ジョンは、コメディ映画は人気があるものだとは思っているが、殆んどの賞レースにノミネートされないことには特に驚かないという。
「コメディは本来たいしたことがないって、それは受け入れるよ。でも、コメディは観客が即応して愛される映画であるんだから、作り手として毎年の授賞式には選出されるべきだよね?」 「だけど、どうしてかは理解出来るんだ。もし誰かがコメディの王様になったとするだろ、そうすると前の王様はその時点でそのポジションから陥落するんだよ。ホンモノの王様とは正反対な仕事なんだよ」
2002年に映画『シカゴ』でアカデミー賞の助演男優賞候補になったジョン、『サイラス』はドラマとコメディのパーフェクトなクロスオーバーだと語った。
この作品で、好きになったマリサ・トメイ演じるモリーの息子サイラス(ジョナ・ヒル)とケンカをするジョン役を演じるジョンは、「かなり自由があたえられていたことは、良かったよ。真実や正直である限り、事実って気まずくなり得るよね。この映画は、ストレートなコメディよりも、深層心理に訴えるよ。それでもたくさん笑うところはあるけどね」と語っている。