この謎の光点が次第に近づき、目の前に降りてきて中から宇宙人が…となれば最高の展開ではあるが、現実にはなかなかそこまで都合良くは行かないものである。だが、世の中には実際にUFOを目撃し宇宙人と遭遇、対話したという人物が少なからず存在する。一般にコンタクティやアブダクティとされる人々だが、このコンタクティの草分けとされているのがジョージ・アダムスキー氏だ。彼は1952年にアリゾナの砂漠で仲間とともにUFOを目撃、更に着陸 したUFOから現れた金星人とテレパシーで会話。火星人や土星人とも出会い彼らとともに何度もUFOで宇宙旅行を行ったという。彼はこれらの体験を自著にて報告。その衝撃的な内容は反響を呼び、ベストセラーとなった。なお、この時に撮影された空飛ぶ円盤は「アダムスキー型」と呼ばれ、UFOの形状の代表格 となった。
初のUFOコンタクティということで注目され、未だに支持者の存在する人物ではあるが、彼の体験は非常に荒唐無稽であり、話も過去に自分で執筆したSF小説の焼き直しであったり、一緒にUFOを目撃したとする仲間との証言に食い違いがあるなどの点から、研究者からは殆ど相手にされていないのが実情である。
ところが、アダムスキー型UFOは2013年にも頻繁に目撃され、リアルライブでご紹介させていただいた「大阪府泉大津市のUFO」をはじめ、10月には香港の某都市で夜空に停止しているUFOが目撃され撮影されている。
アダムスキーがUFOを撮影してから60年あまり。2014年は改めてアダムスキー型UFOが見直される年になりそうだ?
※写真は代表的なアダムスキー型UFOの写真(撮影:ジョージ・アダムスキー)
(山口敏太郎事務所)