スポーツ
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スポーツ 2020年05月27日 18時00分
広島・菊池、ソフト・千賀、日ハム・有原… 経営ひっ迫放出か
ペナントレースを開催できたとしても、今季は無観客試合が必至だ。「120試合前後になるのでは?」(在京球団スタッフ) プロ野球界は6月19日の開幕戦を実現させようと、懸命に動いている。しかし、「試合を早く」の動きが活発になるにつれ、懸念材料も色濃くなってきた。無観客試合による経営難だ。「プロ野球は『1試合約1億円』の収入が見込めます。そこから諸経費を引いていくんですが、お客さんがゼロになれば、チケット、飲食、グッズなどの売り上げが見込めません。つまり、ペナントレースが始まっても経営的危機は変わらないのです。メジャー志望の強い選手をポスティングシステムで出す話まで聞こえてきました」(ベテラン記者) メジャー挑戦の意思が強いとされる、もしくは近年中の挑戦を表明している選手といえば、ソフトバンクの千賀滉大(27)、日本ハムの有原航平(27)、DeNAの山𥔎康晃(27)、巨人の菅野智之(30)らが挙げられる。交渉まで行いながら挑戦を諦めた広島・菊池涼介(30)の“再挑戦説”も出てきた。「広島は31億円強(推定)の総年俸を払っています。近年のカープ女子ブームで球団は十分に潤っていますが、昨年はBクラスに沈んだにもかかわらず年俸総額が増えました。選手が実績を積んだためです」(同) 若手も順調に育っているが、昨年は正捕手・會沢翼を残留させるために、「3年6億4000万円+出来高」の超大型契約を交わしている。菊池とも「4年総額12億円プラス出来高」の契約を交わした。 菊池とメジャー球団との交渉がまとまらなかったのは、小柄な日本人内野手への悪しき前例が捨てきれなかったからだ。しかし、本当の理由は「リサーチ不足」とされている。「日本と違い、米国では複数のポジションを守る野手が重宝されています。菊池が三塁を守れることもアピールしていたら事態は変わっていました」(特派記者) そのため、今後は仕切りを菊池に任すというのだ。「ソフトバンクも収入減で入札制度に踏み切るかもしれません。有原らに言えるのは、東京五輪に対する気持ちです。延期でモチベーションを持続させられない選手もいれば、五輪開催に疑念を持つ声も球界にはあるので…」(関係者) メジャー志望選手を引き止めていた「五輪までは」の思いも薄れつつあるという。ここに、球団側の経営危機が重なった。 米球界行きの前倒しが、野球人気の低迷を招かなければいいが…。
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スポーツ 2020年05月27日 17時00分
元中日・川上氏、高橋由伸氏を「接したらいかん」と無視? 星野監督も“話すな”と指示、ルーキー時代の敵対心を明かす
元中日で野球解説者の川上憲伸氏が、中日時代の同僚で四国IL・愛媛でコーチを務める小田幸平氏が26日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演。元巨人で野球解説者の高橋由伸氏について言及した。 大学時代から投打のライバルとして注目を浴びた同い年の川上氏(明治大卒)と高橋氏(慶応大卒)は、1997年ドラフトで共に1位指名を受けプロ入り。本動画で川上氏は、プロ入り後の高橋氏との関係性について語った。 大学時代は球場で顔を合わせたら喋ったり、試合後に電話をしたりと高橋氏とは普通の関係性だったという川上氏。ただ、プロ入り後は「周りがライバルだなんだと言ってくるから、仲が悪くなってくる(ような気がした)。仲が悪いと言ったらおかしいかもしれないけど、それまでは(高橋氏とは)普通に話す仲だったのに『接したらいかんのかな』って(気持ちだった)」という。 また、当時中日の指揮を執っていた星野仙一監督からも「ライバルと話しとったらインコースなんか攻めれんやろ」と言われていたとのこと。そのため、川上氏は球場で高橋氏を見かけても会話どころか目を合わせることも避け、食事も1回ぐらいしか一緒に行かなかったという。 こうした高橋氏への意識は、試合での対戦にも影響していたという川上氏。1年目の高橋氏は川上氏との対戦で常にホームランを狙った真っ向勝負を挑んできたというが、川上氏は「そこを(変化球で)かわしてた。新人王を獲りにいくために」ととにかく結果を重視したと語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「焚きつけてたのは周囲だけど、それで目も合わせなくなるって凄い意識だな」、「星野さんは他球団の選手と話したら即罰金処分ってくらい厳しかったよね」、「川上は高橋を打ち取るたびに吠えたりグラブを叩いてた印象がある」、「変化球でかわしてたは言い過ぎじゃないか?当時見てたけど由伸の時だけ明らかに球速上がってた気がするんだけど」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1998-2008,2012-2015)、ブレーブス(2009-2011/2011年はマイナー)で活躍した44歳の川上氏と、巨人(1998-2015)一筋でプレーした45歳の高橋氏。両者は1975年度生まれの同級生で、1998~2008年、2012~2015年にかけセ・リーグでしのぎを削っている。 プロ1年目の1998年シーズンに川上氏は「14勝6敗・防御率2.57・124奪三振」、高橋氏は「.300・19本・75打点・140安打」とお互いに新人離れした成績を残している(新人王は川上氏)。同年からは約22年が経つが、当時の記憶はいまだに印象深いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について小田幸平氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCl5XxVyJYNq7gOkemprMBiA
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スポーツ 2020年05月27日 11時50分
村田諒太、インターハイ中止を受け全国のボクシング部員にエール 自身のトレーニング状況も明かす
新型コロナウイルスの影響で、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が中止となったことを受け、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が26日、同大会を目指していた全国のボクシング部員を対象に「オンラインエール授業」を開催。部員たちにエールを送った。 同大会全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の第一弾として行われたこの授業には、全国のボクシング部員約40人が参加。村田自身、コロナが原因の今大会とは違った状況だったが、不本意な理由で国体に出られなかった経験があったといい、「状況は全く違うけど、少しでも共感できるようなことを話してあげれれば」と授業に挑んだ。 >>全ての画像を見る<< 村田は「彼らの出られない気持ちはどこへ行くんだろう」と部員らの心中を察しつつ、生徒たちの投げかける様々な質問に回答。「良い成長に繋げられるよう、(今回の状況を)良い捉え方をして欲しい。『この悔しさがあるからこそ、今の自分がある』と思えるような、良い未来の自分を作っていって欲しい」とエールを送った。 授業を終えると、日本のコロナ禍の現状についても述べ、「緊急事態宣言の中、日本人は今回、自分たちの美徳というものをきちんと示してくれたと思う。強制力もない中、日本人はちゃんと自粛しましょうとなるとちゃんと取り組んで、感染もこれだけ収まっている。日本人はやはり美しいなと思いました」とコメント。 緊急事態宣言は解除されたが、自身はまだ安心していないといい、「解除されたからといって、普通に動いちゃよくないと思っている。当面は(緊急事態宣言中の行動を)継続するべきだと思っている。(自分たちも)人に極力会わない状況でトレーニングするという姿勢は変わらない。状況を見ながら、普段のトレーニングに近い状況に戻していけばいいと考えている」と熱く語ると共に、このコロナ禍で次の試合がまだ決まっていないことにも触れ、「34歳という歳なので後悔したくない。(練習できなくて)体がなまって動きません、負けましたってなると、自分自身がコロナというものに負けてしまったということ。そうなりたくない。後悔を残したくないというのが今の自分のモチベーションです」と心中を明かしていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2020年05月27日 11時40分
巨人、開幕戦の菅野が今後の明暗を分ける? 開幕カード変更が好条件に、2連覇への追い風となるか
巨人のエース・菅野智之が通常ローテーションを一日短縮させ、「中5日」でフル回転してくるかもしれない。プロ野球・ペナントレースは6月19日に決定したが、移動による感染防止のため、対戦カードも組み直されることになった。関西エリアで活躍しているプロ野球解説者によれば、「阪神の対戦相手は(東京ドームでの)巨人になりそう」だという。 そんな対戦カードの変更が追い風になりそうなチームと、そうでないところが出てきた。 「試合数が減るということは、開幕ダッシュに成功したチームが断然、有利です」(スポーツ紙記者) 巨人にとって、本来の対戦相手はDeNAだった。左腕・今永と菅野の投げ合いになることから、ロースコアの投手戦も予想されていた。しかし、「カード変更」と同時に飛び込んできた「対阪神」が実現したら、状況は少し変わって来る。試合中盤以降に動く。 阪神の開幕投手は西勇輝と発表されている。しかし、その西は巨人との相性が良くないのだ。 2019年、巨人戦に5試合登板、うち「クオリティースタート」が4回。防御率2・70。クオリティースタートとは、先発投手が責任イニングである6回までを自責点3以内に抑えること。そんな“好投”を表すデータが残っているのだが、西は巨人戦で1勝も収めていない。0勝2敗だ。 「味方打線の援護に恵まれない、あるいは、野手陣のエラーに足を引っ張られたということ」(在阪記者) 西個人の通算成績も調べてみたが、オリックス時代、交流戦で4度の巨人戦に先発していたが、一度も勝ったことはなかった。「運がない」「巡り合わせが悪かった」としか言いようがないのだが、こんな声も聞かれた。 「巨人はリリーフ陣にも一抹の不安を抱えています。クローザーはデラロサで固定する予定ですが、他の中継ぎ陣は投げてみなければ分からない状況です」(前出・プロ野球解説者) 菅野、西の投げ合いになり、リリーフ層の厚い阪神は中継ぎ投手を継ぎ込み、最後は藤川球児で逃げ切りを図るだろう。リリーバーに不安のある巨人は菅野を長く投げさせようとする。疲れの出始める6、7回に試合が動くのではないだろうか。 「菅野は昨年オフも、自軍の若手投手を連れて、自主トレに行きました。菅野が若手に色々とアドバイスを送っており、その菅野がいきなりコケるようなことになれば、チーム全体の雰囲気が重いものになってしまいます」(前出・スポーツ紙記者) 「あと1勝」で、巨人は球団史上通算6000勝となる。菅野で、そして、開幕戦をメモリアルで飾れば、一気に流れを掴むことになるが、失敗すればヤバイことになりそうだ。 “責任重大”な菅野の状態について聞いてみると、「投げたくて仕方ないのに、それを抑えている感じ」(関係者)とのこと。近年、どのピッチャーも大量な投げ込み練習をやらない。「抑えている調整法」は西も同じだが、見方を変えれば、オフの間に自分を追い込む体力強化の練習を終えていて、「自信がある」ということだろう。 巨人が連覇できるのかどうか、開幕戦で全てが分かりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月27日 11時00分
ロッテ佐々木朗希、初のシート打撃で160キロ2球!「決めに行けたのが収穫」
千葉ロッテのドラフト1位、スーパールーキー佐々木朗希が26日、ZOZOマリンスタジアムでシート打撃に登板した。佐々木にとってはプロ入り後、初となる実戦形式の登板だ。 先頭打者の菅野剛士には、1球目156キロのストレートはボール、2球目157キロのストレートもボール、3球目156キロのストレートでファール、4球目157キロのストレートは右中間に本塁打を打たれてしまう。続く藤岡裕大には、5球目160キロのストレートが見逃しのストライク、6球目143キロのフォークは空振り、7球目160キロのストレートで空振り三振を奪った。最後の打者福田光輝には、8球目146キロのフォークで空振り、9球目142キロのフォークでファール、10球目159キロのストレートはボール、11球目155キロのストレートで空振り三振。1本ホームランは打たれたが、上々の仕上がりと言えるだろう。 佐々木は「しっかりと自分の思うような球を投げることが出来ました。しっかりと指に掛かったいい球を投げることが出来ました。だんだん良くなっていると思います。しっかり決めに行く時に決めに行けたのが収穫です」と、収穫を口にしている。 打席に立った菅野は「ストレート1本に絞っていたので、結果的に打つことが出来ましたが、変化球が来ていたら打てていませんでした。今まで見たことのない凄いボールです」とホームランを放ったが佐々木を絶賛。福田も「前回のバッティングピッチャーの時と違って、今日は変化球もあったので打つことは難しかったです。160キロ出ていましたし、今日も速かったです」となかなか打てないと感じた様子。藤岡は「160キロ?ほんとに速かったですね。フォークも凄い落差だったし打てませんよ。ストレートはソフトバンクの千賀さんに近いですかね」とスーパールーキーの投球にあっぱれという感じだった。 開幕一軍に向けてこのまま順調に調整が出来るのか、さらなる注目が集まる。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月27日 06時30分
ノア清宮海斗の次なる相手は稲村愛輝!6.14潮崎豪対齋藤彰俊のGHCヘビー戦も正式決定
プロレスリング・ノアは25日、31日にABEMAスタジオで開催する清宮海斗を中心とした新企画TVマッチ『NOAH NEW HOPE Day2』の全対戦カードと、6月14日にノア特設アリーナから中継されるTVマッチの一部対戦カードを発表した。『NOAH NEW HOPE Day2』5月31日 ABEMAスタジオ▼シングルマッチ清宮海斗 対 稲村愛輝▼シングルマッチ谷口周平 対 レネ・デュプリ▼シングルマッチモハメド・ヨネ 対 岡田欣也▼タッグマッチ小峠篤司&大原はじめ 対 覇王&仁王『タイトル未定』6月14日 ノア特設アリーナ▼GHCヘビー級選手権試合<王者>潮崎豪 対 齋藤彰俊<挑戦者>※第33代王者2度目の防衛戦 両日ともにABEMAでの中継が決定している。 24日に初めて開催され好評だった『NOAH NEW HOPE』。メインイベントで、レネ・デュプリを破った清宮海斗が、かねてから希望していた武藤敬司戦に続いて、「レインメーカーを体感したい」とレインメーカーポーズを披露。新日本プロレスのオカダ・カズチカとの対戦も視野に入れた大会だった。この企画は、清宮、稲村愛輝、岡田欣也の若い3選手を中心に、ジュニアヘビー級の試合などを4試合提供する新企画で、今回もオープニングマッチでは、新ユニット、フルスロットルの小峠篤司&大原はじめと、金剛の覇王&仁王のジュニアタッグ対決で幕が開ける。24日に大原と対戦し敗れた岡田は、ベテランのモハメド・ヨネと、稲村を破っている谷口周平は、清宮に敗れたデュプリとそれぞれシングルで対戦する。そしてメインイベントでは、清宮が後輩の稲村と対戦。金剛のメンバーとして急成長を見せている稲村とのシングルは注目だ。 また、24日のTVマッチでやり取りがあった潮崎豪と齋藤彰俊によるGHCヘビー級選手権試合も正式決定。6月14日の前日、13日はノアの創設者である故・三沢光晴さんの命日であり、2人は三沢さんのラストマッチで対戦している。この日は欠場していた潮崎にとって復帰戦になることもあり、見逃せない闘いになるのは必至である。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月26日 22時30分
プロ野球6.19開幕決定!ロッテ井口監督「スタートから突っ走っていく」
千葉ロッテマリーンズは、プロ野球の開幕が6月19日に決まったことを受けて、井口資仁監督、河合克美オーナー代行が、それぞれコメントを発表した。 井口監督は「開幕日が決まったということで、ようやく自分も選手たちも目標に向かって、進んでいけると思います。開幕日が決まらない状況で選手たちは難しい調整の日々が続いていました。その中でシーズンを戦える体を作り、感染症予防を徹底しながらプロとしての体調管理をしっかりと行ってくれたことを誇りに思いますし感謝をしています。イレギュラーなシーズンで試合数も減りますが、その中で今年のチームスローガン『突ッパ』をもう一度、思い出して戦い抜く、勝ち抜く。そんな一年にします。今まで経験したことがない戦いの中で思いがけない事もあるかと思いますが、どんな逆境にも負けず、勝利を目指して戦い抜く姿を見せることでファンの皆様に喜んでもらいたい。そう考えています。スタートから突っ走っていきます」とスタートダッシュ宣言。 河合オーナー代行は「コロナとの戦いという厳しい状況の中、プロ野球を開催する意義は日本に勇気や希望を提供させていただくことだと思っています。それが我々の使命です。その上でチームとしてはキャンプ前に約束させてもらったように何が何でも優勝を目指します。この期間も井口監督を始め選手、スタッフみんながそこに向かう気持ちをぶれることなく準備をしてくれていました。ファンの皆様、ぜひ期待をしていただければと思います」とチームに期待を寄せた。 ロッテの開幕戦は福岡に乗り込み、PayPayドームでソフトバンクと3連戦を行う予定だ。6月2日から14日までオープン戦に当たる練習試合を行い、開幕に向けた最終調整をすることになる。当面は無観客試合となり、ロッテファンの熱い声援はしばらくお預けとなってしまうが、ファンとの繋がりを重視しているロッテは、テレビカメラの向こう側のファンとともに、スタートダッシュを狙っていく。 今年のロッテは、スーパールーキー佐々木朗希の入団、元阪神の鳥谷敬の加入など、開幕前から話題が多いだけに、上位に食い込む戦いが出来るのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月26日 19時30分
元ソフトB・斉藤氏、“史上最強助っ人”の打撃に「もう嫌だった」 元同僚・城島氏も「はじめからコースには構えない」と苦戦?
元ソフトバンクで野球解説者の斉藤和巳氏が25日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元近鉄の助っ人打者・ローズについて言及した。 本動画で斉藤氏は、自身が現役時代に苦手としていた打者を1~3位までランキング形式で紹介。そのランキングの1位にNPBで「.286・464本塁打・1269打点・1792安打」といった数字を残し、“史上最強助っ人”との呼び声も高いローズの名を挙げた。 ローズの印象について、斉藤氏は「(対戦するのが)もう嫌だった。(体格が)大きな打者なのにバットコントロールがうまいし選球眼もいい」と投球に対するミート力、対応力が優れていたと発言。 続けて、「カウントの状況によって、球種・コースを自分の中で決めて打ってくるような(打者だった)。読みが外れたら全然違う(球種・コースの球に)大きな空振りをしてしまうくらい、狙っている球種・コースをはっきり決めてスイングをしてくる怖さもあった」と、バッテリーの配球を読んでスイングするいわゆる“読み打ち”にも苦しめられたと語った。 また、当時自身とバッテリーを組んだ捕手・城島健司(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)からは、ローズに球種・コースを読まれないように「はじめから(本当の)コースには構えない。一度別のコースに構えてから、最後に(本当のコースに)構えるから対応してくれ」という指示もあったという。 ただ、斉藤氏としては投球の際に的、目標物となる捕手のミットが、あちこちに動く中で投げるのは難しかったとのこと。また、こうした対策を講じても「チーム(の投手陣)は全体的に打たれてたし、自分も対戦成績は毎年良くなかった」という。 今回の動画を受け、ネット上には「来た球を思い切りスイングしてるかと思ったら、意外と考えながら打ってたのか」、「確かに何でそこ振った?って感じのスイングはよく見た記憶がある」、「城島の対応は凄く苦肉の策って感じがする、ミット動かすから逆に投手のコントロールが乱れたんじゃないの?」、「沢村賞投手の斉藤がここまで言うんだから、他にもローズが一番苦手だったって投手はかなりいそう」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にダイエー・ソフトバンク(1996-2013/2011-2013はコーチ扱い)で活躍した42歳の斉藤氏と、NPBでは近鉄(1996-2003)、巨人(2004-2005)、オリックス(2007-2009)でプレーした51歳のローズ。両者は1996~2003年、2007~2009年にかけパ・リーグで、2005年には交流戦でしのぎを削っている。 NPB時代に本塁打王を4回(1999,2001,2003-2004)、打点王を3回(1999,2002,2008)獲得するなど強打者として名をはせたローズ。沢村賞2回(2003,2006)をはじめ数々の投手タイトルを手にした斉藤氏でも、抑え込むことは非常に難しかったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について斉藤和巳氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCPZTIne5_lbA02WroeXhJtQ
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スポーツ 2020年05月26日 18時00分
プロ野球開幕 選手・スタッフ「抗体検査」の危険すぎる賭け
少々強引な、「危険な賭け」に出なければならないほど追い詰められている? 早ければ6月19日の開幕を目指している日本野球機構(NPB)。球界が何より恐れているのが、プロ野球に興味のない層で構成され、外出自粛や営業自粛に応じない人や組織に対して私的な取り締まりを行う「自粛ポリス」の動きだ。 今夏の全国高校野球選手権(甲子園)の中止が決定したことで、「なぜプロ野球だけ特別なのか。自粛すべきだ」、「東京や大阪、北海道は緊急事態宣言が解除されていない。選手の移動は新たな感染拡大の火種になる」といったネットの書き込みを内閣官房が注視しており、対策が急務になっている。 しかし、そんな悠長なことを言っていられないのが、今のプロ野球界。これまでなら、球団が20億円程度の赤字を出しても親会社が補填してくれたが、親会社自体が’08年のリーマンショック、’11年の東日本大震災を遥かに超える打撃を受けており、球団の面倒をみるどころの話ではないのだ。 2021年3月期の決算予想は、日本中の企業が目を覆いたくなる数字が並ぶ。あのトヨタでさえ、8割減収。過去最高収益を記録した前期から一転、新型コロナウイルスの影響で5000億円の黒字を確保するのがやっと。「球団の親会社も深刻。孫正義氏率いるソフトバンクは実に1兆4000億円(1〜3月期)、“巣ごもり需要”でネット通販が伸びている楽天も携帯事業の先行投資が響き240億円(同)の赤字。DeNAもゲームのヒット作が出ず、491億円の赤字だった。IT御三家ですら青息吐息。12球団の親会社は、いずれも球団支援まで手が回らない」(スポーツ紙デスク) 5月12日にオンラインで開かれたプロ野球の臨時オーナー会議でも「プロ野球を持続していくためには、どういった取り組みが必要か」がメーンテーマだった。 議長として記者会見に臨んだDeNA・南場智子オーナーは「減収のインパクトは大きく、かつてない危機と言える状況。選手年俸の支払いは、共有した問題で、親会社の補填で成り立つのではなく、球団単独で安定している状況を維持することが重要」と危機感を隠さない。試合のチケット収入や試合放映料、飲食収入などで日銭を稼ぐ「現金商売」の必要性を強調した。 会議では、開幕日を6月中旬から下旬を目指すことを確認。6月19日を第1候補に26日、7月3日の公式戦開幕案をまとめた。「スポーツメディアでは、『ネット中継中心の無観客試合で実施』が一人歩きしているが、既に各球団とも30億円程度の売り上げ減が出ており、無観客試合はそう長く続けられない。1試合のチケット収入(年間指定席分を含む)と売店収益は1億円ほどあり、観客を入れないことには、選手の高額な年俸(25〜65億円)は支払えない」(同) 人気チームほど総年俸が高く、危機感を募らせているのだ。 そこで観客を入れる「安全の証」として浮上したのが、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査だ。ウイルスを排除するために体内に作られる抗体の有無を調べるもので、精度ではPCR検査に劣るものの、15分ほどで診断できる。「ドイツでは、世界の主要スポーツの先陣を切って5月16日にサッカー・ブンデスリーガの1部、2部リーグを再開させたが、これができたのはメルケル首相の強い指導力があればこそ。全選手とスタッフにPCR検査を受けさせ、今後も1週間に2回のペースで実施するという徹底ぶり。しかし、日本ではPCR検査は希望してできるものではなく、医療制度的にも実施が難しい。その点、抗体検査なら1日20万件でき、今後、さらに増える見通し。保健所に頼らなくとも医療関係者なら扱えるし、費用も1000円未満。個人情報も守れる」(NPB関係者) ソフトバンクの孫オーナーは、すでに抗体検査キットを独自のルートで調達したことを自身のツイッターでつぶやいている。「200万個を手配し、医療機関向けに利益抜きで販売するとともに、同社社員や家族、ソフトバンクホークスなどのグループ会社も対象とする方針だという。プロ野球から要請があれば、実施までそう時間はかからないだろう」(同) プロ野球が開幕日を3パターン設けたのも、抗体検査の結果に備えて流動的に対処するのが狙いだ。一方で、一軍公式戦に出場可能な「出場選手登録」を現行の29人から特例として40人程度に増やす案も検討されている。「ブンデスリーガでは、陽性反応が出た選手は2週間ほどホテルなどに隔離し、その後、検査を行い出場を判断する。日本のプロ野球もこれに準ずることが予想され、一、二軍の選手の入れ替えは頻繁になるだろう」(前出・デスク) 大相撲では、5月13日に28歳の三段目力士、勝武士(高田川部屋)が新型コロナウイルス感染で死去したことを受けて、希望する協会員全員を対象に実施することを決めている。プロ野球もこれに続くわけだが、どちらも真剣に新型コロナウイルス対策に取り組んでいることを国民にアピールする狙いもある。これで自粛ポリスの批判の声をかわせるなら手っ取り早い“良手”だが、野球は支配下登録選手だけで804人。球団スタッフも含めれば、約2倍に膨れ上がる。選手の陽性が判明した場合、収拾がつかなくなる可能性も…。
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スポーツ 2020年05月26日 17時30分
ロッテ鳥谷敬への質問が1日で1557件突破!過去最速記録
千葉ロッテマリーンズは球団公式インスタグラムにて、ファンサービスの一環として26日12時まで受け付けている鳥谷敬への質問が、募集開始1日で1557件を超えたと発表した。 自粛期間中、ロッテがファンサービスの一環として行って来たこの質問企画は、ここまで井口資仁監督、益田直也、石川歩、種市篤暉、荻野貴司、福田秀平、中村奨吾、藤岡裕大、田村龍弘、藤原恭大、佐々木朗希が実施。最多質問は藤原の1411件だったという。 球団公式インスタグラムでの質問回答は27日以降を予定しているとのこと。また、本企画は今回が最終回となる。球団広報は「凄い勢いで質問が届いており、改めて鳥谷選手の人気を感じています。人に伝えると、『それは良かったです。嬉しいですね!ありがたいです』」と喜びのコメント。また、「今回はマリーンズファンだけではなくタイガースファンからも多数いただいています。中村奨吾選手の発案で始まった企画ですが、ここまで多くの選手、そして監督が自ら立候補していただき、ファンの方からも色々な質問とコメントをいただき、この企画は本当に素晴らしい盛り上がりを見せたと思っています。ファンの皆様のコメントは選手も読んでおり、SNSを通じてのコミュニケーションで選手とファンによる一体感を感じることができました。そして、オオトリには鳥谷選手をと考え、本人も『ぜひ』との事でした。いろいろな方からいろいろな質問をいただければと思います。ちなみに、選手たちもどんな質問が来て鳥谷選手がどのように回答するのかを楽しみにしています(笑)」と最終回への手応えを述べている。 プロ野球の開幕が6月19日に決まり、いよいよチームは開幕に向けて本格的に動き出す。(どら増田)
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金本監督が本当に頼りにしているのは… 「ベテランは世代交代の潤滑油」(1)
2016年01月26日 16時39分
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2016年01月24日 13時00分
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2016年01月23日 12時30分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分