芸能人にとってマネージャーはもっとも身近な存在である。彼らのマネジメント能力次第では芸能人としての運命が左右される場合もある。
「『グゥ〜』などのフレーズでブレイクを果たしたお笑い芸人のエド・はるみはすっかりテレビで見ることがなくなりましたが、原因はマネージャーにあったようです。仕事のオファーを簡単に断ったり、アンケートを返さないなどの不義理をテレビスタッフに次々と働き、それがエド本人の悪評となって業界に広がり、仕事がなくなってしまったそうです。彼女の所属する吉本興業は一人のマネージャーが大量のタレントを抱えることで知られ、連絡の行き違いなどはほかの事務所より起こりやすいといえますが、これはさすがにひどいケースでしょうね」(芸能ライター)
さらには、マネージャーのせいで経済的な被害を負うケースもある。
「タレントの加藤夏希は、元マネージャーの男性に3000万円以上を横領されました。マネージャー兼恋人であったため、余計に事情が複雑になってしまったといえるでしょう。歌手の矢沢永吉も、金銭の管理を任せていた事務所の男性が、勝手に行った投資に失敗して、35億の借金を背負ってしまいます。しかし、音楽活動を続け、わずか6年で完済しています」(前出・同)
芸能人を目指すにあたっては、本人の才能や努力はもちろんのこと、マネージャー選びも重要かもしれない。