父親のガウンを身に付け新テーマ曲「爆勝宣言:大地バージョン」で入場する大地。まるで父・橋本真也が乗り移ったかのような登場に場内は「橋本! 橋本!」の大コールが鳴り響いた。試合序盤は大地が高山にローキック、ミドルキックを打ち込むが、反対に足を取り高山はグランドに持ち込みアキレス腱で締めあげる。続いてリストロックで腕を決めるとたまらず大地はロープにエスケープ。場外戦に持ち込んだ高山は大地を鉄柱に打ち付け、エプロンでノド元にパンチ攻撃、ダウンした大地に強烈なキックをぶち込んだ。必死に耐えた大地は高山にミドルキックから父親譲りの水面蹴り、コーナーポストを使っての三角蹴りからシャイニングウイザードで攻め立てるが余裕の高山はスリーパーで逆襲、最後はバックドロップから大地の顔面にランニングニーをぶち込み3カウントを奪った。
試合後、泣きじゃくる大地は「今日は試合前から父がそばにいると感じていました。僕の中では一緒に父と戦って負けたことが悔しいです。ただこの場を借りて言えば今日が父の誕生日だったので『パパありがとう』と一言いいたいです。父と一緒に戦うのが今日が最後です」と一人立ちの決意を誓った。
破壊王メモリアル特別試合30分1本勝負
●橋本大地(11分4秒体固め)○高山善廣
(アミーゴ・タケ)