プロレス大賞は1974年から毎年、東京スポーツ新聞社だけではなく、他媒体のプロレスマスコミも入る形で毎年行われている、プロレス界の中では最も価値ある賞とされている。
また、MVPの次に評価が高い年間最高試合賞(年間ベストバウト)は、新日本プロレス10.14東京・両国国技館で開催されたIWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカ対SANADAが受賞し、オカダは2冠となった。最優秀タッグ賞は、全日本プロレスの“暴走大巨人コンビ”諏訪魔&石川修司が、殊勲賞は全日本の3冠ヘビー級王者の宮原健斗、敢闘賞はプロレスリング・ノアGHCヘビー級王者の清宮海斗、技能賞は新日本G1クライマックス覇者の飯伏幸太、新人賞はドラゴンゲートのストロングマシーン・J、女子プロレス大賞にはスターダムのワールド・オブ・スターダム王者、岩谷麻優がそれぞれ受賞し、今年不慮の事故で亡くなられた全日本の青木篤志さんには功労賞が送られている。
MVP受賞を猛烈にアピールしていた全日本の宮原は、“新日本”“オカダ”の壁を崩すことが出来ず、無念の殊勲賞に…。今年のオカダは1.4東京ドームでジェイ・ホワイトとのシングルマッチで敗れたが、『ニュー・ジャパン・カップ2019』で優勝し、IWGPヘビー級王座への挑戦権を獲得すると、4月に新日本がアメリカROHとの共催ながら初めて開催したアメリカ、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会のメインイベントで、ジェイからIWGPヘビー級王座を取り戻し、6月にはクリス・ジェリコ、10月にはSANADAを相手に圧巻の防衛戦を行ったことが評価に繋がったと言えるだろう。
年明けの16日に行われる受賞式に、オカダはIWGPのベルトを持って来られるのか?1.4、1.5東京ドーム大会の結果が全てを握っている。
(どら増田)