ、SANADAのコメントも増えて来ており、7日に行われた調印式でオカダも「SANADAさん、こんだけ喋るんだと。ビックリしましたね」と語っていた。SANADAは自身がIWGPヘビー級王座を奪還することで「ロスインゴを世界ナンバーワンのユニットにしたい」という野望を抱きながら、年齢では同級生にあたるオカダに挑戦する。 95年10月に東京ドームを大熱狂させた『新日本プロレス 対 UWFインターナショナル全面戦争』で高田延彦と対戦した武藤敬司ではないが、オカダもSANADAも「それまでの試合で自分のユニット(武藤は団体と話していた)が全部勝っても、メインで自分が勝たなければユニットが勝ったことにはならない」という強い責任を背負って闘うのは間違いない。 今シリーズは北海きたえーる2連戦で、棚橋弘至が鈴木みのるに敗れ、IWGPインターコンチネンタル王座を、ケニー・オメガがジェイ・ホワイトに敗れIWGP USヘビー級王座を明け渡す波乱が起こっている。王座移動の波は大阪にもやって来るのか?それともCHAOS勢が盤石な防衛劇を見せるのか?オカダが防衛すれば10度目の防衛となり、防衛回数の記録を持っている棚橋の11回に王手をかけることになるが、果たして? 寒さも吹き飛ぶようなCHAOSとロスインゴによる熱い大阪決戦から目が離せない。文・どら増田写真・萩原孝弘
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スポーツ 2018年02月05日 17時30分
【QUINTET】ももクロP佐々木敦規氏が映像演出!桜庭和志が新格闘イベントを旗揚げ
“IQレスラー”“グレイシー・ハンター”として総合格闘技のリングや、UWFインターナショナル、新日本プロレスなどで活躍したプロレスラー桜庭和志が、グラップリングイベント『QUINTET』を4月11日に両国国技館で旗揚げすると発表した。元プロレスラーの馳浩衆院議員が最高顧問に就任。映像演出はももいろクローバーZを手掛けている佐々木敦規氏がプロデュース。AbemaTVで完全生中継されることも決定している。 『QUINTET』は柔道のような5vs5の団体勝ち抜き方式で行われ、不透明決着や試合中の消極的な膠着を避けるため、ヒールホールドを禁止したり、勝ち抜き戦がドローの場合は代表選手による決着戦を行い完全決着制にするなど、ルールを整備していくことで分かりやすさを追求し、観客に伝わる闘いを見せていくという。 1日のリリース現在で出場予定選手として、HALEO Dream Teamの桜庭和志、所英男、中村大介、マルコス・ソウザ、ジョシュ・バーネット、JUDO Dream Teamの石井慧、ユン・ドンシク、チョン・プギョン、POLARIS Dream Teamのグレゴー・グレイシー、ダン・ストラウス、チャールズ・ネグロモンテ、グレイグ・ジョーンズ、SAMBO Dream Teamのテオドラス・オークストリス、マリウス・ザロムスキー、ミンダウガス・ベルツビカス、ミキータ・ミフノ、セルゲイ・グレチコの参戦を発表。日本でお馴染みのレジェンドから未知なる強豪までバラエティに富んだメンバーが、ジャンルやテーマ毎に作られた4チームに分かれて1DAYトーナメントで優勝を争う。未定の選手及び、正式なルールなどは後日発表予定。■桜庭和志のコメント 私が高校でアマチュアレスリングと出会い、格闘技の基礎を学び始めてから実に33年という月日が流れました。 その間、気の遠くなるような練習を重ね、身を削るような試合をくぐり抜け、人生のすべてを格闘技に捧げてきました。2018年はそんな私がプロデビューしてから四半世紀、25周年になります。その区切りの年に、私はこれまでの経験を活かした新たなスポーツイベントを立ち上げることを決意いたしました。 このほど、私を代表としたイベントを主催する新会社も設立いたしましたので、併せてご報告させていただきます。新イベントは、日本に留まらず世界展開を前提にしたグローバルコンテンツとして発展させていく所存ですので、皆様のご理解、ご協力を何卒お願い申し上げます。文・どら増田写真提供・(C)QUINTET