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【新日本】飯伏幸太「今年は新日本で何か起こす!」ゴールデン☆ラヴァーズ再結成

 新日本プロレスは今月23日、24日に後楽園ホール大会2連戦で行われるROHと新日本プロレスの合同興行『HONOR RISING:JAPAN 2018』の全カードを発表した。

 アメリカのROHの選手が多数参加する中、今大会の注目は、1.28札幌・北海きたえーる大会で、ジェイ・ホワイトにまさかの敗北を許し、IWGP USヘビー級王座を明け渡してしまったケニー・オメガに、同門であるバレットクラブのCodyが襲撃。ケニーはCodyだけではなく、ザ・エリートとしてずっと行動をともにして来たヤングバックスにも手を出してしまったため、バレットクラブに亀裂が入ったが、飯伏幸太がケニーを救出。リング上で熱い抱擁を交わし、かつてDDT、新日本のタッグ戦線を沸かせたゴールデン☆ラヴァーズの再結成をファンに印象づけた。その頃、バックステージでは、Codyがバレットクラブのニューリーダーに名乗りを上げたものの、バッドラック・ファレやタマ・トンガといったバレットクラブのオリジナルメンバーと言っても過言ではないサモア勢は態度を明らかにしていない。

 1.28札幌大会を最後に、飯伏もバレットクラブもシリーズに帯同しなかったため、今回のROHとの合同興行で久々に顔を合わせることになる。まず、23日には飯伏&ケニーに、バレットクラブのチェーズ・オーエンズを加えたトリオと、Cody&ハングマン・ペイジ&マーティー・スカルとの6人タッグがマッチメイクされた。かつて、アメリカのメジャー団体WCW(のちにWWEに買収される)から世界的なムーブメントを起こしたユニットnWoも、赤と黒の2派に分かれたことがあったが、ケニーはあくまでもバレットクラブを継続させて、そこに飯伏が入る形になるのか?バレットクラブ内の勢力図がハッキリとする試合になる可能性が高い。

 そして、翌24日のメインで、ゴールデン☆ラヴァーズがCody&スカルを相手に、2014年10月のDDT後楽園大会以来、3年4か月ぶりの復活を果たす。前回結成した時はジュニアヘビー級だったので、ヘビー級転向を経て飯伏もケニーもあの頃より大きくなっているだけに、2人にしか生み出せない阿吽の呼吸に重さがプラスアルファされれば最強タッグとしてIWGPタッグのベルトも十分に狙えるだろう。

 今回のカード発表により、バレットクラブの内輪揉めに飯伏が加わることが確実となった。バレットクラブは2派に分かれて、果てしなき抗争に突入するのか?それとも新たな展開が待っているのか?上半期の新日本マットを占う意味で、この後楽園2連戦が大きな鍵を握るのは間違いない。

 「2018年は何か起きますよ。ここで! 新日本プロレスで何か起きますよ。何か起こします」

 ケニーに呼び掛け合同練習も行い、ケニーの提案で新合体技も完成した。1.4東京ドーム大会でCodyを破ったあと、バックステージで予告した飯伏の言葉が現実味を帯びてきた。

取材・文 / どら増田
カメラマン / 舩橋諄

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