WWE女子タッグチャンピオンチーム、カブキ・ウォリアーズのアスカ&カイリ・セインが“女王”シャーロット・フレアーと2対1のハンディキャップ戦で対戦した。
試合前、アスカは「誰やと思ってんねん。うちら全然勝てるし、アホか。無理無理無理無理!!!」と大阪弁で言い放って余裕を見せると、試合ではアスカがヒップアタック、カイリがスライディングDで攻め込みカブキ・ウォリアーズが主導権を握る。数で劣るシャーロットはスライディングキックやダブル・スピアーを決めて反撃するも、最後はアスカがシャーロットにフィギュア・エイトを決められたところで、交代していたカイリがトップロープから、インセイン・エルボーを炸裂させて3カウント。カイリにとっては、変則マッチながら格上のシャーロットからうれしい初勝利を奪った。
この試合では、毒霧を使わずに、巧みなチームワークでカブキ・ウォリアーズが勝利を収めたことが特筆すべきポイント。アスカだけでなく、カイリも顔面にペイントを施すなど“カブキ化”が止まらない。
日本人スーパースター“スタミナモンスター”戸澤陽が、196cmの長身を誇るドリュー・マッキンタイアとシングル対決した。体格で勝るマッキンタイアはヒザを突いたファイティングポーズで戸澤を挑発し、「リングから出ていけ」と忠告。
すると戸澤は一度リングを降りるそぶりを見せたが、不意打ちのドロップキックからトペ・スイシーダを決めて攻め込んだ。しかし、体格差で勝るマッキンタイアが戸澤を捕まえてアラバマスラムを決めると、最後はカウンターのクレイモアを炸裂させ、マッキンタイアがあっさりと3カウントを奪取。観客はため息をつくしかなかった。戸澤にとって対ヘビー級はロウで闘っていく上で、大きな課題になるだろう。
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