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ドラフト情報 センバツ大会のネット裏に衝撃が走った日

 第88回選抜高校野球大会(以下=センバツ)のネット裏がざわめいた。
 去る3月24日(大会5日目)、巨人の山下哲治スカウト部長が自ら視察に訪れたのだ。同部長は“神出鬼没”でも知られている。スカウト陣を統括する立場になりながらも、「お目当ての選手」を自らの眼で確かめるため、全国を飛び回っているが、同部長が訪れたのは一回戦の試合。それも、午前9時開始の第一試合だった。

 「どの球団もドラフト候補の選手に関しては練習試合も見ていますからね。甲子園大会は『あくまでも確認』というスタンスをとる地区担当スカウトもいます」(在京球団職員)
 その山下部長が視察したのは、創志学園(岡山)対東海大甲府(山梨)。創志学園には昨秋の神宮大会でも好投した高田萌生(新3年・右投右打)がいる。試合後、同部長が各メディアにこうコメントをした。
 「最初はボールにキレがなかったけど、後半はストレートもけっこう来ていた。投げ方がいいよね。高校生の右投手では間違いなくトップクラス」
 創志学園・高田に関する批評を求められ、そう答えた。そのご満悦な表情からして、今後絞り込まれる『指名リスト』に高田が残ることは間違いないだろう。
 「山下部長も同行したその日の巨人スカウトチームはスピードガンも持参しています。近年、球速が何キロ出たとか、そういう評価をしなくなりました。あえて計測器を持ち込んだのは、高田が一年生のころから評価していたからでしょう」(前出・同)
 同日、阪神の畑山俊二アマ統括スカウト補佐も、高田について「去年の神宮大会よりもフォームのバランスが良くなっている。スライダーの曲がりも…」と称賛していた。

 関係者によれば、昨秋のドラフト会議では1位指名の最終判断を山下部長に委ねたという。即戦力投手の指名の方向性は合致していたが、数人まで絞り込んだ後の『決め手』に欠いた。山下部長が昨年10月14日の立命館大対関西大の試合を直接視察し、桜井俊貴を選んだ、と。
 「東邦の藤嶋健人(右投右打)の投げた22日、敦賀気比の山崎颯一郎(右投右打)が登板した25日も、スカウトが多かったですね」(前出・同)
 「今年は1位指名に残る高校球児は少ない」なる前評判もあったが、巨人はスカウト部長が、阪神もアマ統括補佐を現地派遣している。数少ない好投手を早めに見定める目的があったのだろう。いずれにせよ、センバツのネット裏でスカウトが牽制し合っている光景は変わらないようだ。(スポーツライター・飯山満)

※巨人・山下哲治スカウト部長、阪神・畑山俊二アマ統括スカウト補佐のコメントは共同通信などから引用いたしました。

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