山口敏太郎
-
ミステリー 2009年07月11日 15時00分
ハチ公像と西郷隆盛像のツン結界崩壊が日本の大不況を招いた!?
われわれNMR特別取材班は、インターネットの新動画サービス「goomo」(http://www.goomo.com/player/goomo.html)で毎週火曜日に更新されている番組「追跡!首都神話捜査網」において驚きのネタが近々、取り上げられるという情報を入手。なんと、渋谷のハチ公像と上野の西郷隆盛像の連れている犬、ツンが東京を守る狛(こま)犬ではないか、そしてそれが日本経済の崩壊と関連しているかもしれないというのである。 初めにこの話題が取りざたされたのは、2007年から毎月行われている「首都神話ライブ」でのこと。お笑い芸人であり、首都神話のミステリーハンターでもある島田秀平が「東京に張り巡らされた結界」の話をした時のことだ。渋谷のハチ公像と上野の西郷隆盛像は、皇居を挟んで建っている。よってこの2匹は、東京を守る結界の役目を担う狛犬として建てられているのではないか? というものであった。そして今回、この説の信ぴょう性を、「追跡!首都神話捜査網」で検証することになった。 まず島田が重きを置いたのは、ハチ公とツンの銅像の向きである。狛犬は通常向かい合わせになっており、顔だけが正面を向いている。では、ハチ公とツンはどうであるのか。 島田はまずハチ公像の向きを調べた。すると、まっすぐ東を向いていることが分かった。では上野にある西郷隆盛像はどうなのか。さっそく調査へと現地に向かった。 明治政府設立の立役者の一人であった西郷隆盛の像は、もともと皇居内部に建てるという計画があった。しかし、明治10年の西南戦争によって西郷は明治政府、天皇に弓引く逆賊とされた。そのため、皇居にはふさわしくないということから、現在の上野の地に建てられることになったという。問題のツンはどこを向いているのか。島田が実際に現場で調べたところ、ツンの顔は南東、つまり東京湾に向かっているという さらに島田の調べにより、上野という土地にも意味があることがわかった。上野とは、皇居から見て北東に位置する。島田の友人でもあるホラー作家で「NMR」メイン執筆者の山口敏太郎氏に確認したところ、古来土地に結界を張る場合、重要な場所から見て北東の方角である鬼門に逆賊を祭り、転じて守り神にすることが多いという。有名な例で言えば、平将門の首塚が挙げられる。将門の首塚は、皇居の北東に位置する千代田区大手町にある。山口氏のコメントにより西郷隆盛とツンが帝都を守護する役目を担っている可能性が十分にあると判明した。 上野にはツンが狛犬である理由が存在する。しかし、渋谷のハチ公は上野とはまったく異なる場所を向いている。ハチ公とツンが東京の結界を守る狛犬である説は間違いだったのか?島田氏の調査も行き詰まりかけたところに新たな情報がもたらされた。それは、ハチ公像はこれまでに2度移動しており、その度に向きが変わっているということだ。前回、ハチ公像の位置が変えられたのは1989年のこと。この年は昭和という時代が終わり、その数年後バブル経済が終えんを迎え、日本が不況へ向かうことになった。もしかすると、これは東京を守る狛犬だったハチ公像の向きを変えたためではないだろうか? 島田はそう結論づけたのだった。つまり、日本のバブル経済の崩壊は、帝都の結界を守護するハチ公の向きが変わったために、引き起こされたのだ。
-
ミステリー 2009年06月30日 15時00分
正反対の特徴が同時に語られているホワイトレディー
ホラー作家・山口敏太郎の友人であり、人気上昇中の怪談の語り部、ファンキー中村氏が世に広めつつある都市伝説がある。それがフィリピンの怪女、ホワイトレディーだ。 ホワイトレディーは、ファンキー中村氏がフィリピンを訪れた際に情報を得た都市伝説で、山口敏太郎のブログでも話題になっている。その名の通り姿は白く靄(もや)のようで、急に姿を現す幽霊のようなものといわれ、数多くの映像が広まっている。そのほとんどは、いきなり現れた姿を捉えたものだが、呪文を唱えたらホワイトレディーが現れたことを示唆する映像もある。そこから特定の場所である呪文を唱えると、ホワイトレディーが現れるという都市伝説も広まっている。 その正体について、一般的なのは交通事故の犠牲者という説だ。恨みの念を持った女性が車を見るたび事故に誘い込むという、怨霊のようなものだが、その一方でホワイトレディーを見ると幸せになるという話もある。正反対の特徴が同時に語られる、都市伝説としては面白い存在といえるだろう。 最近、このような謎の人間型UMAが世界中に現れている。その中で最も注目すべきなのが、以前も紹介したシャドウマンだ。その姿は影のように黒い靄状で、人間の目には見えず、監視カメラや写真に映ったことでその存在が知られた怪人系UMAである。このシャドウマンはもともとアメリカの都市伝説だが、2009年に入ってから日本の浅草でもその姿が写真に写されており、オカルトファンの間ではついに日本上陸か? と大きな話題になっている。 以前は発見された国だけにとどまっていたUMAだが、最近は日本にも姿を現すケースが増えてきている。前述のシャドウマンもそうであるし、つい先日、石川県などで起こったおたまじゃくし落下事件の原因ではないか、とされているUSO(水中のUFO)も同様である。フィリピンのホワイトレディーも、同じように日本に現れる可能性はないとは言えない。「見れば幸せになれる」部分だけがクローズアップされれば、大ブームになるかもしれない。まあ、これはあくまでたわいない想像だが、不景気の真っただ中、誰もが閉塞感を感じている今の日本で、一服の清涼剤として話題になるならいいことではないだろうか。UMAやオカルトにはまる人が増えるのは不況の時期が多いといわれる。つまり、一種の現実逃避であるというのだ。しかし、それで少しでもストレスが解消され、救われる人がいるのであれば、それは一種の癒やし効果と言えるだろう。UMAやオカルトを趣味として楽しむ人が増えるのは決して悪いことではない。ホワイトレディーは現在の日本人の救世主となりえる存在かもしれない。(写真=画面右上あたりで白く浮かんでいるのがホワイトレディー。幸せを呼ぶにしては不気味だ)
-
ミステリー 2009年06月15日 15時00分
NMR トルコ・ヴァン湖の巨大UMAに新たな説浮上
古来から、世界各地では不可思議な生物がウワサされている。フェアリーやドラゴンなど、その数は非常に多い。これらの生物はあくまで伝説であり、現実には存在しないという説が強かったが、伝説のもとになった未確認生物=UMAが発見されることもある。1997年5月にトルコのヴァン湖にて撮影された巨大未確認生物・ジャノが、その代表的な事例である。 ジャノの映像を撮影したのは、ユズン・ジュール大学に所属する研究生ウナル・コザック氏である。コザック氏はヴァン湖に巨大生物が存在すると確信し、2年間目撃証言を徹底的に収集した。その分析結果をもとに、出現の可能性が高い場所を絞り込み、3カ月間にわたり撮影を続けた。その結果、ついに巨大未確認生物・ジャノの映像を見事にカメラに収めたという。 問題の映像には体長が約20メートルほどある巨大生物が写りこんでいる。濃いこげ茶の体色をした巨大生物が、悠々と湖を泳いでいる姿が撮影されていたのだ。しかも時折、鯨のように潮を吹いているのも確認できる。 事実、ヴァン湖には古来から巨大な怪物が住んでいるという伝説が残されている。その名称は残念ながら今話題の「ジャノ」ではなく「ヴィシャップ」というドラゴンタイプの怪物だが、今回巨大生物の映像が撮影されたことから、「ドラゴン伝説は、この巨大生物がモデルであり、事実であった!」と現地住民の間で大騒ぎとなった。 しかし、経済効果を期待する現地の人間の希望を裏切るかのように、現在ジャノの存在は、複数のUMA研究者によって否定され始めている。ジャノが生息するヴァン湖とはトルコ最大の湖であり、大きさは琵琶湖の約5倍といわれている。面積が3320平方キロメートルで水深は1718〜1720メートルあり、一見、巨大生物が生息している可能性も十分あるように思われる。しかし、ヴァン湖は塩水湖なのだ。塩水湖とは読んで字のごとく、通常の淡水湖よりも非常に塩分濃度の高い湖のことだ。ヴァン湖の塩分濃度はpH9.8で、その数値は海水よりも高くアルカリ性であるため、巨大生物の餌となるべき生物が生息することはできない。当然のことながら、餌のないところに巨大生物が存在することはできない。しかし映像が撮られているからには、何らかの巨大生物が存在することになる。 その巨大生物の正体は、遊泳中の象ではないかとの見解が強かった。確かに象が水浴びのためにヴァン湖を泳いでいたのであれば、巨大生物に見間違えることもないとは言えないだろう。水上に出ている頭部らしき部分は象のようにも見える。また、この映像自体、意図的なやらせではないかという意見も出てきている。そんな中、怪獣デザイナーであり、UMA研究家でもある岡本秀郎氏が新たな説を提示した。それはなんと、ジャノという巨大生物そのものが存在しなかったという説である。 岡本氏が指摘するのは、ジャノの公開映像の中の1分1秒のシーンである。ここには水中に沈めた張りぼてがしっかりと映し出されているのだ。つまりジャノの正体とは、張りぼてを船で引っ張り、巨大生物に見せかけたものであった可能性がありうる。昨今、数多くのUMAが写真に収められているが、ぼやけて判然としない等、明確に判断しづらいものが多い。その中で、明確に映し出されたジャノの姿には誰もが目を疑い、UMAは実在するのだと信じた。 しかしリアルな映像であるが故、その正体もはっきりと映し出されてしまったのだ。UMAとは、あいまいな世界にのみ存在しうる生物で、明瞭でリアルな世界では生きていけないものなのかもしれない。 だが、山口敏太郎とNMR特捜班はUMA確認の希望を捨てたわけではない。今後も精力的な取材を行っていく。
-
-
ミステリー 2009年06月08日 15時00分
NMR 2012年問題に関わりアリ!? 東京に多数出没した力士シールの謎
今、都内各所で奇妙な光景が目撃されている。なんと、至るところに力士のシールが張られているのだ。それも、一つや二つではなく、場所によっては壁や柱にびっしりと、同じ力士のシールが張られている。一体これは何を意味しているのだろうか。 このシールについては、以前から出没している、落書き師と呼ばれている者たちのパフォーマンスではという意見もある。しかし、力士のシールという意外さと、その一種異様な光景からさまざまな憶測が飛び交っている。 以前、これとよく似た出来事が関西で起こっていた。テレビ番組「探偵ナイトスクープ」で放送された「謎のビニールテープ事件」だ。 大阪府東大阪市の鴻池新田(こうのいけしんでん)周辺で、街角にビニールテープが大量に巻かれているという情報が番組に寄せられた。リポーターのトミーズ雅が現場を訪れると、確かに辺り一面ビニールテープだらけであり、中には何本ものテープがぐるぐる巻きにされた電柱もあった。このテープは、取ってもいつの間にか元通りになっているとの情報もあり、トミーズ雅は試しに外してみることにした。すると、その場を離れたわずか数分の間に、また同じようにテープが巻かれていたのだ。あまりの恐ろしさにトミーズ雅とスタッフはそれ以上調査することなくロケを打ち切った。そのインパクトのある映像のためか、この出来事にはいくつか都市伝説的な憶測がなされた。 その一つに結界説がある。この年、大阪では愛犬家の連続失そうという奇怪な事件が起こっていた。(後に殺人事件と判明)。このビニールテープが事件を避けるためのものであったという説だ。もちろんこの説が正しいかどうかは定かではない。実際、鴻池新田周辺は、この事件との関わりはなかったのも事実のようだ。 この結界説は、今回の力士シールの件でもひそかにささやかれている。その理由は、シールモチーフになっているのが力士という点だ。もともと、相撲とは神に奉納する神事であり、力士は、神の依り代(よりしろ)であり特別な力を持つ存在とされていた。力士シールは、力士の神聖な力によって、何かから東京を守るための結界ではないかというのだ。 では、何から東京を守るのか? さまざまな要素が考えられるが、筆者は2012年問題に関わりがあるのではと考える。ノストラダムスの大予言同様、2012年世界崩壊、人類滅亡等といわれる終末論だ。各分野のまじめな研究者、関係者には否定されているのだが、残念ながら信じている者がいるのも事実で、そんなビリーバーの一部が力士の神聖な力を結界に使い、世界崩壊から東京を守ろうとしているのではないだろうか。 一方、福岡県ではパンダシールが町中に出没しているという。もしも一連のシール事件が結界であるのならば、なぜ福岡に張られたシールはパンダなのか。これには研究家たちも頭を悩ませており、真相はいまだ謎のままだ。(山口敏太郎) 力士シールは都内各所で発見されているため、ネット上でも話題に。なかには力士シールを追跡し、ブログでリポートしている人もいるようだ。その正体についていろいろと推測されているが、有力なのはあるアーティストの表現活動という説。一種のストリートアートというところか。 一方、福岡のパンダシールもネットで取り上げられているが、こちらは5月7日付の西日本新聞夕刊でも関連記事が掲載されている。同紙によると、パンダの絵が描かれた張り紙が、福岡市都心部で3月ごろから出現。市はヤミ金融の張り紙と同様の違法広告物とみなして撤去する方針だが、市民の中にはパンダに「癒やし」を感じる人もいるという。東京の力士シールは常に二つの顔が並んでいるが、福岡のパンダシールは必ず1頭。その違いはあるが、似たような現象が同時期に二つの都市で起こるのは興味深い。
-
その他 2009年06月02日 15時00分
故内外タイムス新聞葬を写真で振り返る
ついに開催された故内外タイムス新聞葬。多くの観客に見守られ、われわれ内外タイムス社員一同は、再生へと向かい全力を尽くすことを誓った。そんな6・1に起こった数々の場面を写真で振り返った。 イベントが無事に幕を閉じると、廊下では来賓を囲んだ即席の握手会や撮影会が開かれた。アイドルやプロレスラーと写真を撮ろうとごった返す廊下に、ひと際目立つ人混みが。 周りを取り囲む弊紙愛読者の熱い視線を一身に浴びていたのはグラビアイドルの藤舞みいな(21)。 ロリータフェイスのカワイイ外見ながら、業界では「NOと言えない少女」として有名な彼女。NOと言えない性格が災いし、ついついあんなことやこんなことまでしちゃうのだとか! NOと言えない彼女は当日、なんと弊紙読者のために無料のハグ会を開いてくれたのだ。 「彼女のことは初めて知ったけど誰でも無料であんな水着美少女と抱き合えるなんて、本当に今日は来てよかったです」と弊紙の風俗面を愛読し続けて20年の男性読者はニッコリ。 なかには「“だっちゅーの”のポーズしください」とお願いする人もいたりして、男性読者は大満足。新生内外タイムスはこれからも男性の本能に訴えていくことを誓った夜だった。◎主な参加者赤井沙希、佐野真理子、花美ひな、蒼井怜、藤崎クロエ、藤舞みいな、佐山サトル、平井丈雅、アレクサンダー大塚、大谷晋二郎、田中将斗、崔領二、折原昌夫、関本大介、NOSAWA論外、MAZADA、金村キンタロー、浦えりか、松下美保、風子、南部虎弾、GAMI、桜花由美、遠藤美月、カルロス天野、永島千佳世、林雅之、山口敏太郎、桜井聖良、FICE、佐々木敦子、阿部幸太郎、山田直稔、桜井莉菜、杉山佳那恵、藤原喜明、島田秀平、高須基仁、藤川京子、くまきりあさ美、田代まさし(写真上=あの“オリンピックおじさん”こと山田直稔氏とツーショットに収まった藤舞みいな)(写真下左上より=故内外タイムス新聞葬が行われたディファ有明。報道陣を含め、1000人が集結。汗ばむような熱気が会場内に満ち溢れた)(電撃ネットワークの南部虎弾がPカップタレント風子とともにイベントに出席。ユニークな風ぼうの南部と超巨乳の風子の“カップル”は人目を引く存在だった)(自ら闘魂注入を望んだ内外タイムス若手社員3人。痛い一発の後、それぞれ顔をゆがませながら「ありがとうございます。これで内外も生まれ変わります」とはれやかな表情を見せた。)(イベント終了後、臨時撮影会を決行したアキバ系の人気ユニットFICE。当然、熱狂的なファンが有明にも参上。通路でかなりの盛り上がりを見せていた)(参列者による献花の際、芸能人のトップを切ったのが、オスカープロからやって来てくれた赤井沙希と佐野真理子。モデル然とした抜群のスタイルは、やはり参列者の注目を浴びていた。2人は「内外タイムスさん、お疲れさまでした」とステージ上で語った)
-
-
ミステリー 2009年04月15日 15時00分
イタリア地震 科学者が予言していた
イタリア中部で6日、マグニチュード6.3の地震が発生。多くの家屋が倒壊し、死者は200人を超えた。被害が甚大だったアブルッツォ州都ラクイラには中世時代の石造建物が多く、文化的損害は大きい。実はこの地震を科学的に予知していた人物が存在する。グラン・サッソ国立研究所のジャンパオロ・ジュリアーニ氏だ。 地震、雷、火事、おやじ。古来より怖いものを示してきた言葉の筆頭には地震がくる。その理由は、地震はいつ起こるのかがまったく読めず、凄惨(せいさん)な被害を引き起こすことにある。多くの研究者が血眼になって地震の予測法を探究しているが、科学の発達した現代であっても、その確実な方法はいまだ発見されていない。正直、地震予知の方法はというと、オカルトの分野に付随するものであった。 例えば、日本の古いものであると、出口王仁三郎が関東大震災を予言したし、近年でもブラジルのジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースが数多くの地震を予言するなどしている。だが、これらはあくまで予言。当たるか当たらないかは不明であり、当然のことながら科学的信ぴょう性はまったくない。 しかしこのたび起こったイタリアの地震は、ある科学者によって予知されていたという。オカルト的なものではなく、科学的なものであるのだ。 グラン・サッソ国立研究所の研究員、ジャンパオロ・ジュリアーニ氏は自分のホームページやスピーカーを乗せた自家用車で、イタリア・アブルッツォ州に地震がくることを警告していた。この警告を信じ、避難した市民が実際に存在するのだという。見事、的中した彼の観測結果は、世界各地の研究者たちから大きな注目を集めている。 彼はラドン濃度の異常な上昇を観測して地震が起こることを察知した。そもそも地震とは、地表のプレートがぶつかり合い、そのひずみによって起こるものである。そのひずみから、マグマが噴き上がる。さらに、ラドンとは、マグマの上昇とともに地表に現れるものである。つまり、ラドンの濃度上昇は、地震と関係が深い。ゆえに、ジャンパオロ・ジュリアーニ氏の予測がまったくでたらめであると指摘することはできない。 余談ではあるが、ジャンパオロ・ジュリアーニ氏より前に、とある研究者が地震の予知を行っていた。それは、アンチオカルトで知られている大槻教授である。2008年9月16日に行われた、山口敏太郎と島田秀平の共著「異界神話」の出版記念イベントに特別ゲストとして参加した大槻教授が、地震予知をしてみせた。教授いわく、「地震の予言であれば私にだってできる! 東北か北海道に半年以内に地震が起こる」。このように告げた。「震度は?」と観客から尋ねられると、「(震度は)そこそこ」とジョークを連発。会場は笑いの渦に包まれた。何度か小さな地震はあったようだが、教授の予言は的中したと言えるだろうか。 地震は一瞬にして多くのものを奪ってゆく。実際に地震が予知されることになったならば、損失や被害は、飛躍的に減るだろう。そのため、数多くの人が地震の予知に注目している。その中で現れた、科学者による信ぴょう性を得た予言。これからの時代はオカルトに頼る地震予言ではなく、科学者によって告げられた地震予知によって、地震を防ぐようになっていくのかもしれない。
-
ミステリー 2009年03月23日 15時00分
ファンキー中村の家族団らんに人形と思わしき霊体が現れた
心霊写真はこの世に数多く存在するが、今週のワンショットはそう拝見できるものではない。昨年11月、都内のカラオケ店で山口敏太郎タートルカンパニー所属の怪談師・ファンキー中村が撮影した珍しい1枚だ。 娘と2人でカラオケに行った中村は、記念に1枚写真を撮った。すると、彼女の後方のガラスに奇妙なものが映りこんでいた。写真の左上に注目してほしい。髪の長い女性が覗(のぞ)き込んでいることに気がつくだろう。写っているのは人の霊ではないようで、ビジュアルから判断すると浄瑠璃などに使われる人形のように見えるのだ。 人形浄瑠璃とは、歌舞伎と並び称される古来から伝わる日本の伝統芸能の1つ。浄瑠璃の語りに合わせて人形を操り、物語を演じるという人形劇である。それゆえ、江戸時代には操浄瑠璃や操芝居と呼ばれていた。ここで使われる人形は、着物を纏(まと)っている。人間らしく作られているため、人の念などを宿しやすいといわれている。 人形に霊が憑依(ひょうい)した一例に、「生き人形」がある。稲川淳二氏のお話でも有名なものである。昨今、漫画にも描かれ、わたしも遭遇しているもっともメジャーな怪談である。 稲川氏から聞いた実体験はこうだ。稲川氏に人形使いの友人から、新たに入手した少女人形を使った舞台に、座長として出演してくれないかとの誘いがきた。稲川氏は快諾したが、舞台で使うその人形を目にしたとき、嫌な予感がしたという。その予感は的中し、人形を制作した者が行方不明になる。それだけにとどまらず、稲川氏以外の舞台関係者が次々と倒れてしまい、公演開催が不可能になってしまう。その後、寺でお祓(はら)いをしてもらい、何とか公演にこぎつけたが、その人形の念はどんどんと拡大していく。稲川氏がテレビで「生き人形」の話をしたところ、そのスタジオ内で子供の姿が目撃されたり、おかしな声が入り込むなど怪現象が数多く起きた。 また、以前に本紙で紹介したが、Webテレビ・スティッカムで放送中の「ファンキー中村の怪談おやじ倶楽部」でも、奇怪な現象が起きている。第1回の放送時、わたしが朝日放送(関西)スタッフと宿泊した某ホテルで生き人形の話をしたところ、子供の声が入りこんでしまうという現象が起こった。幸い、出演者や視聴者に影響があったという報告はない。 ファンキー中村の家族団らんに現れた人形と思わしき霊体は、「怪談おやじ倶楽部」の際に現れた生き人形が写り込んだのか。それとも別の人形霊なのかは不明だ。 この写真が撮影されてから、中村には多くの仕事が舞い込んでいる。1月28日から4週間、放送された「しょこリータ」の「ホラリータナイト」では、中山一郎や平山夢明などの著名人と共に怪談を語り見事、中川翔子から最優秀賞をいただいている。以上のことからも悪い霊体ではないと思えるのだが、今後が心配だ。
-
ミステリー 2009年02月09日 15時00分
謎の祠出現! 山神の意図とは
古来から山には神が住まうという伝説がいくつも存在する。共通するのは豊穣の神、山の守護神などであることと、禁忌(タブー)を犯す者に祟りを与えること。共通する点が2つある。命を与えるとともに奪いもする二面性があるのである。 1月末、ミステリー作家である私、山口敏太郎のブログ「妖怪・都市伝説・WAワールド「ブログ妖怪王」に1枚の写真が投稿された。上のワンショットがそれで、黒い靄(もや)とその背後の祠(ほこら)が視認できるだろう。 この祠は熊本県の山中で撮影されたもので、扉は硬く閉ざされていたという。祠の近くに「ここに置かせてください」との立て札があったというからではないが、黒い靄が怪しげな雰囲気をかもし出している。幽霊は白いものであれば人に害を齎(もたら)さず、黒いものは人を恨み呪うものであるといわれている。これらのことから、黒い靄を滲(にじ)み出させているこの祠は、邪悪なものが潜んでいるのではないかと推測される。 熊本県には多くの山がある。その中でも有名なのは、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山。 活火山であり、「火の国」と謳(うた)われる熊本にふさわしいシンボルである。火山神である阿蘇都彦と阿蘇都媛の2神から名が付けられており、山の神とのつながりが深い。この2神が祠に封印されているのかというと、そうではないらしい。 熊本県民は火山とともに生きている。彼らが守り神の2神を封印したりするはずがなく、むしろ崇(あが)め奉(たてまつ)り、火山が噴火しないよう願うのが自然であるからだ。 では、祠には何が収められているのであろうか。ギリシャ神話にはパンドラの箱という一節がある。元々天界にしか存在しなかった火を盗み人類に分け与えた神、プロメーテウスがいた。絶対神であるゼウスはそれを怒り、人類に災いを齎す女性「パンドラ」を作り上げた。彼女に美、音楽や治療の才能、好奇心を与え、最後に絶対に開けてはならない箱を持たせて、プロテメーテウスの弟であるエピメーテウスの元へと送り込んだ。 美しいパンドラに心を奪われたエピメーテウスは、兄からの反対を押し切って彼女を娶(めと)ってしまう。ある日、絶対に開けてはならないといわれた箱に好奇心を抱いたパンドラは箱を開け放ち、その中からは犯罪や疫病などさまざまな災厄があふれ出る。自分の過ちに気がつき、パンドラは急いで蓋を閉めるが、ある1つのものを除いてすべてが去った後であった。地上には災厄が充満し、人類は絶望に晒(さら)された。しかし箱の中に残った、ただ1つの「希望」によって、人々は絶望からはい上がることができたという。 いまのご時勢、世間には絶望がそこかしこに存在している。不景気が襲い、派遣切りやリストラが相次ぎ、明日が真っ暗に思えることも多いだろう。つまり、パンドラの箱、もとい山の祠はすでに開け放たれ、再びかたく閉じられた状態になったのかもしれない。そうなると中に残っているのは希望なのだろうか。それとも、さらなる災厄なのであろうか。 山の神から与えられた1つの祠。開けるも開けないも、滅ぶのも存続するのも人間の心次第である。山の神は、祠を通じてそのようなメッセージを我々人類に送っているのかもしれない。
-
ミステリー 2009年01月26日 15時00分
新たな龍神伝説現る!?立川に出現した龍神
家族の写真に龍の姿がくっきりと! 本欄でもおなじみの怪談師・ファンキー中村が家族サービスもかねて訪れた東京・立川の公園。記念に1枚パチリとシャッターを押し帰宅後、写真を見て発見した。祟(たた)りというより中村氏の、より一層の活躍を願うかのようで吉兆らしいのだ。 東京都立川市には広大な昭和記念公園がある。園内には、森のゾーン、広場のゾーン、水のゾーン、展示施設ゾーン、緑の文化ゾーンの計5つのゾーンがある。盆栽苑や華美な日本庭園があり、子供はもちろん大人でも楽しむことができる。 問題の写真は、公園内の展示施設ゾーンで撮影された。昨年12月5日から25日まで夜間開園され、カナールと呼ばれる大きな噴水を中心にイルミネーションで彩られた。 このイベントに参加していた怪談師ファンキー中村と家族が撮影したワンショットに、奇妙なビジュアルが写り込んでいたのが写真だ。よく見てもらいたい。中村の左側の矢印の先に、不思議な形をした光源が写り込んでいる。長く伸ばされた動物のような口。まるでタツノオトシゴ、いや伝説の龍ではないかと中村の周辺で囁(ささや)かれている。また奇怪な事だが、写っているものや背景はすべてブレているにもかかわらず、龍と思わしき物体だけはピントが合っている。 この龍は何ゆえ昭和記念公園に出現し、写真へと写りこんだのか。そもそも龍とは世界各国に存在する“伝説上の生物”である。古来から神と同等の位置づけをされており、神聖なものとされてきた。中国では皇帝のシンボルとなっており、<水中に棲み、時に竜巻となりて天空を自在に駆けり>、泣き声は雷雲を呼び、嵐を巻き起こすという。中国文化の伝来とともに「龍伝承」も日本文化に導入され、民衆に深く根付くことになった。民間では、水の神と信仰され、大雨、または日照りが続くと「龍神様がお怒りである。龍神様に生贄(いけにえ)を捧げねば…」などと畏怖された。 龍神伝説は日本各地に数多く存在している。そんの中でも特に有名なのが九頭竜で、箱根・芦ノ湖の伝説である。奈良時代のこと。芦ノ湖は万字池と呼ばれていた。この池には9つの頭を持つ毒蛇がおり、常に生贄を求めていた。村人達は竜の怒りを静めるために、白羽の矢で選ばれた家の娘を生贄に捧げていた。だが、村を訪れた万巻上人によって退治され、湖の底にある「逆さ杉」に鎖で縛(いまし)められた。その後、長い間湖底に留め置かれた竜は改心し、毒龍から龍神へと変化した。それを見た万巻上人によって九頭竜神社を設けられ、そこに奉られたという。 この九頭竜と縁がある伝承が立川市も含まれる東京都西多摩地域にも存在する。桧原村の九頭竜神社である。桧原村を拓(ひら)いた中村数馬守は南北朝の戦いの折、南朝側に従軍していた。その南朝の守護神が九頭竜であった。1336年、その守護神を武運長久を願い九頭竜神社へと祀(まつ)ったのだという。つまり、この写真は西多摩の龍が出現した様子をとらえたものではないだろうか。 この写真を撮影したのは、ホラー作家山口敏太郎の友人である、怖い話を語って聞かせる怪談師のファンキー中村。芸能を生業とするものである。どの仕事もそうかもしれないが、特に芸能の世界は厳しい。「戦場」にたとえてよく、中村はその世界で生きている。もしも、この龍が桧原村に祀られている九頭竜であるならば、「武運長久」を与えたのかもしれない。今年、ファンキー中村の動きに注目したい。
-
-
ミステリー 2009年01月01日 19時55分
浅草に鬼神出現!?
08年10月、ある女性が東京・浅草を散歩中に一枚の写真を撮影したという。彼女の証言によると、なにやら五重塔の上に人の気配がしたので撮影してみた。その時、撮影されたワンショットがこの写真(上)だ。五重塔の上をご覧いただきたい。大きな口を持った白塗りの顔が見て取れる。やや上空には角のようなものが確認でき、明らかに鬼神である。なぜ浅草に鬼神が出現したのか。 浅草は妖怪と縁のある地である。同地の「牛嶋神社」にはその昔、牛の化け物が出て暴れまわったという伝説が残されている。1251年、名君として名高い鎌倉幕府5代目執権北条時頼のころ、浅草寺に牛に似た化け物が乱入するという事件が発生した。その際、食堂に集まっていた僧50人のうち24人が毒気に当てられて病となり、7人が即死したという。この牛の化け物が落としていった球が奉られているのが「牛嶋神社」であると伝えられている。 浅草には、ほかにも妖怪伝説を持つ寺社が存在する。浅草寺の近くにある鎮護堂には狸の伝説が残されている。明治4年に建てられた浅草寺には、もともと古狸が住んでいた。古狸は長年愛用していたねぐらを奪われたことに激怒し、さまざまな悪戯をするようになった。しかしある時、今まで悪戯をしていた古狸が小僧に化け、僧正の夢の中に現れた。彼は「自分は境内に住んでいた狸である。住処(すみか)を奪われて困っている。祠(ほこら)を建てて私を其処(そこ)に奉って欲しい。そうすれば悪戯はやめる」と告げたという。 そこで、山の一角にお堂を建てた。すると不可思議な現象は起こらなくなったのだという。さらに浅草には、有名な「鬼婆伝説」も残されている。浅草の鬼婆は浅茅ヶ原の一軒家に住んでいたという。老女は娘と住んでおり、旅人に宿を貸しては、石枕で頭部を潰して命を奪っていた。被害者は999人にも上ると伝えられている。そして、1000人目の旅人が泊まった折、惨劇に心を痛めていた娘が旅人と入れ替わり、彼女自身が1000人目の被害者となった。 娘は、母に己の過ちに気がついてほしかったのである。己の娘を殺害してしまったことをひどく後悔した老婆は、池へとその身を躍らせたのだという。その池は後に「姥ヶ池」と呼ばれるようになり、現在は浅草にある花川戸公園となっている。このように、浅草とは妖怪と深いつながりのある町なのである。 ホラー作家の山口敏太郎氏は「人の願望、妬みや恨みなどの情念がこの鬼を生み出したのかもしれません。昔から人が鬼になるという言い伝えは数多く残っていますし、いろいろな人のマイナスの念が集まって鬼を作り出すというのは十分ありえます。さらに、この写真が撮影されたのは浅草寺。浅草寺にはマイナスの念を抱いた人たちが訪れます。その念が渦巻き、形となったのが今回現れた鬼神ではないでしょうか。鬼は人の心の暗部なのです」と述べている。 浅草寺では毎年2月の節分の日に豆まきを行っている。誰もがご存じの通り、豆まきとは鬼を払うものである。つまり、年に一度浅草寺の鬼は払われているはず。 証券会社リーマン・ブラザーズの経営破綻後、アメリカのみならず世界中が不景気で覆われている。リストラや内定取り消しが相次ぎ、路頭に迷う人も少なくない。もしかすると浅草寺に現れたのは、迷える人たちの念が集まった、不景気ならぬ“不景鬼”だったのかもしれない。
-
ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
-
ミステリー
衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
-
ミステリー
グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
-
ミステリー
船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
-
ミステリー
東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
-
ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
-
ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分