会見には木谷高明オーナー、原田克彦社長、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーと、スペシャルサポーターに就任した元プロレスラーで声優の相羽あいなが出席した。相羽はスターダム2020年のテーマ曲も担当し、来年4.29東京・大田区総合体育館大会ではライブパフォーマンスも行うという。
会見では、新体制のスローガンとして「目指せ!新日本プロレス超え」と、「女子プロレスをもっとメジャーに」の2つを掲げた。木谷オーナーは「あらゆるスポーツが男女半々となりつつあるのが昨今の流れ。世界のマーケットを考えればナンバーワンになる可能性は十分ある」と語り、グループ会社の新日本プロレスを超えてメジャー化するのは決して「夢物語」ではないと力説。
またスペシャルコーチとして、元新日本プロレスで、現在はテレビ解説を務めているミラノ・コレクションA.T.氏の就任を発表。ミラノ氏はAKB48が出演したドラマ『豆腐プロレス』でコーチを務めるなど女子の指導経験もあり、「普通の人が3〜5年かかることを1年でできるような練習をしたい」とコメントしている。木谷オーナーも「ロジックな教え方をしてくれる」と語るなど評価が高い。
新体制第1弾となる12.24東京・後楽園ホール大会ではメインで、ワールド・オブ・スターダム王者の岩谷麻優に、花月が挑戦。ワンダー・オブ・スターダム王者の星輝ありさに、小波が挑戦する。また、葉月の引退試合として、本人の希望で刀羅ナツコとの初シングルが決定した。
会見の最後で、アイスリボンから移籍騒動の末、最終的に円満退団してスターダム入団となったジュリアの入団を正式に発表。ロッシープロデューサーが、スターダムのジャージを渡すと、現在『テラスハウス』に出演している木村花が登場し「あんたのせいで、ウチらも迷惑してる。ハーフは1人しか要らない」とジュリアを罵倒。ジュリアも負けずに『テラスハウス』を引き合いに出し言い返すと、お互いに髪をつかみ合って大乱闘に。これは近年の女子プロレスでは見られないすさまじいものだった。
ロッシープロデューサーは、その場で両者に確認し、12.24後楽園大会でのシングル対決を決定。この一戦は緊張感あふれる危険な闘いになるニオイがプンプンする。この試合は観ておいた方がいい。
12月からはBS日テレ、TOKYO MXでのレギュラー放送も決定した。SNSでの発信も盛んで「まずは知ってもらいたい」という木谷オーナーの考えの下、大プロモーションを展開し、日常的にスターダムが目に入る環境を作っていく。スターダムは新日本を超えるムーブメントを築くことができるのか?12.24後楽園大会から新生スターダムが幕を開ける。
(どら増田)