スポーツ
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スポーツ 2011年07月09日 17時59分
阪神幹部が名古屋入り 緊急トレードの相談か!?
鬼門・ナゴヤドームで連敗を喫した7月6日、阪神ベンチに“不穏な空気”が漂った。試合開始前、フロント要人の慌ただしい行動が発覚したからだ。 南信男球団社長が名古屋入りした。一部の目敏い報道陣に見つかり、同社長は「急いで話す必要もないんだけど」と、はぐらかしていたという。また同日午後、沢田正二・球団本部長もナゴヤ球場を訪れ(二軍戦)、吉竹春樹・二軍監督と“接触”していたことも判明した。 「南社長の名古屋入りの目的は、真弓監督と話をするためでした。電話ではなく、直接会って話をしなければならなかった点が怪しい」(関係者) 敵地・名古屋にまで出向いて、会談しなければならなかった理由とは−−。この時点では憶測にすぎないが、7月末のトレード期日に向け、『緊急補強』の最終的な確認がされたと思われる。 「補強ポイントがピッチャーなのか、バッターなのかの簡単な確認もされたのでは? 救援投手陣では左の川崎も一軍に合流し、小林宏も復調しつつあります。4番の新井が調子を崩しているので、二軍戦力を含め、現場の要望に適した選手を補強するための話し合いだったのでしょう」(前出・同) 先頃、アトランタブレーブスのフランク・レンGMが2Aで調整を続けている川上憲伸投手を指し、「日本の関係者が観に来ている」と“暴露”した。一部メディアがそのGM発言を報じると、阪神は「絶対にウチではありません!」と反論し、この時点で米視察は行っていない旨まで訴えたそうだ。その通りだとすれば、阪神が予定している『最終補強』は国内トレードではないだろうか。 「星野監督が『お茶会』(報道陣との懇親会)でバラしたんですが、昨年オフの段階で阪神とトレードを模索したそうです。楽天は左投手がだぶついています。藤原、佐竹、長谷部、片山、川井、松崎、辛島…。一軍にしっかり定着できているのは有銘くらい。阪神から一本釣りしたい選手がいたみたいな口ぶりでした」(報道陣の1人) 投手陣の頭数さえ揃わない今の楽天が『左投手放出』の話を蒸し返すとは思えない。 一般論として、シーズン中の緊急トレードは『戦力のピンポイント補強』であって、将来性や「ちょっと鍛え直せば…」と言った猶予は許されないものだ。仮に『緊急トレード先』が楽天だとして、星野監督もそれ相応の見返りは求めてくるだろう。先発投手を補充したいと言われても、阪神にもそんな余裕はない。 「巨人も『大村が(補強の)最後ではない』と言っています」(前出・同) 各球団のフロント要人の動きが慌ただしくなってきた。
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スポーツ 2011年07月08日 15時30分
西田隆維のマラソン見聞録 第3話「札幌国際ハーフマラソン」
7月1日(金)〜2日(土)はラジオ出演の仕事で北海道札幌へ飛んだ。東京では連日の茹だるような暑さで少々バテ気味であったが、北海道は梅雨がないだけあってサラッと涼しく夜は肌寒いくらいだ。 ラジオ出演はFMラジオ・カロスサッポロ「長谷川桂子ドキッ!」という番組で、パーソナリティーの長谷川桂子さんは、シンガーソングライター、琴リスト、北海道鳥取県人会会長兼、その他諸々の多彩な才能の持ち主。緊張していた私を上手くリードしていただき、とても楽しく勉強になったラジオ出演となった。 ちょうどその翌日にカロスサッポロ・スタジオの隣に位置する円山公園にて『第54回札幌国際ハーフマラソン』が開催された。私も過去何度かエントリーしたことがある。札幌とはいえ、この時期の大会はオンシーズンに比べると気温が高く、走るのには気候が厳しい。思いの外、体力・気力の消耗が激しく「不調なのか!?」と感じてしまうほどだ。自分では常日頃トレーニングをしたり、走り込んだりと精進してきたつもりでも、本調子とは遠い自分に愕然とする。大学の長距離選手や実業団所属の選手など、ある程度マラソンを熟知している者ならば理解しているとは思うが、夏は調整に重点を置くのであって、あくまでも体調をみたり、昨年の走りと比較したり、天候や気温の違いでどのくらいダメージを受けるのか…等、様々な観点から自らを見つめ直す時なのだ。 おそらく一般の市民ランナーは、ついいつでもベストタイムにこだわってしまうが、この時期はじっと我慢の時。暑さが過ぎてからのオンシーズンに向けて、反省点・改善点を見つけ、そして自分を知り、準備を着々と進めていくことが大切なのである。 人間はメカではない。毎回、全力・ベストなんて到底無理な話だ。日々、試み、メンテナンスを怠らず、自分への解釈を深めていく──。その積み重ねがいずれ大きな結果、いや、喜びとなって返ってくるのだと思う。写真:カロスサッポロ・スタジオにて、(左から)長谷川桂子さん、スタッフの方、西田。<プロフィール>西田隆維【にしだ たかゆき】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ陸上長距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。09年2月、現役を引退、俳優に転向する。
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スポーツ 2011年07月07日 15時30分
サヨナラ負けの悪夢を払拭できない星野楽天のスターティング・オーダー
プロ野球選手にとって、もっとも屈辱的と感じる起用法は、イニングの途中で守備の交代を告げられることだそうだ。 7月5日、オリックス対楽天の一戦。試合はオリックス打線が最終回に1点ビハインドを覆し、サヨナラ勝利を収めた。この1点を巡る9回裏の『楽天の守備』に気掛かりな選手起用が見られた。この回先頭の後藤が粘り、10球目をレフト前に弾き返した後だった。左翼手の中村真人(29)が打球のバウンドの目測を誤り、後藤を二塁まで走らせてしまった。星野仙一監督(64)は横川史学(26)を送り、中村をベンチに引き上げさせた。『懲罰交代』である。この采配が間違っているとは思わない。 しかし、翌6日のスターティング・オーダーに中村の名前はなかった。 屈辱的なイニング途中での守備交代を経験した元プロ野球選手の言葉を思い出した。元西武ライオンズの柴田博之氏である。テレビ番組との関連もあったが、拙著『戦力外通告 諦めない男編』(角川マーケティング刊)の取材で貴重な経験談を聞かせてもらった。 2001年6月25日の対千葉ロッテ戦、2点リードで迎えた9回裏、一死一、三塁の場面で飛球が中堅を守っていた柴田の頭上を舞った。なんなく捕球したものの、返球する相手を間違えてしまった。三塁走者のタッチアップは仕方ない状況であり、プロの外野手として求められていたプレーは、一塁走者を得点圏の二塁に進ませないことだった。送球モーションに入った瞬間、間違いに気づいたが、もう体を止められなかった。力のない緩いボールがカットマンに返って来ただけ。試合は辛うじて逃げ切ったが、柴田はゲームセットの瞬間をベンチで迎えた。東尾修監督(当時)が懲罰交代でベンチに下げたのである。 ベンチに帰るなり、伊原春樹コーチに叱られた。それだけではない。東尾監督は後ろから近づき、叱られている柴田の後頭部を平手打ちした。ミスを犯した悔しさからその夜は一睡もできなかったそうだが、翌日のゲームで東尾監督は柴田をスタメンから外さなかった。ミスはミス、昨日は昨日…。こうしたメリハリのある選手起用が『ライオンズの強さ』を構築した。 星野監督も中村に猛省を促すため、スタメンから外したと思われるが、他ナインの眼にはどう映ったのだろうか。スターティング・オーダーが発表されたとき、昨日のサヨナラ負けの続きを見せられているような思いがした。中村は完全なレギュラーではないが、ミスをした翌日だからこそ、スタメン出場させるべきではなかったのか−−。 昨季、最下位に沈んだブラウン監督は聖沢、内村を我慢して起用し、結果、新しい戦力の息吹を感じさせてくれた。09年首位打者で2年連続3割をマークした鉄平(28)が2割3分台に低迷し(5日時点)、聖沢たちにも昨季ほどの勢いが感じられない。 先発ローテーションは岩隈、ラズナー、永井の3人を欠き(同時点)、苦しい展開が続いている。星野監督の代弁者でもあった山崎武司も故障でベンチから外れている。中村のスタメン落ちも“星野流の鉄拳制裁”と思いたいが、楽天ベンチの士気が再び高まってくるまで、それ相応の時間を要するのではないだろうか。 そういえば、東尾氏も次期監督候補として名前の挙がった1人である。他意はない。だが、震災復興のシンボルになるはずの楽天ナインが下を向く姿はもう見たくない。(一部敬称略/スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2011年07月07日 11時45分
あの言動で地元ファンが星野監督の一挙手一投足を監視?
この殺伐したチームの雰囲気を一変させる手立てはないものだろうか。 7月5日のオリックス対楽天の一戦だが、これだけ明暗がはっきりと分かれたゲームは見たことがない。サヨナラ勝ちしたオリックス側が盛り上がるのは当然だとしても、楽天側は異様だった。星野仙一監督(64)の怒りが張りつめた空気と化し、チーム関係者、報道陣ともに怖くて物音さえ立てられなかったほどだ。「チキショー!」と、ロッカールームの方から怒声が聞こえてきた。星野監督は「情けないチームや!」と吐き捨て、移動のバスに乗り込んだが、こんな緊迫した空気を吸わされていたら、プレーに影響が出ない方が不思議だ。 「3日の千葉ロッテ戦で、永井(怜=26)が右肩痛を訴え、2回途中で降板するアクシデントがありました」(球界関係者) その際、星野仙一監督(64)は永井を労ることもせず、眉間に深いしわを寄せていた。しかも、試合後、岩隈、ラズナーに継ぐロ−テーション投手3人目の戦線離脱について質問されると、「オレが投げるか?」と自嘲気味に吐き捨てたのだ。(7/3日時点) 「スポーツニュースで永井が降板する場面が放送されたんですが、星野監督は呆れて笑っていたんです。その表情が放送され…」(前出・同) この心ない言動に、地元ファンも驚いた。 また5日、ナイターで行われた楽天二軍戦に先発したのは、エース・岩隈久志(30)だ。3回を投げ、無失点と早期の復帰を予感させる内容であり、岩隈の二軍登板は星野監督の耳には届いていたはずだ。しかし、試合前、一部記者団が「今日、岩隈が投げるが?」と質問すると、「そうだな。ヨシ(佐藤義則投手コーチ)がどう言うかだけど」と返すだけだった。他人事のように聞こえたのが気になる。敵陣の岡田監督は金子千尋が復帰した際は“リップサービス”してくれたものだが…。 「起死回生を期待できるのは岩隈しかいないかも」(地元関係者) 楽天には被災地の勇気になってもらいたい。星野監督の怒声は選手を鼓舞するためのパフォーマンスかもしれない。だが、本拠地・仙台の関係者の眼にはどう映っただろうか。
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スポーツ 2011年07月06日 15時30分
格闘技バブルはなぜはじけたか?
数年前までテレビのゴールデンタイムで放送されていた格闘技番組が、ほぼ壊滅状態となっている。一時期は大晦日の特別番組で地上波の多くが取り上げていたほどであったのに、いまはその勢いはない。数十年続いていた格闘技ブームが去ったということであろうか? 戦後日本のテレビは、力道山のプロレスからはじまり、日本最初のボクシング世界チャンピオン白井義男、キックボクシングの沢村忠と、常に格闘技ブームの渦中にあった。キックボクシングなど、主要テレビ局のほとんどが各局で毎週試合を中継していたほどである。 キックボクシングブームが終わっても、ジャイアント馬場、アントニオ猪木というプロレス界の大スターがいた。全日本プロレス、新日本プロレス国際プロレスも毎週テレビのゴールデンタイムに放送されていた。ブルース・リーという映画スターの登場で、世界中に空手やカンフーに憧れる人々があふれ出た。 また、アントニオ猪木は、ボクシングヘビー級チャンピオンであるモハメッド・アリとの対決をはじめとした異種格闘技戦は、格闘技ファンの心をつかんで話さなかった。猪木の異種格闘技路線は、やがて初代タイガーマスクである佐山聡や前田明といったプロレスラーに引き継がれていき、ショー的要素が強かったプロレスと違う、格闘技色の強い【UWF】という団体を立ち上げ人気となっていく。 また打撃系格闘技も人気で、空手界の異端児といわれていた大山倍達が創始した極真空手が、少年マガジン連載の「空手バカ一代」が大ヒット。やがて極真空手から独立した諸団体が独立した。 80年代から90年代では前述した【UWF】もいくつかの団体が分かれ、それぞれに人気があった。特に佐山聡は、プロレスとは違う総合格闘技団体【シューティング】という総合格闘技団体を創設する。この【シューティング】が、打撃技・投げ技・寝技を取り入れた格闘競技のプロ化の最初であった。 アマチュアでは極真空手から分かれた東孝が【大道塾】という団体を81年に設立。打撃技を中心に投げ技や寝技を取り入れた競技を行なうようになり、この団体も人気であった。また、やはり極真空手から分かれた【正道会館】が93年に【K-1グランプリ】を開催し人気となる。 そしてやはり90年代、、寝技が中心のブラジリアン柔術が、空手家やボクサーを次々と負かしていく姿に、日本中どころか世界中の格闘技ファンが愕然とした。 テレビでは、日本では【K-1】が大人気なり選手を主人公にしたコミックも登場。また、打撃に投げ技・寝技も取り入れた【プライド】等の総合格闘技もテレビに登場するなど大人気となった。 思えば戦後のプロ格闘技は、数年前まで絶えることなく人気があった。 それがここ数年で急速に人気が落ちてきてしまっているのだ。 原因は何か? おそらくは格闘技におけるロマンが薄くなってきてしまったせいではないであろうか? 格闘技において、すべて出尽くした感があるのだ。 いまや「ボクシングとプロレスどっちが強いか」とか「柔道と空手どっちが強いか」などという人すら少なくなってしまった。そして日本人の闘争欲も薄れてきているのではないだろうか? 格闘技のジム経営者や道場主に聞くと、いまの時代、10代の入門者が少なくなってきているという。むしろ40代50代の人が「昔やりたかったけど」と入門してくる人が目立つという。 格闘技の過激化、過剰化で格闘技はバブル化しはじけてしまったようだ。巨椋修(おぐらおさむ)(山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2011年07月06日 11時45分
破産法申請「ドジャース再建のキーマン」は黒田だ!
メジャースカウトの熱視線がドジャース・黒田博樹(36)に向けられている。ロサンゼルス・ドジャースが経営破綻し、破産法を申請した経緯は繰り返すまでもないだろう。 「負債を減らすため、黒田を他球団に売る(金銭トレード等で)という情報が交錯しています。黒田クラスの投手が獲れるとなれば、動かない球団はありません。とくに優勝を争っているチームは…」(米メディア陣の1人) 米報道によれば、ドジャースの負債額は4億3300万ドル(約350億円)。その原因はオーナーの怠慢経営とされ、これにさらに輪をかけたのがオーナー夫妻の離婚。“それなりの慰謝料”が必要となり、所属選手にも莫大な年俸未払い金が生じたという。 そこで、手っ取り早く負債を減らす方法として浮上してきたのが、『黒田放出』である。 マニー・ラミレス外野手が今季途中で引退してしまったため、チーム最高年俸選手は黒田になった。黒田は勝ち星こそ恵まれないが、先発投手としての安定感はバツグンで、ローテーションには欠かせない存在である。 昨季31試合に先発し、うち21試合がQS(クオリティ・スタート/6回3失点以内)、WHIP1.16(1イニングあたりに許した走者の数)はチームトップ、与四球率2.20はリーグ5位。獲得できるのなら、是が非でも欲しい投手である。 「黒田は1年契約でチームに残りました。広島帰還はロスでも既成路線のように伝えられており、その一方で、再度、残留交渉を行うべきとの声も同じくらい聞かれますが…」(現地特派員の1人) 黒田の年俸は1200万ドル(約9億6000万円)。古巣帰還を前提にした期限付きの残留なのだから、未練がましく引き止めても仕方ないのかもしれない。おそらく、後半戦を他球団で過ごしたところで、黒田の広島帰還の思いは分からないだろう。「それだったら、チーム経営のため放出した方が良い」というわけだ。 7月1日(現地時間)、エンゼルス戦に先発した黒田は「7回被安打3無失点」に抑え、6勝目を挙げた。好投しても報われない投球の連続に「(心が)折れそうになった」とも試合後に語っていたが、同日の熱投に「黒田を残すべき」という声と「黒田だからこそ高く売れる」なる放出推進論の両方が強くなった。 「破産法の申請以来、チームは暗いムードに包まれていました。この日の黒田を見て、他ナインも表情が変わってきました」(前出・現地特派員) 黒田の熱投に士気が再び高まってきた。こういう選手はなかなか出現しないのだが…。 同日のピッチングを見て、改めて「黒田が欲しい」と話す他球団のスカウトも現れたそうだ。残留か、負債減額のための放出か…。黒田の周辺が騒がしくなってきた。(スポーツライター・飯山満)※黒田の2010年の成績は大リーグ機構公式HPを参考にしました。大リーグ関連のカタカナ表記は月刊メジャー・リーグ(ベースボール・マガジン社刊)を参考にしました。
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スポーツ 2011年07月05日 15時30分
米球宴落選! マリナーズが『ポスト・イチロー』を探している?
7月3日、イチローの『連続記録』の1つがストップした。米大リーグが『第82回オールスター戦』(12日)の出場メンバーを発表。そのなかに、イチロー(37=シアトルマリナーズ)の名前はなかった…。5月の打撃不振が響いたのだろう。ア・リーグ外野手部門7位と大きく低迷した。 「中間発表でも投票が伸び悩んでいましたので、覚悟していたというか、動揺しているような様子は見られませんでした。同日のパドレス戦では3打数2安打と本来の当たりを取り戻しつつあるので、プレーにも影響は出ていないと思います」(現地特派員の1人) しかし、米国メディア陣の見方は少し違うようだ。 6月末の81試合、ペナントレースの丁度半分を折り返した時点でのイチローの安打数は「92」。100本に届かなかったのは、11年目にして初めてのことである。あくまでも、データ上の計算だが、後半戦81試合でイチローが放った平均ヒット数は「109.3」本。過去10年と同じペースで進めば、『11年連続200本安打』は達成できる。もし達成されれば、史上初。なんとかして達成してもらいたいものだが、「楽観視できない」というのが、日米両メディアの一致した見方だ。米国メディア陣の1人がこう予想する。 「近年の200本安打達成とは、チームの状況が違いすぎます。近年のマリナーズはペナントレースを折り返した時点で優勝圏内から完全に脱落していました。しかし、今季は首位とそれほどゲームが離れていません。後半戦、対戦チームもエース級の投手をぶつけてくるはず」 マリナーズはア・リーグ西地区3位だが、首位・レンジャーズとのゲーム差は3.5。4位のアスレチックス以外は『優勝圏内』にあると言っていい(2日時点)。 また、米国メディア陣は「イチローのヒットの内容が変わってきた」とも言う。 「内安打が減ったように思います。三塁手後方にポトリと落とすヒットも激減しています」(同) 『足』と『技術』で稼ぐヒットが見られなくなった分、200本の大台に乗せるのは厳しいというわけだ。 「海外FA権を取得した川宗則(ソフトバンク)のマリナーズ入りを既成路線のように伝えられていました。イチローの弟分だと聞いていますが、マリナーズが欲しているのは大砲タイプの打者です。チームの補強ポイントとは異なります」(前出・現地特派員) 川を巡る“ウワサ”は、入札による米挑戦の可能性があった昨季も囁かれていた。川は大砲タイプではない。しかし、イチローの『11年連続200本安打』が厳しくなった今季の現状から、新しい『情報分析論』も囁かれている。「マリナーズはイチローが不振に陥るのを予見し、その後継者も探していたのではないだろうか」(米国メディア陣)と−−。 雑音を封じるには、ヒットを量産するしかない。※イチローのヒットに関するデータはマリナーズの公式HPを参考にしました。
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スポーツ 2011年07月05日 11時45分
ブレーブスGMが明言「日本の関係者が川上憲伸を観に来ている」
事実上の「日本帰還」表明と見ていいだろう。7月1日(現地時間)、アトランタブレーブスのフランク・レンGMが川上憲伸投手(36)の“今後”について、かなり具体的な見解を明かした。ブレーブス2A(ミシシッピ)に降格した川上は今年4月に右肩の故障を訴え、先頃戦線に復帰したばかりである。実戦感覚をまだ取り戻していないのか、防御率も「6.92」と落ち込んでいる(同時点)。 レンGMは米国人メディア陣に、川上の今後をこう語っていた。 「日本の関係者が川上の投球を観に来ている」 ブレーブスは先発投手陣のレベルが高い。川上が先発ローテーションにカムバックするのは並大抵のことではなく、メジャー復帰するとしても、「ブレーブス以外のチームに移籍した方が早い」というのが周囲の一致した見方だった。事実上の戦力外通告を受けたのも同じだが、昨秋から今季キャンプ中にかけ、川上に興味を示すメジャー球団もないわけではなかった。この時点では高額年俸がネックとなってトレードは成立しなかったが、先の右肩故障により、「川上を欲しい」と申し出る米球団はゼロになってしまったという。米国人メディアの1人もこう続ける。 「昨年オフ、川上獲得に動いた日本の球団は、確認できているだけで2チーム。今だから言えますが、日本ハムと巨人です」 レンGMは現在、川上を視察している「日本の関係者」がどの球団なのかは明かしていない。しかし、川上の今後について聞かれると、「2Aのローテーションに復帰させたい。トレードなど他球団とのビジネスを成立させることがいちばんの選択肢」と、答えていたという。この場に居合わせた前出の米国人メディア陣の1人が同GMのコメントについて、こう解説する。 「ローテーションへの復帰は、川上の右肩は完治していることを証明させる手段です。日本の関係者にも川上の復調をアピールしたいんでしょう。米国内でのトレードが実現する可能性? 日本球界に復帰する可能性の方が高いと見ています」 川上を視察する日本の関係者とは、どのチームの渉外担当者なのか−−。現時点で、阪神は川上視察を完全否定しているが…。中日時代の恩師・星野仙一監督が指揮を執る楽天か、それとも、巨人か。全く別の球団が熱視線を送っているかもしれないが、「川上が今シーズン中に帰還する可能性」は、確実に高まったようである。※メジャー関連のカタカナ表記は月刊メジャー・リーグ誌(ベースボール・マガジン社刊)を参考にいたしました。
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スポーツ 2011年07月04日 15時30分
懲りぬ亀田興毅! 今回も“勝てる相手”と防衛戦
亀田ジムが7月2日、会見を開き、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24=亀田)が、8月31日、東京・日本武道館で、同級8位のデビッド・デラモーラ(23=メキシコ)と2度目の防衛戦を行うことを発表した。 挑戦者のデラモーラ(23=メキシコ)は、23戦全勝(16KO)の選手。亀田陣営はこれまで、常に勝てる相手との世界タイトル戦を組んできた。それは、防衛戦しかり、王座決定戦しかり。5月7日、大阪府立体育会館で行われた初防衛戦の挑戦者は同級14位のダニエル・ディアス(ニカラグア)だった。遥かに格下で約1年、リングから遠ざかっていたディアスが相手では、「勝てる相手を探してきた」と言われても仕方がなかった。 その後、興毅の口からは大物選手の名も挙がったが、今回もまた無名の選手。ランキングは8位と下位だ。戦績だけを見れば、23戦全勝で強豪のように見て取れるが、逆にこの好戦績でランキング8位と低いのが気がかり。現にデラモーラは強豪選手、有名選手との対戦経験がない。WBC傘下の中米連盟バンタム級王者でもあり、伸び盛りの選手であることは確かであろう。ただ、“無敗”といえば、聞こえはいいが、実のところ、どれほどの選手なのか疑問符が付く。 興毅は「全勝でオレより若いから、いい選手には違いない。でも、上を目指すなら、これぐらいの選手はKOしないとアカン。次につなげる試合にしたい」とKO宣言。 「年末には『亀田祭り』が予定されています。そこでは、さすがに大物選手とのビッグマッチを実現させたい意向のようです。そこにつなげるために、勝てる相手を選択して、チャンピオンのまま、年末を迎えたいのでしょう」(スポーツライターA氏) またぞろ、「相も変わらず、亀田ファミリーは懲りない」との風評が聞こえてきそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2011年07月04日 11時45分
橋本真也の愛息・橋本大地が高山善廣に敗れる
ゼロワン「破壊王7回忌特別興行:プロレスラー」が3日、東京・後楽園ホールで行われ、05年7月11日に急死した橋本真也の愛息・橋本大地が善戦空しく高山善廣に敗れた。 父親のガウンを身に付け新テーマ曲「爆勝宣言:大地バージョン」で入場する大地。まるで父・橋本真也が乗り移ったかのような登場に場内は「橋本! 橋本!」の大コールが鳴り響いた。試合序盤は大地が高山にローキック、ミドルキックを打ち込むが、反対に足を取り高山はグランドに持ち込みアキレス腱で締めあげる。続いてリストロックで腕を決めるとたまらず大地はロープにエスケープ。場外戦に持ち込んだ高山は大地を鉄柱に打ち付け、エプロンでノド元にパンチ攻撃、ダウンした大地に強烈なキックをぶち込んだ。必死に耐えた大地は高山にミドルキックから父親譲りの水面蹴り、コーナーポストを使っての三角蹴りからシャイニングウイザードで攻め立てるが余裕の高山はスリーパーで逆襲、最後はバックドロップから大地の顔面にランニングニーをぶち込み3カウントを奪った。 試合後、泣きじゃくる大地は「今日は試合前から父がそばにいると感じていました。僕の中では一緒に父と戦って負けたことが悔しいです。ただこの場を借りて言えば今日が父の誕生日だったので『パパありがとう』と一言いいたいです。父と一緒に戦うのが今日が最後です」と一人立ちの決意を誓った。破壊王メモリアル特別試合30分1本勝負●橋本大地(11分4秒体固め)○高山善廣(アミーゴ・タケ)
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分