スポーツ
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スポーツ 2020年01月04日 17時30分
「一度見たら忘れられない…」ファン以外にも衝撃! 2019話題となったプロ野球選手・OBの出演CM
一昔前は巨人戦を中心に毎日のように地上波中継が組まれたが、近年はめっきり少なくなってしまったプロ野球。この影響もあってか、プロ野球選手・OBが全国の地上波で流れるCMに出演するケースも減少傾向にある。ただ、そのような状況の中、2019年はプロ野球ファンの間で話題となった選手・OBの出演CMがいくつか誕生した1年となった。 2019年で最も大きな話題を呼んだ選手・OBの出演CMと言えるのが、11月29日からオンエアされているワイモバイルのCMの『親子deダンス編』。このCMには桑田真澄氏(元巨人他)と桑田氏の次男であるタレントのMattが共演し、CMで桑田氏とMattがペアでダンスを披露。また、途中には「Matt、お前の道をゆけ」という桑田氏のセリフに、Mattが「はーい!」と答えるやりとりも映し出されている。 CMでの共演はこれが初めてとなった桑田、Matt親子に対し、ネット上には「さすが親子!息ぴったり!」、「桑田とMattがハートマーク作るところは一度見たら忘れられない」といった反響が殺到。また、「桑田のセリフがぎこちなさすぎて笑える」、「Mattはもうずいぶん道を進んでるだろ(笑)」とセリフ部分に言及するコメントも多数寄せられた。 開幕直前の3月2日にオンエアが開始され、当時大きな注目を集めたのが松坂大輔(当時中日/現西武)、村田修一(巨人コーチ)の両名が共演したサントリー『伊右衛門』のCM。桜が舞い散る中、松坂に同学年の村田が「お前は俺ら世代の誇りだからよ。咲けよ、大輔」というエールと共に、持っていたボールを松坂に渡すという場面が描かれた。 2018年9月に引退した村田が、現役を続ける松坂に思いを託すという構図にファンからは「泣ける」、「松坂には村田の分まで頑張ってほしい」と感動の声が殺到。一方、「めちゃくちゃいいセリフなのに、村田が棒読み過ぎて頭に入ってこない」、「場面的には『咲けよ』だけど、村田の読み方だと『酒よ』にしか聞こえん(笑)」と村田の口調に対するツッコミも多かった。 10月1日にオンエアが始まったはごろもフーズ『ポポロスパCarbOFF』のCMには、巨人のキャプテンを務める坂本勇人が出演。CMは「やっぱ食事には気を遣いますよ。プロ野球は1年間本当に長いんで」と坂本が食事の大切さを語った後、同商品を食べて感想を述べるという内容となっている。 かつては王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏といったスター選手たちが頻繁に登場するも、近年はほとんどなかった巨人選手のCM起用。そのこともあってか、坂本のCM出演を伝える報道に対しては「巨人選手が出てるCMリアルタイムで初めて見た」、「昔はもっとたくさんの選手がCMに出てたよなあ」、「これをきっかけに他の選手も続いてほしい」といった声が多数寄せられた。 2019年は以上3つのCMが特に話題を集めたが、2020年はどのような選手・OBの出演CMが制作されるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月04日 11時30分
「アスリートのいいところを吸収したい」DeNA・山崎、スポーツ界の垣根を越えて“チーム康晃”を結成!
ハマの絶対的守護神・山崎康晃。今シーズンは7月17日のカープ戦で、最年少で通算150セーブを記録。毎年苦手としていた夏場の7月に1勝7セーブ、防御率0.75の好成績を収め、自身初となる月間MVPを受賞した。また最終的に30セーブを記録し、2年連続の最多セーブ投手の栄冠も手にした。 侍ジャパンでもストッパーとして活躍した山崎は、1月中に「暖かいところで異文化交流」をすることを画策していると明かした。「ゴルフや陸上界の日本を背負っているアスリート」と「(チームメイトの)上茶谷、齋藤(俊介)、阪神の尾仲」らにトレーナーなども含め、球団やスポーツのジャンルの垣根を越えて“チーム康晃”を結成。「精神的にも、肉体的にも、しっかり緩める」とリラックスを目的としつつも、「体幹など土台作りのほかに、栄養セミナーなど有意義な時間」を過ごすという。また、「(各界の)アスリートのいいところを吸収したい」とした。 山崎の特筆すべき面は多々あるが、特に称賛される点はストッパーという激務のポジションながら、入団から5年間大きなケガがないところ。1年目が終わった上茶谷と、昨年はケガしていた齋藤らに自らのオフの調整方法を伝授し、長年続けて活躍できる秘訣を伝える構えだ。上茶谷もケガをしない身体作りを学ぶ機会にしたいと目を輝かせている。 「後輩たちに胸を張って走っていけるように」 2020年はベイスターズの精神的支柱であった筒香嘉智がメジャーへ羽ばたくこともあり、ますますチーム内の存在感も増していくことが予想される。さまざまな世界から刺激を受け、常に新しいことに挑戦していく姿勢は、若手の多いベイスターズにはいいお手本にもなる。また各スポーツ界への相乗効果が期待されるであろう。「チーム康晃」はどのような成果を見せるのか。その点も楽しみだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年01月04日 06時30分
イッテンゴ“集中”の棚橋弘至、ジェリコと2年越しの対決【新日本1.5東京ドーム大会展望】
新日本プロレス『レッスルキングダム14』1.4、1.5東京ドーム2連戦の全対戦カードが発表された際、思わず二度見してしまったのは私だけではないはずだ。4日のカードに棚橋弘至の名前がなかったからである。 「みんなが引導を渡してくる」 今年の『G1クライマックス29』を負け越しで終えた棚橋は、珍しく弱音を吐いた。昨年メインを務めた東京ドーム大会の試合後に「東京ドーム2連戦は俺が何とかします!」とまで言い切ったのが嘘のようだった。 ビッグマッチでゲスト解説を務めているときには「俺、何で解説してんだろう」と思ったこともあったようだが、この男のすごいところは常に“種まき”をしていること。6月の大阪城ホール大会で、試合後もオカダ・カズチカを襲撃し続けたクリス・ジェリコと乱闘し、爪痕を残したことが、今回、ジェリコ側からのアピールにつながり、棚橋にとって東京ドームにふさわしいカードが転がり込んできたのだから、さすがは棚橋といったところだろう。 「めっちゃ気になってるんで、この後(控室に)戻ってみようと思ってます」 今から2年前、ジェリコがケニー・オメガとドリームマッチを行うため、新日本の東京ドーム大会に参戦したとき、棚橋は満身創痍。まだモンスター化する前のジェイ・ホワイトの凱旋試合の相手を務め、ハイフライフローで勝利を収めた。インタビューブースで質疑応答が終わった後、雑談の中で「クリス・ジェリコ選手には興味がありますか?」の問いに笑顔で応えてくれたのを思い出す。あの頃から棚橋の頭の中にはジェリコと闘うビジョンは描かれていたはず。2年越しに実現する今回の一戦は必見だ。 12.8広島・広島グリーンアリーナ大会ではジェリコから「ドームがオマエの引退試合だ!」というビデオメッセージのアピールに対し、棚橋は「軽々しく引退なんて言うなよ。俺はまだまだ引退なんてしないから。ただ、オマエの引退試合にしてやるよ」と応戦。デビュー20周年記念試合で「もう一度、IWGP(のベルトを)巻くから!」と叫んだ気持ちを今回、ジェリコにぶつけることだろう。棚橋弘至の2020年は愛するファンとともにハッピーな幕開けにしてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月03日 22時30分
ドームだけじゃない!GHC3大選手権開催【ノア1.4&1.5後楽園ホール展望】
今年は新日本プロレスが1月4日だけでなく、5日も東京ドーム大会を開催することから、国内はもとより世界中からプロレスファンが東京に集結すると言われている。今年は4日が土曜、5日が日曜。正月休みが5日までという会社が多いのも影響しているようだ。 東京ドームの隣にある後楽園ホールも1日からスケジュールが埋まっている。そんな中、昨年新体制を発表して新たな道を歩み始め、今年旗揚げ20周年のメモリアルイヤーとなるプロレスリング・ノアは、新年4日と5日に後楽園ホール大会2連戦を決行。5日は昼興行のため、新日本のドーム大会とは“ハシゴ”可能だが、4日は夜興行のため丸被りに。規模の差はあるが、興行戦争となった。 「業界2位ではなく1位になる」「僕らが目指す場所は日本武道館」 これはノアの“若きエース”清宮海斗の力強い言葉。ノアは4日の大会をビッグマッチと位置付け、チケットの料金もビッグマッチ仕様に設定した。さらに5日の大会は入場テーマ曲が流れて対戦カードが分かるという当日発表の形式に。この戦略が見事に当たり、両大会とも前売りの売り上げは順調だという。 1.4後楽園大会のメインはもちろんGHCヘビー級選手権試合。王者の清宮海斗に潮崎豪が挑戦する。その他、GHCジュニアヘビー級選手権試合ではHAYATAに小川良成が挑戦。さらに、GHCナショナル選手権試合として杉浦貴にマサ北宮が挑む。4日は豪華なGHC3大選手権試合が開催される。どの組み合わせも好勝負になるのは間違いない。ノアの並々ならぬ気合いを感じる大会である。 さらに丸藤正道、田中稔が、ダグ・ウイリアムス、クリス・リッジウェイとタッグ対決。中嶋勝彦はあのマイケル・エルガンとシングルで激突する。これは大注目の試合だろう。拳王と稲村愛輝は、鈴木秀樹、岡田欣也とのタッグ対決が発表された。翌5日の対戦カードは、この日の試合結果が反映される可能性が高い。それだけに、既にドーム大会のチケットを購入しているファンにとっては悩ましいところ。ドームと後楽園を往復するファンもいるのではないだろうか。 ノア20周年の幕開けはこの後楽園2連戦から始まる。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月03日 18時00分
イチローが東京五輪「聖火最終ランナー」最有力
東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレー・最終ランナーをめぐり、取材合戦が激しさを増す中、この年末になって本誌編集部に飛び込んできたのが「イチロー氏に内定」の情報。官邸サイドに「国民栄誉賞は辞退するが、オリンピックはOK」の返答が届いたという。その背景を探る! 右手でトーチカを垂直に構え、左手を上腕部に添えて聖火台に点火――。あのイチロー(46)のポーズが、7月24日の東京五輪の開幕式を盛り上げる可能性が高まった。 オリンピックの最終聖火ランナーは、その国を代表するアスリートが務め、当日まで公表されない。1996年アトランタ五輪では、元世界ヘビー級王者のモハメド・アリ氏がパーキンソン病の震える手で点火し、感動を呼んだ。 1964年東京五輪では、広島に原爆が落とされた1945年(昭和20年)8月6日、投下1時間半後に広島県三次市で生まれた早稲田大学競走部の坂井義則さん(故人)が最終ランナーを務めた。400mと1600mリレーで強化選手に選ばれたものの、代表選考会で敗退。しかし、「広島への原爆投下の日」という象徴的な日に生まれた19歳をサプライズで起用し、戦後日本の復興と平和の大切さを世界にアピールした。「今回の東京五輪は『復興五輪』をテーマに掲げており、東日本大震災からの復興と原発を含めたエネルギー問題を世界に発信します。大会のシンボルである聖火を掲げる最終ランナーは、開閉会式の演出を総合統括する能楽師の野村萬斎氏を中心に東京五輪組織員会、東京都が検討しますが、現在、有力視されるのは5人。ソチ・平昌冬季五輪で金メダルを獲得した男子フィギュアの羽生結弦選手、脳梗塞で倒れながらリハビリに励んでいる巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏、今年2月に急性リンパ性白血病を公表し、東京五輪を断念して次のパリを目指す競泳の池江璃花子さん、アトランタ五輪で金メダルに輝いたマラソンの高橋尚子さん、そして、日米通算で4367安打を放ち、今年3月に現役引退したイチロー氏です」(スポーツ紙記者) 当初、キーワードが「復興」であることから、東日本大震災で被災した宮城県にゆかりが深い羽生選手が最有力視されたが、小池百合子都知事が「ぜひ一緒に大会を盛り上げるような役割を担っていただければよいと思っております」とイチロー氏の起用を強く望み、状況が一変。来年7月5日投開票の東京都知事選で「小池都知事に勝てる候補はいないのではないか」と判断した安倍晋三首相が、支援に回ったという構図だ。「兵庫県芦屋市出身の小池都知事は、国会議員時代に兵庫県内を地盤として活動し、阪神・淡路大震災を経験している。その際、オリックスを優勝に導いたイチロー氏が、被災した人たちにいかに大きな希望を与えたかを知っている。それが、マラソン競技の札幌市への開催地変更など、東京五輪組織委員会の森喜朗委員長にこれまで煮湯を飲まされ続けてきた。五輪のハイライトである最終ランナーの選考では、何としても存在感を示そうとしているのだろう」(自民党都議連首脳) 開催時期が猛暑のピークであることから、体調面を考慮すると、長嶋さんと池江選手は難しい。今年4月に恩師でマラソン指導者の小出義雄さんを失った高橋尚子さんを期待する声も多いが、彼女は五輪組織委のメンバーで選ぶ側の立場だ。「残るは羽生選手とイチロー氏の一騎打ちと見られていましたが、なぜか羽生選手には新国立競技場のある東京都ではなく、宮城県で走る案が急浮上しています。“見えざる何か”が動いているのかもしれません」(前出・記者) 伏線はあった。安倍首相は11月26日、首相公邸にイチロー氏を招き、2時間にわたって会食している。目的は、小泉政権で2回、安倍政権で1回辞退されている「国民栄誉賞」の4度目の打診だったというが、その日はオリックスの井上享社長と三井住友銀行の高島誠頭取とともに訪問したため、首相の立場を忖度し、辞退をほのめかしながらも明言は避けたという。「断られることが分かっていながらイチロー氏を招いたのは、もう一つ理由があったからです。それが、聖火リレーのアンカー。打診というより、最終ランナーについて意見を求めたようですが、意外にも興味を示したため、首相周辺が『いける』と期待していたところ、年末になりイチロー氏サイドから前向きに検討する旨の意思表示があったそうです」(衆院議員秘書) これまで国民栄誉賞を辞退してきたのは、弓子夫人が「政治とは距離をとってほしい」と反対していたことが大きい。しかし、いかなる種類の政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じている五輪は別。生涯アスリートを目指す夫にふさわしいと考え、逡巡する夫の背中を押したのだろう。 東京五輪の国内聖火リレーは3月26日に、元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の澤穂希さんや佐々木則夫元監督らのワールドカップ優勝メンバーが福島県のJヴィレッジを出発。東京都は巨人の原辰徳監督や歌手の石川さゆりさん、神奈川県はDeNAのラミレス監督や俳優の加山雄三さん、愛知県は将棋の藤井聡太七段、大阪府は歌舞伎の片岡愛之助さんといった豪華メンバーが走る。 最終ランナーは、これらを上回る「超大物」が必要。イチロー氏以上の適役はいない。
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スポーツ 2020年01月03日 17時30分
オカダの正論か?飯伏の覚悟か?メインにかかる期待【新日本1.4東京ドーム大会展望】
新日本プロレス毎年恒例の東京ドーム大会『レッスルキングダム』。今年は史上初の2連戦(1.4、1.5)を開催するとあって、どんなカードが組まれるのか注目が集まっていた。 1.4大会では、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに飯伏幸太が、IWGPインターコンチネンタル王者ジェイ・ホワイトに内藤哲也がそれぞれ挑戦する。勝者同士がお互いのタイトルを懸けて、敗者同士はスペシャルシングルマッチとして、1.5大会で対戦する。2本のベルトを誰が独り占めするかに注目が集まっている。 もともとは内藤が提唱した“史上初”となるIWGP2大王座の同時戴冠構想。これを具現化させるべく走り出したのが『G1クライマックス29」を制し、1.4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を得た飯伏だった。さらに、これに乗っかったのが内藤からインターコンチ王座を強奪したジェイである。そう、IWGPヘビー級王者であるオカダは唯一“乗り気”でないのだ。 「金メダル持ってるのに銀メダルもいらないでしょ?」 オカダの主張は正論だ。しかし、飯伏は「プロレスをもっと盛り上げるためには2つのベルトが必要」と言い切っている。内藤とジェイはどちらかと言えば自分自身の記録のためというニオイを感じるのだが、飯伏からは“プロレス界のため”という覚悟が感じられる。1.4大会でオカダが防衛に成功すれば“プロレス界のため”に2本のベルトを必要としていた飯伏の意思を誰も知らないまま終わってしまう。 一方のオカダもIWGPヘビー級王座の「金メダル」としての価値を磨きたいところ。1.4大会はメインの勝敗が全てと言っても過言ではない。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月03日 11時30分
広島、本拠地は敵ファンの居心地が悪い? 2年連続V逸なら味方ファンも足が遠のくか
もし、広島が2年連続で優勝を逃すようなことになったら…。 各球団の観客動員数はすでに発表されているが、2020年は広島東洋カープの人気が改めて試されるシーズンともなりそうだ。※ ※(観客動員数) (1試合平均)19年 222万3619人 3万1319人18年 223万2100人 3万1001人17年 217万7554人 3万0670人※ ※ 観客動員数が19年シーズンで落ちたのは、主催ゲーム数が前年の72試合から1試合、減ったため。ペナントレースが全143試合で、主催71試合と同72試合が交互にやってくるのだから仕方のないこと。1試合平均で見ると、優勝した18年よりも、4位に転落した19年のほうが高い数値を出している。「ペナントレースの敗戦は影響しなかった」と言えるが、2年連続でのV逸となった場合は考えなければならない。それは、広島の本拠地・MAZDA Zoom−Zoom スタジアムマツダ(以下=マツダスタジアム)は、ビジターファンにとって、応援しにくい球場と位置づけられているからだ。 「マツダスタジアムは、一部の対戦カードに限り、ビジターファンの応援席となる三塁側も広島ファンに開放しています。広島ファンとビジターファンを分けてチケット販売をするなど工夫もしています。でも、ビジターファンは居心地の悪い思いをしています」(球界関係者) 広島球団のHP上では、DeNA、中日、ヤクルト、オリックス戦では三塁側も広島ファンに開放する旨が記載されていた。 対戦カードによって、観客動員数にばらつきが出るのは仕方のないこと。空席にするくらいなら、確実に動員が見込めるホームの広島ファンに開放したほうがいい。しかし、ファン同士のトラブル、悪意のある一部ファンがビジターチームの応援席のチケットを買って、ほかのところで立ち見をするなどのトラブルも報告されている。 広島球団はその改善策にも努めてきた。トラブルが完全解決しつつあることは強調しておきたいが、ライバル球団からはこんな情報も聞かれた。 「広島ファンは東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、ナゴヤドーム、甲子園にも来てくれます。ビジター側を確実に満席にしてくれる有り難いお客さんです」 聞けば、広島県からライバル球団の本拠地球場に来て応援しているファンもいるそうだ。何が言いたいかというと、広島ファンはライバル球団の主催ゲームも満員にしているが、マツダスタジアムはその熱気のあまり、ビジターファンにとって、応援に行きにくい球場となっている。つまり、地元広島県のファンが成績不振で離れてしまったら、観客動員数もガタ落ちしてしまう危険性も秘めているわけだ。 「広島球団の人気を支えてきたのが、カープ女子。彼女たちの目に今の広島がどう映るのか…。人気の鈴木誠也も結婚し、ファン層が変わって来るかもしれません」(ベテラン記者) まずは、ペナント奪回。新しいスター選手の出現が待たれる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月03日 06時30分
オリックス、ドラフト2位“逸材”紅林弘太郎を大型内野手に!
「ホントにいい刺激というか。まだ見たことがないから何とも言えないですけど、テレビであれだけ出ている人を間近で見られるというのは本当にいい経験になりますね」 世界野球プレミア12で好投を見せたオリックスの“神童”山本由伸のピッチングをテレビで見たドラフト2位ルーキーの紅林弘太郎内野手は、指名を受けた日にも「山本由伸投手を近くで見てみたい」と語っており、数カ月後にはチームメイトになる由伸を見て、改めて衝撃を受けたようだ。 12月14日に大阪市内のホテルで行われた新人選手入団発表記者会見では、背番号「24」のユニフォームに袖を通し「やっとプロ野球選手になったという実感が湧いてきました」と笑顔で語った。 会見では「期待をしてもらっているので、応えられるようにしっかり努力していきたいです。身体は大きいですが守備力と、あとは肩だったり長打力も。特に右にも左にも長打を打てるというところを見てもらいたいですね」と、しっかり前を向いてハッキリとした口調で話していた。西村徳文監督が「みんな堂々としている」と印象を語っていたが、紅林は間違いなくその一人と言えるだろう。 どんな選手になりたいか、の問いには「オリックスではないんですが…巨人の坂本選手が憧れです。球界を代表するような選手になりたいです」と、ドラフト指名時と同じく巨人の坂本勇人の名前を出した。186cmと恵まれた体格で「守備には自信がある」だけに「課題は打撃」とのこと。合同自主トレや春季キャンプでは「野球をやりながら野球に必要な筋肉を付けていく」と体づくりにも励むとした。 ショートが守れる右の大型内野手はオリックスにとってウィークポイント。紅林をしっかり育成できるのか、首脳陣の手腕も問われることになる。他球団の編成が悔しがり、福良淳一GMが絶対に欲しかったという逸材を獲得できたのだから、球界を代表する大型内野手に育ててもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月02日 22時30分
DeNA・筒香、レイズ入団は「ベビーシッター」のおかげ? 移籍市場の“仕掛け人”、億単位の大金を得る人物も
けっこう、儲かるみたいだ。 筒香嘉智外野手(28)がタンペベイ・レイズと、そして、山口俊投手(32)がトロント・ブルージェイズと契約した。筒香は「2年総額1200万ドル(約13億1000万円)、山口については、「2年契約、年俸300万ドル」と伝えられていた。 米FA選手の交渉の場でもあるウィンターミーティングを取材した米国人ライターがこう言う。 「筒香、山口ともに良い代理人を選んだと思います。特に山口に関してはポスティングシステムで米球界に挑戦するといった情報が聞こえてこなかったので、どの球団も彼に関する情報が不足していました。DeNA時代にクローザーも経験しており、先発とリリーフの両方ができることを説明し、その両方に関する詳細なデータを提示していました」 その代理人稼業だが、米国では「ベビーシッター」の通称で呼ばれている。プロスポーツ選手が社会生活に適応できていないことへの皮肉もあるようだが、「こんなことまで面倒をみるの?」という代理人の大変さから、そう呼ばれるようになった。しかし、かなりの報酬が見込める職業であり、彼らは法律、金融知識、経営などの専門知識も持ったインテリだ。 筒香の代理人を務めたジョエル・ウルフ氏だが、今回のレイズとの契約で得る報酬は60万ドル(約6550万円)と推定される。スポーツの競技種目によって“相場”が異なるが、「メジャーリーグでは年俸額の5%」と言われる。穿った見方をすれば、交渉でゴネまくり、年俸を釣り上げれば、自身の懐に入る額も高くなるというわけだ。 「松坂大輔がメジャーリーグに挑戦した際、その代理人を務めたスコット・ボラス氏が再び注目を集めました。19−20年オフの米FA選手3傑の代理人が、偶然にもボラス氏だったんです。この3選手とも長期高額の大型契約となるのは確実で、一時期、『ボラス氏が1億ドル(約110億円)を得る』なんて報道も出ました」(特派記者) 近年、メジャーリーグにおけるFA市場では契約が遅延傾向にある。メジャーリーグ全体としての観客動員数が減少傾向にあり、その一方で各チームの主力選手は確実に成績を上げており、球団側の払えない事情と、選手の昇給必至の実態がぶつかり合うからだ。 また、筒香は大成功を収める可能性も高い。近年、どういうわけか、レイズの所属するアメリカン・リーグでは左打ちのスラッガーからMVPが出ていない。筒香は左ピッチャーも苦手にしていないので、チャンスはある。 「アメリカでは州ごとに税金を払わなければならず、慣れないと生活も面倒なんです。水道が壊れたら、その修理依頼の電話もできず、代理人に泣きついてきた日本人メジャーリーガーもいました」(前出・米国人ライター) まさに、ベビーシッターだ。しかし、こんな言い方もできる。代理人が何かの意図を持って交渉し、選手を動かせば、次年度のペナントレースの順位も変えてしまう、と。プロスポーツ界を“裏・操作”する快感と、大金。代理人稼業は辞められない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月02日 17時00分
清原和博氏、「名将となる条件」が備わっている? 森・長嶋ら名監督に師事した経験を活かせるか
清原和博氏が指導者人生をスタートさせた。 去る11月30日、メジャーリーグ挑戦を目指す日本人選手(アマチュアを含む)、NPBとの契約を希望する外国人選手をサポートしていく「ワールドトライアウト2019」(以下=WT)が開催された。巨人、西武で活躍した高木勇人投手が2回無安打と好投したが、ファンの注目は清原氏に集まっていた。 「WTで合格した選手たちによって、チームが編成され、社会人、独立リーグなどと試合をしていくと聞いています。清原氏の采配が見られるのはその時」(スポーツ紙記者) 清原氏は監督として成功できるのか…。WTの概要が説明された会見では、「挑戦、再起を目指す野球人にとってもっとも適した人材」と、彼を抜てきした理由が伝えられていた。しかし、批判的な声もないわけではない。 「彼が指導者の勉強をしてきたという話は聞いたことがありません。引退後、プロ野球中継のゲスト解説を何度か務めましたが、プレーや試合展開を的確に読んでいたようには見えませんでしたが」(プロ野球解説者) 過去の話をしても仕方がない。しかし、これだけは断言できる。清原氏には「名将となる条件」が備わっている、と。 プロ野球界には、こんな“格言”がある。監督になれるかどうかは、持って生まれた資質も大きいが、歩んできた野球人生によって決まる。名将と呼ばれる監督は、現役時代、必ず、名将の下で野球をやっている――。 清原氏は西武黄金期を築き上げた森祇晶氏の下で、野球を学んだ。巨人では長嶋茂雄氏、オリックスでは仰木彬氏(故人)の下で活躍してきた。 「チームを優勝に導いた指導者には、独特の感性があります。勝負どころを読み取る眼力、ペナントレースを制するため、選手に発奮させるタイミング、勝敗を度外視して選手を育てなければいけないところも見極めています」(球界関係者) 新任監督は自身の現役生活において、もっとも影響を受けた指揮官の采配を踏襲するとも言われている。 西武を指揮していたころの森氏は打順を変更する時、その対象選手を呼び、その理由を的確に説明していたという。打順を下げられれば、面白いはずがない。しかし、チームの勝利や今後の成長に必要なことなどを伝え、納得させていた。 独特の感性と言えば、長嶋氏の右に出る者はいない。若手選手を抜てきする際、失敗のリスクも覚悟しなければならない。それでも、抜てき後にチームにもたらす相乗効果を優先させ、そのタイミングを試合の中で感じ取っていた。 「仰木氏は、迷ったら、最後は選手のためになるのはどちらなのかを考えていました」(ベテラン記者) 高校時代はPL学園を甲子園の常連校に引き上げた中村順司氏に学んだ。これほど恵まれた環境で学んできた野球人はほかにいない。 先のWTだが、清原氏のユニフォームの背番号は「3」だった。FAで巨人への移籍を決意した時、「背番号5」を勧めたのは森氏だった。五大陸、そんな壮大な思いを込めて勧めたそうだ。「5」ではなく、プロ野球人生をスタートさせた時と同じ「背番号3」を選んだ理由は教えてくれなかったが、「初心に戻って」の思いもあったのではないだろうか。「監督・清原」の采配に期待したい。(スポーツライター・飯山満)
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千葉ロッテが元阪神・ブラゼルを獲得 高年俸のDeNA・ラミレスより“格安助っ人”に白羽の矢
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日本ハム・栗山監督が非情采配 “リアル二刀流”デビューとなった大谷の勝ち星はく奪
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統一球問題で思い出される 昨夏の『コミッショナー再任決議』の内幕
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猫ひろし リオ五輪出場遠のいた!? ライバル選手にまたも完敗
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日本ハム・大谷 6・18広島戦での“リアル二刀流”挑戦が決定
2013年06月15日 17時59分
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サプライズ招集 ブラジルW杯にキング・カズがコーチ兼任出場
2013年06月13日 20時00分
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本領発揮のマリナーズ・岩隈 防御率のタイトル獲得チャンス
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投手としては1軍半 調整難しい日本ハム・大谷翔平
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猛虎・阪神が握る 巨人・原監督のクビ! 〜Gナインの心はすでに松井監督にシフトのベンチ裏〜(1)
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稀勢の里の失速に協会ガッカリ
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スポーツ
“元横浜の4番打者”古木克明が米独立リーグ入り! “ナックル姫”吉田えりとの対戦も実現へ
2013年06月07日 15時30分
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スポーツ
下り坂の原巨人にベンチ内不和
2013年06月07日 11時00分