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【新日本】オカダV10なるか?2.10大阪でCHAOSとロスインゴがシングル5番勝負

 新日本プロレスは2月10日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で、ビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催する。目玉はCHAOSとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)による5対5のシングル5番勝負だ。

▼スペシャルシングルマッチ
外道 対 BUSHI
▼スペシャルシングルマッチ
YOSHI-HASHI 対 内藤哲也
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<王者>ウィル・オスプレイ 対 高橋ヒロム<挑戦者>
※初防衛戦
▼NEVER無差別級選手権試合
<王者>後藤洋央紀 対 EVIL<挑戦者>
※初防衛戦
▼IWGPヘビー級選手権試合
<王者>オカダ・カズチカ 対 SANADA<挑戦者>
※10度目の防衛戦

 1.4東京ドーム大会では、メインイベントで、オカダと内藤の両ユニット大将対決がIWGPヘビー級選手権で実現。前哨戦や会場の雰囲気から、内藤優位の声が多く聞こえる中、オカダが大激戦を制し同王座9度目の防衛に成功した。

 しかし、翌5日の後楽園ホール大会でオカダ&後藤&YOSHI-HASHI&オスプレイ&外道 対 内藤&SANADA&EVIL&ヒロム&BUSHIのCHAOS vs ロスインゴの10人タッグマッチが組まれ、試合は内藤がYOSHI-HASHIをデスティーノで仕留めるも、試合後にSANADAがオカダをSkull Endで絞め落とし挑戦表明。EVILは後藤に、ヒロムはオスプレイに挑戦表明し、内藤に敗れたYOSHI-HASHIはシングル戦を要求した。結局、この日の10人タッグに出場したメンバーによるシングル5番勝負が、大阪大会で実現する運びとなった。

 前哨戦では一昨年から続いているロスインゴの勢いがCHAOSを優っているが、オカダがSANADAの挑戦を受ける条件として提示した後藤とのタッグでSANADA&EVILが保持するIWGPタッグ王座への挑戦が6日の後楽園大会で実現。IWGP2冠獲りを狙ったオカダだったが、オカダはSANADAに掟破りのレインメーカーを、後藤がEVILの必殺技EVILをそれぞれ喰らってしまい、王座奪還ならず。さらに、ロスインゴの勢いをつけさせてしまった。オカダはSANADAがあまりコメントを出さないことに対して不快感をあらわにしていたが、今シリーズは試合を重ねるにつれ、SANADAのコメントも増えて来ており、7日に行われた調印式でオカダも「SANADAさん、こんだけ喋るんだと。ビックリしましたね」と語っていた。SANADAは自身がIWGPヘビー級王座を奪還することで「ロスインゴを世界ナンバーワンのユニットにしたい」という野望を抱きながら、年齢では同級生にあたるオカダに挑戦する。

 95年10月に東京ドームを大熱狂させた『新日本プロレス 対 UWFインターナショナル全面戦争』で高田延彦と対戦した武藤敬司ではないが、オカダもSANADAも「それまでの試合で自分のユニット(武藤は団体と話していた)が全部勝っても、メインで自分が勝たなければユニットが勝ったことにはならない」という強い責任を背負って闘うのは間違いない。

 今シリーズは北海きたえーる2連戦で、棚橋弘至が鈴木みのるに敗れ、IWGPインターコンチネンタル王座を、ケニー・オメガがジェイ・ホワイトに敗れIWGP USヘビー級王座を明け渡す波乱が起こっている。王座移動の波は大阪にもやって来るのか?それともCHAOS勢が盤石な防衛劇を見せるのか?オカダが防衛すれば10度目の防衛となり、防衛回数の記録を持っている棚橋の11回に王手をかけることになるが、果たして?

 寒さも吹き飛ぶようなCHAOSとロスインゴによる熱い大阪決戦から目が離せない。

文・どら増田
写真・萩原孝弘

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