暮れの「ラジオNIKKEI2歳S」はクラシックに直結するレースとして定着している。上位入線馬が1、2着した皐月賞の結果をみる限り今年も例外ではない。ハイレベルなメンバー構成の同レースでクビ差2着と高い能力を示したコスモファントムを◎に推す。4か月半ぶりの実戦となるが、休養先でかなり乗り込まれてきており、全く太目感はなく動きも上々。“久々”という割り引き材料があっても今回の組み合わせなら上位だろう。先行して上手に立ちまわれる点も強み。他では、エンジンのかかりが遅く脚質的に京都の外回りが合いそうなレーヴドリアンに注目したい。
【馬連】(1)(8) (8)(10) (8)(11) (8)(13) (8)(14) (8)(16)
【3連単】2頭軸マルチ (1)(8)軸 (10)(11)(13)(14)(16)
<新潟大賞典(新潟11R)=◎ニホンピロレガーロ>
瞬発力勝負になることが多い新潟外回りの2000。さして行きたい馬も見当たらず、前半の平均ペースの流れにうまく乗って上がり33秒台の脚を使えるような馬が狙い目となる。ニホンピロレガーロ◎。毎年この時期に調子を上げるタイプのようで、昨年は「大阪-ハンブルクC」2着→「新潟大賞典」2着。今年も全く同じローテーションでこのレースに臨んできている点を強調したい。7歳馬だが、勝った前走を見る限り力の衰えは感じられない。中間の状態も良好そのもの。びっしり追われた最終追い切りの動きも上々だった。まさに充実している印象。
【馬連】(2)(5) (2)(9) (2)(14) (2)(15)
【3連単】2頭軸マルチ (2)(9)軸 (5)(14)(15)
<プリンシパルS(東京11R)=◎バシレウス>
アリゼオが逃げ切り勝ちしたスプリングSで5着のバシレウス。直線の伸びは一息だったが、3〜4角中間から早めに仕掛けたことを考えれば決して悪い内容ではなかった。同レースはメンバーが揃っていた感があり、ここでも見劣りすることはない。現状、極端に早い脚は使えない印象だが、適度に上がりのかかる展開になればチャンスは増すだろう。前走からやや間隔は開いたものの、短期放牧を挟んでじっくり調整され気配は良好。
【馬連】(2)(5) (2)(6) (2)(7) (2)(8) (2)(16)
【3連単】2頭軸マルチ (2)(5)軸 (6)(7)(8)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。