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社会 2017年11月16日 15時00分
東京モーターショーに水を差した無資格検査問題
まるでローカルイベントだ――。2年に一度開催の東京モーターショーが11月5日に閉幕。今回もアメリカのビッグ3(GM、フォード、クライスラー)などが不参加となり、海外メーカー離れがさらに加速した印象だ。開催直前に発覚した日産やSUBARUの無資格検査問題も加わり、会場は全体的にシラケムードが漂っていた。 「自動車生産3大国(日本、アメリカ、ドイツ)の一つで行われる東京モーターショーは、かつて世界中の自動車メーカーが新車のプレスリリースを行う場所として重要視されていました。しかし、リーマンショック以降は海外メーカー勢の出展の取りやめが相次ぎ、アジアにおける新車発表などの場も、中国の上海モーターショーなどに奪われています」(モーター誌記者) ショーの主催者であった日本自動車工業会会長、日産の西川廣人社長が一連の騒動の責任を取ってその座を退き、急遽、トヨタの豊田章男社長が会長代行に就いた。日産のプレス発表がゴーン会長や西川社長によるものではなく、スキラッチ副社長だったのはそのせいだろう。それに合わせたのだろうか、トヨタも豊田社長ではなく、ルロワ副社長が務めていた。メーカーの母国で開催されるモーターショーにトップが登壇しないというのは、極めて異例と言わざるを得ない。 「セールス効果も薄まり、世界中のモーターショーはローカル化、つまり開催国メーカーを中心とした催事のようになっています。各メーカーが力を入れるのは、市場の伸びが見込める中国や発展途上国での展開だけです。とはいえ、東京モーターショーは自動車大国日本で開催される2年に一度の祭典です。空騒ぎでもいいから、日本のメーカーにはもっと盛り上げてほしかったですね」(同) 次回開催は東京オリンピック前年にあたる2019年。日本の自動車産業“ここにあり”というものを見せつけてもらいたいものだ。
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時33分
西内まりや 社長に「平手打ち」の背景にあるもの
引退説も囁かれた歌手で女優の西内まりやが、久々に都内で目撃された。これまで輝かしい活躍を見せてきた西内だが、表舞台から遠ざかっていたのは、所属事務所とのちょっとしたいざこざがあったからだ。 16日発売の「週刊文春」によると、その“事件”が起きたのは10月の初め。なんと、西内が事務所の社長を平手打ちしたという。西内が所属するのは、観月ありさや比嘉愛未らを抱える業界大手の「ライジングプロダクション」。最近では、安室奈美恵が退所した芸能事務所として知られていて、一時、安室は“干される”状態にまで追いやられた。確かに、クリーンなイメージはないが、その事務所社長を敵に回すとは大きなことである。 同誌によると、平手打ちを“果たした”日、西内は「もう我慢できない」と大声で泣き叫んで、医者が呼ばれる騒ぎにまでなったという。そして社長も1か月以上の怪我を負った。 西内にしてみれば、これまでのうっ憤が溜まっていたのだろう。周囲には事務所の不満を漏らすことも多く、一刻も早く事務所を去りたかった様子。「西内さんは、まさにごり押しという感じで世に出ましたが、急な環境の変化に戸惑ったのか、体調を壊すことも多かった。しかし、それでも事務所は西内さんを働かせ、やっと新規の仕事をストップしてくれたかと思ったら、今度は、アメリカ留学に出したんです。それでは、事務所に対する不安も募りますよね」(芸能関係者) 一番最近で西内が公の場に姿を現したのは、ニューヨークで開かれた「ケイト・スペード ニューヨーク」のコレクション発表会。この日の西内は、同ブランドのバラ柄のセットアップを着こなし、髪は金髪ロングに変身。一皮むけたような雰囲気だった。会場では、音楽に合わせて踊る場面も見られたようだ。 今回の“平手打ち事件”について、西内の代理人は「事実ではない」と否定。一方、ライジングプロの代理人は「紛れもない事実」と肯定した。 いずれにせよ、今回のことが世に知れ渡った限り、西内と事務所のイメージダウンは免れない。
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時29分
予想通りビッグプロジェクトが舞い込んだ元SMAPメンバーたち
日本財団パラリンピックサポートセンターが15日、公式サイトで元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がスペシャルサポーターに就任したことを発表した。 3人はもともと、SMAPのメンバーとして、パラリンピックサポートセンターの公式応援サポーターを務めていたが、グループ解散に伴い辞退。9月にジャニーズ事務所から独立後、今回、復帰という形になった。 今後、パラスポーツを盛り上げていくためのさまざまな活動を行う。来年3月4日には、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催予定の「パラ駅伝 in Tokyo 2018」の応援に駆けつける。 香取は、パラサポのキーメッセージである「i enjoy!」をテーマに描いた記念壁画を、実物大のレゴブロックを使って再現するプロジェクトをスタートさせる。「パラ駅伝 in Tokyo 2018」でお披露目する予定だという。「おそらく3人は、このまま2020年のパラ五輪東京大会までサポーターを務めることになるだろう。もともと、日本財団会長の御曹司がフジテレビで『SMAP×SMAP』の制作サイドだったが、番組の終了に伴いフジを退社。その後、日本財団に戻り、独立後の3人をサポート、日本財団主催のアート展に香取の作品を出展したり、アート展に安倍晋三首相を呼ぶなど、強力にバックアップしている。そのため、『パラサポ』のスペシャルサポーター就任は、既定路線と言われていた」(テレビ局関係者) 今月2日から5日まで放送された、3人が出演したAbemaTVの72時間生放送特番の視聴者数は7400万人を突破し“数字”を持っていることは証明済み。 同番組をきっかけに、SNSをスタートさせた3人だが、SNSでもパラスポーツを存分にアピールしていくことになりそうだ。
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スポーツ 2017年11月16日 12時24分
イチローのマリナーズ帰還と"あの日本人投手"の引退説
イチロー(44)にとって、屈辱的な年の瀬となりそうだ。 米フロリダ州オーランドでGMミーティングが始まった(現地時間・11月13日)。12月からはウインターミーティングも控えており、メジャーリーグは、補強、トレードなどオフの動向が活発化する。しかし、イチローの名前が出てくるのは、「早くて年明け、キャンプインの直前になりそう」とのこと。「メジャー各球団はレギュラー選手から補強を始め、そのあとで控え選手を獲得します」(米国人ライター) イチローは「レギュラー選手」とは見なされていないようなのだ。但し、米メディアも彼の去就に注目していた。GMミーティングは何日もまたいで行われる。そのため、会場にはたくさんの取材陣も大挙してくる。大物選手、人気選手の獲得に熱心とされるチームのゼネラルマネージャーが出てくると、米メディアが追いかけていき、“緊急会見”となる。その際、「イチローを獲るのか?」の質問も飛び交っているという。「こちらでは、イチローがマリナーズに復帰するのではないかとの声も出ています。マリナーズのジェリー・ディポトGMの発言も意味深ですからね」(前出・同) マリナーズの補強ポイントは、ファーストと外野(主にセンター)。同GMは記者団に囲まれ、こう答えている。「イチローの功績を考慮するのはもちろんだし、考えなければならないこと。実際、考えなければならないかもしれないし…。彼がフリーエージェントなのは理解しているよ。」 また、マリナーズの地元シアトルでは、「イチローを獲るべきか否か」のアンケートまで行われたという。地元紙が行ったのだが、賛成と反対はほぼ半数。ルーキーイヤーの2001年から12年途中までをマリナーズで過ごしたイチローだが、今季の年俸は200万ドル(約2億3000万円)。この金額で元功労者を帰還させることができるのだから、積極的に動くべきと主張する賛成派は「マリナーズのユニフォームを着せて、引退してほしい」と願っている。反対派は、世代交代を主張していた。「今季在籍したマーリンズは再契約の可能性を完全否定しています。そして、イチローの代理人がアスレチックスの要人と会ったとする情報も駆け巡っています。イチローを獲得すれば、日本からの注目度も高まり、いろいろな相乗効果も期待できます。その一方で、控え外野手としてのオファーなのではないか、マイナー契約しかないのでは、との冷静論も出ています」(特派記者) 日本球界もイチローの去就に注目している。古巣オリックスは「メジャー残留を最優先に考えているようだ」としつつも、有事の際は「動く」と話していた。プロ野球解説者がこう続ける。「控え外野手のオファーなら、イチローは即合意に持ち込むでしょう。見方が別れるのはマイナー契約しかなかったときです。マイナーなら、日本帰還を選択すると見る向きもあれば、それでも米球界に残ると主張する関係者もいました。」 米テレビ局CBSスポーツの公式サイトが、「今季引退するかもしれないメジャー選手」という予想特集を組んでいた。そのメンバーの中には、イチローと上原浩治の名前もあった。上原も新天地を探し、焦っている。上原も結果は残してはいるが、42歳だ。イチローは「50歳までやる」と公言しているが、上原も「メジャーで10年投げてみせる」と目標を掲げていた。現時点では、上原は相当厳しいといわれている。古巣巨人が上原の動向を注目しているとの情報も今のところない。先の米国人ライターの見方では、「マリナーズは本命外野手の獲得に失敗すれば、イチローにアタックするかも」とのこと。現状でいうと、シアトル帰還の可能性は低いとみられている。上原の動向は予想できないとしていた。 「オファーなし」の現実をさらすくらいなら、先に引退表明してしまえば恥じもかかない。イチロー、上原が米球界にこだわれば、“プー太郎”で年の瀬を迎えることになりそうだ。
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時21分
ビンタ事件と契約問題が発覚した西内まりや
歌手で女優の西内まりやが、所属事務所の社長にビンタをお見舞いし、事務所に対して、来年4月以降の契約打ち切りを通告していたことを、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。 西内はデビューを果たした14年、日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞。今年1月クールのフジテレビ系月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」では、主演をつとめていたが、以後すっかり表舞台から姿を消し、9月には米・ニューヨークのファッションウィークで行われたファッションブランドの発表会に来場したことが、一部メディアで報じられていた。 同誌によると、“ビンタ事件”が起こったのは10月3日、都内の所属事務所の応接室。社長との話し合いの最中、興奮状態の西内は大声で「もう我慢できない!」などと泣き叫び、室内には「バチーン!」と大きな衝撃音が。西内は泣きながら部屋を呼び出し、社長は左手で顔面を押さえ、苦痛に顔を歪めていたという。 西内は有無を言わさず、いきなり平手打ち。ビンタを食らった社長は、医師から1か月以上の加療が必要であると診断されるほどの怪我を負ったのだとか。さらに、“ビンタ事件”から約1か月後の10月下旬、西内の代理人から事務所に対し、来年4月以降、事務所との契約を更新しない旨が書かれた内容証明が送られたというのだ。 事務所の社員やスタッフは、西内の言動の原因が分からず困惑。西内は以前、過換気症候群と診断され、体調に不安を抱えた状態。また、安室奈美恵にあこがれダンスミュージックをやりたがっていた西内と事務所の考える音楽性に齟齬が生じていたことが、不満を抱いた原因だというのだが…。「記事にも書かれているが、月9のあと、事務所は西内の体調を考慮して休養させていたが、その間も月給200万円を支払っていたというから甘やかし過ぎ。あまりの好待遇にすっかり勘違いしてしまったようだ。現在はモデルの呂敏と同棲中で、呂敏やその周囲からあれこれ吹き込まれた可能性もありそうだ」(芸能記者) 同誌に対して、西内の代理人は“ビンタ事件”を否定、一方、事務所は事実関係を否定。真っ向から対立しているだけに、今後、かなり揉めそうだ。
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時20分
恋愛関係認めた高橋みなみの、スキャンダル続報潰し
元AKB48の高橋みなみが、40代男性との約半年前からの同棲生活を10月24日発売の『女性自身』(光文社)が報じた。高橋は11日、報道陣の質問に対し、関係を認め、順調な交際をアピールしている。アイドルの熱愛報道にありがちな、「良いお友達」といった苦しい言い訳は聞かれなかった。 最近の芸能界では、熱愛関係の追及をあっさりと認めてしまうケースが見られる。『キングオブコント2017』(TBS系)で準優勝を果たし、熱愛関係を認めた男女コンビ、にゃんこスターの例もよく知られている。「芸能人が熱愛関係を認める背景には、週刊誌のスキャンダルつぶしがあるといえるでしょう。スキャンダリズムには隠されているものを暴く目的があります。はじめからオープンにされてしまっては、スクープとしての価値がなくなってしまいます。『AKB48総選挙』の場で結婚を宣言した須藤凜々花も、週刊誌に先んじて“先手”を打ったといわれています。にゃんこスターも、週刊誌報道を想定し、それより発行の早いスポーツ新聞のインタビューで関係を暴露しています」(芸能ライター) これは、週刊誌の編集体制を見極めた、もっとも確実なカウンターといえる。「さらに、週刊誌報道には、たいていの場合“続報”が存在します。第一報が出て、当人が関係や事実を否定するのに対して、続けて、言い逃れができない決定的な証拠を、第二弾、第三弾で報じていくのです。そこで、言い訳をした側はさらに窮地に追い込まれていきます。秘書に対する暴言と暴行が問題となった豊田真由子前衆議院議員の音声が、小出しに報じられたのも記憶に新しいでしょう。しかし、最初からスクープを潰してしまえば、続報が出るダメージも抑えられる。スキャンダルは、やみくもに否定せず、自ら認めてしまうのが一番の安全策なのです」(前出・同) 大きなダメージを負う前に、自らが動くことで被害を最小限に抑える。芸能人の恋愛スキャンダルは、まさに「肉を切らせて骨を断つ」世界であろう。
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時19分
【オリックス】福良監督「使ってみたくなる」“快投”の山本、守護神候補に急浮上!
▽15日 オリックス 11-1 LGツインズ(高知東部) オリックス秋季キャンプ(高知市東部野球場)最終クール4日目。韓国のLGツインズと練習試合が行われた。 オリックスは、来季より先発転向が予定されている小林が先発し、2イニングを登板、無失点に抑える。2番手の鈴木優も、2イニングを無失点で切り抜けるが、3番手の澤田が、LGの郭に一発を浴びてしまう。しかし、その後を育成の榊原、ルーキーの山本、そして、今季阪神から移籍した金田が無失点の好投。打線は、今季途中に投手から野手に“再転向”(ドラフトでは外野手指名)を果たしたルーキーの根本が、猛打賞2打点の大活躍。4回にLGのミスも絡んで6点を奪取すると、8回には杉本にホームランも飛び出し、14安打11得点の猛攻で圧勝した。 試合後、福良淳一監督は、満足気な表情を浮かべながら、「根本の身体能力は凄い。足も速いし、楽しみですね」と話すと、3者連続三振を見せた山本について、「こんなこと勝手に言ったら、ピッチングコーチに怒られちゃうかもしれないけど」と前置きをした上で、「1イニングならスピードもあるし、変化球で三振も取れる。あんなピッチングを見せられたら、中(リリーフ)で使ってみたくなっちゃいますね」と山本を絶賛。海外FA権を行使した平野がメジャーに移籍した場合、新守護神候補の1人として山本が入る可能性を示唆した。■選手談話根本薫外野手3安打2打点の活躍「まだまだです。野手に転向したことで、とことんやってやろうと思った。攻守の課題を克服して、持ち味の身体能力を活かしていきたい」山本由伸投手8回表、3者連続三振の快投「キャンプで追い込んだ結果が出たと思います。キャンプでは体力面を強化しました。まだ、満足できてないので、満足できるところまで持っていきたいですね。来年の春から、しっかり出来るように準備も強化もしていきます」取材・文/どら増田(オリックス番ライター)写真/舩橋諄
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芸能ネタ 2017年11月16日 12時12分
視聴率一人負けで打ち切り説も出たディーン・フジオカ主演ドラマ
日本テレビが、蜂の巣をつついたような事態に見舞われている。ディーン・フジオカ(37)が主演の『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ)が見事に大コケしてしまい、関係各所から猛突き上げを食らっているのだ。 「民放連ドラ初主演となる『今からあなたを脅迫します』も、“おディーン様”を起用したにもかかわらず初回視聴率はたったの8.0%。さらに注目の第2話は5.7%。もはや打ち切り領域に突入といっても過言ではありません」(テレビ事情通) 今回、特にディーン主演ドラマの低視聴率ぶりがクローズアップされる理由は、至極明快。他局のドラマが想像以上に好成績を叩き出しているからだ。 「テレビ朝日の『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』は初回20.9%、以降19.6%、19%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)/以下同」。『相棒』も初回15.9%、以降16.6%。TBSの『陸王』も初回14.7%、以降14%。同じ局である『コウノドリ』の第2シリーズも初回が12.9%、以降11.8%。『科捜研の女』(テレ朝)の第17シリーズも初回12.3%、以降11%と、注目されるドラマはしっかり高視聴率を連発しているんです」(同) さらにダメ押しになったのが、綾瀬はるかが主演する『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)。 「同じ日テレなのに、初回11.4%、以降11.3%、5話目に至っては14.5%を記録するなど絶好調なんです。それだけに、局内外からは“なぜだ?”と疑問の声が飛び交ってるんです」(芸能プロ幹部) ちなみに、1本当たりの出演料は160万円〜。仮に打ち切りの事態になれば…。 「一気に半額以下の出演料になるでしょう。ディーンも気が気でないはずです」(放送作家) 烙印を押される前に今から日テレを脅迫して、視聴率を上げるPR方策を出してはいかがなものか?
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社会 2017年11月16日 12時11分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第246回 財務省が日本を滅ぼす
日本には、二つの「壁」が存在する。何の壁かといえば、日本の繁栄を妨害する壁である。 「日本国を繁栄の下で永続させよう」 と、日本国民や政治家が動いたとしても、この二つの「壁」により妨げられ、「発展途上国」もしくは「中国の属国」以外のゴールには辿り着けない。 筆者は、 「○○をやれば、すべて巧くいく」 といった、グローバリストが構造改革を推進する際に多用するレトリックを嫌悪する。世の中、そんな単純ではない。 それにしても、この二つの「壁」を取り除かない限り、我が国は繁栄と永続に向かう第一歩を踏み出すことすらできないのだ。 この二つの「壁」は、異なる時期に建設された。一つ目の壁が建設されたのは1947年、二つ目は1997年である。 それぞれ「法文」の形をとっており、第一の壁が「日本国憲法第九条第二項」、二つ目が「財政構造改革法(現:プライマリーバランス黒字化目標)」と呼ばれている。 とにもかくにも、日本国の問題を解決しようとしたとき、九条二項もしくはPB黒字化目標のいずれか、もしくは双方が必ず立ち塞がり、一切の解決策が打てないのだ。 例えば、日本国が北朝鮮のミサイルに備え、敵基地攻撃能力を持とうとしよう。九条二項「交戦権の否定」に抵触し、敵基地「攻撃」能力は持てない。 終わり。 というわけで、せめて「反撃能力」くらいは持つことにしよう。攻撃された後に、反撃するのはどう考えても「自衛権」の範囲である。という話になるわけだが、日本の自衛隊は、戦闘機などを地上の格納庫に収容している、世にも珍しき軍隊なのだ。 他国の軍隊は、反撃に必要なミサイル、戦闘機、爆撃機などを、核ミサイルを落とされても平気な「地下シェルター」の中に格納している。そうしなければ「反撃」することが不可能であることは、誰にでも分かる。 日本が敵基地「反撃」能力を持つべく、戦闘能力(航空機など)を地下のシェルターに格納しようとしても、現時点では存在しない。 敵基地反撃能力を保有するならば、最低限、各航空自衛隊の基地に地下シェルターを建設する必要がある。というわけで、防衛費を増強しようとしたところで、今度は「PB目標」が壁になり、不可能だ。 日本は「憲法九条第二項」と「PB黒字化目標」という二つの壁を破壊しない限り、発展途上国もしくは中国の属国という「未来」が確定してしまう。 安倍政権は2013年以降、毎年6月にPB黒字化目標の閣議決定を続けている。PB黒字化目標が「骨太の方針」にて閣議決定されている以上、すべての政策がPB黒字化前提になってしまう。 すなわち、 「支出は前年比で削減する。増える場合は、他の支出を削るか、もしくは増税する」 という前提で予算が組まれざるを得ないのだ。 このPB目標に異様なまでに固執し、日本を亡ぼそうとしているのが、財務省である。 日本が亡びる云々は、決して大げさな話ではない。 日本のGDPが世界に占めるシェアは、橋本緊縮財政でデフレに突っ込む以前は17%を超えていた。日本一カ国で、世界の17%以上を生産していたのである。 その後、デフレでGDPが成長しなくなったが、世界経済は順調に拡大した。日本のGDPが世界に占めるシェアはひたすら落ちていき、2016年は6.5%。 反対に、中国のGDPは世界の2%程度だったのが、世界経済を上回るペースで成長し、2016年は15%だ。 ちなみに、2016年は日本のシェアが少し高まり、中国が落ちているが、これは「円高人民元安」の影響である。もちろん、2016年にしても、中国の成長率は日本を圧倒していた。 このままのペースで日本の衰退と中国の成長が続くと、2040年頃に経済規模の差は10倍近くに開いているだろう(すでに2.3倍)。中国は経済成長率以上に軍事費を拡大するため、軍事予算の規模は20倍の差がついていると思われる。 さて、日本の20倍の軍事予算を使う共産党独裁国家に、我が国はいかにして立ち向かえばいいのだろうか。 立ち向かえない、というのが残酷な答えだ。 デフレから脱却し、経済成長を取り戻さない限り、我が国に待ち構えている未来はよくて発展途上国、最悪、中国の属国化以外にはないのである。 そして、デフレ脱却を妨げている最悪の「壁」こそが、PB黒字化目標なのだ。 財政拡大(減税含む)の方向に舵を切り、政府予算を使えば、我が国は途端に繁栄の道を歩む。もう一つ、憲法九条第二項という壁は残るものの、これまでよりは随分とマシな環境に置かれるだろう。 それにも関わらず、現実は逆方向に驀進している。 もちろん、九条を改正し、PBを破棄したら「それですべて巧くいく」という話ではない。とはいえ、二つの壁が存在する限り、繁栄への道に到着することすらできないのだ。 これが日本の現実なのである。 というわけで、筆者はせめて「PB黒字化目標」の問題だけでも解決するべく、2017年10月31日に小学館から『財務省が日本を滅ぼす』を刊行した。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能ネタ 2017年11月15日 22時54分
嵐のメンバー主演作品に集客力の差を見せつけた『ハイロー』最新作
11月11日〜12日の「国内映画ランキング」(興行通信社提供)が発表され、人気シリーズの最新作「HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION」が首位を獲得した。 同作は「EXILE TRIBE」がさまざまなメディアと連動して展開するエンターテインメント・プロジェクトの長編劇場版最終作。全国318スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員23万7212人、興収3億0382万9900円を記録。先行上映分を含めると累計興収は4億2803万6200円となった。「前作までの映画シリーズ3作品累計で動員は350万人、興収は45億円を突破。昨年は映画と連動したライブイベントも開催されたが、それも含めると動員は500万人を突破。動画配信サイト・Huluでのドラマ版の配信もあったが、プロジェクト全体でかなりの収益。おまけに、最終作とうたっているが、エンディングを見たら続編の製作がありそうだった」(映画ライター) 同作と同規模の312スクリーンで11月3日から公開されたのが、嵐の二宮和也の主演映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」。公開初週の土日2日間で動員10万7000人、興収1億3800万円でランキングは初登場3位。興収は「ハイロー」の約3分の1だった。 また289スクリーンで10月7日から公開された、嵐の松本潤主演の「ナラタージュ」は公開初週の土日で動員15万3000人、興収2億1600万円でランキングは初登場2位。 とはいえ、二宮と松本の作品を足すと「ハイロー」を上回る計算となる。「嵐は相変わらずライブチケットが“プラチナチケット”でまったく取れない。個別に映画をやるよりも、『ハイロー』のようにグループ全体で映画プロジェクトをやった方が稼げそうだ」(芸能記者)「ハイロー」の勢いは嵐人気も上回ってしまったようだ。
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