山口敏太郎
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ミステリー 2016年05月07日 15時09分
頭蓋骨を展示するのは危険!? マックシェイプ卿の呪いとは?
以前、リアルライブでは山口敏太郎の妖怪博物館に存在する「実際の人骨を用いた頭蓋骨標本」を紹介した。 こちらの標本は供養も済ませており、現在では館内に展示されながら安らかな眠りについている。 だが、中には今なお晴れぬ恨みを抱え続けたまま、展示されている頭蓋骨が存在している。 1907年7月3日、イギリスはスコットランド郊外の城主であったイアン・マックシェイプ卿が絞首刑に処された。友人に裏切られ、無実にもかかわらず殺人の罪を着せられたのだ。無罪の訴えも虚しく、彼は処刑された。残された彼の妻は遺体を埋葬し、頭蓋骨のみ城内の一室に安置することにした。しかし、それからというもの、城内に人の叫び声のようなものが響き渡るようになった。非常に大きなその声は、マックシェイプ卿の頭蓋骨が安置してある部屋から聞こえてくる。恐れおののいた人々は、やむなく卿の頭蓋骨を別の場所に移動させ、可能であれば再び埋葬しようとした。しかし、使用人の一人が頭蓋骨を持ち上げようとすると、いきなり頭蓋骨が震えながら叫び出したのである。それはまるで人の断末魔のようであった。使用人は驚いてその場に戻したものの、それから高熱を出して急速に衰弱していき、三日後に亡くなった。それ以降、何度かマックシェイプ卿の頭蓋骨は移動や埋葬の話が出たものの、移動のため触れた人がことごとく衰弱して亡くなってしまうようになった。いつしか人々はこの頭蓋骨を恐れ、そのまま城内に安置することにしたのである。 城は継ぐ者がいなくなったため今は廃城となってしまったが、観光地として一般公開されるようになった。観光客の中には、噂を聞きつけ頭蓋骨に触ってみようとする人がいたが、殆どは頭蓋骨の迫力に恐れをなして触る事はなかった。 しかし、1993年の8月にスペインからの旅行客が噂を恐れることなく持ち上げてみた。その時は頭蓋骨から悲鳴が上がる事もなく、80年経って城主の呪いも解けたのかと皆が安心したのだが、彼は宿に帰ってから原因不明の頭痛と高熱に悩まされ、病院に着く前に心臓発作で亡くなってしまったという。呪いは未だに生きていたのだ。 写真:お台場「妖怪博物館」展示の頭蓋骨(本物)文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年05月03日 16時00分
政府がUFO目撃談を隠蔽!? 闇に消えた「釣り鐘型UFO」
UFOと言えば円盤形やアダムスキー氏の写真にあるような、釣り鐘状で下部のスカートが大きく広がって(推進器らしき球体が底に付いて)いる「アダムスキー型」を想像する人が多いだろう。こういった円盤状UFOを搭載していると言われている、横に長くて大きな葉巻型も存在しているとされている。 しかし、以前に何回かリアルライブの記事でも紹介しているように、 実際には様々な形状のUFOが目撃されている。円盤状のUFOではエンジンなどの推進器がどこにあるのか解らず、どうやって飛行しているのか解らないものが多いが、過去のUFO目撃例や写真を振り返ってみると実に様々な形状が存在していたかが解る。 記事の画像は1967年にチリで撮影された写真である。 2月2日、ピウラからリマに向けて航行していたフォーセット航空会社DC-4定期旅客機の客席の窓から撮影されたもので、不鮮明ながらも漏斗型で戦闘機の翼らしきものが確認できる、奇妙な飛行体が写っている事が解る。 この飛行物体は乗客の多くに目撃されており、午後6時30分に飛行機が定刻通り到着した際、飛行機に搭乗していた人々は当局から事実確認のため聴取を受けたという。乗客に問題の物体を撮影した者はいないか、相当念入りに聴取されたようで、多くの乗客がカメラやフィルムを没収されたと言われている。この写真はうまく没収を逃れた乗客のフィルムを現像したものだとされている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月30日 16時30分
神か? 悪魔か? それとも騎士か? 教会に現れた謎の幽霊
そこにいないはずの人影や謎の光が写真に写り込む現象、心霊写真。 それは墓場など多くの人の死体が眠る場所や、廃墟などのいかにも出そうな場所だけにとどまらず、神聖な場所であっても変わらない。 この写真は1964年にイギリスのノーサンプトンシャー州ウッドフォードに存在するセントメアリー・アンド・オールセインツ教会にて撮影されたものだ。 撮影者はこの教会を訪れた際、記念に何枚か写真を撮影して帰った。その当時は使用されていなかったため、聖堂内や祭壇も撮影することが出来たのだが、いざ現像してみると、誰もいなかったはずの祭壇の前に白い人影が写っていたのである。 動いているのか輪郭ははっきりとしていないが、祭壇の前に白い服の人物がうずくまっているように見える。よく見ると、黒い髪が背中の方まで伸びているようにも見られる。まるで祭壇に向かってかしずき、祈りを捧げているようにも思えるこの人影はいったい何なのだろうか。 祭壇の真正面でかしずくという宗教的な姿から、この人影については様々な説が唱えられてきた。 そのシルエットから戦に赴く前の騎士ではないかとする説や、ゆったりとした服を着ているように見えるためこの教会にいた修道士ではないかという説。黒く長い髪は女性のように思えるため、花嫁の霊ではないかとする説や、祭壇を清めている掃除婦ではないかとする説も存在する。 このように、非常に意見が分かれているため、写真に写った霊の正体は今でも不明のままである。 しかし、どの説にしても悪い霊であると解釈するものはない。やはり、この写真に写る人影がどこか敬虔さを想像させるからだろうか。 この人影、あなたにはどのように見えるだろうか?文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月26日 15時30分
話題のハンマー型UFOは1964年に撮影されていた!?
2015年11月、インド上空で奇妙なUFOが目撃されて話題になった。 飛行機の機内から撮影されたそのUFOは、巨大な灰色のハンマーのような形をしていたのだ。このハンマー型UFOは母船だったようで、動画には3つの白く光る小さな発光物体がハンマー型UFOから離れていき、ハンマー型UFOも雲の下へ降下していって消えてしまう、というくだりが撮影されている。 このUFOが撮影された飛行機は当時インドのラジャスタン州上空を飛行中だったそうで、現地では地上でも目撃証言がないか追跡調査中だという。 円盤形や球形、葉巻型とも違う形状のUFOは数こそ少ないものの度々目撃されている。 前述のハンマー型UFOに近い形状のUFOの目撃証言も、1964年ドイツにて報告されていた。 この写真は1964年3月8日、ドイツのラインラント州のオーバーヴェセルにて撮影されたもの。写真は同地を走行中だった列車の車内にいた人物が、車窓から空に浮かんでいる変わった形の飛行物体を目撃、慌ててカメラを手に撮影したという。画像には過ぎ去る町並みの上に浮かぶ変わった形状のUFOの姿が捉えられている。普通UFOといえば円盤状を想像する人が多いだろうが、このUFOはありがちなアダムスキー型UFOの下に細長い円錐を付けたような形状をしている。シルエットだけならハンマー型UFOにも似ていると言えるだろう。このUFO自体も高速で動いていたのか、町並みよりもぶれて写っているのが解る。 しかし、このUFOに関してはやはり「おもちゃを使用したトリック写真」ではないかという説が存在している。写真を見ても解るが、どうもこのUFOは高速回転して飛行しているようであり、また後ろの家などと比べると距離が掴みづらいものの、ずっと小型であるように感じられる。 よって、このUFOはゴムやバネを利用してコマ状のものを飛ばすおもちゃ(竹トンボのようなプロペラのおもちゃ)を改造して撮影したものではないかとする説が存在しているのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月23日 16時17分
男性の背後に謎の人物が!? 正体は戦死した弟か?
亡くなった人や霊の姿が写真に写り込む心霊写真は、カメラが発明されて程なくしてから報告されてきた。記録媒体が進化するに従い、霊らしきものの姿が記録される機会も増えるようになり、いずれは霊の存在を科学的に証明できる日がくるのではないかとも言われている。 現代でも最新機器を駆使して科学的に幽霊の存在を検証しようとする試みはオカルト研究家たちによってなされているが、それ以前からも心霊研究家らは自分たちでできる方法を駆使して論理的かつ科学的に霊の存在を捉えようと試みていた。 こちらの写真は1968年に撮影された講演会の様子を捉えたものである。壇上でパネルを横に講義している男性にかぶるように、もう一人のよく似た人物が写っているのが解るだろうか。 壇上で話している人物はアメリカで活躍していた霊能力者のロバート・A・ファーガソン氏。1968年11月16日にアメリカはカリフォルニア州のロサンゼルスにて行われたイベントの模様を捉えたものである。 当時のカメラの性能から考えると、この写真はファーガソン氏が動いたのでぶれて写った物ではないか、ないしは二重露光で本人が二重に写ってしまったのではないかと思われたが、よく見るとファーガソン氏ともう一人の人物は顔立ちがよく似ているものの、微妙に顔の角度や髪型などが違っている。 この写真を見たファーガソン氏は、1944年に第二次世界大戦で戦死した自分の弟ではないだろうか、と述べたという。彼はたびたび戦死した弟が自分の側にいると感じており、この講演の時も弟の気配が常に自分の横にあった、と証言している。 勿論この写真については暗室で現像する際に被写体を重ねたりした偽物ではないかとする説もあったが、写真は講義中の様子をリアルタイムで撮影していたポラロイド写真だったため、細工が介入する時間がなかったとされている。そのため、現在でもこの写真は非常に信憑性の高い心霊写真と見られているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月19日 14時30分
ドローンは1960年代に制作されていた!? ドローン型UFOの正体は?
遠隔操作が可能な無人機、ドローン。近年では安価で高性能な機体が一般化し、普通の人でも手が届くようになったため、広く普及してきている。急激な普及速度のため法整備も検討されているが、空撮をはじめ様々な用途に使えるのではないかと注目を集めている。 そんな現代のドローンに似た形状のUFOが1960年代に撮影されていた。 こちらの写真は1967年、アメリカはカリフォルニア州ヨーバリンダで撮影されたもの。コップを伏せたような形状のUFOから、4本の着陸用の足が出ている事が解る。羽根や推進力を発生させるような物は確認できないため、どのような方法で飛んでいるのかは不明となっている。 この写真は 1967年1月24日、同地に住む14歳の少年が家の窓から目撃、慌ててカメラを取り出して家の外に出、撮影に成功したものだとされている。なお、彼の証言ではこのUFOは非常に大きかったそうだが、比較対象となる物が周囲に存在しないため、「案外小さいものではないか?」と写真が公開された当時から言われていた。 そして現代、UFO研究からの調査により、この写真に撮影されたUFOはある模型を加工して作られたものではないかという結果が出てきている。日本でも輸入おもちゃとして人気を博していたG.I.ジョーのシリーズで、1966年に発売されたNASAの宇宙飛行士をモデルにしたものがあるのだが、そのキットの中に宇宙飛行士の帰還用カプセルが存在している。このキットの形状がUFOの形状とそっくりだというのだ。当時誰でも手に入れる事のできたおもちゃを改造し、UFOブームに乗って撮影されたイタズラ画像がこの「ドローン型UFO」の正体だったのだろうと見られている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月16日 16時41分
聖徳太子は地震を予言していた!? 「未来記」が再び注目されている
14日夜から15日未明にかけて九州の熊本県を中心に震度7の地震が襲った。大きな規模の地震としては東日本大震災以降初となる。3日経った16日現在でも震度6強の地震が相次ぎ、各地で土砂崩れなど被害の拡大が報告されている。 また、熊本には活火山で知られる阿蘇山があり、今回の地震で火山活動が活発化するおそれもあるとして警戒されている。 大規模な災害が起きるとかならず出てくるのが「この災害は前もって予言されていた」というものだが、実際にネット等では数年前に地震の日時を予言していたとされるネットの書き込みや、海外の超能力者らの予言が取りざたされている。 そんな中、ある偉人が残していた!? とされる予言書が注目を集めている。 その人物は聖徳太子。日本人ならば知らないものはいない歴史上の人物が、未来に起きることを予言していたというのである。 聖徳太子は飛鳥時代に活躍した政治家である。彼の政策である「冠位十二階」「十七条憲法」は教科書に出てくるほど有名なものだ。 そんな彼には10人の声を一斉に聞いて理解し個別に回答する事が出来たなど、超人的なエピソードが多数存在しているが、彼が「未来を見る事が出来た」とする伝説も残っているのである。日本書紀の記述にも「厩戸王子、壯に及びて未然を知らしめ給う」つまり「これから起きることを知ることができた」と書かれているのだ。そんな聖徳太子が未来に起きることを書き記したとされる書物が「未来記」である。残念ながら「未来記」の原本は現存していないとされているが、一説には聖徳太子の建立した四天王寺に保管されていると言われており、「未来記」の記述を引用した文献が多数存在している。 聖徳太子の予言は非常に多岐にわたっており、黒船来航や首都が東京になることを予言したものもあると言われている。今回注目されているのは「二百年が過ぎた後、クハンダが来て東の都は親と七人の子供のように分かれる」というものだ。クハンダとは仏教で末世に現れるとされる鬼であり、東の都が東京を指しているという。 また、法隆寺の五重塔は釈迦入滅から数えて2500年までの人々の命運を暗示して建てられているという説があり、5階層は釈迦入滅より2500年後は「争い事が活発になって白法が沈む」つまり「戦争が各地で起き、法律が機能しなくなって制御不能になる」ことを意味しているのだという。 釈迦入滅の年代から換算して2500年後は2016年ないしは2017年。これに「未来記」の予言も踏まえ、2016年は動乱の時代となるのではないかと考えられているのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月12日 17時00分
七色の光を発するUFO!? 宇宙の光線は氷を溶かす!
UFOと言えば、地球とは違う惑星に住む宇宙人が地球に調査に来ているとする話が一般的だ。 UFOの下からサーチライトのような一際強い光が差すと、光の中から宇宙人が降りてきたり、その光の柱の中に入ってしまった人や物が重力を無視してUFOの方へ吸い上げられてしまったり…というのは創作の世界含めてよくある展開だ。 そんなUFOの不思議な光を捉えた写真がこちらだ。 この写真は1966年アメリカのニュージャージー州にて撮影されたもの。やや角ばったシルエットの円盤の底部からはまばゆい光の柱が伸びている。 このUFOが目撃されたのは同年1月11日の午後6時過ぎ。ニュージャージー州ワナキーの貯水湖にて、現地の人が上空を飛行する謎の物体を目撃。無線にて通報を受けた警備員や騒動を聞き付けたワナキー市長やその息子ら複数の人間がこの円盤状の飛行物体を目撃したという。 市長の証言によれば、その円盤は直径1〜3mでヘリや飛行機とは全く違う飛びかたをしており、彼らが見ている前で赤や緑、青と様々な色に変化したという。そして円盤の下から光が貯水湖の方へと照射された。貯水湖には当時5cm程度の厚さの氷が張っていたが、光が当たった直径3mの範囲は氷が溶けて消えたという。 この時に撮影されたのが、光を照射するUFOの写真なのだが、事件が明るみになってからしばらくして、写真の原本は調査のために貸し出され現在はどこにあるか解っていないという。 見られていたと知った宇宙人か、UFOの事を知られたくない政府によって隠蔽されたという話も出ているが、写真以外は見たという人物の証言しか証拠が存在せず、その証言も細部が変化したり矛盾点が出てきたりしているため、写真含めフェイクではないかとも言われている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月09日 16時16分
ヨーロッパの「妖精の輪」伝説! 妖精の世界に迷いこんだ人間はどうなるのか?
欧州を中心に、昔から語り伝えられてきた「小さな隣人」妖精。背中に蝶やトンボのような羽を生やし、手に乗るくらい小さな背丈と可憐な容姿、自然の中に潜み普段は人の目には見えないが、様々ないたずらをしたり人間に恩恵を与えるとされてきた。 そんな妖精にまつわる伝説の一つに「妖精の輪」というものがある。妖精達は満月の夜に輪を描いてダンスを踊る。その姿は人間に見える事がないため、気付かずうっかり人間がこの妖精の輪の中に足を踏み入れてしまうと、妖精の世界に迷い込んでしまって気付けば数百年経っていたり、妖精達のダンスを邪魔したとして手酷い反撃を食らって病気になってしまったりすると言われていた。逆に妖精に気に入られる踊りや音楽を披露するなどして気に入られた場合、逆に妖精達からの加護や贈り物を得る事ができたともされている。 この「妖精の輪」は通常では見る事が出来ないが、翌朝になると妖精達が踊っていた場所に複数のキノコが輪になって生えるので存在を知る事ができるとされていた。 普通ならば伝説上の存在である「妖精の輪」だが、これは現在でも自然現象として見る事が可能なものである。 複数のキノコが輪になって生える現象は現在では「菌輪」と呼ばれており、科学的に解明されている自然現象のひとつなのだ。キノコは個体を増やす際に胞子を放射状に発するため、等間隔かつ円上にキノコが生えてくることになるのだ。 また、地域によってまったく別の作られ方をする「妖精の輪」もある。アフリカのナミビアで確認された「妖精の輪」は草が円形状に生え、中は地面が露出しているというものだが、これはシロアリが植物の根を枯らしてしまったことと、その結果土地の水分保持能力が高まる事の相乗効果でシロアリに食べられていない部分の植物の成長が進んだためとみられている。また、西オーストラリアでも草による「妖精の輪」が発見されており、こちらも草が生えている所と生えていない所の水分浸透性に違いがあるとして研究対象となっている。 当時の人々は、自分達が不思議に思った自然現象に対して超自然的なものの存在を見て語り伝えていった。現在、我々は科学でその真相に迫ろうとしているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月05日 14時35分
謎のアダムスキー型UFO写真! あなたの家にもUFO写真はあるかも!
まずはこちらの写真を見て欲しい。 縁がすり切れたり折れ曲がっている点が見受けられるが、目立った損傷はなく鮮やかな色が残っている写真だ。青空の下に広がる木々や山並みを捉えた風景の中に、明らかに異彩を放つ物体が存在している。 太陽の照り返しを受けて青空に浮かんでいるのは黒い機械的な物体、広がった釣り鐘状の下部を持つ典型的なアダムスキー型のUFOだ。 古い写真だが、被写体のディテールはかなり鮮明に確認できる。UFOの方はよく見ると上部に窓のような物が存在し、下部にはアダムスキー型のUFOに存在する半球体の機関がついていること等が解る。 この写真の詳細に関しては、1964年7月10日、アメリカにて撮影されたものであるという事実しか分かっていない。2008年11月15日付のテレグラフ誌に掲載されたのだが、撮影者の家族が屋根裏から発見したという以外に情報はないようだ。 さて、昔に撮影された写真を子孫らが見た所、空にUFOが写っているのを発見した…というケースはいくつかある。空に白い交点や黒い粒状、円盤状の物体が浮かんでいるものが多いが、実はこれは写真の経年劣化で印刷ムラやしみなどが強調されてしまい、結果的にUFOに見えてしまったというものだ。 だが、この写真に写るUFOは右下に残る大きなシミなどと比較しても解るとおり、ディテールが非常にハッキリしているので印刷ムラなどではないことがわかる。では、やはりこの写真は本物のUFOを撮影してしまった物なのだろうか? 問題は、ここまではっきりとUFOが写っている古い写真なのにもかかわらず、2000年代に入るまで一度も世に出てこなかったことだ。よく見るとこのUFOの上部にはアンテナ状の物があり、手前の木々とUFOを比べるとUFOの方がかなりはっきりと写っている事が解る。 恐らくこの写真は模型をつるして撮影したフェイク写真だったのではなかろうか。1960年代はアメリカをはじめ世界中でUFOの目撃証言が報告され、様々な写真が撮られてきた。その中にはブームに乗って作製されたフェイクも多数含まれている。この写真の撮影者も同様にいたずら心でフェイク写真を撮影し、仕舞っておいたのだろう。それが後年に発見され、半世紀を経て注目を集めるとは思ってもいなかったのではなかろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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