スポーツ
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スポーツ 2020年06月03日 18時30分
オリックス・モヤに「首脳陣への造反か?」ファン困惑 代打登場後の“無気力三振”、「昔の落合みたい」との声も
2日に行われたオリックス対ソフトバンクの練習試合。この試合に出場したオリックス・モヤのプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 オリックスの本拠地・京セラドームで行われた同戦。スタメンではなくベンチスタートだったモヤは、9回裏2死の場面で代打として登場。「1-2」と1点ビハインドの状況だったため、一発が出れば同点という場面だった。 しかし、打席に立ったモヤは棒立ちのまま、相手投手・モイネロの投げる球を打つそぶりを見せず。結局、最後までバットを振らないまま5球目で見逃し三振となり、試合もそのままオリックスの敗北となった。 ネット上には「どうしたんだモヤ、全くやる気がないじゃないか」、「なんか不貞腐れてるような雰囲気だな、何か不満でもあるんだろうか」、「首脳陣への造反か?何の意味もなく棒立ちって言うのは考えづらいし」といった反応が多数寄せられている。 一方、「昔の落合みたいに、バットを振らず球筋だけを見る日って決めてたんじゃないの?」、「落合と同じように、変にバット振ってフォーム崩さないようにしたんじゃないか」といった、元中日監督・落合博満氏と絡めたコメントも散見された。 “首脳陣への不満説”の背景には、現在モヤが置かれている状況があると思われる。昨年6月に中日から金銭トレードで移籍したモヤは64試合で10本塁打をマークする活躍を見せたが、チームは同年オフにジョーンズ、ロドリゲスといった新助っ人打者を補強。外国人枠の兼ね合いを考えると、この両名が健康ならモヤの出場機会は極めて少なくなるのではとの見方は強い。 実際、同戦でもジョーンズが「4番・右翼」、ロドリゲスが「2番・指名打者」で先発した一方でモヤはベンチスタート。序列の低さに不満を募らせたモヤが、首脳陣への抗議としてバットを振らなかったのではと推測するファンは多いようだ。 「落合氏を引き合いに出したコメントが散見されたのには、当時ロッテに所属していた落合氏が1986年に見せた行動が関係していると思われます。同年の落合氏は巨人とのオープン戦に出場した際、『調整不足のまま球を打つとフォームが狂う』との理由で一度もバットを振らないまま試合を終えたことがあります。当時は『落合の考えは分からない』と懐疑的な声もありましたが、落合氏は同年シーズン、2年連続の三冠王を獲得するなど結果を残しこうした声を封じました」(野球ライター) 現時点(3日午後4時半時点)ではモヤの“無気力三振”について、本人や球団から特にコメントは出されていない。プロ野球ファンをざわつかせたプレーの真意は果たしてどこにあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月03日 18時00分
巨人と阪神が共闘! 「支配下登録40人」コロナ赤字回避
コロナ禍を乗り越えるため、あのGTが共闘! 両伝統球団の巨人と阪神が目指す近未来像とは…。 去る5月22日、日本野球機構(NPB)は、Jリーグと連携するオンライン形式の第8回連絡会議と、12球団代表者会議を開催。同日、発表には至らなかったが、プロ野球全球団は6月19日のペナントレース開催に向け、奔走を続けることを確認した。「この日、開幕戦の日程を発表できるかも、との事前情報もあったんです。代表者会議後、『5月中に』とトーンダウンしましたが、出席者の表情は明るかったです」(スポーツ紙記者) しかし、「その問題はこっちに置いといて」と“棚上げ”にされた話もある。興行収益の大幅ダウンをどうやって取り戻すか、だ。「カネの話は後々、響いてきますよ。旧ベイスターズが球団を手放したことと、東日本大震災は無関係ではありません。12球団がスクラムを組み、きちんと対策を講じておかないと」(同) 現在、「70人まで」とされている支配下選手登録数を「40人に減らす案」があるそうだ。その発信源は不明だが、参稼報酬(チーム総年俸)を減らして急場をしのぐというプランだ。選手会は絶対に認めないだろうが、前回の第7回代表者会議でこんな意見が交わされたという。「来年からしばらくの間、通常143試合のペナントレースを148試合に拡大する提案がされました。リーグ内の各対戦カードを1つずつ増やすんです」(関係者) その牽引役は、巨人と阪神だ。「148試合案」は、雨期の試合中止による終盤戦の日程調整、選手への負担なども考えれば、実現可能な数値だ。しかし、“GT共闘”に戸惑う他球団出席者は少なくなかった。「6月19日の開幕を目指すという強い言葉が、巨人、阪神の双方から出て、他のセ4球団もそれに追随していきました」(同) GTの意見合致に他球団が驚いたのは、両球団が他の議案で激しくぶつかっていたからだ。 その話は、3月9日にさかのぼる。「実行委員会で、現役ドラフトについて協議されました。阪神は導入に賛成の立場を表明し、巨人は反対。『戦力の均衡化』の解釈を巡り、一方が机を叩く場面もあり、育成選手を育てる可否まで話が及び…」(同) もっとも、両伝統球団が早期の開幕戦を強く言わなければ、12球団はスクラムを組めなかっただろう。 支配下登録を40人に減らす案は消えていない。今後、両球団が非難覚悟で議論に加えるのではと予想する声も聞かれた。 球界の未来のためにはGT共闘が不可避か。
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スポーツ 2020年06月03日 17時00分
元巨人・上原氏、大学卒業後はMLB入りの予定だった? 現地スカウトのキツイ“忠告”で断念か、口説いてきた球団名も明かす
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が、2日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身のプロ入り前の裏話を語った。 1998年ドラフトで逆指名でのドラフト1位として巨人に入団した上原氏。本動画では自身の大学時代をテーマに、プロのスカウトが上原氏に注目するようになったきっかけやプロの世界に行きたいと思った理由などについて語ったが、その中でドラフト前にMLB球団との接触があったことを明かした。 上原氏によると、自身が大学4年生だった1998年夏にあるMLB球団から誘いを受け、同球団の試合を現地観戦したり球団上層部と会ったりしたとのこと。上原氏はその球団から「『ちょっと観に来いよ』ぐらいで軽かった(感じ)」で誘いを受けたのだという。 続けて、上原氏はその球団を含め3、4のMLB球団からも同様の誘いがあったことを告白。また、そのうちの1つが同年に創設されたダイヤモンドバックスだったことや、「『新球団ができたからその顔に』みたいな感じで入ってくれと言われた」という同球団の誘い文句も明かしていた。 こうした誘いを受けたこともあり、当時は「90%以上はMLBに行こうと思っていた」ほど気持ちが固まっていたという上原氏。ただ、そこからドラフトまでの期間にあるMLBスカウトから「100%の自信がないならアメリカでは通用しねえ!来るな!」と言われたという。 この言葉を受けた上原氏は、「『100%の自信って言われたらなあ…』って(気持ちに)なって、言葉の壁や医療関係、住むところとだんだん(自信の)パーセンテージが下がっていった」とのこと。そのため、NPBのプロ志望届の提出期限前日にNPB入りすることを決断したという。 「(スカウトの言葉は)本当に『そうだな』と思った。そんなに甘い世界ではないし、ましてや日本人選手がそんなに(MLBに)行ってない時代だったので」という上原氏。「その(MLBに行かない)選択は僕の中で間違ってたとは思っていない」と断言していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「MLB球団が複数接触していたっていうのは初めて知った」、「実力だけなら通用したかもしれないけど、環境の違いなどに対応できたかは分からないしNPBでプレーして正解だったと思う」、「MLBに直接行ってたら一体どんな現役生活になってたんだろうな」、「上原はNPB1年目にいきなり20勝したから、MLB直行でも2ケタ前後は勝てたんじゃないか?」といった反応が多数寄せられている。 今でこそダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)、大谷翔平(エンゼルス)など、複数の日本人メジャーリーガーが活躍しているMLB。ただ、上原氏がMLB行きを断念した1998年当時、日本人選手がMLBに移籍した例はまだ7例しかなかった。 上原氏はプロ入り後巨人のエースとして活躍した後、2008年オフに海外FA権を行使しオリオールズに移籍している。一度は諦めたMLB入りを10年越しにかなえた形となったが、上原氏は「巨人で10年間やったら今の自分がある。『直接行ってれば良かったかなあ』というような思いはあまりない」とも語っていた。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年06月03日 12時00分
“9月入学”が実現したら正月の風物詩も様変わり…箱根駅伝に与える大きな影響とは
5月27日、政府は新型コロナによる全国的な学校休校を受けて検討した2021年度からの“9月入学”の導入を見送る方針を固めた。一方で、自民党内では9月入学賛成派も多いことから、将来的な導入についての議論は続けるという。「そもそも授業の遅れを取り戻す目的から“世界基準”の9月入学に学校スケジュールを組み直す話が出始めていました。米国、中国なども9月入学なので留学はしやすくなる。その影響は、国内の学校スポーツにも大きく及ぶ話です」(スポーツ協会担当記者) その一例が、新春恒例の箱根駅伝だ。大学の3大駅伝といえば、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、そして、1月の箱根駅伝。出雲が行われる10月には箱根の予選会も開催される。つまり、9月入学になると、入部わずか1カ月で大舞台を迎えることになるわけだ。「高校と大学では、同じ長距離でもランナーに求められるものが違います。高校の長距離ランナーが重要視している大会は、インターハイ(IH)と全国高校駅伝。IHは1500メートルと5000メートルだから、スピードが重視。これに対し、大学の駅伝は1区間が10キロ強。スタミナ勝負の世界です」(スポーツライター・飯山満氏) 高校生ランナーは4月に入学後、トラック走の大会で場数を踏むが、変貌を遂げるのは8月だという。「8月の合宿は、まさに地獄。炎天下の中、毎日30キロ走を午前と午後で2回やるか、30キロ走と25キロのクロスカントリーをやります。月間1000キロなんて当たり前。そこで4月入学の1年生はふるいにかけられ、出雲、箱根予選、全日本で頭角を現していくのです」(同) もし9月入学となった場合、わずか1カ月、夏合宿を経験していない1年生が大学初年度からデビューすることもあり得る。よほどの天才であればだが…。「全国高校駅伝の主区間は8〜10キロです。20キロ程度の区間が続く箱根に対し、出雲は1区間が少し短い。とはいえ、どの大学も2年生からデビューさせることになるでしょう」(前出の担当記者) 何はともあれ、9月入学はお正月の風物詩さえも変えることになるというわけだ。
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スポーツ 2020年06月03日 11時40分
西武・辻監督、「新1番」は金子でいく? 当初の構想から一転、昨季の“成功体験”も起用法に影響か
獅子の新1番バッターは、金子侑司か、それとも、新加入のコーリー・スパンジェンバーグか…。辻発彦監督は自身の意見を引っ込めて、金子にチャンスを与えるのではないだろうか。 パ・リーグ優勝チームの埼玉西武ライオンズが巨人との練習試合に勝利した(6月2日)。注目の「新1番」に抜擢されたのは昨季の盗塁王・金子だったが、存在感を見せつけたのは、スパンジェンバーグの方である。 「辻監督は昨秋のキャンプ時点から、金子の努力を認めていました。今春キャンプでもメディアの取材で、『1番に定着しようと必死にアピールしている』と話していました」(スポーツ紙記者) 安打製造機・秋山(現レッズ)のメジャーリーグ挑戦により、西武は1番バッター不在に陥った。昨季は「1番金子、3番秋山」でスタートしたが、打線がつながらず、得点効率を高めるため、辻監督は「1番秋山」の打順に戻している。その後、投打もかみ合い、8月以降の快進撃で逆転優勝を遂げている。金子の1番バッターは“再挑戦”でもあるのだ。 辻監督が金子に期待しているのは本当だが、こんな情報も聞かれた。「スパンジェンバーグを1番にしたら面白いんじゃないか?」と、何度か口にしてきたそうだ。チーム関係者がこう続ける。 「秋山のメジャー挑戦は早い段階から球団も認めていたので、スパンジェンバーグは19年12月と、早い時期に契約しました。外国人選手を絞り込んだ後、辻監督も映像を見ているんですが、『アグレッシブな選手。足も速いし、チームの士気を高めてくれそうな…』と話していました。長打力もあり、攻撃的な、新しい1番バッターとしてその可能性を感じ取っていました」 2日の巨人戦では、菅野からソロアーチを放っている。だが、メジャーリーグ、マイナー時代のデータを見てみると、1番での試合出場はほとんどない。辻監督は米球界時代とは異なる新たな可能性にも期待したわけだが、やはり、「金子で行く」との見方が強い。 「優勝した18年のオフ、菊池雄星、浅村、炭谷が抜け、それでも19年は連覇を果たしました。19年オフは秋山が退団しました。西武は優勝しても主力選手の流出が止まりません。現場を預かる辻監督は大変だと思いますが、18年の優勝よりも19年のようなチームスタイルを理想としています」(前出・関係者) どういう意味かというと、18年は4月から首位をキープしてそのまま優勝した。19年は投打の主力選手が抜けたため、打線を改造した。それが「1番金子、3番秋山」の打順だった。「1番秋山」に戻したのとほぼ同時期に、打撃不振に陥っていた山川穂高を7番に下げ、ベテラン・中村剛也を4番に戻している。辻監督は選手を育てるために我慢もするが、失敗したら改める柔軟な発想力を持っている。ライバルチームに追い掛けられていた18年よりも、尻上がりにチームの調子を挙げていき、逆転優勝した19年の方が、選手はもちろん、辻監督自身も精神的にラクだったという。 1番バッターの定着を狙う金子に対し、「好きにやらせてやろう」と思っているのだろう。辻監督と言えば、試合中は腕組みをし、眉間に深い皺を寄せ、コワイ表情でグラウンドを見ている印象も強い。しかし、「本当は饒舌で優しい」(前出・同)という。打線の力で勝ってきた。金子が1番バッターとして覚醒できれば、辻監督が試合中にコワイ表情を見せることがなくなるのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月03日 11時00分
プロ野球開幕に向けて練習試合が開催!ヤクルトが18安打15得点の猛攻を見せる
プロ野球は、開幕に向けて2日から練習試合を開幕させた。 東京ヤクルトは、神宮球場で同じセ・リーグの中日と対戦。18安打、15得点の猛攻を見せている。 初回に2点を先制すると、2回には坂口智隆が「打ったのはカットボール。どんどんアピールしないといけないと思っているので良かったです」と振り返るタイムリーを放つ。4回には、村上宗隆、雄平、山崎晃大朗、西浦直亨のタイムリーで一挙10点。山崎は「チャンスで四球の後だったので積極的に打とうと思っていました。打てて良かったです」と語ると、西浦は「途中出場なのでとにかく集中して打席に入りました」とコメント。 5回には、村上が練習試合初戦で、レフトスタンドにホームランを放ち、ダメ押し。「打ったのはストレート。自分らしく逆方向の本塁打だったので次に繋がる一発になりました」と手応えがあったようだ。 投げては、先発の新外国人イノーアが、5回を62球、6安打打たれたが、7奪三振、1失点と合格の投球内容を披露。「低めにしっかりとコントロールできていた。ゴロアウトと空振りを多く取ることができたのが良かったが、球が浮いてしまうと打たれてしまうので、気をつけていきたい。これからもテンポ良く、野手にとって守りやすい投球をしていきたい」と本人は課題を挙げながら、自身の投球内容を振り返っていた。 中日は、先発の柳裕也が3失点、2番手の橋本侑樹が10失点と、ピッチャー有利のこの時期にしては不安な結果になってしまった。明日、明後日も同一カードが行われる。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月03日 06時30分
近鉄助っ人がスタンドで観客をボコボコに! 張本氏・ノムさんも心酔した好打者、前代未聞の凶行に及んだワケは
新型コロナウイルスの影響で開幕延期が続いていたが、6月19日に開幕することが決定している今シーズンのプロ野球。同月2日からは練習試合も始まるなど、開幕へ向けた調整が本格化している。 2日の練習試合ではDeNA・オースティンや西武・スパンジェンバーグなど、複数の助っ人打者が本塁打をマークしている。こうした助っ人はシーズンに入っても大暴れすることが期待されているが、今から約60年前にはある助っ人がグラウンドではなく観客席で大暴れした試合がある。 1961年6月3日、西宮球場で行われた近鉄対阪急の一戦。阪急1点リードで迎えた5回裏、二塁の守備についていた近鉄・ブルームが突然守備位置から一塁ベンチ方向へ向け猛ダッシュ。この時点で当時の観客は「なんだなんだ?」と騒然となっていたという。 一塁ベンチ横の金網を乗り越え内野スタンドに降りたブルームは、観客席にいた男性客の1人に突進。そのまま男性客の顔面を殴り付けると、倒れ込んだ男性客をさらにスパイクで踏み付けるという暴挙に出た。 試合中の選手が突然観客を暴行するという事態に球場はさらに騒然となる中、駆け付けた警備員や周りの観客が必至にブルームを制止。ただ、ブルームの怒りは収まらず、その直後に退場処分となった後もベンチ裏で男性客へ暴言を吐き続けていたという。 球界では後にも先にも例がない“観客への暴行”を犯してしまったブルームだが、なぜこのような事態を引き起こすに至ったのかはその後の報道で判明する。当時の報道によると、殴られたのは兵庫県内に住む阪急ファンの男性客だったが、この男性客が実は試合中のブルームに対し「ヤンキー・ゴー・ホーム!(アメリカ人は帰れ!)」と人種差別的なヤジを飛ばしていたとのこと。これを聞いたブルームは「アメリカ人にとっては許せない言葉」と激怒し凶行に及んでしまったという。 暴行により右手などに怪我を負った男性客は、当初ブルームに対し刑事告訴も辞さない構えだったというが、後に自身の言動を反省し被害届は出さなかったとのこと。ただ、近鉄側はブルームに対し「出場停止7日間+罰金5万円」という処分を下している。 ここまでの経緯を見ると粗暴な助っ人という印象が強いブルームだが、気さくな一面も見せた人物ともいわれている。ブルームは2年連続(1962-1963)で首位打者に輝くほどの好打者だったが、打撃のコツを聞きに来た張本勲(当時東映)や野村克也(当時南海)には親身になってアドバイスを送っていたという。 また、前後は不明だが今回の一件と同じ1961年には、妻の退院のため訪れた病院で輸血をしなければ命が危ない女の子の赤ちゃんがいるという話を聞き、自ら輸血を申し出て女の子の赤ちゃんの命を救っている。なお、それから30年後の1991年12月には、母親となった女の子が自身の赤ちゃんを連れて、プロ野球OB戦出場のため来日中だったブルームと再会を果たすという感動的な出来事があったことも広く伝えられている。 今回取り上げた出来事からは約60年が経過しているが、観客のヤジが選手を激怒させたり、委縮させたりといったことは現在でも少なくない。今シーズンは当面無観客で行われる予定のためしばらくはヤジがないことが予想されるが、観客を入れた試合が解禁された後も心ないヤジが飛ばないことを願いたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月02日 22時30分
本拠地開幕のオリックス「大阪と共に戦う!」特別動画が反響!
6月19日より東北楽天を相手に戦う京セラドーム大阪での開幕3連戦から、今シーズンの幕を切るオリックスが1日、開幕戦に向かう球団の思いを込めたスペシャルムービー「We are STRONG OSAKA」を公開し、ファンの間からは早速大きな反響を呼んでいる。 「We are STRONG OSAKA」のコンセプトについて、球団の担当者は「私たちは今、新型コロナウイルスと雄々しく戦う大阪の力強さを感じずにはいられません。命を守るために昼夜を問わず献身的なお仕事を続けておられる医療従事者の皆さん、我慢の日々を耐え抜いていらっしゃる多くの方々、そして、このような状況にあっても開幕を待ち望んでいてくださるたくさんのファン。様々な人に支えられて、オリックス・バファローズは6月19日に今シーズンの開幕を迎えます。大阪の強さは私たちのパワーです」とコメント。 動画は球団公式の各種SNSやYouTube、BsTVで視聴可能だが、ツイッターでは1日で約2万回再生されており、ドキュメンタリータッチに作られた作品に対するファンの反応も上々だ。また、球団では「野球で笑顔に」「みんなでバファローズ」をテーマに、ファンからグッズのデザイン投票を受け付けたりするなど、しばらく「おうち観戦」となってしまうファンに対してのアプローチをし続けている。 選手とファンがいっしょにグッズを製作するという初の試みだが、今回製作されるグッズは、選手たちが練習などで着用し、またオンラインショップでの販売も予定しているという。バファローズとファンが作るグッズで、グラウンドにも、スタンドにも、そしてテレビの前にも、笑顔を届けたい思いからこの企画が生まれたという。 これらのプロジェクトを成功させるためにも、今年こそ開幕戦の連敗を止めて、スタートダッシュに成功する必要がある。なぜならファンにとって、勝利以上の喜びはないからだ。(どら増田・画像は球団提供)
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スポーツ 2020年06月02日 20時30分
福本豊氏、阪神・近本の独自の練習法に「指の使い方を覚えられる」と絶賛 2年目の飛躍へ向けた課題も指摘
元阪急で野球解説者の福本豊氏が、1日放送の『ガチ虎!』(ABCラジオ)に電話で生出演。阪神・近本光司について言及した。 今回番組では5月19日に収録され、同月28日に『虎バン』(ABCテレビ)の番組公式ユーチューブチャンネルで公開された福本氏と近本の対談を音声付きで紹介。紹介後に福本氏は近本について語った。 福本氏はまず、対談の中で近本が語った「裸足で砂の上や山道を走る」という調整方法に着目。「裸足で走ると、足の裏や指の使い方を覚えられる。今の運動靴は優秀だけど、使うものを使わないっていう(部分がある)」と、靴の性能に頼らずに脚力が鍛えられる調整方法だと評価した。 福本氏は続けて、近本の今シーズンについて分析。昨シーズンは「前半戦は(他球団が)『どんな選手かな?』と探りを入れてたけど、後半戦はデータを(洗い)出されて数字が下がった」としつつも、「攻められ方の中身もだんだん分かっただろうから、(昨シーズンに比べて)対応はできると思う」と推測した。 また、福本氏は近本に対し、自身の盗塁やチームの得点効率を上げるために出塁率を最も重視すべきと指摘。「去年は三振も多かったけど、(減らせば)その分だけヒットや四球も増える」と、出塁率を上げるために昨シーズンの「110個(セ・リーグワースト9位)」から1つでも三振数を減らすことが必要だとした。 福本氏は番組の最後に、「一番の敵は調子云々ではなく故障。特に足回りの故障はごまかしがきかないからね」と近本にアドバイス。怪我なく1年を戦い、個人、チーム共に良い成績を残してくれることを期待していた。 今回の放送を受け、ネット上には「砂の上を走るのはボクサーとかもやってる練習だからかなり効果あるんじゃないか」、「去年は出塁率が3割ちょっとしかなかったから、率上げれば40、50盗塁は出来るはず」、「三振を減らして塁に出る回数が上がれば、投手の気が散って後ろの選手も打ちやすくなりそう」、「近本に抜けられると相当キツイから、福本の言う通り怪我だけには気をつけて」、「チームの勝ち負け関係なく見たいと思える選手の1人だから、とにかく1年間健康に過ごしてほしい」といった反応があった。 昨シーズンはルーキーながら「142試合・.271・9本・42打点・159安打・36盗塁」といった数字をマークし、盗塁王や新人特別賞も獲得した25歳の近本。福本氏の期待に応え、昨シーズン以上の成績を残すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月02日 18時00分
朝日新聞と都道府県高野連「全面戦争」
地方高野連と朝日新聞と全面戦争へ――。 夏の甲子園大会の中止が決まった一方で、47都道府県の各高野連は独自の地方大会を開催する。“反乱軍の旗印”となる元大阪府知事、市長で弁護士の橋下徹氏には電撃都知事選出馬の情報が浮上した。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月20日、日本高野連と朝日新聞社は、第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕予定)と、同大会への出場権をかけた地方大会の中止を発表したことが、日本中に波紋を広げている。中止した一方で、47都道府県の高野連が代替開催する地方大会については、「自主的な判断にお任せする」と容認したからである。「要は、試合をやってもいいが、新型コロナウイルス患者が出たときに、自分たちで責任を取りなさいと。我々は言ったよね、止めるべきだ、と。これじゃあ、責任放棄以外の何ものでもない」(都高野連関係者) 主催者は、昨夏の甲子園の全国大会でも約2.1億円の黒字を出しているが、その財源は約72万人の入場料収入だ。純資産が18億円もありながら、無観客での全国大会開催を放棄。赤字が出る地方大会からはさっさと逃げ出し、地方の高野連に丸投げした構図となる。「各地の高野連は、上部組織の日本高野連に文句が言えない。そのため、これまで散々、新聞拡張に利用してきた朝日新聞に非難が集中している。47都道府県の各高野連では、東京、神奈川、静岡、福井、秋田、香川、佐賀、沖縄…などが単独開催に名乗りを挙げ、混乱に歯止めがかからない状況だ」(スポーツ紙デスク) 不要不急の外出自粛を求めていた政府の緊急事態宣言は、5月14日に39県を解除。21日には大阪、兵庫、京都で、25日には残る1都1道3県でも解除され、大阪の吉村洋文知事は「コロナ感染症対策をとりながら大阪大会だけでも実現できないか準備に入る」と表明。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が援護に回り、全国的に勢いがついた。「目指していた子たちからしたら、夏の甲子園が命だからね。それにしては、大人の判断が簡単な方に流れすぎ」と橋下氏。吉村-橋下連合が、メディアで「地方大会の正統性」を主張することで、日本高野連の息のかかった地方高野連も開催に雪崩を打っている。 橋下氏は、高校野球を橋頭堡に、同じように中止になったインターハイ、文化大会などについても各都道府県に独自開催を訴え、3年生を救おうとしている。 そこで噂されているのが、東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)の電撃出馬だ。「夏の甲子園や全日本吹奏楽コンクールは、天敵ともいえる朝日新聞社の主催だから気合いも入る。ガンガン攻め、後出しジャンケンで当選をかっさらう戦略」(全国紙政治部デスク) 都知事選は、自民党の二階俊博幹事長が小池百合子氏を推薦する方針を示したことで無風が予想されたが、元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏の出馬が濃厚となり、波乱の様相。 これで投票率は上がり、「敵の敵は味方」という反小池、反安倍政権陣営を味方につければ、勝利は見込めるという計算だ。 春夏連続の甲子園中止は史上初。プロを目指す高校3年生や父兄にとって、極めて残酷な話と言わざるを得ない。 昨年のドラフト会議でロッテに1位指名された佐々木朗希投手は、東日本大震災で父功太さんと祖父母を亡くし、自身を含めた3兄弟を母陽子さんが女手一つで育てあげた。その陽子さんの苦労が分かるからこそ、全国の人が祝福した。このままでは、球児を育ててきた親の苦労が報われない…。 また、プロ球団にとっても、ダメージは大きい。「各球団は毎年、新人選手獲得の契約金に3億円超を使っています。しかし、春夏の甲子園がなければ、スカウトたちは高校球児の成長過程がつかめず、強く推せず、発掘もできません。結果、ある程度の評価ができている社会人や大学を優先させることになり、野球強豪校にとっても痛手は大きい」(スポーツ紙記者) プロ野球選手の輩出は生徒獲得の有力な武器で、学校の事業継続、部の運営にも直結する由々しき事態。それを救済するのが、各都道府県が単独で実施する地方大会なのだ。その先の甲子園大会こそなくても、優勝すれば、甲子園出場と同じ評価が得られる。原則、無観客試合で実施し、ネット裏席にプロ野球のスカウト、大学、社会人野球の関係者を招く。選手のトライアウトのような大会となる。 朝日新聞社らが独自の地方大会を容認したのは、大会には全国で約3800校が参加し、およそ250球場を使用する。それに伴う選手の移動費、運営を担う役員や審判員、医療スタッフの配備や費用は「地方高野連単独では賄えない」というおごりも透けて見える。 しかし、地方高野連には、それぞれの県紙や地方テレビ局が協力を申し出ており、東京や大阪の大都市部は読売新聞の支援が期待できる。地方大会の決勝戦の視聴率は15%を超えるドル箱で、ネット動画配信の収益も見込める。「とにもかくにも『朝日には頼りたくない』という思いが士気を高めている」(前出・デスク) プロ野球は6月19日に無観客で開幕することを決定。「なぜ甲子園だけ?」と、開催を取り止めた反発は急加速している。
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俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈ド迫力の外国人“頂上決戦”〉
2016年02月22日 18時00分
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スポーツ
小橋建太「青春の握り拳」インタビュー いま蘇る四天王時代と全身全霊のプロレス愛!
2016年02月21日 16時00分
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スポーツ
新日本プロレス2・11大阪&2・14新潟に軍団再編の春一番が吹いた!
2016年02月21日 12時00分
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スポーツ
W杯通算40勝でも“凄さ”が伝わらない! 高梨沙羅は地味キャラを脱皮できるか
2016年02月19日 16時00分
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スポーツ
清原ショック直撃! 金本阪神 投手・打撃ともに最低レベルの悲鳴(2)
2016年02月17日 16時00分
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スポーツ
清原ショック直撃! 金本阪神 投手・打撃ともに最低レベルの悲鳴(1)
2016年02月16日 16時00分
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スポーツ
キャンプ番外編 新ルール適用で阪神が逆恨みされる?
2016年02月16日 12時13分
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スポーツ
2016年プロ野球キャンプ情報「混セとパ1強5弱」説は本当か?(巨人編)
2016年02月15日 17時37分
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スポーツ
2016年プロ野球キャンプ情報「混セとパ1強5弱」説は本当か?(DeNA編)
2016年02月14日 13時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分