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オリックス・モヤに「首脳陣への造反か?」ファン困惑 代打登場後の“無気力三振”、「昔の落合みたい」との声も

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 2日に行われたオリックス対ソフトバンクの練習試合。この試合に出場したオリックス・モヤのプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 オリックスの本拠地・京セラドームで行われた同戦。スタメンではなくベンチスタートだったモヤは、9回裏2死の場面で代打として登場。「1-2」と1点ビハインドの状況だったため、一発が出れば同点という場面だった。

 しかし、打席に立ったモヤは棒立ちのまま、相手投手・モイネロの投げる球を打つそぶりを見せず。結局、最後までバットを振らないまま5球目で見逃し三振となり、試合もそのままオリックスの敗北となった。

 ネット上には「どうしたんだモヤ、全くやる気がないじゃないか」、「なんか不貞腐れてるような雰囲気だな、何か不満でもあるんだろうか」、「首脳陣への造反か?何の意味もなく棒立ちって言うのは考えづらいし」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「昔の落合みたいに、バットを振らず球筋だけを見る日って決めてたんじゃないの?」、「落合と同じように、変にバット振ってフォーム崩さないようにしたんじゃないか」といった、元中日監督・落合博満氏と絡めたコメントも散見された。

 “首脳陣への不満説”の背景には、現在モヤが置かれている状況があると思われる。昨年6月に中日から金銭トレードで移籍したモヤは64試合で10本塁打をマークする活躍を見せたが、チームは同年オフにジョーンズ、ロドリゲスといった新助っ人打者を補強。外国人枠の兼ね合いを考えると、この両名が健康ならモヤの出場機会は極めて少なくなるのではとの見方は強い。

 実際、同戦でもジョーンズが「4番・右翼」、ロドリゲスが「2番・指名打者」で先発した一方でモヤはベンチスタート。序列の低さに不満を募らせたモヤが、首脳陣への抗議としてバットを振らなかったのではと推測するファンは多いようだ。

 「落合氏を引き合いに出したコメントが散見されたのには、当時ロッテに所属していた落合氏が1986年に見せた行動が関係していると思われます。同年の落合氏は巨人とのオープン戦に出場した際、『調整不足のまま球を打つとフォームが狂う』との理由で一度もバットを振らないまま試合を終えたことがあります。当時は『落合の考えは分からない』と懐疑的な声もありましたが、落合氏は同年シーズン、2年連続の三冠王を獲得するなど結果を残しこうした声を封じました」(野球ライター)

 現時点(3日午後4時半時点)ではモヤの“無気力三振”について、本人や球団から特にコメントは出されていない。プロ野球ファンをざわつかせたプレーの真意は果たしてどこにあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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