スポーツ
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スポーツ 2020年01月06日 22時30分
2020年大注目のキックボクサー“天心世代”原口健飛、スター街道を目指して「全部獲る!」
昨年は“なにわのスピードスター”原口健飛にとって大きく飛躍した年だった。9月にRISEワールドシリーズ幕張メッセメインアリーナ大会で、ノンタイトルマッチながら、「昔から大ファンで、むちゃくちゃ怖かった」というチャンヒョン・リーを相手に、何もさせず判定でストレート勝ちを収めると、11月に開催したINNOVATION『第6回岡山ジム主催興行』岡山市総合文化体育館メインアリーナ大会では、初代KNOCK OUTライト級チャンピオンのレジェンド、森井洋介を相手にTKO勝ちをスコア。勢いを見せつける形となった。 在阪の選手ということもあり、一昨年までは「RIZINに出たい」「RISEに出たい」と自らSNSでアピールしていたが、昨年はRISEから声がかかるようになり、RIZINに関しては「チャンピオンになって実績を積んでから」というスタンスに変えている。それほど2019年に得た収獲が大きく、自信になった証である。 “神童”那須川天心と同世代とあってまだ若い原口は、同じく“天心世代”の“令和のマッチ”鈴木真彦とともに、天心に続くスター候補として期待されている。両選手とも在阪とあって、これまでなかなかチャンスに恵まれなかったが、昨年のRISEワールドシリーズで結果を残したことにより、RISEは今年一発目となる1.13東京・後楽園ホール大会で2人にタイトルマッチを用意した。バンタム級王者の鈴木は良星と防衛戦を、原口は秀樹と“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠が返上したRISEライト級王座決定戦を行う。秀樹は白鳥をあと一歩というところで、自らのスネをカットしてしまい白鳥の王座戴冠を許したが、白鳥は初防衛戦の相手として秀樹を指名していた。この試合に勝てば白鳥が出場するワールドトーナメントに出場出来るとあって、秀樹はチャンピオンとして白鳥の前に再び立ちリベンジしたいところ。 しかし、それを良しとしない男が原口である。原口は「ベルトも白鳥の首も全部獲る」とスター街道をばく進するためにも、タイトル奪取とトーナメント出場は不可欠と考えている。白鳥が大晦日のRIZINで対戦した元K-1ファイターの大雅とは、一昨年9月の『RIZIN.13』埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会で対戦しており、引き分けながら、判定では1-0で大雅を上回る評価だった。あの頃よりも確実に進化しているだけに、秀樹戦の先には白鳥戦、そして世界一の称号を胸にRIZIN再出陣を見据えているのは間違いない。 日本のライト級戦線を白鳥とともに原口が引っ張っていけば、2020年は新時代のムーブメントが起こるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月06日 17時30分
ソフトバンク、ポスティングを巡り巨人と決別か 球界を牽引する両軍、王会長はOB会で既に宣戦布告?
巨人が山口俊投手(32)のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を認めた。これで、同制度を適用していない球団は、福岡ソフトバンクだけとなった。この巨人の決断が両球団の亀裂のきっかけとなるかもしれない。 「ソフトバンクの千賀(滉大=26)はメジャーリーグ挑戦を球団に訴えていました。ソフトバンクは、フリーエージェント(以下=FA)による米球界挑戦は容認していますが、ポスティングシステムについては、制度そのものに否定的な見解を持っています」(ベテラン記者) エース・千賀の喪失は痛い。選手層の厚いチームでもある。球団外部からは「たしかに戦力ダウンだが、千賀がいなくなっても、彼の稼いだ勝ち星分を補う新しいピッチャーが出てくるだろう」なんて声も聞かれるが、それでも認めようとしないのは、勝利に対する執着心の強さとしか言いようがない。 去る12月7日のことだった。巨人OB会が開かれた。出席した王貞治氏はソフトバンク球団の取締役会長として、こんなコメントを各メディアに出している。 「もう一回、ジャイアンツとリーグ優勝した形でちゃんと戦いたい」 出席者が次々とマイクを渡され、原辰徳監督(61)を労い、新OB会長に選出された中畑清氏(65)へのエール、そして、原巨人を4連勝で打ちのめしたソフトバンクのことが語られた。それに対し、王会長は古巣へのエールも送っていた。それでも、「リーグ優勝していないから」という理由で、2019年シーズンを“敗北”と捉えていたのだ。 こうした勝利への強い執着心が王会長から語られたところからも、エース・千賀が海外FA権を取得する前に手放すようなことはないだろう。そのことが改めて感じられた。 「千賀以外にもポスティングシステムによる米球界挑戦を訴えたソフトバンク選手がいました。過去、選手と球団とのやり取りの中で、『巨人も認めていない』という話も出たと聞いています」(球界関係者) 「認めてくれ」「ダメ」のやり取りのなかで、感情的になった部分もあるだろう。従って、巨人の名前が出たところに大した意味はない。しかし、両球団はかなり深い関係で結ばれていた。 「両球団でコーチの移籍が、何度かされています。コーチ本人に移る気持ちがあるのかどうかを確かめる前に、球団が先に了承していたなんてこともありました」(前出・同) 育成選手枠の球団経営は、両球団が牽引したと言っていい。三軍制は巨人がソフトバンクに倣ったもの。ソフトバンクの球団オーナー、孫正義氏は「V9を超えたチームを…」と言って球界に参入した。 「ソフトバンクはパ・リーグ5球団と共同で、台湾などアジアで日本のプロ野球中継を広めています。巨人も追随しましたが、この事業におけるソフトバンクのパートナーは巨人ではなく、パ5球団です」(ベテラン記者) 山口のポスティグシステムを容認したことで、両球団は初めて意見を違えたわけだ。王会長が巨人OB会でリーグ優勝を果たしてからの再戦を表明したのは、「共闘」ではなく、「令和の新盟主」を目指すという“宣戦布告”でもあったのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月06日 12時00分
日本ハム 吉田輝星2年目の試練「第2の斎藤佑樹」
昨年の夏、「金農フィーバー」を巻き起こした日本ハム・吉田輝星(19)がもがき苦しみ続けている。“2年目の飛躍”がなければ、「あの先輩」と同じ道を歩んでしまうかもしれない。「期待されて入団した吉田輝星ですが、高卒1年目の成績は1勝3敗。防御率は12・27と惨憺たる数字に終わりました。でも、12月18日に行われた契約更改では30万円微増した。ただ、一軍で4試合投げたんですから、100万円単位のアップがあってもおかしくはないと言われていました」(ベテラン記者)“一発サイン”した吉田だが、更改交渉の席では、質問らしい質問もできなかったという。記者団の前で「金額が上がって嬉しかった」と言ったが、本心ではないだろう。一軍と二軍を往き来するだけだったプロ1年目は、「悔しさ」しかなかったはずだ。「2年目に成長が見られなければ、並みのピッチャーで終わるかもしれませんね。リーグを代表するピッチャーになれる器ですが、オフから来春キャンプまでのすごし方を間違わなければいいんですが」(球界関係者) 日ハム関係者は「5年間は育成期間」とも語っていた。しかし、吉田には早急に着手しなければならない課題もあるのだ。 ファーム戦での吉田の登板を見たことのあるファンなら一目瞭然だ。今シーズンの吉田は、夏の甲子園とは異なる投球フォームで投げていた。投げ終わった後、体が一塁方向に流れていくのだ。外国人投手にありがちな“上半身投げ”というヤツだ。「直球のスピードも140キロ台後半がやっとでした。甲子園での最速152キロを上回ることはできませんでした」(スポーツ紙記者) 投球フォームの異変は、本人も気付いているようだ。去る12月13日、東京都内の野球殿堂博物館で始まった「野球報道写真展2019」のオープニング見学会で、吉田は金足農時代、夏の甲子園で力投する写真パネルを見せられ、次のようにこぼしていた。「こっちの方が、バランスがいい」 プロ初勝利を飾った6月12日の広島戦での写真もあったが、そう答えている。「吉田は、左足への体重の乗せ方、かかとの使い方が悪いと言っていました。プロ入り以降、投球フォームが崩れ、試行錯誤しているようです」(取材記者) しかし、吉田の肉体は甲子園時代よりも明らかに逞しくなっている。だが、原因は本人も分かっていない。前出の関係者は、次のように指摘する。「夏の甲子園で連投し、その後も強いボールを投げ続けようとして、バランスを崩してしまったという意見もあります。もう一つは、プロ入り後、急激に体が大きくなり、筋肉量も増えたため、上半身、下半身のバランスが崩れたのか。吉田自身が肉体を使いこなせていないのではないか」 とはいえ、日ハムにも投球フォームの分析に優れたコーチはいる。なぜ、指摘しないのか、不思議だ。「いえ、何でも教えればいいってものではない。本人が気付かなければ、意味がありません」(同) 試行錯誤を繰り返し、自分に合ったもの、適したものを見つける。それがプロというものだ。今やメジャーリーグでも指折りの投手となったダルビッシュ有や田中将大そうだった。 もっとも、この試行錯誤のループから抜け出せないまま、年齢を重ねてしまった“残念な例”もなくはない。日ハムの先輩にあたる斎藤佑樹(31)がそれだ。ダルビッシュや田中の道に進むか、斎藤の二の舞になるか…。吉田はその岐路に立たされているわけだ。「プロ1年目のシーズンを終えて、初めての自主トレを迎えます。ここでいい練習ができるかどうかが重要になってきます」(前出・スポーツ紙記者) 自分で考え、自分で練習する自主トレの前段階とも言えるアメリカ・アリゾナでの秋季キャンプでのことだ。吉田は筋トレとフォークボールの習得に重点を置いた練習を続けていた。「吉田がプロで実感したのは、『横の変化球では勝負できない』ということ。横ではなく縦の変化球を磨き、そこに活路を見出そうとしています」(チーム関係者) フォークボールの握り方を少し変えるなど試行錯誤していた吉田。来季から、スライダー、カーブはオマケ程度にするようだ。この「横の変化球」をあっさり捨てたことに意味があるという。「斎藤は球速と変化球のキレという両方を求め、どちらも習得できませんでした。右足を曲げて投げる独特の投球フォームにしても、肩を故障するきっかけになっただけ。縦の変化球のみとした吉田にはセンスを感じますね」(前出・ベテラン記者) しかし、来季の吉田は斎藤と勝負することになる。斎藤が「オープナー専門」として先発ローテーション入りを狙っているからだ。 オープナーとは、近年、メジャーリーグで話題になった作戦で、救援投手を初回から投入し、相手の上位打線を封じる作戦だ。しかし、オープナー専門は日米初の試みで、ここには栗山英樹監督の「斎藤を何とかしてやりたい」の温情が見え隠れしている。 日ハムは投手の補強、故障組の復帰が見込めるようになったため、残り少なくなった先発枠を、オープナーの斎藤か、正当な先発完投型を目指す吉田のどちらかが争うことになる。負ければ、二軍の千葉県・鎌ヶ谷球場行きだ。「第2の斎藤」、「鎌ヶ谷の星」にならないためにも、吉田はあの輝いていた夏の投球フォームを、一刻も早く取り戻さなければならないのだ。
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スポーツ 2020年01月06日 11時00分
阪神ファンのイメージがますます急落? 子連れの男が球場で起こした仰天トラブルに騒然【2019年プロ野球ファンの問題行動】
平成最後、令和最初のシーズンとなった今シーズンのプロ野球。今年も各12球団のキャンプ地や本拠地球場は、多くのプロ野球ファンでにぎわいを見せた。 しかし、現地に足を運ぶファンが必ずしも善良なファンばかりというわけではなく、中には周囲に迷惑をかけてしまうファンも。2019年はこうした一部ファンによる問題行動が、物議を醸した事例が複数発生した年でもあった。 2月の春季キャンプで起こったのが、中日・松坂大輔(現西武)の“右肩破壊”。球場周辺でファンサービスに応じていた松坂だったが、その最中にファンから腕を引っ張られて右肩を痛めキャンプを離脱。ファンが選手を負傷させたこの一件は各メディアによって広く伝えられ、ネット上でも「腕を引っ張ったやつを特定して訴えろ」といった批判が数多く挙がった。 この件によって開幕一軍を逃した松坂はその後も回復が遅れ、結局一軍では2試合しか登板できず。加えて、松坂はシーズンオフに西武へと移籍したため、中日ファンにとっては何とも後味の悪い結末となってしまった。 プロ野球ファンのみならず、世間一般の人々にも大きな波紋を広げたのが“子供投げ付け”。7月2日、阪神対DeNAの試合が行われた横浜スタジアムの三塁側観客席で、阪神のユニフォームを着た男性客が他の客とトラブルに。騒ぎを受け駆け付けた警備員が数人で取り囲み客席から退席させようとしたが、その最中、この男性客はそばに座っていた別の観客に向け、抱いていた子供をハンマーのように投げ付けるというまさかの行為に及んだ。 この様子を収めた動画がネット上で拡散されると、「信じられない」、「子供への虐待だ」といった批判が殺到。また、複数のワイドショーなどでも取り上げられる事態に発展した。なお、複数メディアの報道によると、当事者の男性客は事件から2日後に警察へ出頭し、その後8月に書類送検されたという。 “子供投げ付け”と同じくネット上での動画拡散で広く知れ渡ったのが、8月29日の東京ドームで起こった広島・長野久義に対する悪質な“罵詈雑言”。試合前に打撃練習を行う長野に対し、男性客がバックネット裏から「みんな拡散しろ拡散しろ、長野が(打率)2割だってよ」、「悔しかったら打ってみろよ」、「どうしようもないね」と罵声を連発。これに長野が「そうよ、どうしようもないよ」と反応すると、「いや、あなたのこと言ってないから」とさらに煽るような発言を繰り返した。 周りの観客から「帰れ!」と言われ、警備員から注意されてもなお暴言を吐き続けたこの男性客に対しては、ネット上からも「選手に対するリスペクトはないのか」、「こんな奴は一刻も早く出禁にしろ」といた批判が相次いでいた。 一部ファンによる問題行動は、その球団やファン全体のイメージを損なうことにもつながる。2020年シーズンは、このような事例が起きないことを祈りたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月06日 06時30分
タイガー服部レフェリー引退試合を2.19新日本プロレスが開催!
1990年代に新日本プロレスのメインレフェリーを務め、渉外担当としても貢献したタイガー服部レフェリーが新日本プロレス2.19東京・後楽園ホール大会で引退記念試合を行う。 服部レフェリーは、レスリング選手として67年世界選手権のバンタム級で優勝。明大卒業後に渡米し、プロレスラーの指導やレフェリーを経験した後、82年に新日本入団。84年に長州力とともにジャパンプロレスを設立した。90年代は新日マットに戻り、数々の名試合を裁いた。昨年9月の新日本ニューヨーク大会では米国最後のレフェリングをし、彼を称えるセレモニーも行われている。 1970年代後半にはヒロ・マツダ道場で、後のスーパースター、ハルク・ホーガンにもレスリングを指導。明治大学の先輩に当たるマサ斎藤ら、アメリカで活躍する日本人レスラーの悪役マネージャーを務めるなど、選手としての経験はないものの選手やプロモーターからの信頼は厚く、帰国後にそれが役立った。フロリダでNWA加盟地区のレフェリーを務め、そのルートで全日本プロレスでレフェリーデビューしたことはあまり知られていない。 長州とマサがタッグを組むようになったこともあり、長州とは新日本、ジャパン、新日本、WJ、新日本で行動をともにした。服部レフェリーが新日本のメインレフェリーになったのは長州が現場監督に就任してからで、それまではミスター高橋が務めていた。長州の引退試合、ラストマッチも服部レフェリーが裁いており、両者の信頼関係の深さがうかがえる。 昨年は長州のラストマッチをはじめ、新日本に限らず、メモリアルの大会にスポット参戦してレフェリングを務め、自身のカウントダウンを進めていたが、2.19後楽園をもってレフェリーから完全に引退することを決めた。74歳となるタイガー服部のラスト3カウントの“相手”は誰になるのか注目だ。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2020年01月05日 22時30分
遠征先にデリヘルやインスタナンパに性行為誤爆…現役Jリーガーの不祥事2019
リーグ発足から27年目を迎え、近年まれにみる盛り上がりを見せた2019年のJリーグ。J1リーグは、優勝争いと残留争いが最終節の12月7日までもつれ込むなど、最後まで目が離せない展開となった。クライマックスに向かうにつれて大いに沸いたシーズンだったが、残念ながら一部選手によるピッチ外での不名誉な行動がいくつか発覚してしまった。 7月3日に、茨城県のケーズデンキスタジアム水戸で開催された天皇杯2回戦の水戸ホーリーホック対京都サンガ戦。京都は試合後に遠征先である水戸市内のホテルに宿泊したが、所属するエスクデロ競飛王は、そのホテルにデリバリーヘルスを呼んでしまったようだ。デリヘル嬢が、自身のブログにエスクデロと思われる人物とプレイしたことを書き込んだところ、これがネットで拡散。この件は後日スポーツ紙にも掲載されるなど、エスクデロにとっては苦い思い出となってしまった。 8月13日には、ジェフユナイテッド市原・千葉に所属する熊谷アンドリューが、新宿歌舞伎町のBAR店員と、インスタグラムのダイレクトメッセージ機能を通じてやりとりをしていた内容が、BAR店員によってネットに晒され拡散されてしまった。ハートの絵文字を使って女性を口説こうとしている生々しいメッセージを晒された熊谷はその後、「インスタグラム乗っ取られてるみたいです。迷惑なのでやめてください」とインスタを更新し、メッセージを送っていたのは自分ではないと主張したが、真偽のほどは定かではない。 そして12月4日に発生した、ヴィッセル神戸に所属で今シーズン途中にアビスパ福岡にレンタル移籍をした初瀬亮のインスタグラム誤爆騒動も記憶に新しい。初瀬は、インスタグラムのストーリー機能を使って、性行為中ともとれる様子を収めた短い動画を配信してしまい、ネットで話題となってしまった。掲載された動画はすぐに削除されたようだが、またたく間にツイッターやYouTubeを通して拡散。福岡のJ2は全日程を終えていたが、レンタル元のヴィッセル神戸がシーズン中。熱気に水を差す出来事となってしまった。 2月までシーズンオフとなるJリーグだが、選手にはSNSの利用には注意して、軽率な行動は避けてもらいたいところだ。
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スポーツ 2020年01月05日 17時30分
”史上最年少”の可能性も…2020年シーズンの大記録達成は確実? プロ野球ファンが期待するスター選手たち
平成最後、及びに令和最初のシーズンとなった2019年のプロ野球。セ・パ両リーグ共に白熱した順位争いが展開される中、ソフトバンク・千賀滉大、中日・大野雄大(ノーヒットノーラン/史上80、81人目)、阪神・近本光司(159安打/セ・リーグ新人記録)、ヤクルト・山田哲人(38連続盗塁成功/プロ野球記録)といった選手たちがそれぞれ大記録を達成した。 一方、東京オリンピックの影響で例年より1週間ほど早い3月20日に開幕する2020年のプロ野球でも、シーズン中の大記録達成が期待されている選手たちがいる。 今シーズンプロ14年目を迎える巨人・坂本勇人は、昨シーズン終了時点で1884安打をマーク。ここまでの13年間で1シーズン平均約145安打を放っていることを考えると、大きな怪我などがなければ来シーズン中の「2000本安打」達成は確実と言える状況になっている。 なお、坂本は今年の7月13日までに2000本安打を放てば、毎日オリオンズ(現ロッテ)などで活躍した榎本喜八さん(故人)が1968年7月21日に樹立した「31歳7カ月」を上回り史上最年少での記録達成となる。来シーズンの巨人は3月20日の開幕から7月13日までの間に94試合が予定されているが、この期間内での達成があるかどうかも注目だ。 昨シーズン途中からドリスに代わり守護神を務めたプロ22年目の阪神・藤川球児は、56試合に登板して16セーブをマーク。この結果、日米通算セーブ数は243となり、名球会への入会が認められる「250セーブ」まであと7というところまで迫っている。 藤川は昨シーズン、防御率も1.77と非常に安定していたことから、今シーズンも継続して守護神を務めることが濃厚。チームがどれだけセーブシチュエーションを演出できるかにもよるが、順調にいけば4月中にも記録達成の瞬間が訪れることが予想される。 プロ7年目の西武・山川穂高は昨シーズン120打点をマークし、史上6人目となる2年連続120打点をクリアした選手に。迎えた今シーズンも120打点以上をマークし、「3年連続120打点」をクリアすることが大いに期待されている。 ただ、過去に2年連続120打点をクリアした5名のうち、3年連続120打点をクリアしたのは元ダイエー・ソフトバンクの松中信彦氏(2003-2005)のみ。元巨人・王貞治氏(1976-1977)、現DeNA監督・ラミレス(2007-2008)といった強打者でもクリアできなかった難しい記録のため、山川がどこまで迫れるかは一見の価値ありといえるだろう。 記録達成となれば大きな話題となることはまず間違いないこの3名だが、果たして記録を達成し球史に名を残すことができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月05日 11時00分
張本・ダルビッシュも大ゲンカ? 高校野球界2019年の3大トピック、共通点は“監督の暴走”か
春のセンバツは東邦(愛知)、夏の甲子園は履正社(大阪)が優勝を果たした今年の高校野球。高校野球ファンの間で大きな話題となるようなニュースやトピックも数多く生まれたが、その一方で物議を醸すようなトピックも複数存在した。3月28日に行われた春のセンバツ2回戦、星稜(石川)対習志野(千葉)で浮上したのが「サイン盗み疑惑」。4回、星稜・林和成監督は習志野の二塁走者が捕手のサインを見てそれを打者に伝える、いわゆる“サイン盗み”をしているのではと疑い審判に確認を要求。しかし、サイン盗みがあったとは認められず、試合も「1-3」で敗れた。 これに納得のいかない林監督は、試合後に習志野・小林徹監督へ直接抗議。翌29日に一度は習志野側や高野連に謝罪するも、その後地元へ帰郷した後に学校側に無断で週刊誌の取材を受けていたことも発覚した。 「疑われるようなプレーをしている方が悪い」、「証拠もないのに難癖付けるのはダメだろ」と、高校野球ファンの間でも見方が分かれていたこの一件。当事者の林監督は一連の行動を問題視した学校側から4月15日に処分を受け、6月5日まで指導を禁じられている。 選手の起用法を巡り波紋を広げたのが、大船渡(岩手)の右腕・佐々木朗希の「決勝戦登板回避」。7月25日、最速163キロの球速を誇る超高校級投手の佐々木を擁する大船渡は、岩手県大会決勝で強豪・花巻東と対戦。大船渡にとっては勝てば35年ぶりの甲子園出場が決まる大事な一戦だったが、チームを率いる国保陽平監督は「故障を防ぐため」という理由でエースの佐々木を試合に出場させず、チームは「2-12」で大敗を喫した。 国母監督の決断によって起こったこの一件を受け、高校野球ファンは「勝てば甲子園なんだから投げさせるべきだった」、「監督が投げさせないって判断したんだからそれが正解だろ」と賛否両論。また、テレビ出演した際に「最近のスポーツで一番残念」、「怪我が怖いならスポーツはやめた方がいい」と登板回避に苦言を呈した張本勲氏(元巨人他)に、ダルビッシュ有(カブス)が自身のツイッターで不快感を表すなど現役プロ・OBによる“場外乱闘”も起こった。ただ、この一件があってもなお佐々木の才能は高く評価されていたようで、10月のドラフト会議では4球団がドラフト1位で指名し、くじ引きの結果ロッテが交渉権を獲得。その後佐々木は11月30日に、「契約金1億円・年俸1600万円プラス出来高」でロッテへ入団することが決定している。 9月26日に発覚し物議を醸したのが、横浜(神奈川)の監督・部長による「暴力・暴言問題」。同日、同校野球部の36歳の平田徹監督、42歳の金子雅部長が、部員に対し暴言や暴力を繰り返していることを地元メディアが報道。この報道を受けて学校側は、一時的に野球部の活動を自粛する方針を打ち出した。春夏合わせて5回の甲子園優勝を誇る強豪校で発生した不祥事に、ファンからは「これまで培ってきた横浜のブランド力が地に落ちた」、「パワハラ指導で選手を押さえつけるような指導者は即刻辞めろ」と怒り心頭。なお、その後現役部員への聞き取りなどにより事実確認を行った学校側は、9月28日に平田監督、金子部長の両名を解任。その2日後の同月30日に野球部は活動を再開した。グラウンドでプレーする選手を差し置いて、指導者が悪目立ちすることが多かった2019年。迎えた2020年は監督ではなく、選手に関するトピックが大きな話題を集めてくれることを祈りたい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月05日 06時30分
DeNA、2019年もドラフトはスゴかった! 期待に応えた上茶谷大河らの上位指名組
近年DeNAのドラフトは、NPB12球団の中でも屈指の成功を収めている。2014年の山崎康晃に始まり、2015年今永昇太、2016年濱口遥大、2017年東克樹とルーキーイヤーから4年連続で即戦力を取った。全員が新人王候補に挙がり、山崎と東は“一生に一度”のタイトルを手にしている。 そして2019年もスカウトの千里眼に狂いはなく、投手では1位の上茶谷大河と3位大貫晋一が、野手では2位の伊藤裕季也の上位指名3名が一軍で活躍した。 東洋大からドラフト1位で入団した上茶谷は、開幕ローテーションの座をつかむと1年間ローテーションをほぼ守り抜き、投球回数134は今永昇太に次いでチーム2位。7勝6敗、防御率3.96の成績を残した。序盤は好投しながらも勝ち星に恵まれなかったが、5月に初勝利をマークしてからはチーム新人記録の6連勝を記録。夏場に調子を崩す場面はあったが、即戦力の右のエースともいえる活躍で、立派にチームに貢献した。 もう一人のピッチャーは、新日鐵鹿島から3位で入団した大貫。25歳のルーキーは、中継ぎタイプかと思いきや、オープン戦から先発でアピール。開幕ローテーションを奪取すると、2戦目の4月11日には早くも初勝利をマーク。登録と抹消を繰り返しながらも、ひょうひょうと投げ込み、シーズン2位を確定させるゲームで好投するなどチームに貢献。6勝5敗の成績でシーズンを終えた。また上茶谷と大貫でトータル13勝を挙げたことは球団史上初の快挙であった。 野手では立正大から2位で入団した伊藤も一軍で輝いた。不動のサード・宮崎敏郎が骨折で戦線離脱した穴を埋めるべく、8月8日に一軍昇格を果たすと翌日にはいきなりプロ初安打を含む2本の2塁打、10日にはプロ初ホームランを記録するとその試合でもう1本放ってみせ、シンデレラボーイぶりを発揮。一度ファームに落とされはしたが、9月14日には再び一軍へ返り咲くとシーズン最後まで帯同した。打率.288、ホームラン4本、OPS.929の成績は、右の長距離砲として来季以降へ期待を抱かずにはいられない。 ベイスターズ史上初の2位は、彼らルーキーの活躍なしには勝ち取れなかった。多くの先輩が当たった“2年目のジンクス”を乗り越え、来シーズンはさらなる成長でチームを高みに導く力となってくれると期待したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年01月04日 22時30分
西武、松坂獲得は終わりの始まり? 14年ぶりの古巣帰還、期待の裏で危惧される悪影響とは
松坂大輔(39)の古巣帰還が大きな混乱を呼びそうだ。中日での2年間を見る限り、「戦力」として期待されていないのだろう。今回の帰還について、スポーツメディアの大半は、「日米双方で実績を残した功労者に対し、西武が死に場所を与えてやった」と見ている。問題は帰還後の松坂がどんなことを考えて、野球に取り組むかだ。 「ニール(12勝)の残留が決まり、十亀剣(32)もFA権を行使した上で、チームに残ってくれました。ドラフト1位の宮川哲(24)は即戦力と評価されています。メジャー帰還も考えていたニールの残留が最大の投手補強ですよ」(プロ野球解説者) 要するに、「松坂抜き」でも西武は優勝争いができるというわけだ。だから、松坂に救いの手を差し伸べることができたのだろう。 「2017年オフ、松井稼頭央が帰還し、現在は二軍監督を務めています。球団として、チーム功労者を大事にしていこうと思っていることは間違いありません。フリーエージェント権を行使して退団した選手数は12球団でトップ。そういう悪いイメージも変えなければなりません」(前出・同) 松坂の帰還を決めた理由は他にもあった。「強い影響力を持つ先輩」が欲しかったようだ。これはプロ組織において、けっこう重要なことらしい。 「浅村栄斗(29)、牧田和久(35)のFA流出に、楽天の石井一久GM(46)の存在が大きく関わっています。西武で現役を終えた石井GMは引退後も、西武ナインに強い影響力を持っていました。ノホホンとした外見とは対照的な野球知識、メジャーリーグの実情などを詳しく話せるからです。浅村には移籍することによって得る利点を説明し、牧田のメジャーリーグ挑戦に関しても現地の日本人投手に関する評価などを教えていました。石井氏が楽天のゼネラルマネージャーとなり、後輩にアドバイスをする存在として、松坂が適任だという話になったんです」(球界関係者) FA権を行使するかどうかで迷っている選手がいたとする。球団は慰留の方向で説得し、昇給した年俸額も提示するだろう。その時、選手に話しやすい先輩がいたら、球団の評価が妥当なのかどうか、移籍することのメリット、デメリットも伝えられる。そんな役目を松坂に担ってもらいたいそうだ。 松坂ならば、米球界や怪我のことも相談できるだろう。日米の球団を渡り歩いた経験からも、西武の野球環境、単なる憧れだけでは米球界に挑戦できないことも伝えられるはずだ。松坂の渡米前を知る元西武選手がこう続ける。 「彼は性格も良いし、先輩からかわいがられるタイプ。後輩の相談役、アドバイザーとして期待されているのなら、松坂にとっても勉強になると思います。特に技術的なアドバイスに関しては勉強になります。言葉で技術を、それも相手に分かりやすく伝えるのは本当に難しいので」 しかし、今回の古巣帰還を危険視する関係者もいないわけではない。中日での2年間が特にそうだったが、調整はもとより、試合で登板するかどうかも、松坂の自己申告だった。二軍でも他の若手が登板の順番を待っており、数少ないチャンスを生かそうと必死になっている。中日が松坂を引き止めなかった理由に「他の選手に与える悪影響」もあった。最高の先輩、相談役になるには、まずは“空気を読む眼力”を持つべきだろう。でなければ、西武は崩壊してしまう。(スポーツライター・飯山満)
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総合格闘家・石井慧が歌手・林明日香とまたもスピード結婚 今度は大丈夫?
2013年07月06日 17時59分
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2013年07月06日 17時59分
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二所ノ関親方定年直前で引退の裏
2013年07月06日 11時00分
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日本ハム・大谷の“不敗神話”継続! 登板試合でチームは5戦4勝1分け
2013年07月05日 15時30分
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上原浩治の『暴力的ハイタッチ』が見いだした晴れ舞台の可能性
2013年07月05日 11時45分
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スポーツ
14場所ぶり いよいよ復帰で大注目も前途多難の蒼国来の名古屋場所
2013年07月05日 11時00分
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スポーツ
巨人との首位攻防戦に水差した! 阪神・和田監督にモノマネタレント・星奈々との不倫報道
2013年07月04日 15時30分
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スポーツ
下着盗撮逮捕のレスラー滝澤大志に無期限謹慎! 王座はく奪
2013年07月02日 15時30分
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スポーツ
場外スクープ 阪神VS巨人「広島カープの4番」緊急補強が天王山(2)
2013年07月01日 11時00分
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スポーツ
場外スクープ 阪神VS巨人「広島カープの4番」緊急補強が天王山(1)
2013年06月30日 11時00分
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スポーツ
場所前に対照的な白鵬と稀勢の里
2013年06月30日 11時00分
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スポーツ
ブルージェイズ・川崎 2日で天国→地獄→天国を経験
2013年06月29日 17時59分
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スポーツ
二軍戦で試運転 斎藤佑樹の復活と昨季ペナント覇者・日ハムの低迷
2013年06月29日 17時59分
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スポーツ
諏訪部早紀 大注目の水球五輪候補は バスト98Gカップ巨乳
2013年06月28日 16時00分
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日本ハム・大谷に“不敗神話” 登板試合でチームは負けなし
2013年06月27日 15時30分
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スポーツ
尾崎行雄死去 柴田勲が語る浪商VS法政二高 伝説の名勝負秘話(2)
2013年06月27日 14時00分
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尾崎行雄死去 柴田勲が語る浪商VS法政二高 伝説の名勝負秘話(1)
2013年06月26日 14時00分
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米球宴明けにも昇格? 松坂「メジャー早期復帰説」の光と影
2013年06月24日 11時45分
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モンゴル出身力士が活躍する理由
2013年06月23日 11時00分