山口敏太郎
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芸能ニュース 2011年07月12日 15時30分
レディー・ガガが「徹子の部屋」に出演! 日米モンスター対決!
7月11日に放映されたテレビ朝日系「徹子の部屋」になんとあの、レディー・ガガが登場した。レディー・ガガの来日に伴い、以前からネットでは「徹子の部屋」への出演が噂されていたが、実際に収録された内容がついに放映されることとなった。 奇抜な衣装で知られるレディー・ガガ、黒柳徹子は当日の衣装を「日本のタコのような洋服、マリーアントワネットのようにうず高くまきあがった頭、靴は花魁のぽっくりみたい」と評した。 レディー・ガガは冒頭から黒柳徹子を意識し、自らの髪の毛の中から飴を取り出し、徹子本人に飴をプレゼント。ちなみに番組収録後の9日、シドニーの空港にて、やはり黒柳徹子を“リスペクト”した黒髪のおだんごヘアをしたレディー・ガガが目撃されている。 東日本大震災後、海外のアーティストの来日がキャンセルされる中、わざわざ日本に長期滞在することを選んだ理由として、「日本が安全であることを世界の人たちにアピールしたいと思った」と語るガガ。徹子からはチャリティ目的で販売されたリストバンドについても話題が及ぶ。 番組の後半では、ガガ自身の経歴が紹介された。家族との関係やいじめられていた学生時代についても話題が及ぶ。 二人には生い立ちや活動など、いくつかの共通点がみられる。裕福で文化的な教育を受けていること。いじめられていたガガは周囲の人間とのコミュニケーションに対しコンプレックスがあったが、黒柳徹子も周囲と馴染めなかった過去を著作「窓際のトットちゃん」にて記していること。社会貢献活動においても、チャリティに熱心なガガと、ユニセフの親善大使である徹子と、それぞれ共通している。 お互いに共感してか、番組は対決と言うよりは、終始和やかなムードの中で進行された。 最後には徹子から、キティちゃんのファンだというガガに、番組オリジナルの「ハローキティ徹子の部屋バージョン」のプレゼント返し。玉ねぎ頭と、徹子がパンダ研究家であることにちなんでパンダを抱いているキティちゃんに大喜びのガガ。 エキセントリックでインパクトの強い外見とは反対に、ガガの内面や活動が真面目に紹介される番組内容となった。日米モンスター対決は、お互いが意気投合するという意外な結末に終わったのだった。(川上三白眼 山口敏太郎事務所)
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トレンド 2011年07月09日 17時59分
復活版メローイエローの味に変化はあったのか?
日本コカ・コーラ社から2011年6月27日に復刻された炭酸飲料、メローイエローがヒットしている。最初に発売されたのは1983年で2000年に一旦、販売を終了。2004年にセブンイレブンで限定発売されてはいたが、全国発売という形では約11年ぶりだ。 今回、復活のニュースが発表されると数多くの反響がユーザーから寄せられていたという。復活版メローイエローの企画の経緯とユーザーの声について同社広報に聞いてみた。 Q:メローイエローを発売してからは、どのような反響がありましたか? A:お蔭様で大変ありがたいことに、私たちが予想するよりも多くの反響をいただいております。その多くが、「懐かしい」「復活を待ってました!」「買ってみたよ」というもので、以前発売していたときに愛飲していただいた方を中心に大きな反響をいただいています。ツイッターなどでもかなりつぶやかれているようです。 Q:メローイエローの復活プロジェクトは、いつ頃からどのような経緯で始まったのでしょうか? A:実際には昨年の10月頃から、社内で検討が始まりました。もともとお客様相談室などにも「復活しないんですか」といった声は頻繁に寄せられていたのですが、最近、過去に流行っていたものが若い世代の間でも、ちょっとレトロだけどクールでかっこいいものとして受け入れられるようなトレンドがあり、そういった社会的な背景であればメローイエローがより多くの方に受け入れてもらえるのではないか、ということで発売を決めました。 Q:今回のプロジェクトで苦労した点はどのようなことでしょうか? A:以前ご愛飲いただいていた方々が持つ発売当時の印象を再現しつつ、初めて口にされる若い世代にも受け入れられる味わいとパッケージを開発することに注力していました。そのため、当時の印象と昨今のトレンドの両面のバランスを調整するのに1番苦労しました。 Q:メローイエローの味は1983年当時のままで再現されたのでしょうか? ネット上では、味が変わったのではないか? という声が一部で上がっています。 A:シトラス系の滑らかな味わいや甘さなどは当時のものを踏襲していますが、夏場に発売ということもあり、炭酸を若干強化するなどより飲みやすく調整しています。 Q:飲んだことがない人に向けてメローイエローの味わいポイントを教えて頂けますか? A:シトラス系のさわやかな甘さと、独特の“滑らかな味わい”が一番の特徴です。仕事や学校で忙しい毎日を送る人たちにとっても、手に取って飲んでもらった瞬間に、時計の針を忘れるようなゆったりしたひと時を過ごしてもらいたいと思います。(取材 ドラゴン・ジョー 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年07月09日 17時59分
天変地異の前ぶれか? メキシコ湾で『一つ目のサメ』が見つかる
6月30日、メキシコのコルテス海にて、奇妙なサメが発見された。 体は白く、顔の真ん中に大きな目が一つだけ付いている。目の周囲の肉が盛り上がっているので、さながら『一つ目小僧』のような奇怪なビジュアルになっている。 こちらのサメは、オオメジロザメという時に人も襲う凶暴で大型のサメの腹の中より発見された。釣り上げた大きなサメの腹を裂いたところ、このようなサメが出てきたのだという。 サメの中には卵生ではなく胎生で子孫を残す種類があり、オオメジロザメもそんな胎生のサメの一種。その体内より出てきた上に歯が未発達なので、オオメジロザメの奇形の胎児ではないかとされている。 このサメが釣り上げられたコルテス海は、カリフォルニア湾とも呼ばれ、メキシコ北西部とバハ・カリフォルニア半島との間に南北に伸びる細長い湾である。スキューバダイビング等のウォータースポーツのスポットでも知られ、自然環境の豊かさと生物多様性から、2005年にユネスコの世界自然遺産にも登録されている。そのため、劇物による環境悪化や環境破壊などのために奇形になったとは考えづらい。 また、新種という可能性も捨てきれないため、現地の研究者は標本化を検討しているという。 昔から、変わった動物や普段見ないような生物が現れるのは、何かしら天変地異が起きる前ぶれだという話がある。例えば深海魚が浅瀬で見つかったり、浜辺に打ち上げられたりというケースだ。今回の東日本大震災についても、地震の起きる前に大量にイルカが浜辺に打ち上げられるなどの事例が見られた。 先月半ば、アメリカではNASAが『緊急事態に備えるように』との緊急メッセージを公式発言として発表した。あくまで伝聞の段階ではあるが、日本と太平洋プレートで繋がっているアメリカ、それも西海岸の方にも大型の地震等の災害が起きるのでは、という噂もある。 この異形のサメが伝える物は果たして何なのか。さらなる大きな異変の起こる前ぶれなのか。 杞憂に終わることを期待しつつ、注目していきたい。※参考URLhttp://www.geekologie.com/2011/06/cyclops-shark-with-eye-in-middle-of-face.php Jun 30 2011Cyclops Shark With Eye In Middle Of Face (黒松三太夫 山口敏太郎事務所)
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トレンド 2011年07月09日 17時59分
人気毒舌タレントが共演!! 「マツコ&有吉の怒り新党 Angry new Party」
テレビ朝日で毎週火曜日25:21〜25:51(一部地域を除く)に放送中の「マツコ&有吉の怒り新党 Angry new Party」。有吉弘行、マツコ・デラックスと、今、人気の2大毒舌タレントが共演するバラエティ番組だ。 4月からの放送で早くも人気沸騰。先日、6月24日には早くも1時間スペシャルで放映され、こちらも視聴者から好評価を得ている。 番組の内容は、マツコ・デラックスと有吉弘行の二人が、視聴者から寄せられた「ちょっと腹が立つけれど、これって怒っていいのだろうか?」という“お怒りテーマ”について議論をし、怒っていいかどうかを「仕分ける」というトーク・バラエティ。1時間スペシャルでは、かたせ梨乃、永井大、杉村太蔵の3人が出演。日々の怒りを書き留めた“イラッとメモ”を持参し、そのメモの内容についてトークを展開した。 「有吉弘行とマツコ・デラックスがその毒舌ぶりを発揮し、怒りや世間への不満を披露する」という展開が期待される当番組であるが、実際は有吉とマツコの「地の面白さ」が活きるフリートークが人気のポイントとなっている。 毒舌タレントが肩の力を抜いて有りのままの姿を見せる、深夜番組の王道とも言える当番組。クセになる2人の持ち味にさらにファンが増えるのでは。(川上三白眼 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年07月08日 15時30分
盲亀の浮木
心理学者カール・ユングによって提唱されたシンクロニシティ。この概念について語る時、最も挙げられる事象の一つにプラム・プディングの話がある。 プラム・プディングとは、イギリスの伝統的なクリスマスケーキである。日本ではパウンドケーキと言った方が、イメージしやすいだろう。 1805年。まだ少年だったフランスの詩人エミール・デシャンは、隣人ドゥフォルジュボー氏からプラム・プディングをご馳走になった。フランスではまだ知られていなかったプラム・プディングにイギリスで出合い、大変気に入ったドゥフォルジュボー氏は、帰国すると誰彼となく強く勧めていた。 10年後、デシャンはパリのレストランで、メニューに懐かしいプラム・プディングを見つけた。迷わずオーダーしたが、最後の一つが出された後だった。がっかりしたデシャンが、運ばれていく最後のプラム・プディングを目で追っていると、そこにはドゥフォルジュボー氏がいた。期せずして再会した二人は、プラム・プディングを分け合い味わった。 そして1832年、デシャンは招待された晩餐会で、メニューからプラム・プディングをオーダーした。ここにドゥフォルジュボー氏が現れたらそれこそ奇跡だな。と思いながら、友人達にパリのレストで起こった不思議な偶然を話していたまさにその時、年老いたドゥフォルジュボー氏が部屋に入ってきた。この時、ドゥフォルジュボー氏はたまたま別の用事で来て迷い、部屋を間違えただけであった。 デシャンが、生涯においてプラム・プディングを食べたのはわずか3度である。そして必ず意図せず、ドゥフォルジュボー氏が現れたのは奇遇である。(七海かりん 山口敏太郎事務所)
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トレンド 2011年07月07日 11時45分
行けば運命が変わる!? ビックリ・テーマパーク『養老天命反転地』
養老の滝で有名な岐阜県養老郡には、一目で度肝を抜かれるビックリテーマパークが存在する。 その名を「養老天命反転地」というが、ここに行けば人間の天命が反転してしまうそうだ。 ここは世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の構想により作られた、非日常的な庭園。見渡す限りどこも奇妙な建物がそそり立ち、園内は全て斜面で構成されており、まともに落ち着ける場所はほとんどない。 もともとオフィスにされるはずだった建物にしても、中に入れば迷路のように入り組み、やはり地面は傾いており、現在は記念館としての役割を果たしている。 庭園はメインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」の2つの部分から構成されている。「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在し、さらに、対をなす丘とくぼみ、148もの曲がりくねった回遊路、大小さまざまな日本列島などがつくられている。ここでは、予想もつかなかった風景や懐かしい風景、いろいろな出来事に出会うことになるだろう。 足場が常に不安定なため、身の安全に注意が必要な場所ではあるが、ヘルメットやスニーカーの無料貸し出しや、警備員が注意を促してくれる。とはいえ、女性はスカートを避けて身軽な服装で行くべきだろう。 家族で行っても楽しい場所だが、男女で行けばデートスポットとしても最適。男性が女性を颯爽とリードすれば、恋の天命も好転するかも。(川上三白眼 山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2011年07月06日 15時30分
格闘技バブルはなぜはじけたか?
数年前までテレビのゴールデンタイムで放送されていた格闘技番組が、ほぼ壊滅状態となっている。一時期は大晦日の特別番組で地上波の多くが取り上げていたほどであったのに、いまはその勢いはない。数十年続いていた格闘技ブームが去ったということであろうか? 戦後日本のテレビは、力道山のプロレスからはじまり、日本最初のボクシング世界チャンピオン白井義男、キックボクシングの沢村忠と、常に格闘技ブームの渦中にあった。キックボクシングなど、主要テレビ局のほとんどが各局で毎週試合を中継していたほどである。 キックボクシングブームが終わっても、ジャイアント馬場、アントニオ猪木というプロレス界の大スターがいた。全日本プロレス、新日本プロレス国際プロレスも毎週テレビのゴールデンタイムに放送されていた。ブルース・リーという映画スターの登場で、世界中に空手やカンフーに憧れる人々があふれ出た。 また、アントニオ猪木は、ボクシングヘビー級チャンピオンであるモハメッド・アリとの対決をはじめとした異種格闘技戦は、格闘技ファンの心をつかんで話さなかった。猪木の異種格闘技路線は、やがて初代タイガーマスクである佐山聡や前田明といったプロレスラーに引き継がれていき、ショー的要素が強かったプロレスと違う、格闘技色の強い【UWF】という団体を立ち上げ人気となっていく。 また打撃系格闘技も人気で、空手界の異端児といわれていた大山倍達が創始した極真空手が、少年マガジン連載の「空手バカ一代」が大ヒット。やがて極真空手から独立した諸団体が独立した。 80年代から90年代では前述した【UWF】もいくつかの団体が分かれ、それぞれに人気があった。特に佐山聡は、プロレスとは違う総合格闘技団体【シューティング】という総合格闘技団体を創設する。この【シューティング】が、打撃技・投げ技・寝技を取り入れた格闘競技のプロ化の最初であった。 アマチュアでは極真空手から分かれた東孝が【大道塾】という団体を81年に設立。打撃技を中心に投げ技や寝技を取り入れた競技を行なうようになり、この団体も人気であった。また、やはり極真空手から分かれた【正道会館】が93年に【K-1グランプリ】を開催し人気となる。 そしてやはり90年代、、寝技が中心のブラジリアン柔術が、空手家やボクサーを次々と負かしていく姿に、日本中どころか世界中の格闘技ファンが愕然とした。 テレビでは、日本では【K-1】が大人気なり選手を主人公にしたコミックも登場。また、打撃に投げ技・寝技も取り入れた【プライド】等の総合格闘技もテレビに登場するなど大人気となった。 思えば戦後のプロ格闘技は、数年前まで絶えることなく人気があった。 それがここ数年で急速に人気が落ちてきてしまっているのだ。 原因は何か? おそらくは格闘技におけるロマンが薄くなってきてしまったせいではないであろうか? 格闘技において、すべて出尽くした感があるのだ。 いまや「ボクシングとプロレスどっちが強いか」とか「柔道と空手どっちが強いか」などという人すら少なくなってしまった。そして日本人の闘争欲も薄れてきているのではないだろうか? 格闘技のジム経営者や道場主に聞くと、いまの時代、10代の入門者が少なくなってきているという。むしろ40代50代の人が「昔やりたかったけど」と入門してくる人が目立つという。 格闘技の過激化、過剰化で格闘技はバブル化しはじけてしまったようだ。巨椋修(おぐらおさむ)(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年07月06日 11時45分
オレゴン・ヴォルテックス
地球上には磁場の狂った場所がいくつかあるという。 言わずと知れたバミューダ・トライアングル、日本では小笠原近海もその一つだ。しかし普段は、何事も起こらない穏やかな時を刻んでいる。海域であるため、人が存在する時間も限られており、異次元の様相を呈する瞬間に遭遇するのは稀である。ところが、やはり磁場の狂いだろうか。物体の消滅こそ起こらないものの、不可思議な現象に常時遭遇できる場所がある。 米オレゴン州ゴールドヒル。その昔、インディアンが悪魔の地と忌み嫌い、何かを感じるのか動物も近づこうとしなかったその場所に、傾いて建つ古い小屋がある。それは、斜面を、円の中心に向かって引きずり込まれていっているようにも見える。周りを囲む木々も同調しているのか、傾きねじ曲がって渦巻き状に生えている。人もまた、小屋に一歩足を踏み入れると中心に向かって引っ張られる感覚に陥り、抵抗しようと身体を傾けてしまう。三半規管に異常を覚え、めまいや吐き気をもよおす者もいる。それは気のせいではなく、羅針盤等計器類は狂い、出鱈目に回り出す。ほうきは支えなしで立ち、煙草の煙は螺旋を描き上っていく。ある場所では、5m離れて立つ2人の立ち位置が替わると、背の高さ も替わってしまう。 これらの現象については、トリックの技法を用いて建設された商業施設とは違い、1943年以来、幾度も調査、研究が行われたが、未だ、科学的解明には至っていない。(七海かりん/ 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年07月05日 15時30分
ご先祖様はなぜ祟る?
日本人独特の宗教観に『先祖供養』というものがある。自分の生んでくれた父母、祖父母、曽祖父母とつながっていくご先祖さまに手を合わせるという風習は決して悪いものではない。むしろ心暖まる風習であろう。 しかし不幸が続いたりしたとき『先祖の祟り』と、先祖が何か悪さをしているという考え方もある。中には、『先祖の祟り』を封じるためと称する霊感商法も存在する。 そもそもなぜ『先祖は祟る』のか? もし本当に先祖であるなら、自分の血を受け継ぐ人に不幸を与えるというのは、どうにも納得がいかない。 『先祖の祟り』にはいくつかの説がある。 その人の行いが悪い場合などに、先祖がバチを与えるということで、不行跡を改めさせようとする教訓説話。 先祖が自分たちの恩を忘れてしまった人に対して“そんな子孫は不幸にしてしまえ”という先祖復讐説。 不幸なことは“先祖のせい”にしてしまうことで、自分たちの不幸の理由を作るという心理学的解釈。 霊感商法として先祖の祟りを喧伝したため。 などなど。 古来日本人には先祖を祀るという習慣があり、戦国時代にやってきた宣教師フランシスコ・ザビエルが日本人に「キリスト教の福音を聞くことなく死んだ人は地獄へ行く」と教えたところ、多くの日本人が「祈りによってご先祖さまを救えないのか」と問い「救えない」とザビエルが答えると、日本人は皆泣いたということが書き残されている。 いまでもキリスト教が日本人に広まらない理由として、キリスト教には先祖崇拝の思想がないためという人がいるくらいである。日本人にとって先祖信仰(祖霊崇拝)は、根深く身についたものであるらしい。 もうひとつ日本に古くからある宗教観が『祟り信仰』である。平安時代では九州に流された菅原道真が死んだ後、祟りを怖れて神として祀ったり、平将門の首塚の祟りを信じるというのは、日本人ならば潜在的に持っている心理であるのかも知れない。 この先祖を祀るということと、祟り信仰が合わさったのが『先祖の祟り』である。本来、仏教や神道には『先祖が祟る』という考えはなかったともいわれているが、近年になって新興宗教や、霊感商法業者が『先祖の祟り』をビジネスツールにしているともいわれているので、気をつけたいところだ。 『先祖の祟り』似たようなものに『水子の祟り』というものがあるが、本来日本には『水子供養』という考え方はあっても『水子の祟り』という発想はなかった。『水子の祟り』というものが出てきたのは1970年代から急速に広まったものであり、それには新興宗教やそれにつながる霊感商法業者が関係していたという。『先祖の祟り』も同様のことがあると指摘する人もいる。 どうせなら、いま仮に不幸だとしても、先祖の祟りのせいにするよりも、先祖を称えながら努力した方がいいのではないだろうか? もしツイていないことが連続して起きたとしても、もうすでに亡くなった先祖のせいにして先祖を呪うよりも、いま生きている自分があるのは先祖がいたおかげと祝ったほうがいいのではないだろうか? そして憂鬱に『憂き世』を生きるよりも、むしろ発想の転換をしてウキウキと『浮き世』を生きたほうがいいのではないだろうか? と、思うのである。巨椋修(おぐらおさむ)(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年07月01日 15時30分
山口敏太郎のオカルト現象解析シリーズ1 現代の妖怪・口裂け女について
昭和の頃、日本中の子供たち、強いては大人たちも巻き込んだ口裂け女について論考をしてみたい。 この口裂け女伝説は、昭和に発生した現代の妖怪伝説として有名だが、口が裂けた女の妖怪は江戸期にも脇役として度々報告されている。この万年脇役妖怪の口裂け女がメインに躍り出たのが1978年の事であった。 この頃、岐阜の各地で口の裂けた女妖怪の目撃談が噂されていた。その発生箇所には複数の説がある。大垣市とも岐阜市とも数々の噂がある中で、有力な話が「岐阜市金華山鶯谷トンネル発生説」である。この金華山はかつて戦国大名の斉藤家が城を作りあげた天然の要塞であり、織田信長が岐阜城として拠点にした折りには、『天下布武』という名文句が唱えられた場所である。 この金華山・鶯谷トンネルは、元々心霊スポットとして知られていた。岐阜出身で名古屋のアイドルユニット「まにあーな」の一員として活動する市川真由美によると、「トンネルの天井から白いヒトガタのようなものが降りてくる」という噂が流れていたという。また、地元の飲食店オーナーH氏の話によると「このトンネル付近で口の裂けた女の幽霊がタクシーを拾うとも、このトンネルで降りた後消えるとも言われた」という。この金華山・鶯谷トンネルの口の裂けた女幽霊こそ、口裂け女伝説のモチーフになったと言われている。 とかく幽霊は集落そのものよりも、どちらかと言うと町はずれに出やすい。都市伝説では橋のたもとに出るとか、トンネルの入り口に出るとか言われるのだが、橋やトンネルは集落と周縁(集落の周りに広がるエリア、異界への入り口とも解釈できる)をつなぐ役割(ブリッジする役割)を果たしており、異界からやってくる魔物が集落に潜入するために、最初に通過するのが橋やトンネルであるからだ。 この鶯谷トンネルの場合、岐阜城の裏鬼門に位置しており、口裂け女という昭和の大妖怪が異界から潜入するには相応しいブリッジである。この金華山・鶯谷トンネルに出る口の裂けた女妖怪という情報をさらに拡散した人物が、当時ラジオのパーソナリティとして人気のあったつぼイノリオ氏である。 よく広告代理店系の有識者が『口裂け女は最後の口承伝播の妖怪である』と断定口調で主張しているが、筆者はこの意見に懐疑的である。実は口承のみではなく、マスコミによる拡散への手助けがあったのではないかと推測しているのだ。 実は当時、岐阜と名古屋で人気のあったラジオパーソナリティつぼイノリオ氏は、度々岐阜県内の心霊スポットを番組内で取り上げており、その中に金華山・鶯谷トンネルの話題も含まれていたと言われている。その証拠として、口裂け女伝説の伝播ルートと、つぼイノリオ氏の出世ルートが奇妙な一致を示しているのだ。 口裂け女伝説は岐阜で発生し、名古屋・京都に伝播、さらに全国に拡散していくのだが、このコースはつぼイノリオが「金太の大冒険」というパロディソングを片手にのし上っていくルートと一致するのだ。岐阜・名古屋で名を上げたつぼイ氏は、京都のラジオ番組に進出し、東京のラジオ局での活躍により全国ネットの存在になっていく。このつぼイ氏が怪談ネタとして、口裂け女という鉄板ネタを各地で使用した結果、口裂け女という岐阜のローカル妖怪が日本中で持て囃されるメジャー妖怪になった可能性は高い。つまり、口裂け女は、口承とマスコミが情報をキャッチボールした結果、形成されたと筆者は推測しているのだ。 その口裂け女が岐阜の地で再び復活する。町おこしのテーマとして採用され、口裂け女と地元ヒーローの対決映画の上映と怪談ライブを合わせた『口裂け女祭り』というライブがこの夏8月12日に岐阜で開催されるのだ。すでにアメリカではUFOやUMAを使った町おこし(クリプトツーイズム)が行われており、この余波は世界中に波及しつつある。先の見えない日本の不況は妖怪を使った地方経済の活性化で乗り切るのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
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衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
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ミステリー
グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
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船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
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東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
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小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
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うずまき生物
2008年01月22日 18時18分