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沖縄に映画アバターの生物がいた? 〜アバサー〜

 画期的な3D映像として、大ヒットした映画アバター。
 2010年4月にアバターのDVDが発売され、ファンの方は真っ先に手に入れてるかと思われる。だが、沖縄にはアバターに匹敵するリアル3Dの生物が存在することはご存じだろうか?

 その名はアバサーだ。
 エメラルドグリーンの海に生息するアバサーは普段 2Dの状態である。
しかし、敵に襲われた時には目いっぱいに空気を吸い込み、体を膨らませた状態で威嚇するのだ。
 そう、アバサーの正体は沖縄方言でいうハリセンボン。
 普段のウロコは2Dの状態で、身の危険を感じると体を膨らませることにより、トゲが3Dになり、飛び出てくる。リアル3Dなので3Dメガネはいらない。アバターとの違いを上げるとすれば、アバサーは食べることができる。沖縄ではアバサー汁としてよく知られてる料理だ。
 フグのように肝に毒が無いため、アバサー(ハリセンボン)のトゲをしっかり抜いて調理すれば絶品グルメを味わえるのだ。
 味にコクを出すため、肝を入れ、味噌や塩でしっかり味をつければ美味しく仕上がる。現在は通販として購入が出来るため、アバターのDVDを見ながらアバサー汁を食べるというスタイルも良いのではないだろうか。

※通販では食べやすいようにアバター(ハリセンボン)のトゲは抜いてある
※写真提供 独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立沖縄青少年交流の家

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