search
とじる
トップ > スポーツ > ブレーブスGMが明言「日本の関係者が川上憲伸を観に来ている」

ブレーブスGMが明言「日本の関係者が川上憲伸を観に来ている」

 事実上の「日本帰還」表明と見ていいだろう。7月1日(現地時間)、アトランタブレーブスのフランク・レンGMが川上憲伸投手(36)の“今後”について、かなり具体的な見解を明かした。ブレーブス2A(ミシシッピ)に降格した川上は今年4月に右肩の故障を訴え、先頃戦線に復帰したばかりである。実戦感覚をまだ取り戻していないのか、防御率も「6.92」と落ち込んでいる(同時点)。

 レンGMは米国人メディア陣に、川上の今後をこう語っていた。
 「日本の関係者が川上の投球を観に来ている」
 ブレーブスは先発投手陣のレベルが高い。川上が先発ローテーションにカムバックするのは並大抵のことではなく、メジャー復帰するとしても、「ブレーブス以外のチームに移籍した方が早い」というのが周囲の一致した見方だった。事実上の戦力外通告を受けたのも同じだが、昨秋から今季キャンプ中にかけ、川上に興味を示すメジャー球団もないわけではなかった。この時点では高額年俸がネックとなってトレードは成立しなかったが、先の右肩故障により、「川上を欲しい」と申し出る米球団はゼロになってしまったという。米国人メディアの1人もこう続ける。

 「昨年オフ、川上獲得に動いた日本の球団は、確認できているだけで2チーム。今だから言えますが、日本ハムと巨人です」
 レンGMは現在、川上を視察している「日本の関係者」がどの球団なのかは明かしていない。しかし、川上の今後について聞かれると、「2Aのローテーションに復帰させたい。トレードなど他球団とのビジネスを成立させることがいちばんの選択肢」と、答えていたという。この場に居合わせた前出の米国人メディア陣の1人が同GMのコメントについて、こう解説する。
 「ローテーションへの復帰は、川上の右肩は完治していることを証明させる手段です。日本の関係者にも川上の復調をアピールしたいんでしょう。米国内でのトレードが実現する可能性? 日本球界に復帰する可能性の方が高いと見ています」

 川上を視察する日本の関係者とは、どのチームの渉外担当者なのか−−。現時点で、阪神は川上視察を完全否定しているが…。中日時代の恩師・星野仙一監督が指揮を執る楽天か、それとも、巨人か。全く別の球団が熱視線を送っているかもしれないが、「川上が今シーズン中に帰還する可能性」は、確実に高まったようである。

※メジャー関連のカタカナ表記は月刊メジャー・リーグ誌(ベースボール・マガジン社刊)を参考にいたしました。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ