東京ドームの隣にある後楽園ホールも1日からスケジュールが埋まっている。そんな中、昨年新体制を発表して新たな道を歩み始め、今年旗揚げ20周年のメモリアルイヤーとなるプロレスリング・ノアは、新年4日と5日に後楽園ホール大会2連戦を決行。5日は昼興行のため、新日本のドーム大会とは“ハシゴ”可能だが、4日は夜興行のため丸被りに。規模の差はあるが、興行戦争となった。
「業界2位ではなく1位になる」「僕らが目指す場所は日本武道館」
これはノアの“若きエース”清宮海斗の力強い言葉。ノアは4日の大会をビッグマッチと位置付け、チケットの料金もビッグマッチ仕様に設定した。さらに5日の大会は入場テーマ曲が流れて対戦カードが分かるという当日発表の形式に。この戦略が見事に当たり、両大会とも前売りの売り上げは順調だという。
1.4後楽園大会のメインはもちろんGHCヘビー級選手権試合。王者の清宮海斗に潮崎豪が挑戦する。その他、GHCジュニアヘビー級選手権試合ではHAYATAに小川良成が挑戦。さらに、GHCナショナル選手権試合として杉浦貴にマサ北宮が挑む。4日は豪華なGHC3大選手権試合が開催される。どの組み合わせも好勝負になるのは間違いない。ノアの並々ならぬ気合いを感じる大会である。
さらに丸藤正道、田中稔が、ダグ・ウイリアムス、クリス・リッジウェイとタッグ対決。中嶋勝彦はあのマイケル・エルガンとシングルで激突する。これは大注目の試合だろう。拳王と稲村愛輝は、鈴木秀樹、岡田欣也とのタッグ対決が発表された。翌5日の対戦カードは、この日の試合結果が反映される可能性が高い。それだけに、既にドーム大会のチケットを購入しているファンにとっては悩ましいところ。ドームと後楽園を往復するファンもいるのではないだろうか。
ノア20周年の幕開けはこの後楽園2連戦から始まる。
(どら増田)