会場CORE STADIUMは、「観戦初めは地下で!」の合い言葉に終結したファンでごった返し、史上空前のフルハウスに。客席に収まりきれなかったファンにリングサイドを解放(!)し、選手はファンにリング周囲を囲まれながら闘うという、新年早々あまりに異色な光景が展開された。
リング上で黙々とウォーミングアップを続ける選手と、リングサイドでそれを固唾を呑んで見守る観客。CORE STADIUMのリング上は試合開始前から、湯気が湧きあがりそうなほどの熱気に充ち満ちている。
【第1試合】
“超竜”高岩竜一 vs “兇悪獣”ナイトキング・ジュリー
“先生”小笠原和彦による荘厳な演武によって幕を開けた、2011年の地下闘い初め。新年1試合目は“超竜”高岩竜一と“兇悪獣”ナイトキング・ジュリーによるヘビー級肉弾戦。スタンド、グラウンドともに、両者ならではの重厚な攻防が続いたが、高岩がラリアット→腕固めと繋いで貫禄の完勝を収めた。
○高岩(8分16秒 腕固め)●ジュリー
【第2試合】
“人間狂気”紅闘志也 & “格闘僧侶”日龍 vs “メトロ街の貴公子”SEIKEN & “襲撃メタル”YASU
紅とSEIKENの対決で始まったタッグマッチ。しかし開始直後、観客は正月らしからぬ恐怖の瞬間を目撃することになる。
ゴングが鳴るや否や、得意の低空タックルで紅に飛びついていったSEIKEN。しかし特攻していったSEIKENのアゴを、紅の鋭すぎるヒザが迎撃! 鈍い衝撃音とともに漆黒のマットに倒れ込み、起き上がれないSEIKEN。前日・大晦日の長島☆自演乙☆雄一郎 vs 青木真也の瞬殺KOを彷彿させる、衝撃のヒザ爆弾に、リングサイドで見守る観客も、皆一様に言葉を失っていた−−。
必死の思いで立ち上がったSEIKENに、紅はなおもパンチ、キック、ヒザの乱れ打ち。たまらずSEIKENがタックルに活路を求めれば、紅はそれをガブって潰し、背骨めがけて恐怖のヒジ鉄を落とす。
試合はこのまま、“SEIKEN公開処刑ショー”となってしまうのか…と思われたが、紅のパートナー・日龍からSEIKENが逆転の腕ひしぎを極めて大逆転勝利。凄まじい洗礼を浴びに浴びて地獄の苦しみを味わいながらも、SEIKENが今年初勝利を決めた。
○SEIKEN(16分24秒 腕ひしぎ逆十字固め)●日龍
地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
地下世界に新たなるルーキー・SEIKEN登場 いきなりメインで高岩竜一戦に抜擢! 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(1)
http://npn.co.jp/article/detail/29828854/
紅闘志也、暗闇の頂上血戦を制し、新・地下世界王者に!! 4・18地下プロレス『EXIT-37 HIGHEST』(1)
http://npn.co.jp/article/detail/09843895/
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou