体は白く、顔の真ん中に大きな目が一つだけ付いている。目の周囲の肉が盛り上がっているので、さながら『一つ目小僧』のような奇怪なビジュアルになっている。
こちらのサメは、オオメジロザメという時に人も襲う凶暴で大型のサメの腹の中より発見された。釣り上げた大きなサメの腹を裂いたところ、このようなサメが出てきたのだという。
サメの中には卵生ではなく胎生で子孫を残す種類があり、オオメジロザメもそんな胎生のサメの一種。その体内より出てきた上に歯が未発達なので、オオメジロザメの奇形の胎児ではないかとされている。
このサメが釣り上げられたコルテス海は、カリフォルニア湾とも呼ばれ、メキシコ北西部とバハ・カリフォルニア半島との間に南北に伸びる細長い湾である。スキューバダイビング等のウォータースポーツのスポットでも知られ、自然環境の豊かさと生物多様性から、2005年にユネスコの世界自然遺産にも登録されている。そのため、劇物による環境悪化や環境破壊などのために奇形になったとは考えづらい。
また、新種という可能性も捨てきれないため、現地の研究者は標本化を検討しているという。
昔から、変わった動物や普段見ないような生物が現れるのは、何かしら天変地異が起きる前ぶれだという話がある。例えば深海魚が浅瀬で見つかったり、浜辺に打ち上げられたりというケースだ。今回の東日本大震災についても、地震の起きる前に大量にイルカが浜辺に打ち上げられるなどの事例が見られた。
先月半ば、アメリカではNASAが『緊急事態に備えるように』との緊急メッセージを公式発言として発表した。あくまで伝聞の段階ではあるが、日本と太平洋プレートで繋がっているアメリカ、それも西海岸の方にも大型の地震等の災害が起きるのでは、という噂もある。
この異形のサメが伝える物は果たして何なのか。さらなる大きな異変の起こる前ぶれなのか。
杞憂に終わることを期待しつつ、注目していきたい。
※参考URL
http://www.geekologie.com/2011/06/cyclops-shark-with-eye-in-middle-of-face.php
Jun 30 2011Cyclops Shark With Eye In Middle Of Face
(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)