日本では今年に入りダイオウイカが新潟で相次いで水揚げされ、また3月31日にも全長3.6メートル、重さ24トンのダイオウイカが東京湾で捕獲されるなど日本のみならず世界で「巨大生物」の目撃または捕獲が相次いでいる。
世界にはダイオウイカをはじめ、サメやアナコンダなど主に水の中を住居にする巨大生物がまだまだ存在している。
今回、ご紹介する写真は日本の奄美大島に現れた謎の巨大生物…もとい巨大生物だったUMAの写真である。
こちらの写真は2013年の2月奄美大島に住む山口敏太郎のTwitterのフォロワーから「謎の物体が近所の海岸に漂着した!」と連絡があり撮影してもらったものである。
白いブヨブヨとした体に、繊維質であろうか謎の毛のようなものがまとわりついている。
この謎の生物は既に息はなく、変形しているため元の生物はなんであったのかは不明。ただひとつ言えるのはこの物体はかつて水の中に生きていた動物だった可能性が高いということのみである。
UMAの世界ではこのような海岸に現れる謎の生物の死骸を「グロテスク・グロブ(肉)・モンスター」略して「グロブスター」と呼んでいる。
グロブスターは日本のみならず世界で目撃されており、もっとも古い写真は1896年にフロリダ州の海岸で見つかったものとされる。フロリダ州には1890年代に多数のグロブスターが打ち上げられており、なかにはサメに追いかけられ逃げ惑う巨大生物の姿も目撃されている。
これらグロブスターの正体は発見から100年以上が経過しているのにも関わらず、正式な研究機関が調べたことはない。
なぜならグロブスターは大きさや腐敗した体からクジラの脂肪が分離され、流れ着いたものと判断されることがほとんどだからだ。
そのため新種の生物とは認知されず、すべて「謎の死骸」という名目で処理されることが多い。
しかし、このような巨大生物がどこから現れ、どのような頻度で流れ着くのかは不明であり、今も「海のミステリー」としてUMAファンの人気は高い。
ダイオウイカや巨大サメが注目を浴びる今だからこそ、グロブスターの徹底的な研究が待たれるところだ。
(山口敏太郎事務所)