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千葉県の心霊スポット、雄蛇ヶ池の噂と現実

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画像はイメージです。

 千葉県東金市にある雄蛇ヶ池と言えば、千葉県内でも有数の心霊スポットである。この池は1614年に作られた人造湖で、名前の由来は、江戸時代に代官所の役人と村娘が恋に落ちたが、身分の差から一緒になることが出来ずに、娘はこの池に身を投げて蛇になって住み続けたという逸話から名づけられたといわれている。

 心霊現象としては、夜になると女性のすすり泣く声が、何処からともなく聞こえてくるといわれている。また、オジャッシーという未確認の全長1メートルほどの巨大生物が生息していたが、これは後にオオマリコケムシが大量発生したものと判明した。
 実際の雄蛇ヶ池は地元では観光地で、休日ともなるとバスフィッシングをする釣り客などで賑わう。

 貸しボート場も存在し、瑚内をボートで遊覧することも出来る。そして、池の周囲はハイキングコースとしても人気があり、周囲4キロにも及ぶハイキングを満喫できる。
 だが夜の8時になると、湖の入り口にある金属製の扉が閉じられ、人の出入りを禁止している。そのために、心霊現象を確認することが困難となっているが、昼間の素晴らしい情景からは心霊スポットとは微塵も感じられない。

 最近ではテレビやマスコミに取り上げられたせいで有名な場所となってから、夜になると地元のヤンキーが大勢訪れて、たむろするようになった。

 現在では別の意味で、人々が恐怖で近づかない心霊スポットとなってしまっている様だ。

(藤原真 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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