山口敏太郎氏が聞いた話によると山寺氏の奥さんは以前、都内某所で空を飛ぶ宇宙人の姿を見たことがあるという。山寺氏曰く奥さんがビルの窓から見た宇宙人の姿は、まさに異形の怪物でまるで右の写真のような姿をしていたという。
右の写真は1952年、ウェストヴァージニア州ブラクストン郡フラットウッズの山中で目撃された『フラットウッズ・モンスター』のイラストである。
1952年、5人の少年たちが同山中で赤く光る物体が落下していくのを目撃した。その内の一人メイ少年が母親のキャスリーンと州兵隊員のジーン青年に知らせ、全員で着陸地点へ行ってみた。すると丘の頂上には3メートル程の物体が火の玉のように輝いており、周囲には刺激臭がする霧が立ち込めていた。
その時、シューと言う音を立てながら異形の生物が現れた。身の丈は3メートル超、赤い顔にスペード型の頭、目は 青みがかったオレンジ色に輝き、鋭い爪のある指をしていた。また、腰にひだのある緑の服を纏っていたという。日本で『3メートルの宇宙人』の名でも知られるエイリアン『フラットウッズ・モンスター』が出現した瞬間であった。
全員はパニックになって逃げ出したが、悪臭のする霧を吸ったためとみられる鼻の痛みやのどの腫れに長い間悩まされたという。後に通報を受けた保安官たちが森に入ったが、既にエイリアンは姿を消していたという。
そのインパクトある造形と特徴で広く知られるようになったフラットウッズ・モンスターだが、今回、ご紹介している一番有名な絵は新聞記者が話を面白くするために誇張して描いたもので、実際はもっと地味な『四角と丸を組み合わせたような物体に光る目玉のようなものがついている』どちらかというとロボットのような印象を与えるものだったという。
現在ではこの事件は、隕石の落下と丘から見える航空障害灯、森にすむメンフクロウを誤認した事と集団ヒステリーによるものと考えられている。
しかし、山寺氏の奥さんをはじめ日本でもフラットウッズ・モンスターの目撃例がある点を考えると、決して見間違いや想像だけの存在であったとは考えづらいのだ。(なお、山寺氏の奥さんは宇宙人などに詳しくなくフラッドウッズモンスターに似た容姿であったのはスタッフや山寺氏の指摘で気がついたという)
現在は宇宙人と言えばリトルグレイタイプ一択となってしまっている節がある。またいずれ、フラットウッズ・モンスターのような自己主張の強い宇宙人が地球に来訪してほしいものである。
(山口敏太郎事務所)